※※※※ 注 意 ※※※※※





ストーリー動画「暴l君lのl嫁l探lし」本編とは一切関係ありません。

このSSには男性同士の性描写があります。

そういった描写に嫌悪を感じる方は、このファイルを削除してください。





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薄暗い部屋。ここは―――どこだろうか。
地面に横たわる彼は、身をよじって辺りを確認しようとした。
しかし、真っ先に目に飛び込んできたものは、部屋の様子ではなく、
自分を見下ろす男の姿。

その男の目は恐ろしい程に残酷な色をしている――
少なくとも、彼には、そう映った。

『逃げろ』

本能が叫ぶ。
だが、両の腕を縛られている彼が、瞬間的にその男から逃げる事など不可能であった。

男は、彼の瞳に帯びた恐怖の色を見逃さなかった。

「ぐっ!」

彼の髪の毛を掴み上げる。
その苦悶の表情に、男は心底嬉しそうな笑顔で応えた。

「さて…覚悟はよろしいですか?」






事の次第は一時間前―――――いや、一ヶ月前に遡る。

その日、バレンタインデーに悲劇は起きた。
降り注ぐカカオ豆の銃弾。男女が結婚を前提とした死闘を繰り広げる中、

一人の男が告白した。


男に。


告白した男の名はゲーニッツ。
オロチ教を布教する牧師である。

告白された男の名はヨハン。
ブラックドラゴンを信仰する教祖である。

この二人の因縁は、とあるトーナメントで『使用する技が似てるから』という理由でチームを組まされたのがきっかけだった。

関係は、はっきり言って最悪。
とにかくゲーニッツがヨハンをオロチ教に入れと勧誘し、断れば即戦闘。
最悪ヨハンが殺されるという結末を迎える。その後、ちゃんと蘇生はされたが。

それもあって、ヨハンはゲーニッツが恐ろしくてたまらなかった。
実力だけ見れば、ほぼ互角。場合によってはヨハンが有利だというのに
植え付けられたトラウマのせいでその力の半分も出せないという有様。

トーナメントが終わってからも、ヨハンはとにかくゲーニッツに見つからないように生活することを心がけた。
だが、そんな平和な生活も、とある暴君が我が家に来た事で終わりを告げる。

その後、家を追われた彼は、フェルデンクライスの家へ居候する事となる。
色々とトラブルに巻き込まれる日々を送るものの、飽きない日常。
我が家に戻れないのは不便ではあるが、こんな生活も悪くはないと思い始めていた。


そこにこの告白。
まさに爆弾発言。

あまりの衝撃に耐えきれず、ヨハンは気を失ってしまった。
あの時ルガールと一緒でなければ今頃…考えただけでまた気絶してしまいそうになる。


その日以来、ヨハンはあまり出歩かなくなった。
あまり、というか。ほとんど。

「おい地味、お前たまには買い出しに行ってこいよ」
「黙れ、断る」
「なんだと!お前最近特に暗くなったし、地味だし、一緒にいると気が滅入るんだよ!あと益々地味になってないか?」
「地味って二回言ったぞ!地味じゃない!(´;ω;`)」
「泣くなよ…」

しかし、彼も教団の教祖。
一切出歩かないというわけにもいかず、細心の注意を払って外出することもあった。
同居人3人を引き連れて。

「何でフェルナンデスに会いに来ただけなのに私まで…」
「教団に可愛い娘いるんだろうな!」
「ヨハンさん、元気だしてくれデス」
「今度ハ『ライオン』デモBGM流シマショウカ」
「流したら再起不能なまでにヘシ折るからな斧…本当に生き残りたいよ」

異質な4人組は遠目に見ても非常に目立つが、
万が一ゲーニッツに出くわしても4人がかりで襲いかかれば勝機はある!という事らしい。

しかし、予想に反し、4人がいる時にゲーニッツと出会う事はなかった。
考えすぎだ、そうそう襲ってくるわけがない、と諭す3人に渋々納得するも、どこか不安が拭いきれないヨハン。

漠然とした、嫌な予感だけが残った。



そして、その予感は的中した。





その日、彼――ヨハンは、教団での一通りの予定をすませ、帰路についていた。
教団からは専用の車で。現在の居住場所は信者達にも教えられない為、家からは少し離れた場所で車を降りた。
いつもならフェルナンデスに迎えにきて貰っていたが、先日諭された手前、
「今日はいい」と伝えてしまった。何、家まですぐそこだ。こんな所にまで来る訳がない。

