40 : VenusBlood -RAGNAROK- ◆l1l6Ur354A 2017/02/02(木) 22:38:21.48 ID:vHYBUJey0
VenusBlood -FRONTIER-の戦いから500年。
前作の主人公、覇王ロキと彼に従属した四季の女神たちは歴史から姿を消し
アースガルズ皇国は主神オーディンの手により代理統治されていた。
しかしオーディンの死後、神族で構成される元老院はロキが唱えた神魔統一の理想を破棄。
再び神族と魔族が相争う戦乱の時代が始まろうとしていた。
主人公ヴァーリはロキの直系でありながら魔族の血が強かったことから疎まれヴァルハラを追放された皇子。
ヴァーリは神族至上主義を唱える元老院を倒すべく挙兵するが
対魔族戦の切り札として投入された新たな女神たちによって散々に打ち破られる。
圧倒的な力を前に死を覚悟するヴァーリだったが寸前、その命は謎の少年によって救われる。
ロキ。年若い姿に身をやつした死んだはずの覇王はヴァーリに聖樹の鍵を渡す。
お前が本当に覇王の器の持ち主だというならこの力でそれを証明してみせろ。
鍵により世界樹の力を引き出し女神たちに対抗する力を得たヴァーリは
仲間と共にかつての覇王と同じく女神を打倒し世界を統一する戦いに身を投じることを決意した。
各地を支配する女神たちとの激戦に次ぐ激戦。
その戦いの中でヴァーリは各地で暗躍し戦乱を助長する謎の組織、ヴィグリーズの使徒の存在を知る。
そして自分の軍師に収まったロキが力を貸すのは全てヴィグリーズの使徒を倒すためであることも。

41 : VenusBlood -RAGNAROK- ◆l1l6Ur354A 2017/02/02(木) 22:39:27.72 ID:vHYBUJey0
カオスルート

全ての女神を堕落させ支配したヴァーリ。
だが彼が覇王となるにはまだ二つの障害があった。
自分が地上を攻略する間に魔界の支配者へと登り詰めた親友ジーク。
そしてもう一人。これまで幾度となくヴァーリを救ってきたかつての覇王、軍師ロキ。
アースガルズ皇国の建国者であるロキの影響力は今も大きい。
ヴァーリはジークとの戦いの最中、近い将来邪魔になるロキの殺害を命じる。
だがロキとてヴァーリの思惑など見抜いている。
間一髪、難を逃れたロキは腹心の部下と共に姿を隠す。
歯がみするヴァーリだが今は戦の最中。気持ちを切り替えてジークとの決戦に集中する。
実力伯仲の両者の戦いは僅かな差でヴァーリに軍配が上がった。
しかし疲弊しきった両軍の一瞬の隙をついてロキはジークを殺害。
自分の戦闘力を色濃く受け継いだ子孫の霊格を奪い復活を遂げる。
ロキは血に溺れ神魔統一を戦いの大義名分として利用するヴァーリに覇王の資格なしと断じ協力関係を破棄。
かつて自分から力と女神を奪ったヴィグリーズの使徒を抹殺すると全種族の霊格を完全封印する冬幻郷の儀式を行おうとする。
差別や戦争は他者を優越する強者が生み出す悪。
ゆえに戦乱を巻き起こす強者そのものを消すことで平和を作り出す。それがロキの狙いだった。
だが無限の闘争を求めるヴァーリはそれを停滞した箱庭だと激怒し始祖たる存在に刃を向ける。


