Web広告研究会調査「ブログ記事は企業にとって有用」

Web広告研究会調査「ブログ記事は企業にとって有用」--CGMの利用者急増
2005/11/28

日本広告主協会Web広告研究会は11月28日、2つの調査結果を発表した。1つは、約100万のブログを対象にした「ブログ書き込み調査」に関する研究結果だ。これは、Web広告研究会ネット・プロモーション委員会ブランド・プロモーション研究ワーキンググループ(リーダーはNEC宣伝部の吉見大輔氏)が、企業の製品がブログにどのように書かれているのかを質と量の両面から調査したものだ。

今回の調査は、製品名をキーワードとしてレッドクルーズ社の独自パターンマッチングによ抽出し、専門家によるセグメンテーションと分析を加えた。セグメンテーションはニュース/広告/体験・感動(ファン/ニュートラル/批判的)/日記としている。キャンペーンの存在がブログで取り上げられる件数や内容に影響を与えるかどうか、新商品とロングラン商品での取り上げられ方の差、同種製品の取り上げられ方のばらつきなどが調査された。

調査の結果、全体の傾向として新商品やキャンペーン発表直後にニュース系・広告系での書き込みが急増、ニュース系はすぐに下火になるが広告は徐々に減少するということがわかった。入れ替わりに体験・感想・感動系の記事が増加し、ロングラン商品は日常生活の中でのさりげない言及に移行していくという。ブログで言及される場合の取り上げられ方はポジティブな場合が多く、ファン的なものが7割近く見られた。これについては、掲示板などと違いブログでは読者と長い交流になるため非建設的・悪意的な誹謗・中傷に走りにくいのではないかと分析し、マーケティング活用の可能性が期待できるとしている。


詳細記事>CNET Japan
2005年11月29日(火) 18:47:07 Modified by headacher




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