多人数で神話を創る試み『ゆらぎの神話』の、徹底した用語解説を主眼に置いて作成します。蒐集に於いて一番えげつないサイトです。

人物 現代神話

伏笠弐郎はゆらぎ市在住の男子高校生。学年は2年。金曜日の放課後、かならず異能バトルをしなくてはならないことを除けば、どこにでもいる少年。
戦闘時のスタイルは速攻で、どんな相手でも30分以内に打ち倒そうとする。30分という縛りは金曜日16時30分からやっているアニメ『機動戦艦アルセス?』をリアルタイムで鑑賞するため。
『機動戦艦アルセス』に関して本人曰く「大しておもしろくもない」という。それなのに一生懸命みるのは父親が制作しているから。伏笠は母子家庭の生まれで、ほとんど父親とあったことはなくて、たまに姿を現すと、そのとき父親の関わっていたアニメのおもちゃをもらっていた。


そんな彼の生活スタイルは【大扉?】の閉鎖と共に終わった。
ゆらぎ市内外の行き来が閉ざされる、ということは当然、テレビ放送の電波もまた遮断されてしまったのだ。


伏笠弐郎にとって【大扉】閉鎖による情報格差は大問題だった。
父のアニメはどうでもよかった。養育費の振り込みが遅れるのが困った。
とはいえそれすら彼にとってはどうでもよいことで、一番困ったのは、離婚したくせに父を想っている母が悲しい顔をすることだ。
それは父親と連絡をとれないせいだった。


【大扉】閉鎖の時は捩くれたまっすぐな軸上を刻々と近づいて来る。
伏笠弐郎は、

俺は、

俺は言語の上だけで生きているんじゃない。
言葉にならない後頭部の熱さが、走れ、と言葉を発した。


まさか閉鎖を防ごうというのか!
木戸野はホスト走りで伏笠を追いかける。


伏笠弐郎は公務員試験を受ける予定だったが、【大閉鎖】によって試験会場への入場が大変困難になってしまった。試験合格のための遠征を行い、ぎりぎりで入場するも回答欄を書き間違えたために不合格となる。
沈み込む伏笠弐郎だったが、母親が父親と再婚したために経済的問題は解決され、一安心することになる。一安心といってもまさか同じ相手と再婚するとはおもわず伏笠弐郎は愕然とする。伏笠弐郎には大学進学の道が開かれたのだが、愕然としている間に入試シーズンを逃してしまい、浪人生となってしまう。
このあと「いちゃつきが目に余る」「新婚さんを邪魔したくない」という理由で実家から出る。いちゃつきぶりが煩わしかったのは本当だが、実家を出た本当の理由は自分の将来を決められなかったので考える環境を必要としたため。
この自分探しのあいだ伏笠弐郎はたびたび金に困り、違法なアルバイトに手を染めた。定時制のほうに通っていた悪友の伏戌彦と再会し、ホテルや事務所に盗聴器を仕掛けるようになる。
さらに伏笠弐郎と伏戌彦はゆらぎ市の在住移民がいろいろと不当な扱いを受けていることを知り、わずかな報酬と引き替えに彼らの手助けを行った。これがきっかけで伏笠弐郎は司法書士になることを目指し、両親の援助のもと法学部に進学した。
その後、移民街に事務所(といっても安アパートだが)を構えて、言葉の不自由な移民たちに様々な便宜を図ることになる。


残党の拠点として移民街が襲われたが、これはまったくの錯誤だった。木戸野は移民を守るために戦いを始め、この課程でかつて異能バトルを行った伏笠弐郎と再会した。

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