オープンソースカンファレンス2007
目次
参加したセッションのメモです。
主に仮想化関連のセッションを受けてきました。私は以下の技術についてずぶの素人ですので、
何かメモ等におかしなところあったら指摘していただけるとありがたいです。
今回のカンファレンスで入門者レベルにはなれたかなぁと思っております。
※ 既にOSC2007のページにて資料が公開されていますので、
正確な情報はそちらを参照してください。
Open Source Conference 2007 Tokyo/Spring
http://www.ospn.jp/osc2007-spring/
講師:伊藤宏通さん(日本仮想化技術株式会社)
(コンピュータ(CPU,メモリ,HDDとか)電力,場所 etc...)
予想を外すと大変(特に足りない場合)
サービス種別毎の負荷特性把握が必要
異なるサービスを同時実行時の予測が困難
しかし現状は情報不足
評価方法がバラバラ あまりあてにならない
重要だが難しい
平均的な負荷・ピーク時の負荷・負荷の時間的な変化のパターン
既存サーバのコンソリデーション
1.実際に負荷計測
2.今のシステムにボトルネックは無いか?(I/Oボトルネックなど)
あるならば先に解消させておく必要性がある。
なぜか? →仮想環境に移した時に大幅にリソース消費量が違う場合がある。
新規の場合
要求性能を過去の経験・専門業者のデータなどから導き出す
負荷の時間的なズレを最大限に利用する。
仮想化ソリューションが持つ機能を活用する。
動的な資源配分
仮想マシンのホスト間移動
公正かつ信頼できるベンチマークが存在しない
設定変更 → 変化を計測できる
構成変更 → 変化を計測できる
再現性が高い 簡単であること 高価な機器が必要でないこと
仮想化環境の時計は信じるな
同時に複数の仮想マシンを計測
vConsolidate
SPECvm(仮称)
プロセッサの進化はどう影響するのか
(実験結果はグラフ等を含むので割愛:WEB資料アップロード待ち)
結果としてはコア数が増えるとスループット,レスポンスタイム共に有利
Dual → Quadは2倍以上の性能
マルチコアはVM環境でこそ生きる
最初にVMmark 本命としてSPECvm
講師:宮原 徹さん(仮想化友の会)
|仮想マシン技術|1台の物理的なハードウェア上で複数の仮想マシンを実行する技術|
|VLAN|1つの物理的なネットワークを複数の仮想ネットワークに分割する技術|
|VPN|複数の物理ネットワークを一つの仮想ネットワークに統合する技術|
A)ホストOS型仮想マシン
VMware, VirtualPCなど
1台のPCをソフトウェア的に実現
アプリケーションとしてインストールするタイプ
ホストOSが仮想化マシンに最適化されているわけではない
使い勝手がよい 導入や操作が容易
B)ハイパーバイザー型仮想マシン
VMware ESX Server, Xenなど
ホストOSなしに複数の仮想マシンを実行可能
パフォーマンスの点で有利(ホストOS型に比べて)
管理が大変
C)仮想環境
Solaris Zone/Containers, Virutuzzo, OpenVZなど
パフォーマンス◎(仮想化のオーバーヘッド少なく、メモリ使用量抑えめ)
それぞれのユーザに完全に別環境を割り当てるのは苦手
条件:ホスト間で共有されたストレージが必要
ネットワークの瞬断は発生するがTCPセッションであれば問題ナシ
FTP,ストリーミングが途切れなかった!
(Macアドレステーブルの書き換えなどは発生する)
Sambaとは相性が悪い
仮想マシンのメモリのさわり方がSElinuxから見ると不正なことをしているように見える。
CentOSにXenをインストール
サウンドドライバALSAを要求する
現在のCentに入っているバージョンでは古い。ソースからコンパイルしてください
HDDの性能は良い物を!
仮想化はI/Oのオーバーヘッドがキモ
講師:小田切耕同さん
目的
LDAPの情報交換/普及促進
今、システム認証基盤は注目されている。セキュリティ・個人情報保護法・内部統制・・etc
他のLDAP製品を比較・検討することが必要なのではないか?
(クライアント数で比例して上がるCAL(クライアントアクセスライセンス)が必要ない)
LDAP → ネットワークプロトコル
SQL → 言語
DirectoryサービスにはACID特性がない!
更新 → 即反映ではない
(レプリケーションを使った場合。master,slaveの関係がある)
頻繁なデータ更新には向かない
UTF-8でデータ入力する必要有り
10万単位でもH/Wの設計をしっかりすればOK
講師:岡本剛和さん
完全エミュレート OSの書き換え必要なし
パフォーマンスがが少し落ちる
準仮想化(Paravirtualization)
OSの書き換えが必要
(OSが、自分が仮想環境で動いていることを意識する)
パフォーマンスが良い
YaSTを使って仮想マシンが簡単に作成できる
NovellがWindowsドライバを今後提供。ボトルネックになるI/Oだけは準仮想化。
(資料には細かく書いてあるが割愛 うまくまとめられない;;)
一部で盛り上がっている
導入簡単 KVM&qemu
(Keyboard/Video/Mouse switchではない!)
