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最終更新：ID:lA7qQttsFw 2010年05月20日(木) 07:50:31履歴
517 ：名無しさん＠ビンキー：2010/05/08(土) 22:47:15 0
保管庫乙です!ほんとにはやい……早速加筆修正させていただきました！
で、自重しなくて本当に申し訳ないんだが、ルガヨハ18禁投下させていただきます！！
ﾁﾗッとしてくれる女神がいたので、>>370の続きを書いてたら、
ルガヨハ分が足りなくなったので…つい……
反省はしてないが後悔はしてる。。
同じ時間軸なのかどうなのかは読んでくれた姐さんたちに任します。個人的にはどっちでもいい……。。
ルガヨハは無自覚言葉攻め×清楚淫乱だよね！とうきうき書いたら、
単なる言葉攻め×淫乱になった不思議……。。 エロってむずい…精進します……。。
この小説には、以下のものが含まれています。
�｜棒�同士の恋愛描写
��男性同士の性描写（濃い＋長い＋しつこい）
��やまなしおちなしいみなしでヤッテるだけ。
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�ァ屬蕕瓩А廚箸�言っちゃうヨハン
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� 銑Δ�許容できない方は、読まないほうがいいです。すぐに閉じましょう。
無駄に長くてセンスの無いエロだよ？ＯＫ？？
リビングのソファに寝そべって、時計の秒針の音を聞いていると、なんだか体が溶けていくような気がする。
ヨハン・カスパールは退屈していた。空腹感もなく、焦燥感もない時間は、ゆっくりと脳を食む。一種、これは幸福なのかもしれないと思う。だとすれば、それを退屈だと感じている自分は、きっと傲慢なのだ。
ちらりと、ドアのほうを見る。
鍵はもっていないが、この部屋はオートロックだ。出て行っても別に構わない。夜になれば家主であるルガールが戻ってくるのだから、それを見計らって帰って来さえすればいい。
しかし、どうにも気が乗らない。
もっと言えば、ここから外に出たくなどない。
ふらりと出かけ、もしあの鬼畜牧師に出会ってしまったら、と思うと、どうにも億劫になってしまう。
ここにいれば、奴に会うことはない。
ここで待っていれば、ルガールが帰ってくる。
この二つが満たされる空間を脱するなど、死んでもごめんだった。同棲を始めて、もう何日目だったろうか。その間、結局一度もヨハンは外にでていない。
しかし、それでもこんな風に一人、広い部屋でルガールを待つ時間は、耐え難いものがあった。
テレビをつけても、本を読んでも、全ては上滑りしていくようで、返って時間の進み具合が遅くなるような気さえした。
ルガールがいない間は、どういうわけか腹も減らない。朝方、ルガールが用意してくれた昼食をむりやり押し込むくらいで、それもそんなに欲しいとは思わない。けれども、残すとわざわざ自分のために準備してくれたルガールに悪いので、必ず食べるようにしている。
たまに掃除をしたり、洗濯をしたりしてみるが、大体あっという間に終わってしまう。そうなると本当にもうすることがない。
睨むように時計を見る。カチリカチリ、という一定間隔の秒針の音が気に触った。どうしてこんなに遅いのか。もっと早く、早く、はやく――。
「――帰って
こないかなぁ」
呟いても当然返事はない。切ない思いでため息をつく。早く帰ってきて欲しいと思う。けれども、こんな自分に優しくしてくれる彼のことを思うと、そんな我儘を言えるはずがなかった。
ルガールはいつだって忙しい。一つの企業を預かる身だ。それも、仕方がないことだろう。一緒に同じ家に住んでいるはずなのに、共に過ごせる時間は、あまりに短い。そうしてその幸せな時間に反比例して、一人の時間はあまりに長かった。
「……ルガー、ル」
最近は何か面倒ごとでもあったのか、帰りも遅く、ひどくくたびれた様子である。そんな彼を労わらなければと思う一方、もっと構ってもらいたいと、そう叫んでしまいたくなる自分も、確かに存在していた。
最後に触れ合ったのはいつだろう。もう随分と昔な気がする。
無意識に伸びた手が、服の上から中心を撫ぜる。もどかしいその感触に、ぴくん、とヨハンの身体が震えた。
「ルガ・・ぁ、ル…んぅ」
浅ましい願望を一度自覚してしまえば、もう後戻りはできない。恐る恐る動かしていた手の動きは、次第に激しくなる。少しずつ大きくなったソコが、窮屈で、儘ならない感覚が、快楽を増やしていった。
「ア・・・、あ、あ、…る、ルガー、ル…」
