577 :名無しさん@ビンキー:2010/11/01(月) 00:50:22 0
今回も間に合わなかったwww
出遅れ出落ちハロウィンSS投下します。

URL:ttp://www1.axfc.net/uploader/File/so/53465
タイトル: 無題
PASS: mugen
ネタ元&設定等:一期生→力iがi・i・i・i勝i手iにi・i・i・iトiーiナiメiンiト ソル×K'→スレネタ
カップリング(登場キャラ): 七夜×ネームレス(刹那×ロック)、ソル×K'(クリザリッド、クーラ)
性描写の有無:全年齢
内容注意:一応ハロウィンネタ、女子登場


さて、投下作品をじっくり読ませていただきます。





※このSSには男性同士の恋愛的描写が含まれます。
※キャラクターの性格や口調が違う場合があります。
※ハロウィンネタ。
※時間ないしハロウィンは子供の祭りで有るため、アレなシーンはカット、ってハロウィン実行倫理委員会のワラキアさんが言ってました。


嫌な予感がした方は、何も見なかったことにしてファイルを削除していただけるとお互い幸せになれると思います。










ハロウィン小ネタ

七夜×ネームレス(刹那×ロック)

「ククク…………刹那め、普段は露出度の低いロックのミイラ衣装のチラリズムに釘付けになるが良い。ククク…………包帯を使ってあんな拘束プレイやこんな目隠しプレイも楽しめるぞ…………しかしこれやたら動くな」

物陰から笑う七夜の背後で、イメージ映像からそのまま現れたような悪魔の羽と尻尾がばさばさくねくね動いている。ついでに額の上の方にはちょこんと尖った角が一対。

「装着者の感情だかを読み取って動くらしい」
「ネスツ脅威のメカニズム過ぎるだろ。所で名無し、お前の角は何だ、黒山羊か?」

問いかけられて、ネームレスは大きく巻いた角の乗った頭を軽く揺らす。

「あぁ……出掛けに渡されただけだから良く解らんが、多分そうなんだろう」
「そうか…………似合って―――ん!?刹那に動き有り!よし、行け刹那、お前なら出来る……!」

何やら言いかけたかと思いきや、急に刹那とロックの方を振り返る。一際蠢く羽と尻尾に軽くため息を付き、ネームレスは諌めるように手を伸ばして七夜の額の角に触れる。

「うわっ!?」

鞭のようにしなる尻尾がピン!と伸びる。肩を竦めた七夜が咄嗟に一歩飛び退る。

「何だ今のは!?ぞわっと来たぞ!?」
「遠隔式の感覚共有システムがどうとか」
「どんだけハイテクなんだお前の所は」
「それより、何時まで二人を付け回す気だ」
「何だ、妬いてるのか。相変わらず名無しは可愛いな」

途端、七夜の表情が付属物のよく似合う悪魔めいた笑い顔に変わる。精神の僅かな隙を縫うような動きで手を伸ばし、ネームレスの側頭部に設置された角の局面を指先でつっ、と撫でる。

「ひぁっ―――!?」

声が溢れ、慌てて口元を抑える。朱の差した目元で睨むと、学生服の悪魔がにやりと笑った。

「予定変更だ。こっちの方が楽しい」


カット。





ソル×K'(クリザリッド、クーラ)


「ただいまー!」
「あぁ、お帰り。K'はどうした?」

ほくほくとした笑顔で帰って来たクーラを迎えたクリザリッドは、一団の中にお目付け役を頼んだK'の姿がないことに気付いて尋ねる。

「えっとねー、さっきまで一緒にいたんだけど、入口のところで「好い加減もう良いだろう」って言ってどっか行っちゃった」

クーラのわざとらしく額に皺を寄せたK'の真似に小さく苦笑して、そうか、と答える。お祭り騒ぎが堪えたのだろう、しばらくそっとして置いてやろうか。
ジlェlラlーlトは独l眼lちlゃlんの、ネームレスは一期生達の所。皆の予定を聞いた時、今年はだいぶ静かになるかと思ったが、思えば物静かな方から居なくなっていて逆に騒がしくなりそうだ。K'が逃げ出したのも、頷けるものである。