Debian GNU/Linux
Vine Linux 4.0
SUSE Linux Server10
RedHat Linux Enterprise
Intel社のマイクロプロセッサに採用されているシステム仮想化技術
マイクロソフトにさようなら!Debianをインストールしよう。
H/W(Processor)にはInter VT , AMD-Vのどちらかが必要
(ちょっとこの辺りは濃い話で・・・資料待ち)
講師:裸電球さん http://hadakadenkyu.flnet.org/blog/index.html
"中止ボタンがしいたけに見えて困る"の開発者、裸電球さんによる「簡単な拡張の開発」についてセッション
CSS
JavaScript
フォクすけを初めて知ったんだけれども、このキャラは・・・良い。
http://foxkeh.jp/
さっそく"フォクすけといっしょ"使わせていただいております。
前書き
2007年3月16日/17日に行われたオープンソースカンファレンスに行ってきました。参加したセッションのメモです。
主に仮想化関連のセッションを受けてきました。私は以下の技術についてずぶの素人ですので、
何かメモ等におかしなところあったら指摘していただけるとありがたいです。
今回のカンファレンスで入門者レベルにはなれたかなぁと思っております。
※ 既にOSC2007のページにて資料が公開されていますので、
正確な情報はそちらを参照してください。
Open Source Conference 2007 Tokyo/Spring
http://www.ospn.jp/osc2007-spring/
ベンチマークに見る、仮想化のキャパシティプランニング
担当:日本仮想化技術株式会社 http://virtualtech.jp/講師:伊藤宏通さん(日本仮想化技術株式会社)
- キャパシティプランニング
(コンピュータ(CPU,メモリ,HDDとか)電力,場所 etc...)
予想を外すと大変(特に足りない場合)
サービス種別毎の負荷特性把握が必要
異なるサービスを同時実行時の予測が困難
しかし現状は情報不足
評価方法がバラバラ あまりあてにならない
重要だが難しい
- どのようにおこなうか?
平均的な負荷・ピーク時の負荷・負荷の時間的な変化のパターン
既存サーバのコンソリデーション
1.実際に負荷計測
2.今のシステムにボトルネックは無いか?(I/Oボトルネックなど)
あるならば先に解消させておく必要性がある。
なぜか? →仮想環境に移した時に大幅にリソース消費量が違う場合がある。
新規の場合
要求性能を過去の経験・専門業者のデータなどから導き出す
- 組み合わせによる負荷の最適化
負荷の時間的なズレを最大限に利用する。
仮想化ソリューションが持つ機能を活用する。
動的な資源配分
仮想マシンのホスト間移動
- 情報不在の壁
公正かつ信頼できるベンチマークが存在しない
- 仮想化とベンチマーク
- ベンチマークの要件?
設定変更 → 変化を計測できる
構成変更 → 変化を計測できる
再現性が高い 簡単であること 高価な機器が必要でないこと
- ベンチマークの掟
仮想化環境の時計は信じるな
同時に複数の仮想マシンを計測
- 提案されているベンチマーク
vConsolidate
SPECvm(仮称)
- ベンチマークの実例
プロセッサの進化はどう影響するのか
(実験結果はグラフ等を含むので割愛:WEB資料アップロード待ち)
結果としてはコア数が増えるとスループット,レスポンスタイム共に有利
Dual → Quadは2倍以上の性能
マルチコアはVM環境でこそ生きる
- まとめ
最初にVMmark 本命としてSPECvm
仮想化入門
担当:仮想化友の会 http://list.ospn.jp/mailman/listinfo/v-tomo講師:宮原 徹さん(仮想化友の会)
- 仮想化技術とは
|仮想マシン技術|1台の物理的なハードウェア上で複数の仮想マシンを実行する技術|
|VLAN|1つの物理的なネットワークを複数の仮想ネットワークに分割する技術|
|VPN|複数の物理ネットワークを一つの仮想ネットワークに統合する技術|
コメントメモ:VLAN, VPNは職業柄馴染みありますな。
- サーバ仮想化技術の分類
A)ホストOS型仮想マシン
VMware, VirtualPCなど
1台のPCをソフトウェア的に実現
アプリケーションとしてインストールするタイプ
ホストOSが仮想化マシンに最適化されているわけではない
使い勝手がよい 導入や操作が容易
B)ハイパーバイザー型仮想マシン
VMware ESX Server, Xenなど
ホストOSなしに複数の仮想マシンを実行可能
パフォーマンスの点で有利(ホストOS型に比べて)
管理が大変
C)仮想環境
Solaris Zone/Containers, Virutuzzo, OpenVZなど
パフォーマンス◎(仮想化のオーバーヘッド少なく、メモリ使用量抑えめ)
それぞれのユーザに完全に別環境を割り当てるのは苦手
- Xenライブマイグレーションデモ
条件:ホスト間で共有されたストレージが必要
ネットワークの瞬断は発生するがTCPセッションであれば問題ナシ
FTP,ストリーミングが途切れなかった!
