939 :名無しさん@ビンキー:2010/03/21(日) 17:06:47 0
バルジャギSSが出来たので投下させて頂きます。
今回はバルジャギのエロで、お薬でゲージMAXエロエロジャギ様です。
ジャギ様をもっとドMにした方が良かったかもしれないけどキニシナイ!



−注意−

・妄想、捏造要素が多くキャラが別人状態である
・ジャギ様とバルさんが同棲中、バルジャギである
・男性同士の恋愛、性行為描写を含む
・その他おかしい部分がある



以上の点を踏まえ、どんと来い!と言う方はスクロールをどうぞ。














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 正午過ぎ。昼食を食べ終わったバルバトスとジャギは何をする訳でもなく、部屋でだらだらと過ごしていた。今日は試合の予定も入っておらず、かつ特に急いでするような用事も無い。暇を持て余し大分気が抜けているのか、ジャギは眠そうに欠伸をした。

「退屈だな」
「ふあぁ…今日は特にすることねェしな」

 春先の穏やかな日差しの中、床に寝転がる二人の目には蝶が窓の外でひらひらと舞う姿が映る。暴れ回る日常風景から離れた、ゆったりとした時間が流れていく。すると何かを思いついたのか、バルバトスはジャギの方を向き話しかける。

「暇だし酒でも飲まねえか」
「…昼間っから酒?」
「たまには良いじゃねえか、この前貰った酒があるぞ」
「別に嫌とは言ってねェ、折角だしガッツリ飲むか」

 ジャギの返答を聞くとバルバトスは起き上がり、酒を取りに部屋を出た。気が緩んでいたせいか、ジャギは気が付かなかった。扉を閉める直前、バルバトスがほくそ笑んでいた事に。

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 バルバトスは酒瓶を三本持って部屋へと戻ってきた。その瓶にラベルは無く、蓋を開けて酒を注ぐと透き通った桜色の液体がコップに満ちていく。桃とミントが混じった様な、爽やかな甘い香りが鼻をくすぐる。ジャギは軽く酒を飲み、口の中で転がす様に味を確かめた。

「おッ、結構美味ェ!ラベルがねェけどよ、コレ。どっから貰ってきたんだ?」
「ちょっとした知り合いにな。何でも"元気が出る"って触れ込みらしいぞ」
「そりゃすげェ、んじゃもっと飲んでも問題ねェな」

 ジャギは一杯目を一気に飲み干して酒を手酌で注ぐ。甘めではあるがキツイ酒を早いペースで飲み続け、バルバトスもジャギ程では無いが飲んでおり、まだそれほど時間も経っていないのにも関わらず一本目の瓶を開けてから既に三分の二ほど量が減っていた。

「…ぷは………いつもあんがとよ、バルバトス」

 酔いが少し回り始めたのだろうか、ジャギは静かな声でバルバトスに話しかける。唐突なジャギの言葉に、酒を飲むバルバトスの手が止まる。

「いきなりどうした」
「いや、その…急に迷惑かけちまった事思い出してよ」
「…馬鹿野郎が」

 ぐい、と酒を飲み込み熱い眼差しでジャギを見つめながらバルバトスは続ける。

「貴様は俺の物。迷惑かけたって問題ねえんだよ、俺が管理してやるからな」
「……へッ」

 珍しく素直に自分の気持ちを告げたジャギは気恥ずかしそうに俯き、その姿を見てバルバトスは微かに笑う。この時までジャギは心からバルバトスに感謝をしていたのだが。

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 おかしい、何かがおかしい。酒を飲み始めて30分後、ジャギの体に異変が起き始めた。普通ならこれくらい時間が経つと、酒が抜け始めて飲まないと物足り無く感じるはずであった。だが何故か分からないが体は少しずつ火照り、上手く動かなくなっていく。頭はぼんやりとし、体を動かすと何だかこそばゆく感じてしまう。まるで、酒に慣れていないにも関わらず、度数の高い酒を一気に飲み過ぎてしまったかの様だ。

