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オープンソースカンファレンス2007

目次

前書き

2007年3月16日/17日に行われたオープンソースカンファレンスに行ってきました。
参加したセッションのメモです。
主に仮想化関連のセッションを受けてきました。私は以下の技術についてずぶの素人ですので、
何かメモ等におかしなところあったら指摘していただけるとありがたいです。
今回のカンファレンスで入門者レベルにはなれたかなぁと思っております。
※ 既にOSC2007のページにて資料が公開されていますので、
  正確な情報はそちらを参照してください。

Open Source Conference 2007 Tokyo/Spring
http://www.ospn.jp/osc2007-spring/

ベンチマークに見る、仮想化のキャパシティプランニング

担当:日本仮想化技術株式会社 http://virtualtech.jp/
講師:伊藤宏通さん(日本仮想化技術株式会社)

  • キャパシティプランニング
 要求に必要な資源量で決定するプロセス
 (コンピュータ(CPU,メモリ,HDDとか)電力,場所 etc...)
 予想を外すと大変(特に足りない場合)
 サービス種別毎の負荷特性把握が必要
 異なるサービスを同時実行時の予測が困難
 しかし現状は情報不足
  評価方法がバラバラ あまりあてにならない
 重要だが難しい

  • どのようにおこなうか?
 要求性能から個々の負荷を予想
  平均的な負荷・ピーク時の負荷・負荷の時間的な変化のパターン

 既存サーバのコンソリデーション
  1.実際に負荷計測
  2.今のシステムにボトルネックは無いか?(I/Oボトルネックなど)
    あるならば先に解消させておく必要性がある。
    なぜか? →仮想環境に移した時に大幅にリソース消費量が違う場合がある。

 新規の場合
  要求性能を過去の経験・専門業者のデータなどから導き出す

  • 組み合わせによる負荷の最適化
 例: 朝忙しくて夜暇なサーバ と 朝暇で夜暇なサーバ を合わせる など

 負荷の時間的なズレを最大限に利用する。
 仮想化ソリューションが持つ機能を活用する。
  動的な資源配分
  仮想マシンのホスト間移動

  • 情報不在の壁
 公正なベンチマークの不在
  公正かつ信頼できるベンチマークが存在しない

  • 仮想化とベンチマーク
 仮想マシンの内部時計はいい加減
 
  • ベンチマークの要件?
 仮想化プラットフォームの性能を比較可能
 設定変更 → 変化を計測できる
 構成変更 → 変化を計測できる
 再現性が高い 簡単であること 高価な機器が必要でないこと

  • ベンチマークの掟
 外部から計測すべし
  仮想化環境の時計は信じるな
 同時に複数の仮想マシンを計測

  • 提案されているベンチマーク
 VMmark
 vConsolidate
 SPECvm(仮称)

  • ベンチマークの実例
 本当にマルチコアプロセッサが仮想化に有利か?
 プロセッサの進化はどう影響するのか

(実験結果はグラフ等を含むので割愛:WEB資料アップロード待ち)

 結果としてはコア数が増えるとスループット,レスポンスタイム共に有利
 Dual → Quadは2倍以上の性能
 マルチコアはVM環境でこそ生きる

  • まとめ
 標準的なベンチマークとしては
 最初にVMmark 本命としてSPECvm

仮想化入門

担当:仮想化友の会 http://list.ospn.jp/mailman/listinfo/v-tomo
講師:宮原 徹さん(仮想化友の会)

  • 仮想化技術とは
 単一であるものを複数存在する技術(あるいはその逆)
 |仮想マシン技術|1台の物理的なハードウェア上で複数の仮想マシンを実行する技術|
 |VLAN|1つの物理的なネットワークを複数の仮想ネットワークに分割する技術|
 |VPN|複数の物理ネットワークを一つの仮想ネットワークに統合する技術|

コメントメモ:VLAN, VPNは職業柄馴染みありますな。

  • サーバ仮想化技術の分類
 (分類するのはとても難しいがあえて分類)
 A)ホストOS型仮想マシン
  VMware, VirtualPCなど
  1台のPCをソフトウェア的に実現
  アプリケーションとしてインストールするタイプ
  ホストOSが仮想化マシンに最適化されているわけではない
  使い勝手がよい 導入や操作が容易

 B)ハイパーバイザー型仮想マシン
  VMware ESX Server, Xenなど
  ホストOSなしに複数の仮想マシンを実行可能
  パフォーマンスの点で有利(ホストOS型に比べて)
  管理が大変

 C)仮想環境
  Solaris Zone/Containers, Virutuzzo, OpenVZなど
  パフォーマンス◎(仮想化のオーバーヘッド少なく、メモリ使用量抑えめ)
  それぞれのユーザに完全に別環境を割り当てるのは苦手

  • Xenライブマイグレーションデモ
 仮想マシンを無停止で別ホストへ移動
  条件:ホスト間で共有されたストレージが必要

 ネットワークの瞬断は発生するがTCPセッションであれば問題ナシ
 FTP,ストリーミングが途切れなかった!
 (Macアドレステーブルの書き換えなどは発生する)
 Sambaとは相性が悪い

