クロス円

クロス円とは米ドル円以外の対円通貨ペアのことです。
米ドル経由で取引されることから、クロス円と呼ばれています。

豪ドル円を例にとると、
インターバンク市場(金融機関・大手証券会社が参加する銀行間取引)では豪ドル/円の単体取引はほとんどなく、豪ドル/米ドル+米ドル/円の取引を行なってます 。

なぜ豪ドル/円の単体取引はほとんどないのか?
取引参加者が少なく、取引金額も小さくマーケット自体が薄いからです。 世界人口約61億人に対し日本は1億3千万人、オーストラリアは約2千万人、豪ドルや日本円を持っている人が少ないのです。 日本とオーストラリアの貿易も多くは基軸通貨である米ドル建てで行われています。

対日本円で、米ドル円以外で単体取引されているのはユーロ円ぐらいですが、ユーロ円はクロス取引されることもよくあります。
2007年03月01日(木) 18:40:52 Modified by hikarufx




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