「はァ、はァ…す、すまねェちょっと酔っぱらったみてェだ。ちょっと、水…」

 ジャギはその感覚を誤魔化す様に勢いを付けて立ち上がろうとするが、足腰に力が入らない。そのままふらふらと座り込んだジャギを、バルバトスはニヤリと笑いながら眺めていた。

「んだよ、何がそんなに…面白ェんだよ…」
「フン、効き目は申し分ねえと思ってな」
「あァ…?効き目って、どういう…」
「これは"元気が出る"酒って俺は言ったが、"何処の"までは言ってねえ」

 そう指摘されジャギはハッと気が付いた。体の火照りは特に下半身に集中し、服が擦れる度にもどかしく感じてしまう事に。股間へと集まる熱で少しずつ固くなり始めた自身を、慌てて隠すように手で覆い前屈みになる。

「もう大分疼いてしょうがねえんだろう…なあ?」
「ん、んな事ねェ!適当なこと…」
「嘘付くんじゃねえ」

 バルバトスはジャギを自分の方へ引き寄せ、そのまま口付ける。ジャギは無理矢理引き剥がそうかとも考えたが、体は動かなかった。バルバトスはジャギの肩を捕まえ、口内へ舌を入れてくる。舌が入るだけでジャギは敏感に反応し、徐々に大人しくなっていく。

「う、んむ…ん……ン…」
「ん、はあ…こうなってやがる癖に、普通だって言うのか?」

 バルバトスはジャギの乳首を摘みながら問いかける。服が擦れるだけでも感じていたジャギの体は、キスによって余計に興奮したのだろう。ぷっくりと立った乳首は普段よりも過敏で、バルバトスが力を加える度にジャギは息を漏らす。

「俺もあの酒を飲んで…こうなってんだ」

 バルバトスはジャギの手を掴み、自身の股間を触らせる。ジャギは張り詰めた股間の大きさと熱に驚くと同時に、体の奥が疼く。コレが自分に入ってきたらどれだけ気持ちが良いのか、どれほどの熱さを感じさせてくれるのか。ジャギの思考は、少しずつ性欲を司る液体が注がれ満たされていく。抵抗する意識は薄れてふつふつと欲望が込み上げ出し、頭の中が薄紅色に染まる。

「ほら言ってみろ…貴様は、どうなんだ?」
「…俺…俺、体が、すっげェ熱い…バルバトス…もっと…さっきみたいに、キス、して…そんで……」

 息を荒げながら呼びかけ、ジャギはバルバトスの手を掴んで自身の胸へと運ぶ。恥ずかしそうに目を瞑りながら、バルバトスの指が乳首に当たるように体を動かす。破廉恥な行動をしている自覚が有りながら、自身の欲求を伝えようとするジャギの姿は艶めかしい。

「………俺のこと、エロくして…気持ちよく、してくれよ…」

 ここまで誘われて大人しくしていられる程、今日のバルバトスは紳士的では無かった。只でさえ、最近我慢をしていた事もあって性欲は増していた。バルバトスは鼻息を粗くしながらジャギの口に吸い付く。
 バルバトスは勢いのまま舌を絡め、空いている手でジャギの乳首を弄り始めた。軽く抓るだけではなく、時折軽く爪で弾くとジャギはその度に腰を捩らせる。ジャギの唾液が乳首から伝わる快感でより多く分泌され、二人の口の中は舌と液で濃く交わる。バルバトスは何度もジャギの唾液を飲み、舌を動かして口内を掻き回す。喉の奥まで味わうかの様にバルバトスは深く吸い付き、ジャギの反応を楽しんでいた。
 バルバトスは口を離し、腰を掴んで動けないようにするとジャギの体に残る傷跡に舌を向け味わうように一舐めする。古傷から伝わる感触に、ジャギは上擦った声を上げる。バルバトスは労るように、愛おしむように傷を一つ一つ舐めていく。舐める度にバルバトスの口から唾液が垂れ、ジャギの体を伝って落ちる。唾液が伝っていく感触にすら、ジャギは必死に耐えなければならないほどの刺激が届く。

