多人数で神話を創る試み『ゆらぎの神話』の、徹底した用語解説を主眼に置いて作成します。蒐集に於いて一番えげつないサイトです。

 絶対言語において想定されうる概念

 どのような形であれ自己の存在は絶対である。どのような文化、文脈によっても捻じ曲げることはできない。

 なぜか、言語魔術師たちがこの概念を思い付いたという記録はない。単に残っていないだけなのか、当たり前だったのか、あるいは。

 表音方法に規定はない、表記も不定。言葉であるはずが、定義以外が不明なため、概念とされる。
 もしも発音あるいは表記できたのであれば、に触れる権利が与えられる。

【存在】の存在否定

特殊な意識状態における不成立

 夢、あるいは変性意識状態などの意識は自身の存在を肯定することが難しい。
否定への反論
 失神していない限り、意識はあるのは自明の理。真に意識が自身の存在を肯定できなければ、自分という枠組みは溶け、世界と自己が混在するであろう。
 外界の認識ができるならば、それは自他境界があることであり、自身が存在することをたとえ無意識下であれ容認することである。
 つまり、【存在】はどのような意識状態でもあり、認知されているのだ。

論理体系の必要性

 自身の存在を演繹するのにはある程度の賢さが必要である。その上、因果、論理という法則を必要とする。
否定への反論.1
 絶対言語は単一の解釈しか許さない言語ではあるが、誰でも喋れるものとはしていない。そもそもの絶対言語の定義が間違っているようだ。
 絶対言語は単に文化・文脈から自由になった文法をもつものであり、そういった人工言語はありふれている(たしかにそういった絶対言語は物理法則、数学法則などの非固定の論理を前提としているため、法則が変化したならば、解釈の多様性が生じるが、それはメタ法則たるへの不理解から生じる問題であり、ほとんど解決不可能であるため保留とする)。
 それが認められないのは、そういった絶対言語は習得が必要とされ、大衆の思う絶対言語、絶対的な意思の伝搬を行うものではないからだ。
否定への反論.2
 絶対言語は単に単一の解釈しかできないものではなく、それに加えて話者でない人にも、あらゆるものがそれが指す意味を理解させるものである。
 これは世界の根本法則に基づくからこそ可能なことである。多分、絶対言語の体系内で使われる概念はあまり重要ではないだろう。
 絶対言語の体系が他者に絶対的な対話を用意する。そこでの内容はあまり気に留めなくても良い。
 だから、キミは二つの間違いを冒した。
 一つ、前述の通り、自身の存在を演繹させるのは絶対言語の体系、構造であり、かりにできないとしても、存在が演繹できない問題は【存在】が絶対言語内の概念でないことを示唆しない。
 二つ、そもそも【存在】などという概念は絶対言語に至るのに必要ない。それはレースで一等賞になったときの賞品であって、レースで一等賞を得るための色々にはまったく関係がない。
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