最終更新:ID:GVokGtuvBA 2010年08月24日(火) 03:01:10履歴
441 :名無しさん@ビンキー:2009/10/21(水) 19:53:14
>>425がなんとなく面白かったので、SSを書きました
あんまり激しくないけど、楽しんでいただけるなら嬉しいです
!警告!
・これは架空の話です。
・MUGENストーリー動画『暴l君lのl嫁l探lし』が元ネタですが、本編とは全く関係ありません。通報しないように。
・腐向けで、ゲーニッツ×ヨハンです。キャラが違うと思います。怒らないように。
・やんわり暴力、性描写。
・このファイルを一度閉じたら、必ず「ごみ箱」へ捨てるように。
以上
/
レオポルド・ゲーニッツは、機嫌がいい。
食卓に着くそのスタイルは、まるで聖者のようだ。
ヨハン・カスパールは、そんなゲーニッツの様子に怯えながらも、
逃げ出すことなく、彼の正面の席に座っている。
決して広くないダイニングキッチン。
2人がけの食卓テーブルに、白いクロスがかけられ、
その上に並べられた、一汁三菜。つまり和食。
今夜は、晴れて「夫婦」になった2人の、初めての夕食だった。
夕飯は二人で作った。
ゲーニッツはヨハンに、座っていなさいと促したが、
ヨハンは手伝いを申し出た。
単純に、料理に如何わしい何かを盛られたらと、不安で仕方なかったからだ。
命令を無視しようとする自分に、暴力を振るうのではないか、
……ヨハンはそうとも思い、構えたが、
ゲーニッツは笑みを浮かべ、
「ではお願いします」
と、ヨハンに青菜を洗うように指示を出した。
ゲーニッツに対し、極度の怯臆を抱いているヨハンは、拍子抜けする。
それでも、言われた通りに青菜を洗い始めた。
終えた事を告げると、ヨハンには次の指示が出された。
ゲーニッツは、指示を出すとき以外は、ヨハンに話しかけようとしない。
況して、包丁などを突き立てることもせず、
煮えた湯や油を浴びせかけるような真似もして来ない。
そんな事を警戒するヨハンも、どうかと思うのだが、
とにかく、夕飯の準備は、つつがなく終わったのだった。
そして、冒頭へ戻る。
ゲーニッツが、ヨハンを優しく見つめ、言った。
「では、いただきましょうか」
ヨハンは軽くどもりながら、頷いた。
「……いただきます」
「いただきます……」
食べる。
……おいしい。
絶賛するほど、美味と言うわけではない。
しかし、問題はそこではないのだ。
ヨハンは、料理の味と温かさを、素直に感じてしまう自分に、途惑っている。
こいつと食す夕飯など、絶対味どころではなくなる。
そう、考えていたからだ。
だから、箸は止まった。
ゲーニッツは箸を置き、ヨハンに尋ねる。
「おいしいでしょう?」
その質問は、ゲーニッツが、ヨハンの心情を見抜いている証拠に、他ならない。
ヨハンが答えるよりも先に、ゲーニッツは続けた。
「同然です。2人で、真面目に作ったのですから。
そうすれば、貴方に安心して食べていただけると思ったのですよ。
私の気持ちが、貴方に届いた証拠ですね。ふふふ」
ばつが悪そうに笑うゲーニッツ。
ヨハンは、理解できずに、怪訝の表情を浮かべる。
それでも、ゲーニッツは構わず食事を続けるが、
考え込んだまま、一向に食事を進めようとしないヨハンを見かねて、こう語り掛けた。
「あの婚姻届は有効ではありませんが、
それでも貴方は、私と夫婦となってくださいました。
もちろん、貴方が私の暴力を嫌がり、
抵抗しつつも、結局従ったのは承知の上です。
とりあえず書けば気が済むだろう、とでも思ったのでしょう」
とりあえず書けば気が済むと思った、確かにそうだが……。