粘着質な液体が下着を汚す。ニチャ、という微かな音が、いやに大きく鼓膜に届いて、ヨハンは頬を染めた。
しかし、どんなに恥ずかしいと思っても、手は止まらない。
ルガールの手つきを思い出すだけで、先走りは量を増した。記憶の中の彼の動きをなぞる様にソコを触り、腰をくねらせながらヨハンは嬌声を上げた。しかし、服の上からのもどかしい愛撫では、絶頂までには至らない。
更なる快楽を求め、ヨハンがスラックスに手をかけると同時に、がちゃりと部屋の扉があいた。
「ただい…ッ？！」
ま、の形で固まった口は、なかなか閉まらない。快楽でふやけた頭が、待ち焦がれた人物の姿を認識したとたん、あわてて足を閉じた。
しかし、紅潮した頬と、荒く繰り返す呼吸は、興奮を隠し切れない。乱れた服の隙間からは、白い肌が覗いていた。
「……ヨハン…」
「あ…、お、おかえり、なさ…ッ」
低く呼ばれた自分の名前に、ビクン、と背筋が跳ねる。
かつかつと靴音を響かせながら、ヨハンの元まで近寄ってきたルガールは、その顎にかけ、顔を反らそうとするヨハンの動きを封じた。
「こんな明るいうちから、何をしてたんだ？」
「……あ」
ルガールは恥ずかしさに返事のできないヨハンの足を掴むと、むりやり開かせる。その中心は、張り詰め、色を変えていた。
「……こんな恥ずかしい染みをつくって…。まるでお漏らししたみたいだぞ？どれだけ濡れてるんだ」
「アッ！ふ……んんッ」
つうっとルガールの指がソコを撫でる。肉芯は硬度を増した。
「あ・・・、あ、ルガー、るぅ……」
「聞えなかったのか？ヨハン…。私は何をしてたのかと聞いてるんだ」
「ハッ…あ、あ、あぁ…ッ」
衣服に押さえつけられ、痛みさえ覚えるソコを、ルガールは更に容赦なく押さえつける。こらえきれずヨハンは首を振った。
「アッアッ、やぁ・・・」
「ほら、ヨハン。私に教えてくれ。どうしてこんなところが、こんなに硬くなってるんだ？」
「あ、うぅ…さ、さみしく、てぇ」
「寂しくて？君は寂しくなると、勃起するのか？」
「ちが…ッ！る、ルガールが、いなくて、寂しかった、から、それ、で…」
「それで？」
「ヒンッ！」
ぐちゅり、と服の上から揉みしだかれる。スラックスの染みは更に広がった。
「あ、ア…ッ、そ、それで、ハァ…あぁ・・ん、る、ルガール、思い出して、ひ、一人で…ああッ」
「そうか…。君の想像の中の私と、本当の私と、どちらが気持ちいい？」
「ルガール！、る、ルガール、がぁ、イイッ！アッ、あ、あ・・ヒィィッ!!」
こぽり、と音がして、下着の中に精液が溜まる。
スラックスを脱がし、濡れた下着越しに、今度は後孔を突くと、逐情の余韻で震えていた身体がびくんと痙攣した。そのまま下着越しにくいくいと押し込むような動作をしてやれば、次第にそこが緩んでくるのがわかる。
「あ、ルガぁ…ル、そ、それ、やだぁ」
「おや？君はここが嫌いだったかな？」
「ちが、く、て…はぅうんッ……ちょ、直接が、いぃ・・」
「ん？」
「・・んッ、なかッ、中、いれてぇ……ッ」
腰を振りながら淫らに哀願する恋人の願いを、無下にできるはずがない。
ずるりと下着を引き摺り下ろし、自らの精液で濡れ、わずかに緩んだ後孔に人差し指を突き入れる。そしてそのまま大きく円を描くように中を広げてやると、中が物足りなさ気に締め付けてくる。
「アハッ…あ、あんんッ、もっとぉ……！」
「もっと？」
「もっと…たくさん、欲しぃ…」
一気にもう二本指を増やす。それぞれの指をバラバラに動かしてやると、面白いようにヨハンの体が跳ねた。
「あ、あぁ…、ダメ、もっと、もっと…」
「まだ指が欲しいのかい？」
「イヤ…もっと、ふ、太いのが、いぃ…」
「例えば？」
「アッ…んんッ…い、じわる…ッ」
「……そうかい」
「あッ…」
ずるり、と一気に指が抜かれる。突然の喪失感に、ヨハンは切ない啼き声をあげた。
「欲しいものも言えないようでは、ここまでだな」
「え・・・そ、そんな…ッ」
無情にもそう言い放ち、離れようとするルガールに、必死でヨハンは縋りついた。
「……どうしたんだい？」
「や、ヤダ…ごめんなさ、ルガール…オネが……」
「じゃあ、ちゃんと、教えておくれ。何が欲しいのか、君のこの口で…」
「……ッ」
いっそ優しいとすら思える手つきで、ルガールはヨハンの唇を撫ぜる。ヨハンは、しばらく逡巡した後、意を決してルガールのスラックスの中心に顔をうずめると、器用に口でチャックを咥える。手を使わず、ゆっくりとそれを降ろすと、勃起しかかっていたルガール自身が顕になった。ヨハンはそれに躊躇いもなく口を添わすと、ぴちゃぴちゃと亀頭を舐める。先走りが零れ出したのを確認すると、肉棒を口に含み、口内に擦りつけるようにしてしゃぶった。