「…ン、ンン…もっと、舐めて……くれェ…」
「そんなに焦るな……きちんと綺麗にしてやる……」

 バルバトスは焦らすようにゆっくりと傷跡に舌を滑らせていく。傷跡を舐めながらバルバトスは器用にジャギの服を脱がしズボンと下着を降ろすと先端から先走りが溢れていた。バルバトスは先端に指先を付け、円を描く様に動かす。

「おい、こんなになってんじゃねえか…感じまくりだな」
「あァ…ん、は、うあ、あァ…」
「もしかして、こうして欲しかったのか?いつも嫌がるのは嘘だったんじゃねえのか?」
「ち、違…俺は、んな、訳が……は、んあ…!」
「じゃあ、止めちまうか…ん?」
「や、止めんな!あ、違、ん…あ、駄目だ……ンン…!」

 バルバトスが言葉でジャギを責めると、ジャギは羞恥心が残っているのか否定する物の、目は物欲しそうにしたままだ。バルバトスが指先で擦る度、ジャギは切なげに腰を動かす。我慢の限界なのかジャギは手を股間へ伸ばそうとしたが、バルバトスがその手を掴み、意地悪そうに笑う。

「止めた方が良かったんじゃねえのか?ん?」
「い、イヤだ…触りてェ、もう、出してェ…頼む、頼む…触らせてくれ…」
「フン…じゃあ俺の言う事を聞けたらご褒美をやろう」

 そう言うと、バルバトスは服を脱ぎ、大きく反り立つ自身をジャギの眼前に付きだした。普段よりも幾分か大きめに写るそれは、ジャギと同じく先走りで濡れていた。それを見て、ジャギは喉をゴクリと鳴らす。

「咥えろ…俺が満足したら…もっと良くしてやる」

 そう言い終わると、ジャギは自分からメットを外してバルバトス自身を口腔へと導き、べっとりと吸い付くような舐め方で奉仕を始めた。先走りを舐め取とって、唾液と共にごくりと飲み込む。裏筋を軽く刺激してから、雁首を丁寧に舐め回す。全体を舐め終わると再び口腔に入れ、強めに吸いながら先端から根本まで一気に顔を動かした。その淫らな奉仕に、バルバトスは時折低く声を漏らす。

「…良い舐め方するじゃねえか…じゃあ、これでもちゃんと出来るか…?」
「……!ム、ンン…フ、ムゥ…ンン……」

 バルバトスは足でジャギ自身を掴み、上下に擦り始めた。擦られ始めると、ジャギの目は恍惚に染まる。それと同時にジャギの口腔に唾液がより多く出始め、バルバトス自身を刺激する。擦られた快感と奉仕しているこの状況に酔いしれているのか、床にはジャギ自身から垂れた先走りで染みが出来ていた。
 嬲る様にバルバトスが足でジャギ自身を擦り続けると、ジャギはもどかしそうに震え始めた。まるで、もう辛抱出来ないかの様に。だが、バルバトスは急に足を離しジャギの体を掴む。

「おおっと、まだイくんじゃねえぞ…ご褒美、欲しいんだろ…?」
「ン、ンン、ム、グウ、ンンンン…!!」

 ジャギの体が大きく震え、絶頂感に抵抗しているのか眉間に皺が入る。だが、決して口は離さず奉仕を続けていた。何度か深呼吸をすると、何とか耐えきったのかジャギは口を離し後へ倒れ込んでしまった。限界寸前まで抑え込んだためか、ジャギの物がぴくぴくと震える。

