象の兄弟

くだらない話

動物管理人のジミーさんの居る動物公園はとてもとても広い公園です。どのぐらい広いかと言うと、慣れたジミーさんがジープで園内を巡回するのに3日3晩かかります。途中に宿泊設備なんてありませんから、巡回するのにテントを張って宿泊します。

今日もジミーさんは園内の巡回をするのに事務所で巡回の用意をしていました。ジープに必要な機材を積み込むと事務所を出発しました。順調に園内を廻って行きました。日も暮れてあたりが暗くなったのでテントを張って泊まる用意をして寝る事にしました。

朝になり巡回を始めました。しばらく進んでゆくとお兄さん象が腰を下ろして座っていました。まるでぬいぐるみのようです。ジミーさんは何をしているのか聞くことにしました。

お兄さん象のお尻を叩いて
ジミー『像おはよう!!』
お兄さん象は気が付きません。

お兄さん象のお尻をさらに強く叩いて
ジミー『像おはよう!!』
お兄さん象は気が付きません。

お兄さん象のお尻をさらに強く叩いて
ジミー『像おはよう!!』
お兄さん象は気が付きません。

お兄さん象のお尻を手が腫れんばかりに強く叩いて
ジミー『像おはよう!!』
お兄さん象はやっと気が付きました。

お兄さん象『やあ、ジミーさんおはよう。どうしたの?』
ジミー『君が何をしているのか気になったんで声をかけたんだよ。』と言いました。
お兄さん象『へへへ、秘密だよ。』
ジミー『そんな事言わないで、教えてくれよ。』
お兄さん象『ジミーさんでも駄目、秘密だよ。』
ジミー『解かった、怪我をしないように気をつけるんだよ。』
お兄さん象『ありがとう、ジミーさんも気をつけてよ。』

ジミーさんはお兄さん象と分かれて、巡回を続けました。
また、日が暮れて次の日になりました。ジミーさんは何も問題なく巡回を続けました。

3日目の朝明日は事務所に帰れる日です。しばらく進んでいくとおとうと象に出会いました。
何をしているのか?おとうと象もお兄さん象と同じように腰掛けています。

おとうと象のお尻を叩いて
ジミー『像おはよう!!』
おとうと象は気が付きません。

おとうと象のお尻をさらに強く叩いて
ジミー『像おはよう!!』
おとうと象は気が付きません。

おとうと象のお尻をさらに強く叩いて
ジミー『像おはよう!!』
おとうと象は気が付きません。

おとうと象のお尻を手が腫れんばかりに強く叩いて
ジミー『像おはよう!!』
おとうと象はやっと気が付きました。

おとうと象『やあ、ジミーさんおはよう。どうしたの?』
ジミー『君が何をしているのか気になったんで声をかけたんだよ。』と言いました。
おとうと象『へへへ、秘密だよ。』

ジミー『そんな事言わないで、教えてくれよ。』
おとうと象『ジミーさんでも駄目、秘密だよ。』
ジミー『おととい君のお兄さんもちょうど君に背中を向けるように腰掛けて居たんだ。わけをきいても教えてくれなかったよ』
おとうと象『エー、本当。うれしいな。』
ジミー『ところで君らは何をしているんだい?』
おとうと象『へへへ、内緒だよ。』
ジミー『大丈夫秘密にするよ。』
おとうと象『ブックエンドごっこだよ。』

どこかで聞いた話
2005年10月20日(木) 17:57:14 Modified by macal07




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