そう考えていた。

考えていたのだ。



「まったく、一人で出歩くようになるまで一ヶ月とは…貴方は子供ですか?」
「――!?」

不意にかけられた言葉に思わず振り返るヨハン。
そこには、最も出会いたくない相手が、満面の笑み――ヨハンにとっては悪魔の微笑み――を浮かべて立っていた。

「ゲーニッツ…」
「お久しぶりですね。とは言っても、たかが一ヶ月…久しぶりと言うには短い期間かもしれませんが――」

ゲーニッツは笑顔のままで、ヨハンを見据えた。

「私にとっては、恋い焦がれる貴方に会えない、長い長い一ヶ月でしたよ」


ヨハンは走った。

ヤバイ

ヤバイ ヤバイ ヤバイ!

なんでこいつがここにいるんだ!いやそんな事よりも逃げなければ!ああだめだこのままだと家の場所まで知られる事になる!
どうすればどうすればどうすればどうす


混乱したヨハンの思考を停止させたのは、ゲーニッツが無情に放った「よのかぜ」であった。





そして状況は冒頭へ戻る。

意識を取り戻したヨハンを待っていたのは、
薄暗い部屋。
縛られた自分。
そしてそれを眺めているゲーニッツ。

「くっ…貴様…!離せ!」
「おやおや、威勢がいいですね」

そう言うなり、ゲーニッツはヨハンの髪を掴んだまま、彼の頭を床へと力任せに押さえつけた。

「ぐっ!」
「あまり動かない方がいいですよ、大事になっては貴方も困るでしょう?」
「何を――」

何をするつもりだ、そう言いかけたヨハンは、ゲーニッツが片手に持つものを見、絶句した。


注射器――


シリンダには透明な液体が注入されている――無論何の薬品かは知るよしもない。

「やめろ!やめてくれ!!」

ヨハンは叫んだ。自分でも驚く程の大声で。
注射器に込められている薬品がなんであろうと、その未知の恐怖はヨハンを怯えさせた。
しかし、ゲーニッツは彼の懇願をも楽しんでいるようだった。

「動かない方がいい、私はそう言ったんですよ?」

暴れるヨハンに一度、二度、平手打ちをする。
無論手加減などするわけもなく、容赦のない攻撃にヨハンは呻く。
少し大人しくなったところで、ゲーニッツは素早い手つきで彼の首筋に薬品を注射した。

「ぐぅっ!」
「力んでは危ないですよ、私としても貴方を失いたくありませんからね」

いけしゃあしゃあと言い放つゲーニッツ。
首に針が刺さっている状態で暴れるわけにもいかず、ひとまず動きを止めるヨハン。

「…はい、終わりましたよ。よく我慢しましたね」
「……貴様…!何を注射した!!ここはどこだ!今すぐこれを解け!」
「質問は一つずつにしなさい。……ここは私の教会の地下です。
ああ、言っておきますが、助けを呼ぼうとしても無駄ですよ?ここの防音は完璧ですからね」

――道理で窓がないと思った――いや、そんな事はどうでもいい。

「貴方のその縄を解く事はできません。本気で貴方と戦うと骨が折れますからね。あと、何を注射したかですが――」

今までにない笑みを浮かべるゲーニッツ。ヨハンは、この時程、彼の笑顔が怖いと思った事はなかった。

「もう10分もすれば効果が現れることでしょう」





――確かに、効果は目に見えて現れた。

「はぁっ…はぁっ…」

息が、荒い。体が、熱い。

「――そうか、そういう類の薬か…この変態が…」

ヨハンは毒づいた。

「おやおや、まだそんな憎まれ口を叩けるなんて、余裕があるじゃないですか」

実の所、余裕など無かった。だが、喋る事で意識を保たなければ――もはや意識も朦朧とし始めていたが――
とにかく、薬に呑まれれば、自分はどうなるか。今となっては容易に想像できてしまう。

