理科実験支援グループ理科で遊ぼう会は工夫によって作った、高度で楽しい教材を提供し、工夫の楽しさ、理科の面白さを体験する場を作り、子供たちの潜在する創造力が誘発されるよう、その芽を育てたいと思います。

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3月の出前授業
日 曜日小学校内容
2緑台5年生1,2校時;1組(37名)、3,4校時;2組(34名(2人欠))ブラシを改良したモーターの完成度はかなり高く、緑台小でも全員のモーターが時間内に回りました。早く出来た子が、遅れている子を手伝ったり、なかなか麗しい風景を見せてもらいました。電池ボックスの電極取り付け方にもう一工夫をすると良いのではないかと思いました。自分の手でくみ上げるという経験が少ないのでしょう、前回、覚めた感じで気になっていた子も熱心に取り組んでいました。これで、協働事業の出前授業は今年度分は終了しました。

2月の出前授業
日 曜日小学校内容
22藤野南6年生5,6校時;1組(11名)。相模湖からさらに奥に入った藤野南小学校で我々としては初めての、化学電池の不思議体験と名打った、実験授業を行いました。燃料電池のひな形をつくろうという試み。紙おむつの綿を水に溶かしてゲル状にしたものをビーカーに入れ、太い鉛筆の芯を2本立て、これらを電極として9Vの電池を繋いで、まず水の電気分解をします。化学変化が起こっている事が見えるようにと、BTB試薬を鉛筆の芯に3滴たらそうというのが、この授業を発案したK氏の考え。子供たちの観察の様子は動画でご覧ください。http://www.youtube.com/watch?v=Q3UOVq4sWmU 5分間電気分解したのち、9V電池をはずし、ゲルに鉛筆二本を立てたもの系が電池として働くかどうかを、電子オルゴールによって確認。子どもたちは、素直にオオっと歓声をあげていました。ただ、LEDは点かず、それじゃとへたった単3の乾電池と直列につないぐとLEDがつくことを確認しました。時間に余裕があったので、レモン電池やコイン電池の例示をして、授業を終えました。子どもたちはとても素朴で、熱中して実験をやっていました。
15田名5年生1,2校時;4組(35名中7名欠席)、3,4校時;1組(34名中7名欠席)。前日からの降雪で交通機関の状況が不安で講師やサポーターが集まれるか心配でしたが、予定通り10人集合しました。早朝から城山からバスを乗り継いで参加された会員も。N氏が授業をリードし、S氏が自作された大きなモーターによって、モーターが回るわけを説明し、モーター作成開始。作成状況は昨日同様モーター部品の改良による作業性、出来上がりの完成度が抜群によくなり、時間内に全児童のモーターが出来あがり、快調に回転し子供達も大喜びで、出来上がったモーターを使って色々と工夫しながら、遊びごころを楽しんでいました。解説の時間もたっぷりと取れて、子供達も理論と体感の両方の授業が受けられて理解も大いにましたのではないかと思います。自分でエナメル線をまき、ドライバーで部品を取り付けるなどの作業そのものが児童には新鮮だったようで、口々にそのような感想を述べていました。動画もご覧ください。http://www.youtube.com/watch?v=5HPMbVARNiE
14田名5年生1,2校時;3組(35名中6名欠席)、3,4校時;2組(35名中11名欠席)。新版の教材を使うので、再度授業前の打ち合わせを綿密にして、授業開始。今日担当のKさん、昨年まで現役の小学校の先生で、今も学校で教えておられる。流石で、授業の導入から作成に入るまでずーっと、子供達は集中して聞いていました。S氏作成の大きなモーターを使って、なぜモーターは回るのかという説明も行い、作成へ。回転子へのコイル巻きは丁寧に手早く出来る子、手間取る子、差はでたが、いつもより早くモーターが回る音が聞こえ始め。児童たちは、磁石の向きを変えたり、位置を変えたり、友達の磁石も借りて沢山くっつけるなど、いろんな試みを始めました。尻込みせずにいろんな試みをする気持ちが大切で、シメシメと思った次第です。真冬の授業だったので、風邪などで参加できない講師サポーターが出る可能性も考え多い目に動員かけておいたのですが、全員が元気で参加し、そのおかげで、指導の役割分担ができ、良い結果の一因でした。風邪で休む子供たちが多く残念でしたが、作り終えた子たちが”休んでいる友達がかわいそうだ”と気づかう麗しさを示してくれ、後日学校の先生が指導して下さるというので、休んでいる子の教材もお渡しして帰ってきました。本日参加して指導をしてくれたQさんのブログもお尋ねください。http://yaplog.jp/chamma/archive/376

''2月−3月の出前授業
2月14日より後半の開始です。2月14日、15日に田名小学校で5年生対象のモーター授業。2月22日に藤野南小学校で6年生対象で燃料電池の授業、3月2日に緑台小学校で5年生対象のモーター授業です。モーターは今までブラシが課題でした。下の図の左端のものが今まで用いていたものでしたが、真ん中の写真ように、真鍮線を用いてバネ性を持たせた形のものに変えました。作成が簡単である利点だけでなく、柔軟性があって、整流子との接触の調整に手間取らず、子供たちにも容易に作成出来ました。


