月面儀礼の道

地理　地名　交通

月面にある「嵐の大洋」を地球から見て縦方向に横切る「道路」。
その地下には地球で言う「レイライン」「龍脈」に相当するものが伸びている。

宇宙人たちの集団「霊団（宇宙意識の神官団）」が月面で行う儀礼に用いる。

異星人でありながら地球の大気中でも装置なしで呼吸できる通称「アデプト個体」が
大気すらない宇宙でも活動できる「メイガス個体」へと変ずる通過儀礼において、
儀式参入者がこの道を歩いていく。

そもそも幅が狭く地球上の交通道路のように舗装されているわけでもない。
「月面儀礼の道」の存在を示すのはかつてそこを歩いた儀式参入者の足跡のみである。
アマチュアの天文ファンが偶然見つける、という事態はまず起こらないが、
一部の国の政府や研究機関にはその存在を知られている。
と、いうよりもわざわざ見せ付けている、というほうが正しい。

霊団にとってこの道で行う月面儀礼は地球上の別勢力に対する示威であり牽制でもある。