それだけは避けなければ。

そう強く思うものの、薬は体を着々と蝕んでいく。

「随分と辛そうですね。楽にして差し上げましょうか?」
「……っ!よ、寄るな…!」

相変わらずの笑みをたたえながらゲーニッツがヨハンに歩み寄る。
ヨハンは身をよじって逃げようとするが、薬のせいか、それとも恐怖のせいか――力が入らない。
その事に気付いた時にはもう、ゲーニッツが目の前に立っていた。
彼はヨハンの胸ぐらを掴み、自分へと引き寄せる。
二人の顔がこれ以上ない程近づく。

「ぐっ…」
「そんな顔をしないで下さい、ヨハン。貴方が大人しくしていれば、すぐ済みますよ」
「何を――――」

ヨハンの言葉は、ゲーニッツの唇によって遮られた。
突然の口づけに動きが止まる。が、

「――――っ」

ゲーニッツの顔が苦痛に歪む。
ヨハンの唇を解放し、彼から少し離れて口を押さえる。
彼の口から、少量ではあるが、血が流れた。

「……嫌われたものです」

怒気をはらんだ声。
ヨハンの精一杯の抵抗は、どうやら彼を更に窮地に立たせるだけのものだったようだ。





風が巻き上がるたびに悲鳴が響く。
ゲーニッツが操る風はヨハンの体を容赦なく切り裂いた。
身につけていた服はもはやただの布きれと化し、その下に隠れる皮膚には無数の傷が刻まれた。

ようやく、風がやんだ。

「やれやれ、手間をかけさせないで下さい」
「…う……っ」

恐らく、薬の効果なのであろう。
過敏になった神経に激痛が走る。気を失ってしまいそうな程の。
いや、いっその事、意識を手放してしまった方がいいのかもしれない。

だがゲーニッツはそれを許さなかった。

彼は表情一つ変えずに、淡々とヨハンから衣服を剥ぎ取る。
されるがままのヨハン。もはや抵抗する力は残っていなかった。
切り傷だらけで、うっすらと上気した肌が露わになる。
ゲーニッツはその肌に指をはわせると、一つの傷をえぐった。

「ぐあっ!」

傷口から流れる血は、ゲーニッツの指を赤く染める。

「ヨハン」

静かに、笑みをたたえながら、ゲーニッツは言った。

「いい声で泣きなさい」

彼はその赤い指をヨハンの秘部へ挿入した。

「――――ッ!!」

今まで味わった事のない異物感と痛みにヨハンは声にならない叫びを上げた。
しかしゲーニッツはお構いなしに指を動かす。
彼は片方の手でヨハン自身のものを乱暴にしごき始める。
薬で敏感になった体は、すぐに反応した。
本人の意思とは関係なく、である。

「うぁっ…」

痛みと屈辱がない交ぜになりつつも、押し寄せてくる快感に思わず声を漏らす。

「おや、感じているんですか?」

――誰が――
そう言わんばかりの目で睨みつける。
しかしそれとは裏腹に、彼のものは硬さを増していく。

「強がりはおよしなさい。まぁ、抵抗してもらった方が楽しめますがね」

指を更に奥へ侵入させる。
ヨハンの体がビクリとはねた。

「ひっ…やめ…!」
「そうですか、ここが気持ち良いんですね?」

そう言うなり、乱暴に中をかき乱す。

「あぐっ!やっ…やめて、くれっ……!」
「我慢は体に毒ですよ、ヨハン」
「い…いやだ…っ!う、うああっ!!」

ひときわ高い嬌声をあげ、ヨハンはゲーニッツの手の中で果てた。
白い液体が彼の手を汚す。
しかしゲーニッツは責める手を止めようとしなかった。
絶頂を迎えたばかりで敏感になっているそこを再度刺激され、彼のものはまた硬さを取り戻し始めた。

