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アモルファス【Amorphous】

アモルファス(Amorphous)(非晶質(ひしょうしつ))は、結晶のような長距離秩序はないが、短距離秩序はある物質の状態。熱力学的には、自由エネルギーの極小(非平衡準安定状態)にある状態のこと。

不定形。球状や針状といったような一定の形態を持たない状態のこと。Amorphousは、morphousにnon-の意味の接頭辞aが付いた語。結晶は、明礬や水晶のようにそれぞれ固有の結晶形態を持っており、morphousである。しかし、急冷や不純物が混じった状態で出来た固体は、時間的空間的に規則的な原子配列が取れず非晶質となり、不定形である。

アモルファスとされるものには結晶構造を完全にもたないものと、光学的には結晶構造が見られない場合でもX線解析では弱い回折を示す潜晶質とがある(ただし、潜晶質は結晶質と解される場合もある)。天然に産出する鉱物では、非晶質と言われるものの、そのほとんどが潜晶質である(例:オパール、メノウ)。

結晶状態からアモルファスになることで、同じ材料でも物性を大幅に変えることができる。例えば電気伝導性や熱伝導性、禁制帯幅、光透過率や光吸収率、透磁性、物理的強度、耐食性、超伝導性などである。

Wikipedia
2007年02月25日(日) 12:59:23 Modified by mizunobara




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