(Macアドレステーブルの書き換えなどは発生する)
Sambaとは相性が悪い
コメントメモ:正直に素晴らしい技術だと思いました。仮想マシンとして動いているものが、瞬時に別のH/Wに移動しサービスを継続できるとは・・・。うまく取り入れればメンテナンスに気を使うことも減るかもしれない。
- 仮想マシンメモ
仮想マシンのメモリのさわり方がSElinuxから見ると不正なことをしているように見える。
CentOSにXenをインストール
サウンドドライバALSAを要求する
現在のCentに入っているバージョンでは古い。ソースからコンパイルしてください
HDDの性能は良い物を!
仮想化はI/Oのオーバーヘッドがキモ
日本LDAPユーザ会設立セミナー
担当:日本LDAPユーザ会 http://www.ldap-jp.org/講師:小田切耕同さん
- 日本LDAPユーザ会設立
目的
LDAPの情報交換/普及促進
今、システム認証基盤は注目されている。セキュリティ・個人情報保護法・内部統制・・etc
- Windows Active Directory
他のLDAP製品を比較・検討することが必要なのではないか?
- OSSを使うことの利点
(クライアント数で比例して上がるCAL(クライアントアクセスライセンス)が必要ない)
- LDAP入門
LDAP → ネットワークプロトコル
SQL → 言語
DirectoryサービスにはACID特性がない!
更新 → 即反映ではない
(レプリケーションを使った場合。master,slaveの関係がある)
頻繁なデータ更新には向かない
UTF-8でデータ入力する必要有り
- OpenLDAP
10万単位でもH/Wの設計をしっかりすればOK
SUSE Linux Enterprise 10 Xenの「今」と「これから」が分かる 〜先進導入事例紹介とSUSE最新ロードマップ
担当:ノベル株式会社講師:岡本剛和さん
- Xenにおける2つのモード
完全エミュレート OSの書き換え必要なし
パフォーマンスがが少し落ちる
準仮想化(Paravirtualization)
OSの書き換えが必要
(OSが、自分が仮想環境で動いていることを意識する)
パフォーマンスが良い
- YaST
YaSTを使って仮想マシンが簡単に作成できる
- 準仮想化のドライバを提供
NovellがWindowsドライバを今後提供。ボトルネックになるI/Oだけは準仮想化。
(資料には細かく書いてあるが割愛 うまくまとめられない;;)
コメントメモ:SUSE Linuxのマスコットキャラクター(カメレオン?)が気に入りました。あのヌイグルミ欲しかった・・・。
仮想化技術とDebian
担当:仮想化友の会&東京エリアDebian勉強会- KVM : Kernel-based Virtual Machine
一部で盛り上がっている
導入簡単 KVM&qemu
(Keyboard/Video/Mouse switchではない!)
- KVM上で動作確認しているOS
Debian GNU/Linux
Vine Linux 4.0
SUSE Linux Server10
RedHat Linux Enterprise
- KVMでブートOK
- KVMで動作×
- VT : Vanderpool Technology
Intel社のマイクロプロセッサに採用されているシステム仮想化技術
- goodbay-microsoft.com
マイクロソフトにさようなら!Debianをインストールしよう。
コメントメモ:仮想化についてのクイズや、様々に盛り込まれたネタのクオリティ高くて面白かったw こういうノリは大好きです。
- 濃い話
H/W(Processor)にはInter VT , AMD-Vのどちらかが必要
(ちょっとこの辺りは濃い話で・・・資料待ち)
出張!拡張勉強会
担当:もじら組 http://www.mozilla.gr.jp/講師:裸電球さん http://hadakadenkyu.flnet.org/blog/index.html
"中止ボタンがしいたけに見えて困る"の開発者、裸電球さんによる「簡単な拡張の開発」についてセッション
- 拡張に必要なもの
CSS
JavaScript
コメントメモ:裸電球さん曰く、HTMLとCSSがあればいけるとのこと。JavaScrptを使わず、CSSの可能性を追い続ける・・漢です。
- FireFox DOMインスペクターを使うには
フォクすけを初めて知ったんだけれども、このキャラは・・・良い。
http://foxkeh.jp/
さっそく"フォクすけといっしょ"使わせていただいております。
2007年05月16日(水) 11:59:12 Modified by glass57