42 : VenusBlood -RAGNAROK- ◆l1l6Ur354A 2017/02/02(木) 22:40:06.55 ID:vHYBUJey0
かくして新旧覇王による最後の戦いが幕を開けた。
命を削る捨て身の戦いで一度は勝利を収めるヴァーリだが直後にロキの従属神であるノルンによりその霊格は封印される。
既に冬幻郷の儀式は完成していたのだ。それはヴァーリの実質的な敗北を意味していた。
もしも最初からロキがこの力を使っていればヴァーリ達は戦うことすら出来ず敗れていたのだから。
そうしなかったのは力なき世界を目指すロキ自身も自分の理想こそが唯一絶対の正義だとは考えておらず
世界の行く末を若き日の自分と似た道を突き進むヴァーリとの決闘の結果に委ねるつもりだったから。
だがロキの想いと子孫を諭すような言葉もヴァーリには届かない。
超えるべき目標に手加減されていた。その事実が羞恥の憤怒を燃え上がらせる。
ヴァーリは聖樹の鍵で限界を超えた力を引き出しロキを殺害。
唯一無二の覇王となったヴァーリは闘争が支配する弱肉強食の世界を作り上げた。

凶化カオスルート

特定条件を満たすとカオスから分岐。
ヴァーリは更なる力を求めて女神たちを怪物に改造しこの世を地獄に染め上げる。
だが力による支配はより強い力の台頭によって覆されるものである。
ノルンは荒廃する街でヴァーリに両親を殺された一人の少女と出会う。
彼女が後に魔族の支配から人々を救う光の女神イルダーナであることを今はまだ誰も知らない。


43 : VenusBlood -RAGNAROK- ◆l1l6Ur354A 2017/02/02(木) 22:41:23.30 ID:vHYBUJey0
ロウルート

暴虐の闇に支配されることなく女神たちと共に神魔統一の世界を着実に築き上げていくヴァーリ。
そんなヴァーリをロキは次世代の覇王として認める。
魔界の支配者となったジークを倒した二人にとって残る敵はただ一つ。
ヴィグリーズの使徒。元老院を利用して今回の大戦を引き起こした元凶だ。
その正体は遙か昔、神族と魔族が種族の存亡をかけて争った極夜大戦の亡霊たちだった。
絶大な力の衝突により世界そのものが滅ぶことを危惧した主神オーディンと魔王スルトが
休戦協定を結ぶことで終結した極夜大戦だったが命を捨てて戦った神魔たちはその決着が認められなかった。
彼らの願いは中途半端な形で終わった極夜大戦の再開と真なる決着。
だがそれは現在の世界の滅亡に他ならない。
星の未来を守るため新旧覇王はヴィグリーズの使徒が長ユミルに決戦を挑む。
過去を再現する神装ラグナロクの特性を逆手に取り自身を殺害させることで全盛期の力で復活した覇王ロキと四季の女神の援護もあり
ヴァーリはユミルを倒すことに成功するがユミルの呼び寄せた巨大惑星は既に落下体制に入っていた。
ロキは衝突を防ぐため自身の力で惑星を別の並行宇宙に飛ばすことを決意する。
それは長きに渡る戦いを駆け抜けてきた二人の覇王の永遠の別れを意味していた。
始祖を犠牲にしての勝利を躊躇うヴァーリだったがロキは覇王は二人も必要ないと笑い最愛の女神たちと共に別世界へと旅立っていった。


トゥルールート

2週目以降、一定条件を満たすとロウルートから派生する。
ユミルを早期に撃破し惑星の衝突も防いだヴァーリ達だったが直後に地の底で眠っていた極竜ニーズヘグが目覚めてしまう。
大地を毒に染めあらゆる生者を殺しつくすニーズヘグはまさに厄災の権化。
ヴァーリは総力を結集してこれを打倒するが剣を通して流れ込んできたニーズヘグの思念から
この獣が邪悪な存在ではなくこの星で殺しあう数多の神魔の姿を見たことで
「自分も仲間に入れてもらうために」殺戮の権化になったことを知りトドメを刺すのを止める。
その結果、ニーズベグはこの戦いで命を落としたロキやジークたちの魂を別世界へと運び転生させる星の船に改造された。
ロキはヴァーリにこの世界を任せると告げ仲間たちと共に新たな世界へと旅立つ。

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