多人数で神話を創る試み『ゆらぎの神話』の、徹底した用語解説を主眼に置いて作成します。蒐集に於いて一番えげつないサイトです。

研究者


】は空想上の生き物であり、今尚其の実在について議論が交わされているが、猫が実在するという論理を強力に押し進めたのがリー・デヘルサルである。
自身が【万猫殿】からやって来たと称し、猫に関わる研究に多大な貢献をした。
彼の持つ知識量は大変なのものであるが、猫の実在を信じる者と、猫はあくまで空想上の生き物とする者達の中での評価は真二つに分かれている。

遍歴と人となり

リーデ・ヘルサルは【万猫殿】を出た後に各地を放浪し、その思想を広めつづけた。ジャッフハリム三世?の家庭教師を務めた事もある。という事は新史前?ジャッフハリム時代の人物か。

【未来の果てには闇があり、尻尾の後には雌猫がいる】
リーデ・ヘルサルの言葉には雌猫が多く引用されているが、彼が大変な好色家であり、無数の猫の親であり、無数の猫の夫である事が窺える。つまるところ、重婚の推奨こそが彼が真に行わんとした事の一つであるといえる。

重婚が認められている国は少ない。リーデ・ヘルサルの尽力はその大半が無駄に終わっている

「【万猫殿】の広さは地球よりも広く、星空よりも高い」という彼の言からもわかるように、リーデ・ヘルサルのいう事は基本的に大げさである。

リーデ・ヘルサルの最期は幾つかの説があるが、その一つにと戦い死んだというものがある。

猫との関わり

猫の哲学者リーデ・ヘルサルは【白金の指の猫騎士】の異名を持つ。
この称号の暗喩するところは・・・言うまでもないだろう。

白臥猫チルマフとリーデ・ヘルサルは義兄弟の契りを交わしている。しかしどちらも自分が兄だと言って譲らない。

リーデ・ヘルサルは人間であるとも猫であるとも言われている。
少なくとも、猫学の絶対的な権威であったことは疑い様も無い。

リーデ・ヘルサルによってもたらされた猫に関する知識は膨大な為、確かなものか検証する術がない。このことから、確かかどうか解らない言説を展開する際、
「リーデ・ヘルサル語りて曰く」のフレーズが用いられる。

名前の意味

リーデは指、ヘルサルはヘ(知性)ルサル(男根)を意味する。
別名として【指先の魔術師】という異名を持つ。

指根智男

リーデ・ヘルサルの別名。ゆびねともお、と読む。
つまり、リーデ・ヘルサルは指の付け根に「智恵」を宿す男なのだ。

住まい

リーデ・ヘルサルの本拠は十二賢者山脈の麓にある。
更に奥深く、中腹には猫騎士団が守護する最後の砦があり、その頂上には万猫殿に通じる扉があるという。

リーデ哲学

リーデ哲学
【三メートルのマタタビは三十匹の雌猫より尊い】
猫の哲学者リーデ・ヘルサルの言葉。先の展望や将来と言った理性的価値観ではなく、即物的な目先の利益の追求を至上とする【リーデ哲学】の性質を最も端的に表している。

「自分の指の届く範囲のことだけ気にかければよいのだ。」

リーデ哲学が謳ったのは、【色欲の解放】である。
彼が台頭してから暫くの間出生率が向上したのは偶然ではないだろう。

ヘルセル派とシルティアル派

猫の実在を主張する一派を【ヘルサル派?】、猫の実在を否定する一派を【シルティアル派?】である。
リーデ・ヘルサルとフィーリア・セア・シルティアルは晩年まで対立しつづける事になる。

フィーリア・セア・シルティアル
猫否定論者の一人。彼女の著書【反猫の挽歌?】は余りにも有名。「私は無軌道なる自由への疑問を放ちます。貴方がたの幻想は、果たして正しく人の生に機能しうるのでしょうか」

【:】

猫の哲学者リーデ・ヘルサルは自分の名を記すとき、いつも名前の前に二つの点を書き込んでいた。(【】内参照)
ちなみに、「縦に並んだ二つの点」は【猫】が一、チルマフのシンボルでもある。

名前の前に【:】を記すのはチルマフに対する敬意の表明であり、【・】を記すのは竜に対する敵意の表明である。
猫と竜とが決闘する際、【・】を付けて手紙を送るのが主流だった。
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