晴れて医師国家試験に合格し、医師免許を獲得したばかりの医師のことです。ごく最近までは研修医といわれていました。今までは、卒業後すぐに細分化された各科の医局に入局し、その分野だけの研修を行うことが一般的な流れでしたが、医師の初期からの専門教育が問題視されるようになり、ある程度幅広い知識を要求されるようになりました。その時代の流れの中で、卒業後2年間はひとつの科にこだわらず、いろいろな科を回ることで幅広い知識を身につける研修スタイルが見直され、ローテート制度といわれるものが注目されるようになりました。同じ時期に研修医という名称も改められて、レジデントといわれるようになってきました。

倉敷中央病院