''2月−3月のモーター授業のためのキット作り
2月2日にモーターキット作成の準備をしました。14,15日に田名小での授業に約140個、3月2日に緑台小での授業に約70個を準備する必要があります。予備を含めて230個準備に入りました。会員7人で大野北公民館の工作室で準備作業です。約3時間で出来あがりました。ちょっとした、工場の感がありました。一つの紙袋に電池と磁石一式のほかに、会員手作りの基盤、電池ホルダー、そして、細かい部品が入った箱が入ってます。その箱の中には木ネジ一式のほかに、これも会員の手作りによる整流子つき回転子、固定子板、軸受一対、電極線一対、ブラシ一対、エナメル線のボビン巻きが入っています。子どもたちはエナメル線を回転子に巻いて、下の3番目の写真のようなモーターを作成、実験をします。


''11月−12月の出前授業でのY字振り子によるリサージュ曲線作品例集
作品例集
http://www.youtube.com/watch?v=llBik9FsEDo

漏斗
クリアファイルから切り出し、先端にアルミパイプ取り付け


12月の出前授業Y字振り子:向陽小学校
日 曜日小学校内容
8向陽5年生1,2校時;3組(37名)、3,4校時;2組(36名)。授業内容、進め方はこれまでとほぼ同じ。2クラスともとても活発で、当然単振子のもつ基本的な性質はおさえていましたが、振幅の減衰への質問だけでなく、なぜ周期は振り子の長さだけに依るのか?おもりの重さには依らないのか?という質問も出てきました。振幅減衰に関連して、真空の場合だとどうか、無重力だとどうなるの?という質問も子どもたちの方から出てきました。周期の振り子の長さだけに依る理由。おもりの重さには依らない理由についてはどう答えようかちょっと迷いましたが、運動方程式と関わって来ざるを得ないので、数年後の高等学校でまなぶまでの宿題としました。単振動の運動方程式を示して、おもりの重さに依らないが、振り子の長さに依ることを述べて、これの解は高校で学ぶまでの宿題とする方がよかったかもしれないと思っています。Y字振り子が作る面白い曲線はなぜ出てくるのといった質問も出てきて、こちらまで楽しませてもらう授業でした。
7向陽5年生1,2校時;1組(37名)、3,4校時;4組(36名)。授業内容、進め方はこれまでとほぼ同じ。授業の開始時、子供たちはかなり緊張していて、質問にも応じずよそいきの顔をしていました。さすが退職後も教員を続けておられる、わがKさん。最初は何で理科を学ぶのかな〜と問いかけながらハヤブサのポスターをはって、子供たちを解きほぐしていきます。徐々に緊張もほぐれ、単振子の復習を終えるころにはあちこちから発言が出るようになりました。3,4時限目の子どもたちは打って変わって最初からすごく活発で、クラスカラーというのがあります。ここでも振幅の減衰を言及する児がいたり、Y字振り子の描く図形の不思議に驚いて、Y字の形を変えたりして実験をやっていました。砂がどんな砂なのかということは気になるようでここでも質問が出ました。学校教育課の方の視察もありました。授業の様子は下の写真からご覧下さい。

11月の出前授業Y字振り子
いよいよ小学校高学年対象の相模原市協働事業:出前授業が始まりました。今月は田名小学校、緑台小学校、引き続いて12月初旬に向陽小学校で、Y字振り子の実験授業を行います。
日 曜日小学校内容
30緑台5年生1,2校時;2組(34名)、3,4校時;1組(34名)。授業内容、進め方は田名小の時とほぼ同じ。授業の開始時、子供たちは何時も見ないおじさんが何を言い出すのだろうか、といった面持ちで注視している様子がとても印象的で、そのあと活発な発言が続きました。単振子の復習のあとにY字振り子の実験をしたのですが、砂をまいて出来た軌跡が太くなったり薄くなったりする理由を、単振子の復習で気付いたことを活かして、ちゃんと説明する児がいて感心しました。ここでも振幅の減衰を言及する児がいたり、我々が用意した実験器具や砂がどんな砂なのかといった質問まででました。学校教育課の方の視察もありました。授業の様子は下の写真からご想像下さい。
5田名5年生1,2校時;3組(34名)、3,4校時;2組(35名)。授業内容、進め方は前日とほぼ同じ。講師はKさん、最初はちょっと硬かったが、流石に直ぐ修正して、うまくリードしていました。子供たちは、積極的で、発言の内容もよく考えてることが分かる内容が多く、普段とはちょっと違う子どもたちの様子に、担任の先生からも感激の声が聞こえるほど。様子は上や下の写真から想像してください。昨日のクラスの担当の先生から、”発言してる子たちは、普段も良く発言する子が多いが、中には、出来る子なんだけど控え目で、ちょっと目立たない感じの子だったのに、発言して誉められて自信を持ったようだ”、との話がありました。普段なかなか接することのない実験道具で、自分たちで手で触って実験し、考えたことが刺激になっているのだと思います。両日を通じて、Y字の形を変えての観察や、振り子を振らせる時の2時元面上の角度に注目しての観察など、いろいろ試していました。また振り子の振幅の減衰に気付いて、理由を質問したり。こちらも楽しくなって質問したり。良い授業が出来たように思います。
4田名5年生1,2校時;1組(35名)、3,4校時;4組(34名)。単振子に関して、各班で復習をまとめさせて発表させる。Y字振り子の振る舞いを観察させて、軌跡の予測を発表させる。そして、実際の軌跡を描かせる。最後に、各班から結果を示して考察を述べた。糸の長さを変えて、実験したり、砂の量と図の鮮明さの関係の考察、初期条件で図形が変わったりなどなかなか活発なやり取りがあった。出来ないと思うより、なぜそうなるか、どうしたら解決できるか考えさせようとした。学校教育課からも参観に来られ、盛んにメモを取っておられた。講師のMさんは校長さんから間の取り方がうまいと誉められましたね。

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