「ん…んぅ……んん……」
「…ヨハン」
ルガールの手がヨハンの頭を優しく撫でる。それで嬉しくて、ヨハンは更に深くくわえ込んだ。
ルガールの分身が、完全に勃ち上がったのを確認してから、名残惜しそうにヨハンは口を離す。
「ハァ…ハァ…、ルガール…ッ」
「……なんだい」
「ほ、ほしい…」
「……何が？」
「ッ…そ、ソレッ、その、硬くて、太くて、…ッ、あ、熱い、のが、欲しいッ」
ヨハンはソファの背もたれに体を預けるようにして、大きく足を開いた。先ほどまで散々ルガールにかき回されていた蕾が、ひくひくと物欲しそうに痙攣している。ルガールのモノを舐めている間に興奮したのか、花芯はそびえたち、まただらだらとだらしなく透明な液体を垂れ流していた。
「ルガール、ね、おね、がい…それが、欲しい、んだ…」
「……」
「い、挿れてッ…ルガールの、ペ○スがぁ、ほｓ…ハァァァァァァアァンッ!!!」
動かないルガールに焦れて、腰を揺らしながらとうとう恥ずかしい言葉を口にしたヨハンの後孔に、望んでいたものが突き入れられる。痛みはあったが、待ち焦がれた来訪者を、秘肉は喜んでくわえ込んだ。頭が溶けるような快楽に、ヨハンは悲鳴のような嬌声をあげる。
「あっあっあ！は、はふぅ…ああーーッ」
「ああ、ヨハン…君はなんて可愛いんだッ」
「ルガ・・・、あぃ・・・あ、ルガールッ、そこ、ソコもっとぉ、わ、私の前立腺、こりこり、してぇ…あひぃッ、も、もっといっぱい、ズゴズゴ、いっぱぃ…ッ!!」
「ああ、いくらでも、してあげるよ、ヨハン。君は、前立腺を押し上げながら、奥まで突き上げられるのが、大好きだものね」
「アーッ、すきぃ、スキッ、それ、あぁ、すき・・・ッ」
よがり狂うヨハンを見ながら、ルガールはゆっくりとしたストロークで、ヨハンの悦い部分を余すことなく突き上げた。
最奥に届くたびに、びくびくと足を突っ張らせてヨハンは喘いだ。
今にもイってしまいそうな、だらだらと際限なく先走りを流すヨハンの花芯の根元を、ルガールはちょっとした悪戯心で塞き止める。
「あっ、る、ルガ、アッ…何？…や、は、離し、て…！」
その間も容赦ない突き上げは止まらない。どうにか手をほどこうとヨハンは腕を伸ばしたが、快楽でもつれた指ではうまく引き剥がすことができない。返って、自分の手の動きが肉芯に伝わり、生まれた快楽に咽び啼く。
「ダメだよ。離したら、君はすぐイってしまうだろう？」
「いや、いやぁ…いきた、アふゥッ」
「いいじゃないか。どうせ君は私がいない間、いつも一人でシテたんだろう？」
「してな…ッあ、アアーーッ」
「ッハ、どうだか、なッ!!」
「ヒィッ！………あ、ハァ………やッ」
一際深く突き入れられ、そのまま最奥で熱い液体が注ぎ込まれる。満たされていくその感覚に、がくがくと足を震わせた。戒められたままの状態で開放できない熱がぐるぐると下腹部を巡る。
その苦しさに薄れかけた意識は、再び突き上げられた衝撃で無理矢理現実に引き戻された。
「……あ、ハァ…んんッ」
「さあ、ヨハン。お望みどおり『いっぱい』してあげるよ」
ぐちゅり、と先ほどまでより大きな音が、室内に響いた。
：：：
もう何度中に注ぎこまれたのかわからない。少し身動きをするたびに、緩みきった蕾から液体が垂れそうになる。肉芯根元には赤い紐で結ばれ、結局一度もイカせてもらえず、ヨハンは気が狂いそうだった。決定的な快楽が訪れないまま、ただルガールの熱に翻弄され、声を枯らして喘ぐことしかできない。
頼むからもう逝かせてくれとヨハンが泣きつくと、ルガールは少し意地の悪い顔をして、肉棒を抜くと、体勢を変えた。ルガールの上に跨るような体勢にヨハンは戸惑う。、
「…あ、え……？」
「ヨハン、逝きたい？」
今更過ぎる問に、こくこくとヨハンは頷いた。
「イキた…、な、なんでも、する、から…ッ！も、ほどいてぇ」
ぼろぼろと涙を零しながら哀願する様子に、ルガールは笑みを深めた。
「じゃあ、ヨハン。自分で挿れてごらん」
「え…？」
「自分で挿れて、自分で腰を振るんだ。私が逝けたら、解いてあげるよ」
「ア・・・ッ」
下から蕩けきった蕾を亀頭でこすりあげると、ふるふると足が震えた。ルガールが腰を支えてくれていなければ、そのまま倒れこんでしまいそうだった。
「そん、な…むり……ッ」
「今なんでもすると言ったばかりだろう？頑張りなさい。大丈夫。たくさん濡らしてあげたから、楽には挿いるさ」
今まで騎乗位などしたことのなかった。ヨハンは怖気づいて、なかなか腰を下ろせない。そんなヨハンの様子をいとおしげに見上げながら、ルガールは少しだけ先端を蕾に埋め込む。
「ヒィ…あ……」
「ほら、腰を下ろしなさい」
「ん…んッ」