そう思ったヨハンは、珍しく反論した。
「お前がデスアダーとグルになって、
無理やり縛り上げたりしたからじゃないか。
お前が、紙に書いた程度で気が済む奴なら、
私は、ここには居ない」
ゲーニッツは、それもそうですねと、頷いた。
「さあ、食べてお仕舞いなさい。
ご飯や味噌汁は、冷めてしまったらおいしくなくなりますからね」
ヨハンはもう、促されても、食べる気にはなれなかった。
「もう、お腹一杯ですか? 残すのは好印象ではありませんが」
「無理矢理食べさせればいいじゃないか」
ゲーニッツは目を見張る。
冷たく放たれたヨハンの言葉に、
今度は、ゲーニッツが訝しげに首をかしげた。
「困りましたねぇ。
貴方は、自分で食べられないような、
赤子同然の人でしたか」
「違う」
ヨハンは攻撃的になっていた。
サドを惜しげもなく押し付けるだけならまだしも、
今日の様子は、まるで掴み所がない。
それが、ヨハンを苛立たせた。
「では、……口に合いませんでしたか」
ゲーニッツは、少し残念そうにした。
まるで、「何がいけなかったのだろう。どうして、ヨハンは怒っているのだろう」
そう言いたげであるかのように。
ヨハンの心に、再び、ゲーニッツへの恐怖が舞い戻ってきた。
やはり、この男は異常だと思った。
普段振るう暴力は、この男なりの、素直な愛情表現で、
そこに、悪意は存在しないのだと、再認識する。
レオポルド・ゲーニッツの愛情表現はひたすら暴力的。
純粋だから、ただただ危険なだけ。
このままでは我が身が危ない。
押し黙るヨハンを見かねて、
仕方がありませんね、と、ため息をつき、
ゲーニッツは席を立つ。
一瞬の後、ヨハンの隣にやってきて、
長く垂れる前髪もろとも、
頭を無理矢理掴み上げた。
せっかく、丁寧に作った料理を、素手で乱暴に鷲づかみにし、
汚く、ヨハンの口に押し入れた。
次から次へと、
えずこうとも、うめき声を上げられようとも、
ゲーニッツは上手く、全てヨハンに食べさせた。
ヨハンは、終始、成すがままだった。
それは、抵抗だった。
「ごちそうさまでした」
はっきりと、ゲーニッツに告げる。
目を赤く滲ませていながらも、
ヨハンは屈している素振りは見せず、ゲーニッツを鋭く見据えた。
一方のゲーニッツは、詰まらなさそうにヨハンを見下ろし、
「手が汚れました。
貴方が舐めて、綺麗にしてください」
そう言って、右手をヨハンの口元に差し出す。
ヨハンは、ゆっくりと口を開き、
差し出された手に、……噛み付いた。
渾身の力を込めて、噛み付いた。
ゲーニッツは、きつく瞼を閉じ、黙って耐えた。
血が、垂れ、床に落ちる。
やがて膠着状態となり、数分間続く。
だんだん、ヨハンの噛む力が弱くなり、振り払える位になったのだが、
ゲーニッツは、ヨハン自らが離れるまで、待った。
そして、ようやく、余りにも長く感じられた膠着が解かれ時には、
ゲーニッツの右手の半分は、赤黒く腫れ上がり、
見ているだけで、その痛みと熱を理解できた。
「気は済みましたか」
ゲーニッツは自身の右手を気にする様子もなく、
ヨハンにそう尋ねた。すると、
ブッ……と、汚い音とともに、
ヨハンの口から、ゲーニッツの血と、食べカス交じりの唾が吐かれ、
ゲーニッツの頬に浴びせられた。
それは、箍が外れてしまったヨハンの、攻撃に他ならない。
そして、ヨハンの視界が廻る。
……一瞬。
本当に、一瞬だった。
激しい殴打の音と共に、ヨハンは椅子ごと床に張り倒されていた。
ゲーニッツは怪我を負った右手を庇う素振りも見せず、
ヨハンの頬に数回拳を浴びせた後、ヨハンの襟元を裂き、