静かな部屋の中、ソルがソファに腰掛けて一人で酒を飲んでいると、玄関の方からガタンと音がした。菓子目当てにガキがやってきたのかと思ったが、居間の扉を開いて現れたのはK'だった。見れば妙に憔悴した様子だったが、その背後にそれ所では無い物を見つけてしまって、声を掛けようとした半端な姿勢で固まる。
ふらふらと定まらない足取りでソファの前に立つと、K'は突然崩れ落ちるようにソルの胸元へ倒れこんで来た。

「…………疲れた」

やたら重くて深い溜息と一緒にK'が呟き、体重を預けてくる。なんと答えれば良いものやら。ソルは内心ヘヴィだぜ、と零す。
短い銀髪を軽く撫でてやりつつ、酒を口に運んでいると体力(と言うより気力か)が戻ったのか、K'が起き上がってソルの手からコップを奪い取って中の琥珀色の液体を一息に飲み干した。

「つまみはねぇのか」

テーブルの上の酒瓶から勝手に二杯目を注ぎつつ、不貞不貞しくK'が言う。ソルは親指で背後のカウンターを指し

「今日の大会の景品とやらだ」

ソファとソルの肩越しに、ケーキだの色とりどりのキャンディーやゼリービーンズだのの積まれたカウンターを見たK'が顔を顰める。

「どんな大会だよ」
「坊やに引っ張ってかれたんだよ。ハロウィン記念の仮装限定大会だとさ。わざわざ昔の服引っ張り出してきやがって」
「それでアンタそんな格好してたのか」

改めて見れば、ソルの格好は何時もの袖のない赤い上着では無く、短い白のマントを羽織った妙にヒラヒラした格好である。

「そう言う事だ。来たついでにアレも片付けてくれると有難いんだがな」
「勘弁してくれ。今日一日クーラ達に振り回されて菓子にはもうウンザリしてるんだ」

自分で言えば、快賊団の嬢ちゃん達に引き摺り回されるようなものか、と想像しただけでゲージが消滅しそうな程げんなりする。

「そいつはヘヴィだったな」

貰い溜息一つ、ふと顔を上げる。

「所で、その背中のヤツは何なんだ」

示されて、K'が更に顔を顰める。やたらデフォルメの効いた真っ白い柔らかそうな羽が一対、背中から僅かに間を空けて浮かんでいる。

「ふざけた耳、拒否したらこっち付けられたんだよ」

そっぽを向くK'の決まりの悪さを感知したのか、ぱたぱたと羽が動く。

「動くんだな」
「つか、スカステ対応」
「マジでか」
「試作品だから高くは飛べないらしいがな」

立ち上がったK'が軽く床を蹴ると、ゆったりとした速度でふわりと身体が持ち上がる。そのまま天井を押して同じように降りて来て着地する。

「どう言う機構だ?」

科学者の本能を刺激されたのか、ソファから立ち上がりソルが手を伸ばして羽の付け根の辺りを掴む。

「あ、オイ、」

浮いてはいるが、羽とK'の体の間には何か固定するための力が働いているらしく、ソルに引っ張られた羽と一緒にK'の身体も沈む。

「じゃあちょっと外せ」

手を振り払われたソルが言う。

「外し方が解かんねぇんだよ」

解ってたらとっくに外しているとばかりにK'が答える。

「なら大人しくしてろ」

返して、背中の辺りに触れる。

「オイ」
「服の下に何かあるな」

K'が答える前に、勝手に上着のファスナーを下ろす。肩甲骨の出っ張りの直ぐ下辺りの高さに、ぐるりとNESTUの刻印の入った黒いベルトのようなものが巻かれている。

「こっちが本体か」
「オイ!」
「後でジャーキー出してやるから大人しくしてろ」

抗議の声は軽くあしらわれ、そのまま上着を脱がされる。
邪魔だからと腕を上げさせられ、カウンターの上のケーキを敵のように睨んでいると、背中の辺りにソルの視線を感じ、体温がじりじりと上がる。ソルは何やら夢中になった様子で、羽やベルトの検分をしている。早く終われと穴が開かんばかりにケーキを睨んでいると、ふとソルの指がそれまでとは違ったふうに動いた。

「っ!」

ベルトと肌の境目をなぞられ、小さく声を上げてしまう。くつくつと笑う声に勢い良く振り向くと、見上げる赤茶の目がいたずらっぽく細められ、肩口に口付けを落とされた。

「そういや言ってなかったな」

にぃ、と笑う口元から、鋭い犬歯が零れた。

「Trick or treat」




カット。

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