叱咤され、そろそろと腰を下ろす。しかし、なかなかうまく挿いらない。一番太いところが入ってしまえば、後は楽だとわかっていても、息が詰まり、どうしても力が入る。
「ん、んんッ……あ、はいん、な…」
「まったく、仕方がないな。じゃあ、挿れてあげるから。そこから先は自分で頑張るんだよ？」
「え…ッアんんッ!!!」
捕まれた腰が、そのまま無理矢理降ろされる。今まで感じたこともないくらい深く突き刺さられ、ヨハンは頭がおかしくなりそうだった。
――苦しい。痛い。気持ちいい。
ごちゃ混ぜになった感覚から逃れようと、おぼつかない頭でヨハンはゆっくりと腰を振りはじめた。
勝手がわからず、手探りで挿入を繰り返すうちに、自分の好いところがわかったのか、ヨハンは同じところを狙って動き出した。快楽を追い、懸命に腰を動かす姿に、ルガールは息を呑んだ。
「あ、あ、あ、あ…」
「ソコがいいんだね。いつも、そんな風にシてたのかな？…ッ、ほら、もっと絞めて。このままじゃ、私が逝けないだろう？」
パチン、と淫らに肉棒を咥えるソコを平手で叩くと、キュンと後孔が引き締まる。
「っひ！」
「ああ、よく締まったね。もう一回叩こうか？」
「イヤ！や、ルガール、頑張って、アァ…ッ、しめる、から、叩いたら、ヤダァ」
「じゃあ、腰を振って、私のことを気持ちよくさせておくれ。ほら…もっと、ぎりぎりまで抜いて、一気に奥まで入れるんだ」
ルガールの言葉に、ヨハンはゆっくりと腰を上げた。長大なペ○スがずるずると内壁を擦る感覚に背筋を震わせる。一番太いところが縁にかかったところで、一気に腰を下ろした。再び叩かれないよう、自分で力を入れて後孔を絞りながら挿入を繰り返すと、より中を擦りあげるモノの形まで、明確に感じてしまい、ますますヨハンは声をあげた。
「あーッあーッッヒィーー」
「ハァ・・・上手だよ、ヨハン」
「あ、アアー、イイ？るが、ルゥ…気持ち、いぃ…？」
「…ッ」
「はッ、え、あ、ひ、あーあーーアーーーーッ!!」
その言葉に、ルガールのモノがより大きくなる。涙を零しながら、健気に腰を振っていたヨハンの動きに合わせ、ルガールは下から突きあげた。
突然の衝撃に、ヨハンは声を枯らして叫ぶ。
「最高だよ、ヨハン…ッ」
「あ、ひぅぅ、あ、ルガール！…るがー、るぅッ！！」
激しい突き上げに、自身を戒められたまま何度も犯されたヨハンの身体も、限界を迎える。
「あ、あッ…ダメ……変、わたし、へん、だ、だめ…だめぇ…ッ」
「…ヨハン？」
「ダメッ！いや・・ソコ、だめぇ…やッ、なんか、くる……アアーーッ、アッ、らめぇ…ッッ」
未知の感覚に腰を浮かし逃げようとするヨハンを、容赦なくルガールは引き戻すと、そのまま押し倒し体勢を入れ替える。
「大丈夫…さぁ、ヨハン…ここ、好きだろう？」
「アーーーッ、やぁ〜〜〜ッ、やめてぇ…ッあ、ふぅ…ッ、ん！んんぅ…」
だらだらと涎を零す口をふさいでやれば、びくびくと身体が痙攣する。口内を蹂躙し、舌を絡めながら、ヨハンの弱点ばかりを狙って攻めると、とうとう後ろの刺激だけで、射精しないままヨハンは絶頂に達した。
「ん…ッ、あ、アーーひゃぁああああぁ！！！」
「…ハッ」
きつく締まる後孔に逆らうことなく、ルガールもそのまま体内に放つ。熱い液体が注がれる感触に腰を震わせながら、そのままヨハンは意識を手放した。
：：：
「……やりすぎた、な」
わかりきったことを呟いて、ルガールは頭を抱えた。
身を清め、ベットに寝かした恋人は、まだ目を覚ます気配がない。赤く染まった目尻を撫でながら、可哀想なことをしてしまったと、年甲斐もなく興奮していた自分を省みる。
しかし、その一方で、自分だけが悪いわけでもあるまいと思った。このところ、仕事が長引き、なかなか満足に触れ合えていなかった恋人の、あんな姿を見て平静を保てるほど、枯れているつもりもないのだ。
「ヨハン」
静かな呼吸音と、それに被さるような、時計の秒針の音が聞える。一定間隔の、それ。
同棲を始めてもう一月になる。その間、この恋人が少しずつおかしくなっているのはわかっていた。
守ってやりたいと、それだけを思って、この部屋に彼を誘った。それなのに、自分の存在は、ヨハンにとって毒になっているようだった。
それでも、こうして愛しい人間がすぐ手の届く場所で、呼吸をしているという得難い幸福を、手放すことなど、できるはずもないのだ。
鍵はない籠の中で、いつ彼がいなくなるか、怯えている自分に気づいて、自嘲気味にルガールは笑った。そのくせ、どこにもいけないように縛り付けてしまうには、自分のプライドは高すぎる。
こんな幸せは、長く続かないことはわかっていた。
ならば、せめて、少しでも長く、側にいたい。
「愛してるよ、ヨハン」