「クク、良くできましたって所だな。それじゃあ、もっと気持ち良くしてやらねえとな…」

 バルバトスはその姿を見て満足そうに笑うと、酒と一緒に隠し持ってきたプラスチックの容器を取り出す。ペットボトルの様な形をした容器に、酒と同じ桃色の液体が入っていた。

「頑張ったご褒美だ。サービスって事で貰ったモンだが、コレが何か分かるか?」
「…はァ、はァ…わ、わかんねェよ……」

 絶頂しかけた快感が抜けきっていないのか、蕩けた目をしたままのジャギはたどたどしく答える。

「ローションらしいが、これも酒と同じで特別製でな。特定の部位に塗りこむと敏感になるらしい。どんな反応をするか、楽しませて貰うぜ…」

 蓋を開け、バルバトスの手のひらに桃色の液体がトロリと流れ込む。指に潤滑液を塗りたくり、バルバトスはジャギの秘部へと指を入れた。そして、壁をなぞるように執拗に塗り込んでいく。

「……ンッ!?ンぁ、う、あァ…!」

 バルバトスの指が動く度に目を見開いて声を上げるジャギ。バルバトスは指を一本、二本と増やし、潤滑液を付け直しながら再び塗りたくっていく。

「ン、ンン、は、はァ…え、えはァ……い、いい、良い…!」

 強すぎる刺激に、ジャギは最初戸惑うような声を上げていたが徐々に声に艶が入り出す。ジャギの顔は紅潮し、声を上げ続け開いたままの口から唾液がこぼれ落ちる。バルバトスは潤滑液を塗りながら唾液を舐め取り、そのまま抱き合う姿勢でジャギに口付けた。

「はァ、はァ…ん、んん、んむ、ん…」

 普段はどこか照れているように、時には甘える子供の様にキスをするジャギ。だが今は男を挑発し、誘い込む娼婦の様にバルバトスに舌を絡めてくる。本人にその意識は無いのだろうが、煽る様に音を出しながら口付けし、愉悦の瞳でバルバトスを見つめるその姿は娼婦以外の何者でもない。
 口を合わせたままジャギは股間をバルバトス自身に擦りつける様に何度も動かし始めた。先走りが交じり合い、ジャギが動く度に淫らな音が上がる。擦りつける事でも欲求が満たされないのか、ジャギは自分の手で乳首を摘む。ジャギの脳内は、もう色欲しか存在していなかった。
 バルバトスに何度も犯されて、気持ち良くなりたい。体中を玩具の様に弄ばれて、バルバトスに支配されたい。ジャギはいつの間にかそれしか考えられなくなっていた。ジャギは口を離し、指を入れられたままよろよろと立ち上がった。壁にもたれ掛かり、バルバトスにわざと見せつけるかのように腰を振る。

「あ、あァ、ん…ほら、入れてェ…んだろ…?い、つも…ヤリてェ、ヤリてェって…ン…言う癖に…入れ、ねェの…は、ァ…かよ…」

 バルバトスが指を引き抜くと、秘部から桃色の液体が流れ落ちる。薬の影響なのか、それともそれを言い訳に自分の欲求をさらけ出しているのか。

「い、入れ…て、くれェ…!バルバトス、俺ん…中、滅茶苦茶に、掻き回して…は…早く、犯してくれよォッ…!」
「…クソ、止まらねえと不味いから多少加減しようかと思ったが…気が変わった!それだけ煽ってタダで済むと思ってんじゃねえだろうなあ…!良いだろう、全力で喰らい尽くしてやる!!」

 快楽を求め続ける淫蕩な今のジャギには、体裁も固執するプライドも無かった。甘く、淫靡な声で相手を誘い求める只の淫売。ジャギから飛び出した欲望の声に、バルバトスの理性は完全に吹き飛んだ。ジャギの腰を掴み、秘部に自身をピトリと当てる。その感触に、ジャギは歓喜の声を上げた。そのままバルバトスはジャギの中へと入り込んでいく。
 ジャギの中は塗りつけた潤滑液でドロドロになっており、更に普段以上に締め付けてくる。バルバトスは一番奥まで貫くとジャギの肩に噛みついた。ぎりぎりと肩に犬歯が食い込み、血が溢れ出す。普段のジャギであれば噛みつかれた時点で抵抗するのだが、今のジャギは噛みつかれた事すらも快感へと変わっているようであった。

