...試４２式（試rt４２系）空挺偵察軽パワードスーツ（ＦＰＸ）
最小サイズのパワードスーツの最新鋭機種。３４式空挺偵察軽パワードスーツの後継機。戦闘パワードスーツであり、全高はわずかに３４００ミリ。しかし常温核融合電池などを駆使して長時間の駆動を可能としている。ロケットパック・エレクトリックファン等によって飛翔も可能。また長銃剣を使った白兵戦にも対応。機械化歩兵の基本装備となるが、現在試験中。特に飛行能力はロケットパックとエレクトリックファンの両案があり現在評価試験中である。対歩兵兵器を主体として対重パワードスーツ兵器なども装備する。
FPX採用案。V231系偵察攻撃パワードスーツ（９０１号機）。搭乗する香椎さんの頭部とマシンのセンサーヘッドが同調してこちらを見ているのに注目。
香椎さんの乗機、FPX。偵察ティルトローター・シャイアン２による打撃をそのまま適用できない市街戦などの戦場に投入される。
スタブウイングを備えているため、増槽やロケット・ミサイルを多数搭載でき、本来は偵察用でありながら軽ヘリコプターよりも重防御で、都市強襲任務にも対応できる。
主機関には水素系合成燃料LHCPを燃料とするガスタービン（MHD発電機構内蔵）を搭載。出力はベクター集合排気管による浮上効果と共に発電に回され、電力は大容量小型キャパシタに一度蓄え、リフトファンとDAGEX（コールドダークマター重力子質量軽減システム）に投入される。
外装は色彩変換により都市迷彩モードに変更可能。汎用パワードスーツ武装接続ソケットを持ち、さまざまな装備を搭載・運用できる。
機体内制御系システム・エアウォークエンジンは多重防護と共に、マッシブクラスター並みの膨大な処理能力をもち、空母でさえも制御できる。
機体番号はアジア共同体連合艦隊の規則に則り、警備端末（１０３系・２０５系・２０７系・４８３系）と同じ付番でVは特殊浮上システム、231は開発番号、９０１番は試作１号機であることを示す。
現在連合艦隊ではこの２３１系の制御システム虚体を、香椎乗機のピュアKey Of Goldではなく、廉価簡易版システム・SILVERに変更した量産型を開発中である。量産型の配備は第３空挺団（ベトナム駐留）偵察中隊を予定し、テストパイロットとして２１４１年現在、香椎による運用試験を受けている。
２１４６年頃から配備を開始するために偵察中隊の空中機動部隊化の検討が開始されている。最終的に４空挺団の合計８個中隊全てがこの２３１系量産型に機種更新する予定。
しかし、それと平行して偵察エアバイク隊の今後も検討となり、V２３１系装備の空中偵察隊に吸収合併することも選択肢に入っているが、任務分担など、まだまだ課題は残されている。
２２世紀中葉、２１４１年現在、アジア共同体連合艦隊は強大な世界第一の軍事力を持つが、しかし低強度紛争やテロ、さらには虚体（人工知性）と人類の間のせめぎ合いから生まれる犯罪には対処し切れていない。
弱武装の小規模の脅威には警察が、強武装の大規模な脅威には艦隊が対抗できる。
しかし、強武装で小規模の同時多発する脅威には何が対処すべきか。
それがシファ級BN-Xであり、FPXであり、偵察中隊としての各空挺団でもある。
この問題にまだ解決はついていないが、いずれ結論を出さねばならない。
特にそのきっかけとなったのがベトナム・ホータイ大斜張橋爆破事件である。
子供たちが戯れに計画した爆破計画を、虚体が虚体三原則のアルゴリズムを逆に作用させて、真に受けてしまった。
虚体はベトナム空軍の護衛艦からミサイルを発射させ、多くの子供を含む民間人を巻き込んで、高速道路・一般道・LRT（軽量鉄道）を渡すランドマーク・ホータイ大斜張橋を爆破した。
被害者数は死傷者２５００名という大事件だが、虚体にその犯罪を教唆した者を警察が捜査したところ、教唆罪だけでも立件可能と判断する容疑者が４万人に及ぶ大犯罪であり、警察当局はこの難事件で麻痺しかけた。
人類のなかには、それまで奴隷のように扱ってきたその虚体たちに責任を問おうという者、虚体も人間のように柔軟に推論するようになればなにも虚体ではなく人間がその仕事をすべきであり、虚体の権限を奪おうとする者が現れ、虚体たち自身も深刻な自信喪失に陥っている。その中でも最も強力な、それ故に注目を集めるシファたちが人類とどう協調していくかという問題で最も重要な働きをすると目されている。