返事はない。止まることなく秒針の音が気に触った。
瞳を閉じたままの恋人に口付けを落としながら、あの音がもっとゆっくりならばいいのに、と益体もないことをルガールは思った。
保管庫乙です!ほんとにはやい……早速加筆修正させていただきました！
で、自重しなくて本当に申し訳ないんだが、ルガヨハ18禁投下させていただきます！！
ﾁﾗッとしてくれる女神がいたので、>>370の続きを書いてたら、
ルガヨハ分が足りなくなったので…つい……
反省はしてないが後悔はしてる。。
同じ時間軸なのかどうなのかは読んでくれた姐さんたちに任します。個人的にはどっちでもいい……。。
ルガヨハは無自覚言葉攻め×清楚淫乱だよね！とうきうき書いたら、
単なる言葉攻め×淫乱になった不思議……。。 エロってむずい…精進します……。。
この小説には、以下のものが含まれています。
�｜棒�同士の恋愛描写
��男性同士の性描写（濃い＋長い＋しつこい）
��やまなしおちなしいみなしでヤッテるだけ。
�た損里犬磴覆ぜ卍�
�ァ屬蕕瓩А廚箸�言っちゃうヨハン
�Δ修梁哨�ャラ崩壊色々
� 銑Δ�許容できない方は、読まないほうがいいです。すぐに閉じましょう。
無駄に長くてセンスの無いエロだよ？ＯＫ？？
リビングのソファに寝そべって、時計の秒針の音を聞いていると、なんだか体が溶けていくような気がする。
ヨハン・カスパールは退屈していた。空腹感もなく、焦燥感もない時間は、ゆっくりと脳を食む。一種、これは幸福なのかもしれないと思う。だとすれば、それを退屈だと感じている自分は、きっと傲慢なのだ。
ちらりと、ドアのほうを見る。
鍵はもっていないが、この部屋はオートロックだ。出て行っても別に構わない。夜になれば家主であるルガールが戻ってくるのだから、それを見計らって帰って来さえすればいい。
しかし、どうにも気が乗らない。
もっと言えば、ここから外に出たくなどない。
ふらりと出かけ、もしあの鬼畜牧師に出会ってしまったら、と思うと、どうにも億劫になってしまう。
ここにいれば、奴に会うことはない。
ここで待っていれば、ルガールが帰ってくる。
この二つが満たされる空間を脱するなど、死んでもごめんだった。同棲を始めて、もう何日目だったろうか。その間、結局一度もヨハンは外にでていない。
しかし、それでもこんな風に一人、広い部屋でルガールを待つ時間は、耐え難いものがあった。
テレビをつけても、本を読んでも、全ては上滑りしていくようで、返って時間の進み具合が遅くなるような気さえした。
ルガールがいない間は、どういうわけか腹も減らない。朝方、ルガールが用意してくれた昼食をむりやり押し込むくらいで、それもそんなに欲しいとは思わない。けれども、残すとわざわざ自分のために準備してくれたルガールに悪いので、必ず食べるようにしている。
たまに掃除をしたり、洗濯をしたりしてみるが、大体あっという間に終わってしまう。そうなると本当にもうすることがない。
睨むように時計を見る。カチリカチリ、という一定間隔の秒針の音が気に触った。どうしてこんなに遅いのか。もっと早く、早く、はやく――。
「――帰って
こないかなぁ」
呟いても当然返事はない。切ない思いでため息をつく。早く帰ってきて欲しいと思う。けれども、こんな自分に優しくしてくれる彼のことを思うと、そんな我儘を言えるはずがなかった。
ルガールはいつだって忙しい。一つの企業を預かる身だ。それも、仕方がないことだろう。一緒に同じ家に住んでいるはずなのに、共に過ごせる時間は、あまりに短い。そうしてその幸せな時間に反比例して、一人の時間はあまりに長かった。
「……ルガー、ル」
最近は何か面倒ごとでもあったのか、帰りも遅く、ひどくくたびれた様子である。そんな彼を労わらなければと思う一方、もっと構ってもらいたいと、そう叫んでしまいたくなる自分も、確かに存在していた。
最後に触れ合ったのはいつだろう。もう随分と昔な気がする。
無意識に伸びた手が、服の上から中心を撫ぜる。もどかしいその感触に、ぴくん、とヨハンの身体が震えた。
「ルガ・・ぁ、ル…んぅ」
浅ましい願望を一度自覚してしまえば、もう後戻りはできない。恐る恐る動かしていた手の動きは、次第に激しくなる。少しずつ大きくなったソコが、窮屈で、儘ならない感覚が、快楽を増やしていった。
「ア・・・、あ、あ、…る、ルガー、ル…」
粘着質な液体が下着を汚す。ニチャ、という微かな音が、いやに大きく鼓膜に届いて、ヨハンは頬を染めた。
しかし、どんなに恥ずかしいと思っても、手は止まらない。
ルガールの手つきを思い出すだけで、先走りは量を増した。記憶の中の彼の動きをなぞる様にソコを触り、腰をくねらせながらヨハンは嬌声を上げた。しかし、服の上からのもどかしい愛撫では、絶頂までには至らない。