そのまま鎖骨に齧り付いた。
皮膚を、肉を裂き、骨まで砕かんとばかりに。
「がっああっあああ!!」
ヨハンは今度こそ逃れようとするが、
ゲーニッツが完全に圧し掛かり、渾身の力を込め押さえつけるため、
それが許されない。
ヨハンの、言葉にならない情けない悲鳴が、
ゲーニッツにとっては甘美な悲鳴が、ダイニング全体に浸透していく。
ゲーニッツは噛む力を緩め、ヨハンの右手を、自身の性器がある場所へと導く。
ヨハンは、そんな事されずとも気づいていた。
少なくとも、圧し掛かれた時点で、ゲーニッツは勃起していた。
ヨハンに、それを握り潰してやろうという気力が、残っているはずもなく、
ただ、手をあてがっていた。
不意にゲーニッツが口を開く。
「やはり、ヨハン、貴方は、
暴力では、悦んでくれませんね……」
服の上からヨハンの性器を撫で始めたが、
一向に硬くなる気配はなかった。
ノイズ交じりの速い呼吸が聞こえ始める。
ヨハンのものだった。
夕飯が始まった頃の奇妙な穏やかさ、
激情がもたらした高熱が夕立のように過ぎ去り、
そして、静かに冷めていく。
最中、ゲーニッツは一方的に語り始めた。
「夫婦とは、支え合いながら、
生活を営むものです。
その第一歩を目指そうと思いましたが、
それさえ、侭なりませんね、ヨハン。
やはり、貴方が空想する、ありきたりな幸せや平穏は、
望むだけ無駄なようです。
ですので、
……貴方が痛みを、素直に快楽に変えられるように、
頑張らなければなりませんね……お互い」
一方的に語り終えた後、
何事もなかったかのように立ち上がり、
テーブルの上を片付け始めた。
その右手は、やはり痛いようだった。
ヨハンは、程よく冷たいフローリングの床に寝そべったまま、
その様子を、じっと見守った。
[Your funny dinner is End]
>>425がなんとなく面白かったので、SSを書きました
あんまり激しくないけど、楽しんでいただけるなら嬉しいです
!警告!
・これは架空の話です。
・MUGENストーリー動画『暴l君lのl嫁l探lし』が元ネタですが、本編とは全く関係ありません。通報しないように。
・腐向けで、ゲーニッツ×ヨハンです。キャラが違うと思います。怒らないように。
・やんわり暴力、性描写。
・このファイルを一度閉じたら、必ず「ごみ箱」へ捨てるように。
以上
/
レオポルド・ゲーニッツは、機嫌がいい。
食卓に着くそのスタイルは、まるで聖者のようだ。
ヨハン・カスパールは、そんなゲーニッツの様子に怯えながらも、
逃げ出すことなく、彼の正面の席に座っている。
決して広くないダイニングキッチン。
2人がけの食卓テーブルに、白いクロスがかけられ、
その上に並べられた、一汁三菜。つまり和食。
今夜は、晴れて「夫婦」になった2人の、初めての夕食だった。
夕飯は二人で作った。
ゲーニッツはヨハンに、座っていなさいと促したが、
ヨハンは手伝いを申し出た。
単純に、料理に如何わしい何かを盛られたらと、不安で仕方なかったからだ。
命令を無視しようとする自分に、暴力を振るうのではないか、
……ヨハンはそうとも思い、構えたが、
ゲーニッツは笑みを浮かべ、
「ではお願いします」
と、ヨハンに青菜を洗うように指示を出した。
ゲーニッツに対し、極度の怯臆を抱いているヨハンは、拍子抜けする。
それでも、言われた通りに青菜を洗い始めた。
終えた事を告げると、ヨハンには次の指示が出された。
ゲーニッツは、指示を出すとき以外は、ヨハンに話しかけようとしない。
況して、包丁などを突き立てることもせず、
煮えた湯や油を浴びせかけるような真似もして来ない。
