パリピー

人物　魔法使い
【楽しき輪の魔法使い】　【ソウゾウしきもの】　【歓楽の王】　【饗宴そのものたるその主】
新板魔法使いリスト?NO.50
別名をパーリピやパリピプとも。

「人気」を得ること、仲間を増やして楽しく騒ぐことに全力を尽くした魔法使い。
人の歓心を買い、仲間を増やし、その中で人気を競い合ううちに、いつしか包摂より排除の方が得意になってしまった悲しい男でもある。

その素性は不明であるが、生前、当時の最貧国小ペルネーの話題をひたすら避けていたフシがあるため、おそらくそこが彼の故郷であると考えられる。

彼の魔法は「集団の形成と維持」に関わるものであり、彼はそれによって、嫌われる性質を持っていたり、ノリが合わない人物を「邪魔者」として「輪」の外にはじき出すことで、その仲間関係を強固なものとしていた。
そうして「仲間の輪」を大きくしていった彼は、最終的に「世界中全ての人を巻き込んだ祭り」をやろうとしたが、その「輪」の中からいつの間にかはじき出されてたのは、彼自身であったという。

その破滅が、誰か強大な別の魔法使いの仕業だったのか、あるいは彼がはじき出した者による復讐や彼自身による自殺だったのか、真相は今もって不明のままである。
彼の家には、無数の仮面を付けた群衆を描いた絵が残されており、その仮面はみな笑顔であったという。