更なる快楽を求め、ヨハンがスラックスに手をかけると同時に、がちゃりと部屋の扉があいた。
「ただい…ッ？！」
ま、の形で固まった口は、なかなか閉まらない。快楽でふやけた頭が、待ち焦がれた人物の姿を認識したとたん、あわてて足を閉じた。
しかし、紅潮した頬と、荒く繰り返す呼吸は、興奮を隠し切れない。乱れた服の隙間からは、白い肌が覗いていた。
「……ヨハン…」
「あ…、お、おかえり、なさ…ッ」
低く呼ばれた自分の名前に、ビクン、と背筋が跳ねる。
かつかつと靴音を響かせながら、ヨハンの元まで近寄ってきたルガールは、その顎にかけ、顔を反らそうとするヨハンの動きを封じた。
「こんな明るいうちから、何をしてたんだ？」
「……あ」
ルガールは恥ずかしさに返事のできないヨハンの足を掴むと、むりやり開かせる。その中心は、張り詰め、色を変えていた。
「……こんな恥ずかしい染みをつくって…。まるでお漏らししたみたいだぞ？どれだけ濡れてるんだ」
「アッ！ふ……んんッ」
つうっとルガールの指がソコを撫でる。肉芯は硬度を増した。
「あ・・・、あ、ルガー、るぅ……」
「聞えなかったのか？ヨハン…。私は何をしてたのかと聞いてるんだ」
「ハッ…あ、あ、あぁ…ッ」
衣服に押さえつけられ、痛みさえ覚えるソコを、ルガールは更に容赦なく押さえつける。こらえきれずヨハンは首を振った。
「アッアッ、やぁ・・・」
「ほら、ヨハン。私に教えてくれ。どうしてこんなところが、こんなに硬くなってるんだ？」
「あ、うぅ…さ、さみしく、てぇ」
「寂しくて？君は寂しくなると、勃起するのか？」
「ちが…ッ！る、ルガールが、いなくて、寂しかった、から、それ、で…」
「それで？」
「ヒンッ！」
ぐちゅり、と服の上から揉みしだかれる。スラックスの染みは更に広がった。
「あ、ア…ッ、そ、それで、ハァ…あぁ・・ん、る、ルガール、思い出して、ひ、一人で…ああッ」
「そうか…。君の想像の中の私と、本当の私と、どちらが気持ちいい？」
「ルガール！、る、ルガール、がぁ、イイッ！アッ、あ、あ・・ヒィィッ!!」
こぽり、と音がして、下着の中に精液が溜まる。
スラックスを脱がし、濡れた下着越しに、今度は後孔を突くと、逐情の余韻で震えていた身体がびくんと痙攣した。そのまま下着越しにくいくいと押し込むような動作をしてやれば、次第にそこが緩んでくるのがわかる。
「あ、ルガぁ…ル、そ、それ、やだぁ」
「おや？君はここが嫌いだったかな？」
「ちが、く、て…はぅうんッ……ちょ、直接が、いぃ・・」
「ん？」
「・・んッ、なかッ、中、いれてぇ……ッ」
腰を振りながら淫らに哀願する恋人の願いを、無下にできるはずがない。
ずるりと下着を引き摺り下ろし、自らの精液で濡れ、わずかに緩んだ後孔に人差し指を突き入れる。そしてそのまま大きく円を描くように中を広げてやると、中が物足りなさ気に締め付けてくる。
「アハッ…あ、あんんッ、もっとぉ……！」
「もっと？」
「もっと…たくさん、欲しぃ…」
一気にもう二本指を増やす。それぞれの指をバラバラに動かしてやると、面白いようにヨハンの体が跳ねた。
「あ、あぁ…、ダメ、もっと、もっと…」
「まだ指が欲しいのかい？」
「イヤ…もっと、ふ、太いのが、いぃ…」
「例えば？」
「アッ…んんッ…い、じわる…ッ」
「……そうかい」
「あッ…」
ずるり、と一気に指が抜かれる。突然の喪失感に、ヨハンは切ない啼き声をあげた。
「欲しいものも言えないようでは、ここまでだな」
「え・・・そ、そんな…ッ」
無情にもそう言い放ち、離れようとするルガールに、必死でヨハンは縋りついた。
「……どうしたんだい？」
「や、ヤダ…ごめんなさ、ルガール…オネが……」
「じゃあ、ちゃんと、教えておくれ。何が欲しいのか、君のこの口で…」
「……ッ」
いっそ優しいとすら思える手つきで、ルガールはヨハンの唇を撫ぜる。ヨハンは、しばらく逡巡した後、意を決してルガールのスラックスの中心に顔をうずめると、器用に口でチャックを咥える。手を使わず、ゆっくりとそれを降ろすと、勃起しかかっていたルガール自身が顕になった。ヨハンはそれに躊躇いもなく口を添わすと、ぴちゃぴちゃと亀頭を舐める。先走りが零れ出したのを確認すると、肉棒を口に含み、口内に擦りつけるようにしてしゃぶった。
「ん…んぅ……んん……」
「…ヨハン」
ルガールの手がヨハンの頭を優しく撫でる。それで嬉しくて、ヨハンは更に深くくわえ込んだ。
ルガールの分身が、完全に勃ち上がったのを確認してから、名残惜しそうにヨハンは口を離す。
「ハァ…ハァ…、ルガール…ッ」
「……なんだい」
