ゆらぎの神話百科事典

生き物　巨人

神々の下僕。
神の求めに応じて召喚され、三体まで同時に存在することができることから、遠回しに「三人の下僕」とも呼ばれる。

五十頭、百手の姿を持つ巨人。そのあまりの非対称性と、冒涜的なまでの醜さ、知性の低さゆえに、使役する神々にも、敵対した神々にも、無論人間にも忌み嫌われている存在である。余りに混沌に近しい存在であるが故に、その姿を言葉で表すことはできないとされる。

文字で記した時の特徴こそパンゲオンやキュトスに似てはいるものの、そこに紀性や知性は無く、ただ胡乱な頭で、神に命ぜられた物の破壊を黙々と行うのみである。
その邪悪な性質から、人間に悪魔の同類と見做されることもある。

マレタの暗黒神がマレタ戦役で好んで使役したとされ、暗黒神ともども、地底に封印されている。