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回転率

一期間に売上高に対し資産や資本(負債と狭義の資本)などが何回回転したかを示す比率。資産や資本の利用度を示す。例えば一年間の自己資本回転率は、自己資本で年間売上高を除したもの。使用総資本・自己資本・棚卸資産・買入債務などの回転率が用いられる。

「生産性」という言葉、もうすっかり定着した感があります。
例えば「ホワイトカラーの生産性」とか「あの職場は生産性が低い」といった風に。
特にバブルの崩壊以降は顕著にこの話題が増えています。

さてこの生産性とは何か、というお話の前に、ひとつ問題を出してみましょう。

10坪のお店で1個10円の商品(1個で1坪の面積を占有する)を売るとすると1日の総売り上げはいくらになりますか?

答は100円?正解です。
いや、200円?これも正解です。
0円これも正解です。いくらでも正解です。
だっていくら売れるかは売ってみないと分かりませんからね。

ではこのお店での最大の1日の総売り上げは?

例えば1秒間に10個売れると仮定しましょう。
しかも商品補充が0秒とすると、計算上では

10円X10個X60秒X60分X24時間=864万円 ということになります。

いやこれでも最大ではないのです。理論上では∞円ということになります。
ここで問題になるのは売り場面積や商品単価はそれほど売り上げには関係無いということなのです。最も重要なことは何秒で在庫を空にし、補充を如何に速くするかが大切になります。これが光速であれば理論上は成立します。

チョット難しくなりすぎたので元に戻します。
いってみれば店が大きいからといって売り上げが多いとか単価の高い物を売っているから売り上げが多いのでは無く、如何に効率よく商品が流通しているかがポイントということなのです。
先の問題の場合10個商品を陳列すると店は一杯になってしまいます。だから全部売り切ると100円の売り上げになります。これを1回転といいます。1日に何回転するかで売り上げがきまるのです。864万円とは86400回転(1秒に1回)ということです。
2005年10月31日(月) 23:58:40 Modified by mizunobara




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