「ほ、ほしい…」
「……何が？」
「ッ…そ、ソレッ、その、硬くて、太くて、…ッ、あ、熱い、のが、欲しいッ」
ヨハンはソファの背もたれに体を預けるようにして、大きく足を開いた。先ほどまで散々ルガールにかき回されていた蕾が、ひくひくと物欲しそうに痙攣している。ルガールのモノを舐めている間に興奮したのか、花芯はそびえたち、まただらだらとだらしなく透明な液体を垂れ流していた。
「ルガール、ね、おね、がい…それが、欲しい、んだ…」
「……」
「い、挿れてッ…ルガールの、ペ○スがぁ、ほｓ…ハァァァァァァアァンッ!!!」
動かないルガールに焦れて、腰を揺らしながらとうとう恥ずかしい言葉を口にしたヨハンの後孔に、望んでいたものが突き入れられる。痛みはあったが、待ち焦がれた来訪者を、秘肉は喜んでくわえ込んだ。頭が溶けるような快楽に、ヨハンは悲鳴のような嬌声をあげる。
「あっあっあ！は、はふぅ…ああーーッ」
「ああ、ヨハン…君はなんて可愛いんだッ」
「ルガ・・・、あぃ・・・あ、ルガールッ、そこ、ソコもっとぉ、わ、私の前立腺、こりこり、してぇ…あひぃッ、も、もっといっぱい、ズゴズゴ、いっぱぃ…ッ!!」
「ああ、いくらでも、してあげるよ、ヨハン。君は、前立腺を押し上げながら、奥まで突き上げられるのが、大好きだものね」
「アーッ、すきぃ、スキッ、それ、あぁ、すき・・・ッ」
よがり狂うヨハンを見ながら、ルガールはゆっくりとしたストロークで、ヨハンの悦い部分を余すことなく突き上げた。
最奥に届くたびに、びくびくと足を突っ張らせてヨハンは喘いだ。
今にもイってしまいそうな、だらだらと際限なく先走りを流すヨハンの花芯の根元を、ルガールはちょっとした悪戯心で塞き止める。
「あっ、る、ルガ、アッ…何？…や、は、離し、て…！」
その間も容赦ない突き上げは止まらない。どうにか手をほどこうとヨハンは腕を伸ばしたが、快楽でもつれた指ではうまく引き剥がすことができない。返って、自分の手の動きが肉芯に伝わり、生まれた快楽に咽び啼く。
「ダメだよ。離したら、君はすぐイってしまうだろう？」
「いや、いやぁ…いきた、アふゥッ」
「いいじゃないか。どうせ君は私がいない間、いつも一人でシテたんだろう？」
「してな…ッあ、アアーーッ」
「ッハ、どうだか、なッ!!」
「ヒィッ！………あ、ハァ………やッ」
一際深く突き入れられ、そのまま最奥で熱い液体が注ぎ込まれる。満たされていくその感覚に、がくがくと足を震わせた。戒められたままの状態で開放できない熱がぐるぐると下腹部を巡る。
その苦しさに薄れかけた意識は、再び突き上げられた衝撃で無理矢理現実に引き戻された。
「……あ、ハァ…んんッ」
「さあ、ヨハン。お望みどおり『いっぱい』してあげるよ」
ぐちゅり、と先ほどまでより大きな音が、室内に響いた。
：：：
もう何度中に注ぎこまれたのかわからない。少し身動きをするたびに、緩みきった蕾から液体が垂れそうになる。肉芯根元には赤い紐で結ばれ、結局一度もイカせてもらえず、ヨハンは気が狂いそうだった。決定的な快楽が訪れないまま、ただルガールの熱に翻弄され、声を枯らして喘ぐことしかできない。
頼むからもう逝かせてくれとヨハンが泣きつくと、ルガールは少し意地の悪い顔をして、肉棒を抜くと、体勢を変えた。ルガールの上に跨るような体勢にヨハンは戸惑う。、
「…あ、え……？」
「ヨハン、逝きたい？」
今更過ぎる問に、こくこくとヨハンは頷いた。
「イキた…、な、なんでも、する、から…ッ！も、ほどいてぇ」
ぼろぼろと涙を零しながら哀願する様子に、ルガールは笑みを深めた。
「じゃあ、ヨハン。自分で挿れてごらん」
「え…？」
「自分で挿れて、自分で腰を振るんだ。私が逝けたら、解いてあげるよ」
「ア・・・ッ」
下から蕩けきった蕾を亀頭でこすりあげると、ふるふると足が震えた。ルガールが腰を支えてくれていなければ、そのまま倒れこんでしまいそうだった。
「そん、な…むり……ッ」
「今なんでもすると言ったばかりだろう？頑張りなさい。大丈夫。たくさん濡らしてあげたから、楽には挿いるさ」
今まで騎乗位などしたことのなかった。ヨハンは怖気づいて、なかなか腰を下ろせない。そんなヨハンの様子をいとおしげに見上げながら、ルガールは少しだけ先端を蕾に埋め込む。
「ヒィ…あ……」
「ほら、腰を下ろしなさい」
「ん…んッ」
叱咤され、そろそろと腰を下ろす。しかし、なかなかうまく挿いらない。一番太いところが入ってしまえば、後は楽だとわかっていても、息が詰まり、どうしても力が入る。
「ん、んんッ……あ、はいん、な…」
「まったく、仕方がないな。じゃあ、挿れてあげるから。そこから先は自分で頑張るんだよ？」
