Intel MacがWindows XPにネイティブ対応

Intel MacがWindows XPにネイティブ対応--アップルの動きに好評価
2006/4/6

Apple Computerは米国時間4月5日、「Boot Camp」のパブリックベータ版をリリースした。このソフトウェアは、Intelプロセッサを搭載するMacでMicrosoftの「Windows XP」をネイティブで動かせるようにするものだ。
 Mac OS X 10.5「Leopard」に搭載される同ソフトウェアは、現在Appleのウェブサイトからダウンロード可能になっている。Appleによると、同社は8月の「Worldwide Developers Conference(WWDC)」でもBoot Campのプレビューを行うという。

 AppleのPhilip Schiller氏(ワールドワイド・マーケティング担当シニアバイスプレジデント)は声明のなかで、「Appleでは、Windowsの販売もしくはサポートをしたいとは考えておらず、またそうした計画もない。だが、われわれがIntelプロセッサを採用したことから、Appleの優れたハードウェア上でWindowsを動かすことに多くの顧客が関心を示している。Boot Campがあれば、移行を検討中のWindowsユーザーにとってMacが一層魅力的なものになると思う」と述べている。

 Appleは、「Windows Vista」のサポート計画には特に言及しなかった。Vistaは「Windows XP」の後継OSで、現在は度重なる延期の末に出荷予定が来年はじめにずれ込んでいる。

 Microsoftは、AppleのソフトウェアがVistaで動作するかどうかについてはコメントしていない。同社が5日午後に出した声明のなかで、Microsoft Windows Client担当ディレクターKevin Kutz氏は、「われわれは、Appleの顧客が(Windowsを)利用できることに興奮していること、そしてAppleがその期待に応えていることをうれしく思う」と述べている。

詳細記事>CNET Japan

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2006年04月06日(木) 16:05:30 Modified by headacher




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