コメントメモ:正直に素晴らしい技術だと思いました。仮想マシンとして動いているものが、瞬時に別のH/Wに移動しサービスを継続できるとは・・・。うまく取り入れればメンテナンスに気を使うことも減るかもしれない。

  • 仮想マシンメモ
 仮想マシンとSElinuxの相性が悪い
  仮想マシンのメモリのさわり方がSElinuxから見ると不正なことをしているように見える。
 CentOSにXenをインストール
  サウンドドライバALSAを要求する
  現在のCentに入っているバージョンでは古い。ソースからコンパイルしてください
 HDDの性能は良い物を!
  仮想化はI/Oのオーバーヘッドがキモ


日本LDAPユーザ会設立セミナー

担当:日本LDAPユーザ会 http://www.ldap-jp.org/
講師:小田切耕同さん

  • 日本LDAPユーザ会設立
 4/1正式発表 正式な設立セミナーを4月にやりたい
 目的
  LDAPの情報交換/普及促進
 今、システム認証基盤は注目されている。セキュリティ・個人情報保護法・内部統制・・etc

  • Windows Active Directory
 よく使われている。(プロトコルとしてはLDAPをよく利用)
 他のLDAP製品を比較・検討することが必要なのではないか?

  • OSSを使うことの利点
 コストが安くつく
 (クライアント数で比例して上がるCAL(クライアントアクセスライセンス)が必要ない)

  • LDAP入門
 LDAP, RDBMSの違い
  LDAP → ネットワークプロトコル
  SQL → 言語

 DirectoryサービスにはACID特性がない!
  更新 → 即反映ではない
  (レプリケーションを使った場合。master,slaveの関係がある)

 頻繁なデータ更新には向かない
 UTF-8でデータ入力する必要有り

  • OpenLDAP
 数千〜数万エントリでの実績多数有り
 10万単位でもH/Wの設計をしっかりすればOK


SUSE Linux Enterprise 10 Xenの「今」と「これから」が分かる 〜先進導入事例紹介とSUSE最新ロードマップ

担当:ノベル株式会社
講師:岡本剛和さん

  • Xenにおける2つのモード
 完全仮想化(Full Virtualization)
  完全エミュレート OSの書き換え必要なし
  パフォーマンスがが少し落ちる
 準仮想化(Paravirtualization)
  OSの書き換えが必要
  (OSが、自分が仮想環境で動いていることを意識する)
  パフォーマンスが良い

  • YaST
 SuSE Linux のインストールおよび設定用ツール
 YaSTを使って仮想マシンが簡単に作成できる

  • 準仮想化のドライバを提供
 完全仮想化環境で問題になるのはI/O速度
 NovellがWindowsドライバを今後提供。ボトルネックになるI/Oだけは準仮想化。

(資料には細かく書いてあるが割愛 うまくまとめられない;;)

コメントメモ:SUSE Linuxのマスコットキャラクター(カメレオン?)が気に入りました。あのヌイグルミ欲しかった・・・。

仮想化技術とDebian

担当:仮想化友の会&東京エリアDebian勉強会

  • KVM : Kernel-based Virtual Machine
 Kernel 2.6.20から使える
 一部で盛り上がっている
 導入簡単 KVM&qemu
 (Keyboard/Video/Mouse switchではない!)
 
  • KVM上で動作確認しているOS
 WindowsXP
 Debian GNU/Linux
 Vine Linux 4.0
 SUSE Linux Server10
 RedHat Linux Enterprise

  • KVMでブートOK
 Knoppix 5.0.1

  • KVMで動作×
 SUSE Linux Server9

  • VT : Vanderpool Technology
 Intelが提唱する仮想化技術
 Intel社のマイクロプロセッサに採用されているシステム仮想化技術
 
  • goodbay-microsoft.com
 http://goodbye-microsoft.com/
 マイクロソフトにさようなら!Debianをインストールしよう。

コメントメモ:仮想化についてのクイズや、様々に盛り込まれたネタのクオリティ高くて面白かったw こういうノリは大好きです。

  • 濃い話
 KVMはQEMUの拡張
 H/W(Processor)にはInter VT , AMD-Vのどちらかが必要

 (ちょっとこの辺りは濃い話で・・・資料待ち)
 

出張!拡張勉強会

担当:もじら組 http://www.mozilla.gr.jp/
講師:裸電球さん http://hadakadenkyu.flnet.org/blog/index.html
"中止ボタンがしいたけに見えて困る"の開発者、裸電球さんによる「簡単な拡張の開発」についてセッション

  • 拡張に必要なもの
 HTML
 CSS
 JavaScript

コメントメモ:裸電球さん曰く、HTMLとCSSがあればいけるとのこと。JavaScrptを使わず、CSSの可能性を追い続ける・・漢です。

  • FireFox DOMインスペクターを使うには
 FireFoxをカスタムインストール

フォクすけを初めて知ったんだけれども、このキャラは・・・良い。
http://foxkeh.jp/

さっそく"フォクすけといっしょ"使わせていただいております。
2007年05月16日(水) 11:59:12 Modified by glass57




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