「え…ッアんんッ!!!」
捕まれた腰が、そのまま無理矢理降ろされる。今まで感じたこともないくらい深く突き刺さられ、ヨハンは頭がおかしくなりそうだった。
――苦しい。痛い。気持ちいい。
ごちゃ混ぜになった感覚から逃れようと、おぼつかない頭でヨハンはゆっくりと腰を振りはじめた。
勝手がわからず、手探りで挿入を繰り返すうちに、自分の好いところがわかったのか、ヨハンは同じところを狙って動き出した。快楽を追い、懸命に腰を動かす姿に、ルガールは息を呑んだ。
「あ、あ、あ、あ…」
「ソコがいいんだね。いつも、そんな風にシてたのかな？…ッ、ほら、もっと絞めて。このままじゃ、私が逝けないだろう？」
パチン、と淫らに肉棒を咥えるソコを平手で叩くと、キュンと後孔が引き締まる。
「っひ！」
「ああ、よく締まったね。もう一回叩こうか？」
「イヤ！や、ルガール、頑張って、アァ…ッ、しめる、から、叩いたら、ヤダァ」
「じゃあ、腰を振って、私のことを気持ちよくさせておくれ。ほら…もっと、ぎりぎりまで抜いて、一気に奥まで入れるんだ」
ルガールの言葉に、ヨハンはゆっくりと腰を上げた。長大なペ○スがずるずると内壁を擦る感覚に背筋を震わせる。一番太いところが縁にかかったところで、一気に腰を下ろした。再び叩かれないよう、自分で力を入れて後孔を絞りながら挿入を繰り返すと、より中を擦りあげるモノの形まで、明確に感じてしまい、ますますヨハンは声をあげた。
「あーッあーッッヒィーー」
「ハァ・・・上手だよ、ヨハン」
「あ、アアー、イイ？るが、ルゥ…気持ち、いぃ…？」
「…ッ」
「はッ、え、あ、ひ、あーあーーアーーーーッ!!」
その言葉に、ルガールのモノがより大きくなる。涙を零しながら、健気に腰を振っていたヨハンの動きに合わせ、ルガールは下から突きあげた。
突然の衝撃に、ヨハンは声を枯らして叫ぶ。
「最高だよ、ヨハン…ッ」
「あ、ひぅぅ、あ、ルガール！…るがー、るぅッ！！」
激しい突き上げに、自身を戒められたまま何度も犯されたヨハンの身体も、限界を迎える。
「あ、あッ…ダメ……変、わたし、へん、だ、だめ…だめぇ…ッ」
「…ヨハン？」
「ダメッ！いや・・ソコ、だめぇ…やッ、なんか、くる……アアーーッ、アッ、らめぇ…ッッ」
未知の感覚に腰を浮かし逃げようとするヨハンを、容赦なくルガールは引き戻すと、そのまま押し倒し体勢を入れ替える。
「大丈夫…さぁ、ヨハン…ここ、好きだろう？」
「アーーーッ、やぁ〜〜〜ッ、やめてぇ…ッあ、ふぅ…ッ、ん！んんぅ…」
だらだらと涎を零す口をふさいでやれば、びくびくと身体が痙攣する。口内を蹂躙し、舌を絡めながら、ヨハンの弱点ばかりを狙って攻めると、とうとう後ろの刺激だけで、射精しないままヨハンは絶頂に達した。
「ん…ッ、あ、アーーひゃぁああああぁ！！！」
「…ハッ」
きつく締まる後孔に逆らうことなく、ルガールもそのまま体内に放つ。熱い液体が注がれる感触に腰を震わせながら、そのままヨハンは意識を手放した。
：：：
「……やりすぎた、な」
わかりきったことを呟いて、ルガールは頭を抱えた。
身を清め、ベットに寝かした恋人は、まだ目を覚ます気配がない。赤く染まった目尻を撫でながら、可哀想なことをしてしまったと、年甲斐もなく興奮していた自分を省みる。
しかし、その一方で、自分だけが悪いわけでもあるまいと思った。このところ、仕事が長引き、なかなか満足に触れ合えていなかった恋人の、あんな姿を見て平静を保てるほど、枯れているつもりもないのだ。
「ヨハン」
静かな呼吸音と、それに被さるような、時計の秒針の音が聞える。一定間隔の、それ。
同棲を始めてもう一月になる。その間、この恋人が少しずつおかしくなっているのはわかっていた。
守ってやりたいと、それだけを思って、この部屋に彼を誘った。それなのに、自分の存在は、ヨハンにとって毒になっているようだった。
それでも、こうして愛しい人間がすぐ手の届く場所で、呼吸をしているという得難い幸福を、手放すことなど、できるはずもないのだ。
鍵はない籠の中で、いつ彼がいなくなるか、怯えている自分に気づいて、自嘲気味にルガールは笑った。そのくせ、どこにもいけないように縛り付けてしまうには、自分のプライドは高すぎる。
こんな幸せは、長く続かないことはわかっていた。
ならば、せめて、少しでも長く、側にいたい。
「愛してるよ、ヨハン」
返事はない。止まることなく秒針の音が気に触った。
瞳を閉じたままの恋人に口付けを落としながら、あの音がもっとゆっくりならばいいのに、と益体もないことをルガールは思った。
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