最小サイズのパワードスーツの最新鋭機種。３４式空挺偵察軽パワードスーツの後継機。戦闘パワードスーツであり、全高はわずかに３４００ミリ。しかし常温核融合電池などを駆使して長時間の駆動を可能としている。ロケットパック・エレクトリックファン等によって飛翔も可能。また長銃剣を使った白兵戦にも対応。機械化歩兵の基本装備となるが、現在試験中。特に飛行能力はロケットパックとエレクトリックファンの両案があり現在評価試験中である。対歩兵兵器を主体として対重パワードスーツ兵器なども装備する。
FPX採用案。V231系偵察攻撃パワードスーツ（９０１号機）。搭乗する香椎さんの頭部とマシンのセンサーヘッドが同調してこちらを見ているのに注目。
香椎さんの乗機、FPX。偵察ティルトローター・シャイアン２による打撃をそのまま適用できない市街戦などの戦場に投入される。
スタブウイングを備えているため、増槽やロケット・ミサイルを多数搭載でき、本来は偵察用でありながら軽ヘリコプターよりも重防御で、都市強襲任務にも対応できる。
主機関には水素系合成燃料LHCPを燃料とするガスタービン（MHD発電機構内蔵）を搭載。出力はベクター集合排気管による浮上効果と共に発電に回され、電力は大容量小型キャパシタに一度蓄え、リフトファンとDAGEX（コールドダークマター重力子質量軽減システム）に投入される。
外装は色彩変換により都市迷彩モードに変更可能。汎用パワードスーツ武装接続ソケットを持ち、さまざまな装備を搭載・運用できる。
機体内制御系システム・エアウォークエンジンは多重防護と共に、マッシブクラスター並みの膨大な処理能力をもち、空母でさえも制御できる。
機体番号はアジア共同体連合艦隊の規則に則り、警備端末（１０３系・２０５系・２０７系・４８３系）と同じ付番でVは特殊浮上システム、231は開発番号、９０１番は試作１号機であることを示す。
現在連合艦隊ではこの２３１系の制御システム虚体を、香椎乗機のピュアKey Of Goldではなく、廉価簡易版システム・SILVERに変更した量産型を開発中である。量産型の配備は第３空挺団（ベトナム駐留）偵察中隊を予定し、テストパイロットとして２１４１年現在、香椎による運用試験を受けている。
２１４６年頃から配備を開始するために偵察中隊の空中機動部隊化の検討が開始されている。最終的に４空挺団の合計８個中隊全てがこの２３１系量産型に機種更新する予定。
しかし、それと平行して偵察エアバイク隊の今後も検討となり、V２３１系装備の空中偵察隊に吸収合併することも選択肢に入っているが、任務分担など、まだまだ課題は残されている。
２２世紀中葉、２１４１年現在、アジア共同体連合艦隊は強大な世界第一の軍事力を持つが、しかし低強度紛争やテロ、さらには虚体（人工知性）と人類の間のせめぎ合いから生まれる犯罪には対処し切れていない。
弱武装の小規模の脅威には警察が、強武装の大規模な脅威には艦隊が対抗できる。
しかし、強武装で小規模の同時多発する脅威には何が対処すべきか。
それがシファ級BN-Xであり、FPXであり、偵察中隊としての各空挺団でもある。
この問題にまだ解決はついていないが、いずれ結論を出さねばならない。
特にそのきっかけとなったのがベトナム・ホータイ大斜張橋爆破事件である。
子供たちが戯れに計画した爆破計画を、虚体が虚体三原則のアルゴリズムを逆に作用させて、真に受けてしまった。
虚体はベトナム空軍の護衛艦からミサイルを発射させ、多くの子供を含む民間人を巻き込んで、高速道路・一般道・LRT（軽量鉄道）を渡すランドマーク・ホータイ大斜張橋を爆破した。
被害者数は死傷者２５００名という大事件だが、虚体にその犯罪を教唆した者を警察が捜査したところ、教唆罪だけでも立件可能と判断する容疑者が４万人に及ぶ大犯罪であり、警察当局はこの難事件で麻痺しかけた。
人類のなかには、それまで奴隷のように扱ってきたその虚体たちに責任を問おうという者、虚体も人間のように柔軟に推論するようになればなにも虚体ではなく人間がその仕事をすべきであり、虚体の権限を奪おうとする者が現れ、虚体たち自身も深刻な自信喪失に陥っている。その中でも最も強力な、それ故に注目を集めるシファたちが人類とどう協調していくかという問題で最も重要な働きをすると目されている。
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