240 :実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー:2012/09/26(水) 00:07:26.07 0
カイン頑張ってるなーと思いながら、>>231を引用してちょっとした小話を書いてみた。
これからの活躍にも期待

URL:ttp://www1.axfc.net/uploader/File/so/83953
タイトル:隣に立つ
PASS: mugen
ネタ元&設定等:捏造/スレネタ
カップリング(登場キャラ):嘉神+カイン。若干嘉神×カイン寄り
性描写の有無: 全年齢
内容注意: 極小話。ほのぼの。会話してるだけ。>>237様のレスも若干引用させて頂いております。しかし天元突破はしていない。

夜だとこれからもよろしく的な感じでいい雰囲気になってたかもね!



【注意】

・(蒼炎)で嘉神とカインが話しているだけ。健全
・+だが若干嘉神×カインっぽい
・231での台詞を引用
・237様のレス内容も引用させて頂きました。ただし天元突破は阻止してます。
・短文

そんなんでも構わねぇ!という方だけお進み下さいませ。
無理!という方はゴミ箱にポイッ

それではどうぞ…






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「やっと貴方と対等に肩を並べて戦うことが出来ます」

極自然に漏れた柔らかな笑みという不意打ちに、理性がどこかに羽ばたくところだった。

麗らかな日差しがとても気持ちのいい昼下がり。
二人揃って喫茶店でゆっくりとお茶を飲んでいる時に、ふとカインが微笑みかけた。
いつも凛とした表情をしているカインが浮かべる屈託の無い笑み。それだけでも心が弾み、踊る。裏表の無い笑みが、彼に取って自分が特別な存在であるという事実を告げる。
日の光を浴びているからか、笑顔がきらきらと輝いて見える。それがとても美しい。贔屓目と言われ様がそれでも結構。
恋仲になってからは、どうにもカインに対する理性の抑えが利かない。今も喫茶店で無ければ、思わず彼を抱き締めたり頭を撫でたり、キスを贈っていたかも知れない。ちょっとしたことでもすぐに舞い上がる。それほどまでに愛おしいのだ。
「そうだな」
彼の笑みに対し、同じ様に笑みで返す。
流石に今この場でそんなことをする訳には行かないし、すれば彼に嫌われてしまうだろうことを嘉神は十二分に承知している。だからこそ、羽ばたく直前の理性をきちんと捕らえることが出来た。
「これまではただ見ているだけでしたが、これからは敵対することもあれば、一緒に戦うことが出来るかも知れません」
とてもとても嬉しそうに、そして楽しそうにカインは笑った。
最近カインは強くなった。これまで出場することの無かった狂クラスの大会に招かれ、それなりの成績の残すほどに。
一緒に戦えるかも知れないと嬉しそうに語るカインの中には、一人の戦士として、貪欲に上を目指す一人の餓狼として、新たなる戦いの舞台に立てたことに対する喜びも混じっていた。
「その時はお互いに最善を尽くそう」
口に付けていたカップを下ろしながら、自然と浮かんだ笑みで嘉神も応える。
何も嬉しいのはカインだけでない。嘉神もまた、カインと戦うのを楽しみにしていた。敵対するにしろ、共に戦うにしろ。
心が踊っていた。嘉神の中のより高みを目指す剣士としての心が。
「きっと、楽しいものになるでしょうね」
「ああ、きっと楽しいものになるだろうな」
共に立つ。
同じ目線で、同じ場所で。


朱雀の剣士の背中を見ているだけだった餓狼は、遂にその背中に追いつき、肩を並べた。

静かに闘志を燃やす剣士と拳士の瞳は、日の光に負けないほどきらきらと輝いていた。


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