「待っ…てっ、くれ…!」

精を吐きだしたばかりのヨハンは息も絶え絶えに懇願した。

「ダメです」

ゲーニッツはそう冷たく言い放つと更にもう一本指を挿入する。
わざと音をたてながら、彼の指は秘部を犯していく。

「ひ、あ、ああっ」

すでに痛みはなかった。
それを凌駕する快感がヨハンの体を駆け抜ける。

再び絶頂を迎えようとした瞬間――――指が引き抜かれた。
行き場を無くした高ぶりに戸惑いながら、ヨハンはゲーニッツを見る。

「そんな目をしなくても――」

ゲーニッツはヨハンをうつぶせに押し倒す。
腕を縛られている為受け身が取れず、ヨハンは床に顔を打ち付けた。

「――ちゃんとイいかせてさしあげますよ」

濡れた秘部に熱いものが押しつけられる。

「待っ――」

ヨハンが言い終わらないうちに、ゲーニッツは己のものを深く突き入れた。

「っ!ああぁっ!」

逃げようとする腰を押さえつけ、一気に根本まで押し込む。

痛みと、圧迫感。熱を帯びたものが、中に、強引に入り込んでくる。

「ほら、入りましたよ」
「――う、うそ、嘘…こんな、こんな…い、痛っ」

自分の身に起こった事を受け入れられないヨハン。

「さすがに、少々きついですね」
「う…あ…いや、いやだ…抜いて――」

ヨハンの痛々しい声などおかまいなしに、ゲーニッツは腰を動かす。

「ひぃっ、うっあっ、あぁっ」

腰を揺さぶられるたびに、ヨハンの呻きとも喘ぎともわからない声が響く。
この感覚が痛みなのか、快感なのか、彼にはもう考える事もできなかった。
視界が滲む。涙がこぼれ落ちた。
その姿を見て、ゲーニッツは更に動きを早める。

「いい顔ですよ、ヨハン」

彼の体に刻んだ傷に舌をはわせる。

「私が憎いですか?」
「ぐっ、あっ、当たり…前だ…!こ、んな…はぁっ」
「『こんな目』に合っているのに、随分と感じていますね」

乱暴に後ろを犯されながら、自身のものを弄ばれる。
激しすぎる快感にヨハンは体を大きく震わせると、二度目の絶頂を迎えた。

「イきましたか。やれやれ、男に犯されて感じるなんて、淫乱ですね」
「ち、違う…いやだ、も、もう許し…」

「まだですよ。私を満足させるまで、何度でもイっていただきます」

言うなり、再び腰を動かし始める。

「あっ!っうぁっ!ひぁっ!」

先程よりも激しい動きに、声が漏れる。

許して 嫌だ こんなの  ――

嬌声の合間に、うわごとのように懇願する。
しかしゲーニッツはその反応すら楽しんでいるようだった。
動きが更に激しくなる。

「貴方は私のものだ、誰にも渡さない」

耳元で低く囁く。

「いや、だっ、うっ!はぁっ!うああっ!」
「さあ、ヨハン。私を受け止めてください」

深々と己のものを中に突き入れ、精をぶちまける。

「くっ…」
「ああぁぁっ!……う、あ、あ…熱い…っ」

逃げようとする腰を抱きかかえ、奥まで注ぎ込む。
快感の余韻に暫し浸った後、ようやくヨハンを解放した。

「はぁっ…はぁっ…」

荒い息を吐くヨハン。
虚空を見つめるばかりで、その瞳にはすでに生気が感じられなかった。

「少々やりすぎましたか…まぁいいでしょう」

そう言いながら、アンプルを取り出す。あの薬だ。

「まだまだ時間はありますからね…」

そう呟きながら、ゲーニッツは残酷な笑みを浮かべた。








「――というところで目が覚めたんです!」

「はぁ、それで何の用なんデスか、はぁとさん」

「私、気付いたんです!愛に性別は関係ないって事に!
だから、ヨハンさんもゲーニッツさんの愛に応えてあげるべきなんです!
愛って素晴らしいですよね!」

「素晴らしいかどうかはわからんが、当の本人が早々に倒れてるんだが」

「おい、息してねーぞこの地味」

「えええ!ショック死してるじゃないデスか!は、はやくロックマンさん呼んできてデス!」

「いいえ、ここは愛のキスで復活!これですね!だから先にゲーニッツさんを呼びましょう!」

「おい小娘!貴様、他人の家で何をほざいてるんだ!さっさと帰るぞ!」

「サウザーさんも気付いてください!この愛に!素晴らしいじゃないですか!」

「気付いてたまるか!愛に毒されておかしくなったか貴様!」

「どこもおかしいところはないです!」

「そんなことよりも主役である俺がハーレムな18禁SSは
いつになったら作られるんだよ!もうこの際だからはぁとちゃんとこのままエロゲ展開に」

「超いてぇよ〜!」

「天翔十字鳳!」

「大!竜巻落とし!」

「ギャアアアアアアアアア!!!!」



お後がよろしいようで。

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