そんな事を警戒するヨハンも、どうかと思うのだが、
とにかく、夕飯の準備は、つつがなく終わったのだった。
そして、冒頭へ戻る。
ゲーニッツが、ヨハンを優しく見つめ、言った。
「では、いただきましょうか」
ヨハンは軽くどもりながら、頷いた。
「……いただきます」
「いただきます……」
食べる。
……おいしい。
絶賛するほど、美味と言うわけではない。
しかし、問題はそこではないのだ。
ヨハンは、料理の味と温かさを、素直に感じてしまう自分に、途惑っている。
こいつと食す夕飯など、絶対味どころではなくなる。
そう、考えていたからだ。
だから、箸は止まった。
ゲーニッツは箸を置き、ヨハンに尋ねる。
「おいしいでしょう?」
その質問は、ゲーニッツが、ヨハンの心情を見抜いている証拠に、他ならない。
ヨハンが答えるよりも先に、ゲーニッツは続けた。
「同然です。2人で、真面目に作ったのですから。
そうすれば、貴方に安心して食べていただけると思ったのですよ。
私の気持ちが、貴方に届いた証拠ですね。ふふふ」
ばつが悪そうに笑うゲーニッツ。
ヨハンは、理解できずに、怪訝の表情を浮かべる。
それでも、ゲーニッツは構わず食事を続けるが、
考え込んだまま、一向に食事を進めようとしないヨハンを見かねて、こう語り掛けた。
「あの婚姻届は有効ではありませんが、
それでも貴方は、私と夫婦となってくださいました。
もちろん、貴方が私の暴力を嫌がり、
抵抗しつつも、結局従ったのは承知の上です。
とりあえず書けば気が済むだろう、とでも思ったのでしょう」
とりあえず書けば気が済むと思った、確かにそうだが……。
そう思ったヨハンは、珍しく反論した。
「お前がデスアダーとグルになって、
無理やり縛り上げたりしたからじゃないか。
お前が、紙に書いた程度で気が済む奴なら、
私は、ここには居ない」
ゲーニッツは、それもそうですねと、頷いた。
「さあ、食べてお仕舞いなさい。
ご飯や味噌汁は、冷めてしまったらおいしくなくなりますからね」
ヨハンはもう、促されても、食べる気にはなれなかった。
「もう、お腹一杯ですか? 残すのは好印象ではありませんが」
「無理矢理食べさせればいいじゃないか」
ゲーニッツは目を見張る。
冷たく放たれたヨハンの言葉に、
今度は、ゲーニッツが訝しげに首をかしげた。
「困りましたねぇ。
貴方は、自分で食べられないような、
赤子同然の人でしたか」
「違う」
ヨハンは攻撃的になっていた。
サドを惜しげもなく押し付けるだけならまだしも、
今日の様子は、まるで掴み所がない。
それが、ヨハンを苛立たせた。
「では、……口に合いませんでしたか」
ゲーニッツは、少し残念そうにした。
まるで、「何がいけなかったのだろう。どうして、ヨハンは怒っているのだろう」
そう言いたげであるかのように。
ヨハンの心に、再び、ゲーニッツへの恐怖が舞い戻ってきた。
やはり、この男は異常だと思った。
普段振るう暴力は、この男なりの、素直な愛情表現で、
そこに、悪意は存在しないのだと、再認識する。
レオポルド・ゲーニッツの愛情表現はひたすら暴力的。
純粋だから、ただただ危険なだけ。
このままでは我が身が危ない。
押し黙るヨハンを見かねて、
仕方がありませんね、と、ため息をつき、
ゲーニッツは席を立つ。
一瞬の後、ヨハンの隣にやってきて、
長く垂れる前髪もろとも、
頭を無理矢理掴み上げた。
せっかく、丁寧に作った料理を、素手で乱暴に鷲づかみにし、
汚く、ヨハンの口に押し入れた。
次から次へと、
えずこうとも、うめき声を上げられようとも、
