最終更新:ID:Bqm9VfyFFg 2010年03月31日(水) 11:33:11履歴
340 :名無しさん@ビンキー:2010/03/28(日) 21:51:25 0
DIO×ザッパ、というよりはDIO→ザッパの短文投下します
また私ですごめんなさい
CAUTION!
・特にタイトルに意味はありません
・限りなくDIO→ザッパです
・性格と口調が安定しません
・既に同棲中です。
以上の事をふまえて、駄目そうならゴミ箱へどうぞ、時間を潰したいと言う方はこのさきへどうぞ。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
この先、二百億年。
↓
ザッパの鈍感さは今に始まった事では無い。
遠回しに好きだと伝えても駄目だった。
積極的に話し掛けても無駄だった。
一緒の部屋に住んでいても何も起こらない…というより「何も感じない」彼の精神は鈍感を通り越した何かだ。
此処まで自分自身が一人の人間を相手に苦戦するのはおおよそ百年振りである。
本当ならば、今の状態で満足しても良い筈なのだ。
一緒の部屋に住めている。
何回嘘を吐いたってすぐに何時ものように話せる。
信頼されている、一般的に言われる「仲が良い」なのはわかるのだが…それでは満足できないのが自分だ。
人を魅了し支配していた自分が、たった一人の男に執着する。なんとあさましい姿だろうか?
馴れない感情を認められず苛々しながら椅子に座りいつも通りの本を手に取る。
私の伝え方に問題があるのか。
それとも私自身に問題があるのか。
はたまた相手が鈍すぎるのか。
ぐちゃぐちゃとした感情が大きくなっていきすぎて、本の内容が頭に入らない。
ザッパ、ザッパ、ザッパ。
君が愛しくて堪らないんだと素直に言えたらどんなに楽か。
考えるだけ無駄なのはわかっていても、既に思考を止める事は出来なくなっている。
ザッパ、ザッパ、ザッパ。
ぐるぐると回る思考を止める術は、もはや皆無と等しかった。
いつ彼を気に入ったのか、はっきりとは覚えていない。
大会の試合の様子でも見てから、面白い人間だと記憶したのだろう。
他人に興味を持つことは、この世界では久々だった。
それから数日、彼の事を記憶から放り出した何日か後に大会の連絡を受けて再び思い出した…そんな所だろうか?
その時からもう何ヶ月経っているのだろうか?
いくつかの試合で出会った男に、たった一人の男に、このDIOが執着している。
認めたくない、しかし認めざるを得ない感情に無性に苛々して仕方が無かった。
「DIO、さん?」
「!?」
急にかけられた声に驚く。
…そうだ、個人の部屋はあれど一緒に住んでいて…
今の今まで頭の中で考えていた人物が目の前にいるというのは、少し恥ずかしい気もするが。
あぁ、らしくないじゃあないかと思いながら深く溜め息を吐く。
「紅茶、持ってきたんですけど…一緒に飲みませんか?」
「あ、あぁ…」
あぁ、らしくないじゃあないか。
END
りざると
タイトル→良い曲だよね
DIO→ごめんね
ザッパ→落ち着いてる時もある…んじゃないかな
DIOとザッパは時には振り回され時には振り回し、って感じの関係が好きです
けど一方的に振り回されて疲れ果ててるザッパも美味しいです
おそまつさまでした
「この紅茶は美味だな」
「お母様から送られてきたんですけど…好きなんですよ、毎日入れましょうか?」
「…頼む」
DIO×ザッパ、というよりはDIO→ザッパの短文投下します
また私ですごめんなさい
CAUTION!
・特にタイトルに意味はありません
・限りなくDIO→ザッパです
・性格と口調が安定しません
・既に同棲中です。
以上の事をふまえて、駄目そうならゴミ箱へどうぞ、時間を潰したいと言う方はこのさきへどうぞ。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
この先、二百億年。
↓
ザッパの鈍感さは今に始まった事では無い。
遠回しに好きだと伝えても駄目だった。
積極的に話し掛けても無駄だった。
一緒の部屋に住んでいても何も起こらない…というより「何も感じない」彼の精神は鈍感を通り越した何かだ。
此処まで自分自身が一人の人間を相手に苦戦するのはおおよそ百年振りである。
本当ならば、今の状態で満足しても良い筈なのだ。
一緒の部屋に住めている。
何回嘘を吐いたってすぐに何時ものように話せる。
信頼されている、一般的に言われる「仲が良い」なのはわかるのだが…それでは満足できないのが自分だ。
人を魅了し支配していた自分が、たった一人の男に執着する。なんとあさましい姿だろうか?
馴れない感情を認められず苛々しながら椅子に座りいつも通りの本を手に取る。
私の伝え方に問題があるのか。
それとも私自身に問題があるのか。
はたまた相手が鈍すぎるのか。
ぐちゃぐちゃとした感情が大きくなっていきすぎて、本の内容が頭に入らない。
ザッパ、ザッパ、ザッパ。
君が愛しくて堪らないんだと素直に言えたらどんなに楽か。
考えるだけ無駄なのはわかっていても、既に思考を止める事は出来なくなっている。
ザッパ、ザッパ、ザッパ。
ぐるぐると回る思考を止める術は、もはや皆無と等しかった。
いつ彼を気に入ったのか、はっきりとは覚えていない。
大会の試合の様子でも見てから、面白い人間だと記憶したのだろう。
他人に興味を持つことは、この世界では久々だった。
それから数日、彼の事を記憶から放り出した何日か後に大会の連絡を受けて再び思い出した…そんな所だろうか?
その時からもう何ヶ月経っているのだろうか?
いくつかの試合で出会った男に、たった一人の男に、このDIOが執着している。
認めたくない、しかし認めざるを得ない感情に無性に苛々して仕方が無かった。
「DIO、さん?」
「!?」
急にかけられた声に驚く。
…そうだ、個人の部屋はあれど一緒に住んでいて…
今の今まで頭の中で考えていた人物が目の前にいるというのは、少し恥ずかしい気もするが。
あぁ、らしくないじゃあないかと思いながら深く溜め息を吐く。
「紅茶、持ってきたんですけど…一緒に飲みませんか?」
「あ、あぁ…」
あぁ、らしくないじゃあないか。
END
りざると
タイトル→良い曲だよね
DIO→ごめんね
ザッパ→落ち着いてる時もある…んじゃないかな
DIOとザッパは時には振り回され時には振り回し、って感じの関係が好きです
けど一方的に振り回されて疲れ果ててるザッパも美味しいです
おそまつさまでした
「この紅茶は美味だな」
「お母様から送られてきたんですけど…好きなんですよ、毎日入れましょうか?」
「…頼む」
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