「い、あ……はァ…ん、す、すげ、すげェ……入って…入ってる……!も、もっとォ……!!」

 ジャギは腰を何度も振り、内壁への刺激を求めていく。腰を振る度に、ジャギ自身の先端から先走りが漏れ出す。

「お、おく、奥…!バルバトスの、当た、ぐりぐり、ん、あ、あァ……!!」
「何が良いのかハッキリ言ってみろ…何が入って感じてやがるんだ?」
「バ、バルバトスの…ひあッ!チ、チ……チン……」
「今更恥ずかしがってんじゃねえ、ちゃんと言ってみろこのエロ犬が!」
「んあァッ!バ、バルバトスの、チ、チンコが、ぐりぐりして、い、良い、最高なんだよォッ!!」
「クク、面白えな…!普段は絶対言わねえ癖に随分正直になったじゃねえか、ああッ!?」

 バルバトスが罵るとジャギは恥ずかしそうに目を閉じるが、体は正直で罵られる度にジャギの先走りは量を増す。バルバトスはジャギの態度に満足したのか、先ほどよりも態とらしくゆっくり引き抜き、一気に奥まで突き入れる。だが、後ろから突き入れているため、ジャギの表情がほとんど見えなかったのがバルバトスには不満であった。

「…チッ、このままじゃ顔が見え辛え…よ、っと…」
「ン!う、ん……」

 バルバトスはジャギを床に押し倒すと、正常位の姿勢になり腰を再び動かし始めた。

「ほら、素直にちゃんと言ってみろ…!まだ俺が欲しいんだろ?」
「ふ…ンン、ン…いっぱい、くれよォ……全然、足らねェ……!」

 ジャギの後孔は蕩ける様な熱を帯びていた。バルバトスは、腰を回しながらジャギの中をねっとりと擦り貫いていく。

「は、あ、ふあッ!バルバトス、も、っと……もっと…!!」

 ジャギは呆けた様に声を上げながらバルバトスの背中に手を回し、体の動きを預けた。

「もっと…小突いて、奥にコンコン当ててくれよォ…!が、我慢、我慢出来ねェ…俺、エロく、なっちまったんだよォ…う、んァ…バルバトスの、チンコで、突きまくってくれェ……!!おれ、おれ…もう、バルバトスの物だから…ァ…!全部…支配されて、もっと…もっと!ん、あ、バルバトス、感じてえ…ェ!つい、ついて、突いて……くれええェッ!!」
「可愛いこと言うじゃねえか…!!いいぜ、頭ん中俺で満杯にしてやる…!」

 ジャギはもう理性を感じられない口調でバルバトスを煽り続ける。快楽に溺れ続けるジャギを見て、バルバトスはより自身を固くした。バルバトスに支配され、蹂躙される事に悦びを見出したジャギの姿は妖艶であった。

「もっとと言う割に、もうそろそろイキそうだろ?」
「ン、ンン…まだ、我慢…出来る…もっと…突いてくれェ…奥に、当てて…!」
「フン、残念だがもう耐えらんねえようにしてやるぞ…!」
「!ま、待ッ、イッたら、バルバトスの、チ、チンコが、あ…もっと、ゆっくり…!まだ、ヤりてェ…!!」
「なめんじゃねえ、これで終わるか!終わったら、また犯してやるから安心しろ…!!」

