108 :名無しさん@ビンキー:2010/03/24(水) 00:35:29 0
流れぶった切って……るかな?
バルジャギ甘々えろの第三弾が書けたのでうp。
「My sweet darling」延々と本番。私これ上げたらしばらく休むんだ………たぶん。

バルジャギは俺のジャスティス!



※バルジャギえろ。R18。
※延々とヤってるだけ。
※つ砂吐き袋。
※若干設定捏造。
※薬プレイ?です
以上が許せる方のみ↓スクロールでお願いします。














 そもそもの発端は何処だったのか。それは分からないが、ジャギにとっての事の始まりは弟、ケンシロウとのやりとりだった。
 以前は……もといた世界であれば殺したいほど憎かった男。そして、自分を殺した男。死後、何故か生前と変わらない姿でこのMUGEN界に落ちてきたジャギは紆余曲折を経た後にトキ、ラオウと和解し、二人の手引きもあってケンシロウとも和解を果たして既に久しい。
 それでもやはりまだ二人の間にはギスギスした気まずさが残っており、だからとあるランセレ会場の選手控え室へ続く廊下で背後からかけられた声に、ジャギは少なからず驚いた。

「ジャギ。」
「……ぁん?」

 一拍置いてから身体ごと振り向いて……沈黙。しかし、珍しいことにその沈黙はいつもの気まずいものではなかった。
 ケンシロウが胸の高さに持っているソレを凝視し黙るジャギへ、ソレの入った袋の口を広げつつ歩み寄ってくるケンシロウ。常人と比較してはるかにでかい図体を持つ彼でも一抱えあるだろう、透明な袋に入ったソレは大量の……ゼリービーンズ。
 着色料がふんだんに使われているだろう菓子に、物珍しさが沸いてくる。

「先ほど貰ったのだが、いらないか。 あまりにも量が多いので、配って回っているのだが。」
「ほう……」

 明らかに身体に悪そうな、しかも女子供が食べるような(偏見)甘ったるい菓子を北斗一家は進んで食べようとしない。食べたとしても和菓子が主体で、こんな毒々しいオモチャと見間違うような菓子など手に取ることも無いだろう。――そんな機会が無いからこそ、興味がわく。
 試しに一粒つまんで口に運んだジャギは、思いの他悪くない味と面白い食感に驚いた。

「……悪くねぇな。貰ってやってもいいぜ。」
「助かる。」

 片手を突っ込み、一握り引っつかんで取り出した。反対の手で二つぶ掴み口に入れれば林檎のようなレモンのような味が舌の上で広がった。

「用事はそれだけか?」
「そうだ。」
「そうか、じゃあな。」
「ああ。」

 短いやり取りで別れ、ジャギは己の控え室へ意識を戻した。





+++





 ざらざらと音を立ててカラフルなゼリービーンズがテーブルの上に広がる。歩きながらもいくつか食べたので半分ほどに数を減らしたその中から四粒ほどを選んで手に持ち直しひとつ口に入れたジャギは上着とブーツを脱ぐとソファに身を沈めた。スプリングが跳ねてジャギの体躯を受け止め、粗暴な動作にぎしぎしと不満の声を出す。
 コップに汲んだ水で喉を潤して、背凭れに身を預けると「ふー……」長く、息を吐きだした。

「(…………もう少し、何か話すべきだったか?)」

 感情の読みにくい義弟の顔が脳裏をよぎる。彼の顔をみると、どうにも過去の悪行が甦ってきて気まずさに素っ気無い態度を取ってしまうのだ。
 今はもう、ケンシロウを憎んでいない。ジャギの復讐は”あの時”に終わったし、この世界に来て、ジャギはそんな復讐心なんかよりもずっと尊く大切なものを手に入れている。……この醜い顔の傷さえ、最早ケンシロウを憎む理由にならない。
 だからと言って謝罪したい、などという愁傷なことを思っているわけではない。ジャギにとって、全ては”終わったこと”なのだ。それはきっと、ケンシロウも同じだろう。
 それが分かるからこそ、そしてそう思っているからこそ、以前の関係を笑い飛ばして接したいのだが、どうにもそれが出来ないでいる。