ゲーニッツは上手く、全てヨハンに食べさせた。
ヨハンは、終始、成すがままだった。
それは、抵抗だった。
「ごちそうさまでした」
はっきりと、ゲーニッツに告げる。
目を赤く滲ませていながらも、
ヨハンは屈している素振りは見せず、ゲーニッツを鋭く見据えた。
一方のゲーニッツは、詰まらなさそうにヨハンを見下ろし、
「手が汚れました。
貴方が舐めて、綺麗にしてください」
そう言って、右手をヨハンの口元に差し出す。
ヨハンは、ゆっくりと口を開き、
差し出された手に、……噛み付いた。
渾身の力を込めて、噛み付いた。
ゲーニッツは、きつく瞼を閉じ、黙って耐えた。
血が、垂れ、床に落ちる。
やがて膠着状態となり、数分間続く。
だんだん、ヨハンの噛む力が弱くなり、振り払える位になったのだが、
ゲーニッツは、ヨハン自らが離れるまで、待った。
そして、ようやく、余りにも長く感じられた膠着が解かれ時には、
ゲーニッツの右手の半分は、赤黒く腫れ上がり、
見ているだけで、その痛みと熱を理解できた。
「気は済みましたか」
ゲーニッツは自身の右手を気にする様子もなく、
ヨハンにそう尋ねた。すると、
ブッ……と、汚い音とともに、
ヨハンの口から、ゲーニッツの血と、食べカス交じりの唾が吐かれ、
ゲーニッツの頬に浴びせられた。
それは、箍が外れてしまったヨハンの、攻撃に他ならない。
そして、ヨハンの視界が廻る。
……一瞬。
本当に、一瞬だった。
激しい殴打の音と共に、ヨハンは椅子ごと床に張り倒されていた。
ゲーニッツは怪我を負った右手を庇う素振りも見せず、
ヨハンの頬に数回拳を浴びせた後、ヨハンの襟元を裂き、
そのまま鎖骨に齧り付いた。
皮膚を、肉を裂き、骨まで砕かんとばかりに。
「がっああっあああ!!」
ヨハンは今度こそ逃れようとするが、
ゲーニッツが完全に圧し掛かり、渾身の力を込め押さえつけるため、
それが許されない。
ヨハンの、言葉にならない情けない悲鳴が、
ゲーニッツにとっては甘美な悲鳴が、ダイニング全体に浸透していく。
ゲーニッツは噛む力を緩め、ヨハンの右手を、自身の性器がある場所へと導く。
ヨハンは、そんな事されずとも気づいていた。
少なくとも、圧し掛かれた時点で、ゲーニッツは勃起していた。
ヨハンに、それを握り潰してやろうという気力が、残っているはずもなく、
ただ、手をあてがっていた。
不意にゲーニッツが口を開く。
「やはり、ヨハン、貴方は、
暴力では、悦んでくれませんね……」
服の上からヨハンの性器を撫で始めたが、
一向に硬くなる気配はなかった。
ノイズ交じりの速い呼吸が聞こえ始める。
ヨハンのものだった。
夕飯が始まった頃の奇妙な穏やかさ、
激情がもたらした高熱が夕立のように過ぎ去り、
そして、静かに冷めていく。
最中、ゲーニッツは一方的に語り始めた。
「夫婦とは、支え合いながら、
生活を営むものです。
その第一歩を目指そうと思いましたが、
それさえ、侭なりませんね、ヨハン。
やはり、貴方が空想する、ありきたりな幸せや平穏は、
望むだけ無駄なようです。
ですので、
……貴方が痛みを、素直に快楽に変えられるように、
頑張らなければなりませんね……お互い」
一方的に語り終えた後、
何事もなかったかのように立ち上がり、
テーブルの上を片付け始めた。
その右手は、やはり痛いようだった。
ヨハンは、程よく冷たいフローリングの床に寝そべったまま、
その様子を、じっと見守った。
[Your funny dinner is End]
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