多人数で神話を創る試み『ゆらぎの神話』の、徹底した用語解説を主眼に置いて作成します。蒐集に於いて一番えげつないサイトです。

揺らぐ闇の混沌の世界があったが、名前を忘れてしまった。
私の知れる限りで最も古い世界の名は「ヌーナ」と言った。
彼/彼女はゆらぎの中から産まれた光で、1人では寂しかったので、自分の体から人やそれ以外の生き物を生み出した。それ故彼女の被 造物達もまた、ヌーナには及ばないものの光り輝いていた。
彼女は【平衡器】を創りだしてゆらぎを抑え、世界を安定化させた。これにより文明が発展しだした。
ヌーナはゆらぐ闇の中に煌めく光の世界だった。
彼女は満足して寿命で死に、斯くして世界は滅びた。ヌーナ/世界は幸福のうちに息絶えたが、彼女の構造物である被造物達が幸せに死んだのか、私には杳として知れない。

ヌーナが滅亡した後も平衡器は稼働し続け、ゆらぎを固定化し0と1を産みだした。
これら0と1によって作られた世界が、有と無の世界コルミュービアである。
この世界はチューリング完全で、無限セル・オートマトンであり、無限に広がり続ける事ができ、可也広大だった。
無限に近い時が過ぎ、コルミュービアは計算不可能な計算を計算できてしまい、その矛盾によって崩壊した。

コルミュービアを破壊した計算によって実行された世界がパノティオンである。コルミュービアが滅びたため、パノティオンが次の世界になった。この世界のエデンの園配置は神で、全知全能であり、自分を含むこの世の誰にも持ちあげられない石を創ってそれを持ち上げることができた。矛盾によって前の世界を打ち壊した神は矛盾を超越していた。パノティオンでは神が魔力を管理し、魔力的な事がめったに起こらず、「奇跡」とか「超自然」とかと呼ばれていた。魔力を管理したお陰で世界は安定し、パノティオンは永く続いた。
この世界では、様々な生き物が様々に神を想像し、主張したが、その一つとして神を正しく捉えたものはなかった。中には正鵠を射ているものもあったが、被造物たちの表現出来るスケールでは、神を表しきれなかった。
永劫の果てに、管理の隙間から漏れでた魔力が累積し、大悪魔を生み出した。神は全能であったにも関わらず、大悪魔と対消滅して可也派手に爆発四散し、その爆発によってコルミュービアは滅びた。

パノティオンが滅び、永い永い時が過ぎて、砕け散った神と悪魔と世界の残滓を養分に、ひとつの植物が生えてきた。ロディニオである。植物と言っても幹や枝はなく、ただ根で出来ていた。ロディニオは根の先から最初の生き物を生み出した。これが無/0(パンゲオン)で、有/1(ロディニオ)を食らうことを運命づけられていたが、すぐにはそうせず、ロディニオの上で眠りについた。
ロディニオはパンゲオンの後にも根の先から様々に生き物を生み出した。ロディニオは生き物であふれる世界となったが、太陽は生み出さなかった為、暗い世界になった。また、ロディニオは相変わらずそこに居たので、天蓋にロディニオを戴く世界となった。
パンゲオンはロディニオの上で寝ていたが、これが超多頭のけもので、無数の頭のなかには白目を剥いて寝ているのや、半目で寝ているものがいて、それはずっとというわけでなく、たまにではあったが、なんといっても頭がたくさんあり、その目が爛々と煌いていたので、チカチカと星のようにまたたいて見えた。まるで月のない夜空のようであった。
ロディニオの根から生まれた生き物の中に、ヒト?という種族がいて、その中にレストロオセという女が居た。彼女は根から生まれた生物の一つである鉱物を加工し組み合わせて、意識体を作る亊に成功した。鉱物は単純な生き物で、生態の法則性が比較的簡単であり、それらを組み合わせたのである。解析機関<アナリティカル・エンジン>とか中国語の部屋とかそんな感じ。彼女は意識体にペレケテンヌルと名づけた。

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