 そう言うと、バルバトスは一気に腰を浮かしその勢いを殺さぬまま奥まで突く。激しく出入りする感触に、再びジャギは嬌声を上げる。

「ン、あッ!く、くあ、は、ん、ンンン…!!」
「我慢なんぞしてんじゃねえ!こんなよがり狂っておいて今更堪えられるわけねえだろうが、ああッ!?」
「は、早ッ、あ、す、凄ッ、は、んァッ…!だ、駄目、で、出る、出る…!!」

 我慢しようとしているのか、バルバトスの体を締め付けるように足で挟み込むジャギ。

「グ、イクぞ…ジャギ…!もう我慢するこたねえ、一緒に出せッ!」
「ん、ン、あ、あああァッ!!!」

 激しい叫び声と共に二人は共に再び達し、体液が体に飛び散る。二人の体は、お互いの体液と汗でびっしょりと濡れていた。だが、ここまでしてもお互いの性欲は収まる気配は無く、より盛り上がっていくばかり。
 休憩と称して酒を飲むと、二人はまた重なり合った。

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 六時間後。辺りはすっかり暗くなってしまった頃、部屋にはスッキリとした表情のバルバトスと真っ白に燃え尽きたジャギが居た。あれから結局性欲が無くなるまで五回も繰り返し、その結果ジャギは完全に精も根も尽き果ててしまった。

「フン、貧弱なもんだ。もっと鍛えておくべきじゃねえか?」
「テ、テメェが…異常なだけ…だろうが……俺は…平均…だ……」

 そもそもの蓄積していた量に差があったのか、バルバトスはむしろ出し切って満足と言った体であった。ジャギは出し過ぎてもうしばらく結構です、と疲労感がありありと顔に表れていた。

「チクショウ、いきなり…酒とか、言い出した時点で……疑えっつう事か……」
「何言ってやがる、遠野の割烹着女に貰った特別な酒と道具だ。使ってみた価値は十分あったろ?」
「…通りで、変な効果がある、訳か……こんな、疲れる、羽目になるとは………」
「お陰様で、面白えモンを見ることが出来たがな」
「…い、言っておくが…あくまで薬の、せいであって……俺は別に…したくて、やった訳じゃ…ねェからな…!」
「そうだよなあ。まさか俺に犯しまくって欲しいなんぞ、自分の意志で言うわけねえよなあ」

 ニヤニヤと口元を歪めながらジャギに顔を近づけるバルバトス。顔を逸らして、断固として否定するジャギ。だが、その顔は赤く染まっている。

「…どうせ…テメェが…溜まってると、思って…サービスで、言ってやっただけだ……勘違い、すんじゃねェぞ…」
「ほう、"チンコで突かれるのが最高"ってサービスで言ってくれたのか。嬉しいサービスをする様になったもんだ」

 バルバトスはクックッ、と喉を鳴らしながらジャギをからかい続ける。ジャギは力の入らない手でメットを掴むと、ぽこりとバルバトスを叩いてジロリと睨んだ。

「…もう…しばらく、ヤラねェからな……クソッ」
「十分元は取った。ま、あんまり間が開きすぎると今日みたいになるかもしれんがな?」
「………ケッ」

 拗ねた様に体の向きをバルバトスの反対側に向ける。すると、バルバトスがジャギを抱きしめた。

「…ジャギ、貴様はもう俺の物だ。誰にも、渡したりなんかしねえ」
「…………ああ」
「後悔すんじゃねえぞ、もう貴様は俺から逃げられん。絶対に、離さねえ」
「バカ言うな。…俺は、バルバトスの物だ…だから、ずっと寄っ掛からせてくれよ…」

 腕の中で、ジャギはくるりと体を反転させバルバトスと抱き合う。

「だから……今日みたいな事……またしようぜ」
「フン、言えば幾らでも掻き回してやるさ」

 バルバトスはジャギの頬に軽くキスをしてもう一度強く抱きしめた。顔を真っ赤にしてバルバトスの胸にジャギは顔を埋め、二人はそのまま眠りについた。眠っているジャギの顔は、とても安らかな微笑みを浮かべていた。

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