「(アイツの方から話しかけて来たってのに……悪いことをしたか………あぁ、クソ、何考えてんだ、らしくねぇ。)」

 取り留めなく思考が流れる。こんな風にぐだぐだ考えるなんて女々しいこと、らしくねぇと思いながらも湧き上がってくる様々な感情を押し留める事は出来なかった。
 ケンシロウへの罪悪感を引き金にトキやラオウへの申し訳なさがふつりと沸く。過去をなぞれば必然的に喪った女性を思い出して、つぅ…っと、ヘルメットの下で涙が頬を伝った。少しの悲しさと愛しさと謝罪、そしてこれ以上無いほどの感謝の念。
 ―――アンナ。

「………………バルバトス、」

 彼に出会えたから、彼に愛されたから、自分はこうしてアンナの笑顔を思い出せている。……他者を愛することを、思い出せた。
 心まで食らい尽くすようなアメジストの眼差しを思い出して身体が僅かに震えた。低く名を囁く声を思い出して、かぁっと熱が篭る。抱きしめる腕の強さを思い出して、もうどうしようもなくなった。

 バルバトス、バルバトス、バルバトス…! 瞼の裏に浮かぶ姿へ心の中で繰り返し呼びかける。その手は、無意識にズボンへ伸びていた。
 心が震える。思考の軸を失って、ただバルバトスだけで埋まっていく。そんな自分の状態を異常だと冷静に診断できる理性は、ジャギに残っていなかった。
 蛍光灯の明かりに照らされ、ゼリービーンズが安っぽく光を返す。

「―――バルバトス…ッ!」

 熱い息で名前を囁き、自身を扱く。バルバトスにそうされている時の事を思い出しながら、その手の動きを真似ながら。
 いつもよりも生まれる快感が大きくて、ジャギは僅かな音と気配に気づかなかった。

「ァ、アッ、イくッ、ア、あ、アァッ―――バルバトスぅ…ッ!」
「何だ?」
「ひっ!!?」

 予期せぬ返答に驚いて瞼を上げれば、にやにやと愉しげに口の端を吊り上げたバルバトスがテーブル越しに腕を組んで立っていた。視線が絡み、思考が真っ白に塗りつぶされる。
 ―――見られた。
 それを理解すると同時に、ジャギはそのまま達していた。

「――ッはぁ、は、ちが、これは、ちが、 ハァ、み、るなっ、みないでくれぇ…!」
「見るな、だァ? 聞けんなぁ。」
「や…やだ、ちがう、こんな、これは、ちがっ、」
「何が違うのかは知らんが……随分とお楽しみのようだな?」
「ちがっ…!」

 力の抜けた足を必死に動かして膝をあわせ、前を隠す。目からはとめどなく涙が溢れ、頭は熱に浮かされたようにぼーっとしていて自分でも何を言っているのかが分からない。 
 ただ、見られたことへの羞恥心と、達したというのに静まる気配のない快感にカタカタと全身が震えていた。

「俺が来たことにも気づかんほど夢中になって……そんなに俺が恋しかったか?」
「ちがう、や、ちがわな…っ、ちが、あぁ、何言って……ちがう、ちがうんだ、これは、」
「これは、何だ?」
「わからな…っ……お…お前のことを考えてたら……手が…勝手に…」
「くくく……」

 愉しげにバルバトスが笑う。その声にすら感じて下半身に熱が集まる。ゆるく立ち上がった自身を見て、なんで、と、擦れた声で呟いた。
 歩み寄ってきたバルバトスの右手がむき出しの肩に触れる。それだけで信じられないほど快感の波が生まれて、びくりとジャギの肩は大きく跳ねた。紫の双眸が細められ、ゆっくりと、何かを確かめるように手が下ってゆく。
 「アッ、ぁ、ヤ…ッ」震え、止めさせたいのかその右手を掴んだ腕は、しかし快楽に耐え切れずすぐ縋りつく形になる。赤く膨れた胸の突起を指でなぞれば、それだけで愉悦に濡れた悲鳴がこぼれた。
 常と明らかに違う顕著な反応に、フン、と、バルバトスが鼻を鳴らす。

「薬でも盛られたか…?」
「? なん、の、はなし…」
「気づいていなかったのか。おめでたいやつめ。………まぁいい。」
「ぅあ!? あンッ、ン、んんゥッ」
「犯人探しは後回しだ。」

