クリニカルパスとは、Spath（1994）は「医療チームが共同で作成した、患者の最良のマネージメントと信じた仮説」と定義しています。「日本看護協会」によると、クリニカルパスの利点は以下の通りです。１）チーム医療の推進、２）患者中心の患者参加型医療が可能、３）共通言語ツール、４）在院日数の短縮、５）教育オリエンテーションツール、６）医療の標準化が可能、７）ディスチャージツール（退院計画）になる、８）組織のコミュニケーションレベルの向上、９）組織のクオリティ・アシュランス（ケアの質の保証）。なお「クリニカルパスは、１９５０年代の米国で発展したオペレーションリサーチのなかの工程管理技法から派生したクリティカルパス（臨界経路法）という概念から構築された」ことも述べています。胃癌、糖尿病、白内障、脳卒中、熱傷、膀胱炎など、多岐の領域に渉るクリニカルパスを紹介しました。
　

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