チルマフ

猫チルマフ＝猫騎士ビルカルテ

猫騎士ビルカルテは猫チルマフの【化身なる騎士】である。

かの者は【猫】にして【猫騎士】である。

白臥猫チルマフ。白目の無い白猫。
最も自由な猫であり、万猫殿にも属さない。
「縦に並んだ二つの点」(：)をシンボルとする。

黒長竜ディスタンクスは宿敵であり親友。
【紀元錘の守護竜クルエクローキ】とは憎しみを持って合い争う。

猫騎士ビルカルテ
最強の猫騎士とも呼ばれる、白臥猫チルマフの化身。チルマフは猫騎士ビルカルテの姿を
とって「犬」を滅ぼした種族の前に現れ、彼らに【犬】の名を与えた。そして
チルマフ（ビルカルテ）は、過去・現在・未来にわたり【犬】どもから最大の賛辞を受ける猫でもある。

白臥猫チルマフ

その爪は白磁の如し、その牙は象牙の如し、その髭は絹糸の如し、その瞳はルビーの如し、その毛並みは雲海の如し、その尾は紀竜の如し、その一鳴きは楽想の如し。
なにより強く、なにより貴く、なにものよりも自由なる猫。

【猫】の頭

本来【猫】に優劣はない。
しかしそれでもあえて【猫】の頭を選ぶなら、やはり白臥猫チルマフであろう。

万猫殿に属してない

チルマフは、【猫】達の里にして家たる【万猫殿】にも属してはいない。

チルマフの尻尾

白猫チルマフは古き戒律を改めるため、大熊マッファ?に助力を依頼した。
その際、マッファの「先人の遺産を踏みつけにする覚悟はあるか｣との問いにチルマフは自らの尻尾を切り落とし差し出す事で応えた。
大熊は尾を喰らい、彼と血縁三十六氏族が白猫に助力することを堅く約束した。
今、チルマフの尻尾が動かないのはつくりものの尻尾だからだ。

関わり

チルマフとディスタンクスの関係

対となる【黒長竜ディスタンクス】はチルマフの宿敵であり親友である。

チルマフとディスタンクス?の関係は複雑であり容易には説明しがたい。
両者の間にはあまりにも多様な反感、多様な友情、多様な感情がありすぎた。
しかしどうしても説明を二行に内に収めねばならなら、私は以下のように表現するだろう。

チルマフ「なかなかやるな！」
ディスタンクス「おまえもな！」

憎悪と苛立ちの対象クルエクローキ

【紀元錘の守護竜クルエクローキ】もまたチルマフの宿敵なわけだが、
クルエクローキのことは己が野望への道程に立ち塞がる障害程度にしか思っていない。
求めてやまぬ【紀元錘】を渡そうとせず、反撃の牙を向けるクルエクローキは
チルマフにとって憎悪と苛立ちの対象でしかない。

この【猫】と紀竜クルエクローキとの熾烈な戦いに巻き込まれ、新しい神レメスは危うく死に掛けたことがある。