 バルバトスのカサついた太い指が突起をつまみ、邪魔な腕を空いた手で掴んで首へ回させると熱い舌が胸の傷を舐めはじめた。「あ、あ、ア…ッ!」与えられる快楽にジャギの声が甘く跳ね上がる。猛った肉棒からは既に先走りが伝っていたけれど、バルバトスはあえて触れることはしなかった。
 背を撓らせ、喉をそらして快楽のまま喘ぐジャギを、ゆっくりと堪能する。
 ふいに、ジャギが震える手で何かを訴えるようにバルバトスの髪を掴んだ。顔を上げれば、色に濡れた懇願の眼差しにぶつかる。

「ばるばとす…バルバトス…ッ!」
「どうした、」
「さわっ…さわ…ってくれ、イきたい…! も、我慢できねぇ…! 俺の、触って、ばるばとす、たのむ、から!」
「くく……そんなにイきてぇなら、自分で扱くか?」
「や! やだ、バルバトス、触ってくれ、お前の手がいい…!」
「可愛いこと言うじゃねぇか、」

 普段なら決して聞くことの出来ない本音にバルバトスが笑う。突起を弄っていた手を下ろし、ズボンを下着ごと引き摺り下ろした。恋人の淫蕩な光景に舌なめずりすれば、ジャギの手が震えながら自身の膝を掴み、反り立った自身を見せ付けるように開かせて僅かに目を瞠った。快楽にとろけた眼差しがバルバトスを見つめる。

「触って…っくれ、バルバトス…!」
「…チッ」

 ジャギの痴態にバルバトス自身も限界が近かったが、今無理矢理貫いたらジャギがどうなるか分からない。仕方なく舌打ちひとつで堪え、両足を腰へ回させると少し乱暴にジャギを掴んだ。それだけで期待からか先端に白い液体がにじむ。すぐいイかせるのもつまらんと、バルバトスはいつもより優しくジャギを扱き始めた。

「ああっ、ア、あ、バルバトス、すげぇ、気持ちいいっ、アッ、お前の手…ッ、最高、だ…!」
「ククク…へぇ? そりゃぁ初耳だ。だったら、いつも嫌がっているのはフリか?」
「ちがっア、ちがう、は、はずかしくて……気持ち、よ…よすぎて、っうン! はぁ、ァ、あッ、だから、だ、から、こわくて…!」
「だったら、今は何故平気なんだ?ん?」
「あァッ、や、わからな…わからねぇ、けど、もっと、触って、ほしい…! ばるばとす、バルバトス、なァ、バルバトス…ッ!」
「なんだ?」
「――ッ」

 唐突に、ジャギがしがみ付いていた腕を離し上体を起こす。そして、バルバトスの目の前で一気にヘルメットを脱ぎ捨てた。今までジャギが行為の最中に自分からヘルメットを脱ぐことなど無く、驚愕にバルバトスの目が今度こそいっぱいまで瞠られた。しかもその驚愕が去るより早く、ジャギはバルバトスへ手を伸ばすと自分から噛み付くように口付けた。バルバトスが初めてのことに驚き固まったのは一瞬で、すぐに口内で暴れる舌に舌を絡める。無意識に止めていた手を再開すれば、ジャギがくぐもった嬌声を漏らした。

「んむ、ん、んっ、はぁ、んんぅっ」

 煽るように唾液をからませ水音を立て、唇に噛み付き、深く口付けるジャギにバルバトスは息を詰まらせた。理性がちりちりと焼き付く。自分の限界が訪れる前に、と、バルバトスはそれまでの優しい手管から一変、激しくジャギを扱き始める。急な快感の波に、ジャギが唇を離して悲鳴を上げた。

「うああっ!? あっ、や、早っ、待ッ!」
「これ以上待てるか…ッ、」
「ひ、あ、あああああッ!!!?」

 どくどくと欲望が弾けてバルバトスの手を汚す。さらに数度扱いて全部出し切らせるとバルバトスはそれを指に塗りこみ、ジャギの後孔へねじ込んだ。「ひぃ!?」息も整っていないジャギが悲鳴を漏らすけれど、宥めるように片手で抱き寄せ口付けると構わず指の数を増やした。ジャギの後孔は期待にひくつき、内壁はいやらしく指に絡み付いてくる。

