ゆらぎの神話百科事典

アニメ?作品。

改造人間ケミカルトマトが悪の教団ミコト教に立ち向かう。『魔法少女きゆら』からのスピンオフ作品。

• 八鍬ミカ? (ケミカルトマト)

11歳の小学生。しかしその正体は改造人間ケミカルトマト。害虫を操る能力を持つ。

普通の小学生だったが、交通事故で死に掛けていたところをミノカワマコトの手によって改造され、改造人間ケミカルトマトとして生まれ変わる。当初ミノカワ率いるミコト教の手先として働いていたケミカルトマトだったが、金城ひろしの助けによって教団を脱走。正義の魔法少女(自称)として活動をはじめることとなる。

• 金城ひろし

植物学者。

ミコト教?から脱走したケミカルトマトを救う。人造人間となってしまった八鍬ミカに理解を示しており、自身の研究室を彼女の唯一心安らげる場所として提供している。過去にミノカワマコトとの因縁があり、ケミカルトマトのミコト教との戦いを援助する。

紳士的・良心的な好人物だが、植物学者としての才能は天才・ミノカワマコトと比べれば凡庸の域を出ない。ケミカルトマトの対をなすヘルシートマト?について研究している。

• ミノカワマコト（美濃川真琴）

ミコト教の教祖にして首領。マッドサイエンティスト。

自身を神と崇めさせる秘密結社的新興宗教ミコト教を興す。多数の教徒と戦闘員を従え、ケミカルトマト万能説に基づいた様々な陰謀を画策する。

八鍬ミカを改造人間ケミカルトマトに改造した。

• ポテト姉さん

• 八鍬ミカの両親

八鍬ミカの穏やかな父と母。

共働き。娘が改造されたことや、11歳から成長していないことに気付いていない。呑気で心優しいが役立たず。

• 魔法少女きゆら

バールのようなものを駆って戦場を駆け巡る血まみれマーメイド。

魔法少女委員会?から指名手配を受けている。金城ひろしが一方的にライバル視している魔法少女だが、ケミカルトマトのピンチの際には金城の頼みで救援に駆けつける。

『魔法少女きゆら』からのゲスト出演。

八鍬ミカがいた国のある土地で起こった『害虫』の大発生。
全ての作物や草花が食い尽くされ、樹木すらもボロボロに食い荒らされた中で
唯一ケミカルトマトのみがそれを免れた。

害虫の被害を決して受けない、トマトによく似た謎の野菜。
大虫害「ギャリソン」によって国中の農作物が劇的な被害を被った際、唯一まったくの無傷だった特殊な植物が発見された。この植物はトマトに酷似しており、またまるで農薬を使ったかのように綺麗であったため、ケミカルトマト (「有農薬のトマト」の意) と俗称されるようになった。
一種の思念波のようなもので『害虫』に食べられないように誘導しているらしいが、不明な点が多い。

今作における変身アイテム。ミコト教団でレベル2以上の『処置』を受けた戦闘員
は皆これを持っている。八鍬ミカが持つSoeurium?(スーリウム)もフェアリーギアの一つ。
改造人間はフェアリーギアを起動させることでチェンジリング?(怪人)に変身する。
ちなみにケミカルトマトはフェアリーギアを体内に持つ最後の改造人間である。
八鍬ミカ脱走以降、フェアリーギアは戦闘員の体外に設けられるようになり、
任務の時のみに支給されるようになっている。さらにそのほとんどが、
一定の時間が経つとチェンジリング化させる機能を失うように作られている。
これで改造人間が逃亡しても、怪人の力を持ったまま教団に歯向かい続ける事は出来なくなった。

• 身体強化

ここまでは、作品世界では一般的である。その範囲も広く、義足や義手を超小型のコンピュータを
使ってさらに滑らかに動くようにしたり、老化で体力が衰えた人のために筋肉や臓器の活力を
強める処置をしたりすることが広く行われている。ただし筋力強化は法律で制限されている。
ミコト教団では『第一段階』に位置付けられる。

• 精神変性?

これは手術や投薬により脳を改造し、精神を変えてしまうものである。
作品世界のほとんどの国の法律で厳重に制限されるか禁止されている。
ミコト教団では『第二段階』に位置付けられる。

チェンジリング(怪人)
フェアリーギアを起動させることで変身できる怪人。実は魔法少女ケミカルトマトも怪人である。
ミノカワによれば「人が自分を他の自分と取り替えた姿」だという。
あらゆる意味で人間とは比べ物にならない身体能力を持つ。特殊な力を持つものも多い。
ただし改造で肉体を強化し、精神を変性させていなければ、変身に耐えることはできないという。

怪人たちの名前は教団内に伝わる謎の歴史書『通史』に登場する人物からとられている。