多人数で神話を創る試み『ゆらぎの神話』の、徹底した用語解説を主眼に置いて作成します。蒐集に於いて一番えげつないサイトです。

キュトスの姉妹
結界の六十二妹

累卵の記述項

2-59ミストチャイルド

「霧の魔女」「変気圧」

気圧を言葉の密度に対応させる能力を保有する。
ここで重要なのは、言葉の密度が気圧を変動させるわけではなく、周囲の気圧が彼女自身の言葉の密度を変化させるという事である。
言葉の密度というのは、純粋な言葉の量であるときもあれば語彙の複雑さ、コンテクストの豊富さの時もある。
基本的に低気圧の時はローテンション、高気圧のときはハイテンションである。

それとは別に霧に関連する魔術を扱うが、所詮はミブレルの二番煎じでしかない。
私とは長年コンビを組んだパートナー同士であったが、躁鬱が激しいというのも23番のフィルティエルトと
キャラが被っていて、正直個性に欠ける、面白みのない姉妹であった。
むしろ面白さを出そうとして滑ったりあんまり面白くなかったりする様が痛々しくて見ていられなかった。

ネクロゾーンを救出する作戦の際、悪魔騎士竜ダエモデクのブレスで蒸発し、霞と消えた。
大地との接続を断たれた彼女は私の目の前で異常なテンションで泣き叫び、消滅した。


彼女はヘリステラに見出される前、とある修道院で拾われ育てられていた。
その農家では多くの子供を抱えており、その中の一人であったミストチャイルドは厳しい戒律の合間を縫っていじめや悪事を繰り返す他の子供たちの攻撃から逃れるため、周囲の「空気」に過敏に反応する子供になった。
「空気を読む」ということに偏執的に拘り、空気を壊すことを極端に恐れていたのだ。
対人関係に常に緊張を抱え、ストレスに晒されていた彼女の精神は、魔女として覚醒した瞬間に変質を来たした。
周囲の「空気」そのものを自分の内面を変化させる媒体にしてしまったのである。
本来彼女はレフアコロアトといった変身する姉妹と同じような能力を有していたのだが、
極度の重圧に曝されていた彼女の精神は能力を捻じ曲げてしまった。

本当の力は「透明になる事」。
しかし彼女はこの力をその生涯で一度も使う事が無かった。

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