「んぅ…はあ、あっん! はぁ…い、いから、バルバトス、も、欲しい、お前の、早く…ッ」
「そんなに欲しいか…?」
「欲しい! お前ので、ナカ、ぐちゃぐちゃに、して…くれ…!」
「いい子だ。」

 優しい口調とは裏腹に獰猛な眼差しでジャギを見つめながら舌なめずりしたバルバトスは、自分のズボンを下着ごと脱ぎ捨てるとジャギの腕を引きテーブルの上へ仰向けに横たわらせ、予告も無しに一気に最奥まで猛る凶器を埋め込んだ。「ひっぃ…!」ジャギの爪がバルバトスの腕をえぐり、喉が引き攣った声を搾り出す。一呼吸置いて、一度入口まで自身を引き抜いたバルバトスはまた一気にジャギを穿った。ジャギの跳ね上がる声を聞きながら、テーブルが軋むほど激しく挿入を繰り返す。

「うあっあ…! すご…ッ、アッ、あッ、バルバトスッ、こわれる、こわしてッ、バルバトス!!」
「ジャギ…ッ」
「おまえで、ッア! おまえだけでッ、ぜんぶ、バルバトス! おまえしか…いらない! だからァ…ッ!」
「ッ……満たしてやる。壊して、俺だけで!」
「アああッ!!?」

 光が弾ける。無我夢中でしがみ付けば、身体の内に熱いものが注ぎ込まれた。全身が痙攣し、肺の中身を全て嬌声に変えて吐き出す。――――唐突に、全身の力が抜けた。

「――はぁ、はぁ、はぁ、は…ぁ……はぁ、」
「フゥ……生きてるか。」
「はぁ……あ、たりまえ、だ……」
「そうか。」
「ひっ!?」

 ずるり、ナカに埋め込まれていたものを半分ほど引き抜かれ、完全に油断していたジャギは息を詰まらせた。内壁が痙攣し、肉棒を奥へ戻そうとする。そんな淫らな反応に、くつくつと喉を鳴らしてバルバトスが哂う。

「いやらしい体だなァ?」
「はぁ、は…ッ、そ……だよ、」
「うん?」
「テメ…の、せいだ…バルバトスッ! てめぇが、俺を、こ、こんなふうに、したんだ…! だから、離すな、ずっと、ずっと…!」
「フざけるなッ! ……誰が手放すかよ。テメェは一生……否、死んでも俺のモンだ!!」

 怒鳴るような宣言にジャギの頬がふっと緩む。その顔があまりにも底抜けに幸せそうで、バルバトスの雄がずくりと脈打ち膨れ上がった。瞬間、ジャギの顔が快楽のあまり苦しげに歪む。眉間に口付けを落とせば、はぁ…ッと熱い吐息が漏れた。

「動くぞ。」
「いや……俺が動く。」
「……あ?」
「起こせ。」

 思いがけない要望に胡乱な声を出したバルバトスだったが、重ねられたそれにジャギを支えると自身を埋め込んだままソファに腰を下ろした。「――ッ!」息を詰め、身を捩るジャギを眺めてから、バルバトスが尋ねた。

「おい、大丈夫か。」
「ン…だいじょ…ぶ、だ。……はぁ………動くぞ。」
「…おう。」

 応える声に、深く呼吸したジャギはバルバトスの肩に手をかけてゆっくりと腰を上げた。ずるずると、内壁を肉棒が擦る。入口近くまで引き抜いてから、勢いをつけて奥まで飲み込んだ。

「ンンぅ…ッ!」
「ッ―……おいおい、こんな調子じゃァ日が暮れるぜ?」
「わか…ッ…て…る!」

 愉悦に濡れた声で怒鳴り、先ほどよりも性急に腰を上げた。自重で最奥まで埋め込み、また腰を上げてはバルバトスのものを締め付けながら飲み込んでを繰り返して、ジャギはゆっくりと挿入の速度を上げていった。
 騎上位など今までさせた覚えも無く、だからバルバトス以外に男を知らないジャギにとってこれがはじめてのことだろう。慣れない体位に動きやすい体勢を探りつつ、理性が快楽に飲まれる一歩手前のラインにとどまりながら肉壁でバルバトスの雄を擦り締め付け味わう様は只管に淫蕩で扇情的だ。
 自分の上で腰を振り、乱れ、快楽に濡れながらも恥ずかしげに目を逸らすジャギに、ずきずきとバルバトスの肉棒がうずく。達するまでには至らない締め付けと挿入の繰り返し。その上のこの痴態である。――――ぷつり、と、唐突にバルバトスは己の理性が我慢の限界を迎えた音を聞いた。

「ぅあア!?」
「感じるトコ避けてて、イけるわけねぇだろうが!」
「ひああ!!? 待ッ、あッアッうぁっああ!!」

 腰を押さえ、前立腺ばかりを攻め立て始めたバルバトスに悲鳴のような嬌声を上げてジャギの腰が揺れる。大粒の涙がその目尻から零れ落ちた。脳味噌が焼き切れるような快楽。光の波に思考が飲み込まれ全身がただ快楽のみを追いかける。追い詰められる感覚にジャギはただ悲鳴を上げ続ける。
 突き上げるたびに悲鳴とそう違わない嬌声が跳ね、意思とは関係なく腰が大きく揺れる。粘着質な水音と肌がぶつかり合う音に脳味噌まで犯されるようだった。それはバルバトスも同じで、煽られるまま、欲望のままにジャギを穿つ。
 限界が近いのか、ジャギがむずがるように頭を左右に振った。

「ひ、ぃ、ばるばとすッ…ばるばとすぅ……ッ」
「ジャギ…ッ」

 囁く声を最後に聞いて、ジャギが達すると同時にバルバトスもまた欲望をジャギの内側へ注ぎ込んだ。



+++




「……つまり、あの菓子が原因か。」
「みてぇだな……くそぅ……最悪だ……」
「俺はイイものを見れて最高だがな。それで、出元はわからねぇのか。」
「きいてねえよ…」

 場所は控え室に設置された簡易ベッドの上。仰向けで横たわり枕に頭を預けるバルバトス。その上でうつ伏せて横たわるジャギ、という甘々な光景の原因は単純にベッドの狭さだ。
 腰の痛みに顔を顰めつつ話題にしているのはケンシロウに貰ったゼリービーンズだ。ケンシロウがこういった陰湿な真似をするとは思えないしあの口調から考えても彼は何も知らなかったのだろう。……否、もしかしたらまだ知らないのかもしれない。
 片っ端から配って回られているだろうゼリービーンズの行方と、それを食べた者達のことを考えて頭を抱えたくなったがどうしようも無いことだとジャギはその件に関する思考を停止した。まさにどーにでもなぁれ、だ。
 
「くそっ…納得いかねぇ……次はテメェが残ってる分全部食え! 喘がせてやる!!」
「構わねぇぜ? 聞かれて困るような本音は俺にはねぇからな。」
「言いやがったな、その言葉、忘れんなよ!」
「望むところだ。」

 応じたバルバトスの腕がジャギの腕を掴み引きずりあげて唇を重ねる。腰の痛みに顔を顰めたジャギは、しかし腕を伸ばすと自分から舌を絡めた。ねっとりと、互いの舌を長く味わう。
 熱に浮かされた眼差しを互いに絡め混ざり合った唾液を飲み込めば、バルバトスが喉で哂った。

「素直じゃねぇか。まだ薬が残っているのか?」
「かもな…。」

 熱い吐息で応えたジャギの声は穏やかだ。バルバトスの頬に手を添えて、もう一度今度は彼の方から唇を合わせた。




END(ビーンズの効能:性欲増進作用、中枢神経抑制作用)

このページへのコメント

こちらこそ、コメントありがとうございます!

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Posted by 筆者 2010年04月30日(金) 15:26:12 返信

加筆でよりエロく…!
いつもいいバルジャギをありがとうございます!

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Posted by noname 2010年04月25日(日) 09:36:52 返信

加筆に気づいてくれる人いた!!ありがとうございますw

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Posted by 筆者 2010年04月21日(水) 22:01:22 返信

加筆…されてるだと…!乙です!ジャギ様エロいよジャギ様。
極悪の華設定も合わさって、バルジャギが幸せそうすぎて今日もご飯が美味しいです!

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Posted by 名無し 2010年04月17日(土) 17:10:59 返信

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