このウィキの読者になる
更新情報がメールで届きます。
このウィキの読者になる
カテゴリー
最近更新したページ
最新コメント
Menu
ここは自由に編集できるエリアです。

エグゼクティブ・デシジョン

製作年1996
監督 スチュアート・ベアード
出演 カート・ラッセル
   スティーブン・セガール
   ハル・ベリー

ストーリー
テロリストによって飛行中の旅客機がハイジャックされる。アメリカ政府は特殊部隊を空中から侵入させようと試みるが思いがけない出来事が巻き起こる…

地上波でも何度か放映されているこの作品。
キャスティングは当時の事を考えると素晴らしいものがあります。
軍事博士役にジョン・カーペンター作品で名演を見せたカート・ラッセル、ハイジャックされたスチュアーデス役に今や大女優の一人でもあるハル・ベリー。そして今やチャック・ノリスのような存在であるスティーブン・セガールはもちろん特殊部隊の隊長役に。
そこそこの作品になる匂いがプンプンしてます。
が、ある事がその匂いをBの匂いへと誘い始めてしまう…
(まだ鑑賞されていない方へ。この先はこの作品最大の見所になるシーンが
説明されています。)
さて、まずこの作品公開もしくはレンタル開始当時の事を説明しましょう。
沈黙の戦艦、沈黙の戦艦、暴走特急と沈黙シリーズをヒットさせアクションスターにまで
あと一歩であったスティーブン・セガールは暴走特急の次のこのエグゼクティブ・デシジョンに出演
したのですが、まぁ見事にこの作品以降B級アクションスター、チャック・ノリスの世界へ一直線と
転落していきました。まぁ、セガールが出演する映画は面白いと思っていたファンはびっくりしたのですが。
その転落のきっかけのシーンは、数千メートル上空の旅客機侵入シーンであります。カート・ラッセルとともにセガール率いる特殊部隊は自らが乗って来た戦闘機と旅客機とをドッキングさせ、そこから侵入するという作戦を行います。映画開始からここまで約三十分。舞台背景、人間関係が描かれたぐらいで戦闘シーンもまだありません。ラッセルを始め続々と旅客機へと移り始める部隊員でありますが、荒れた気流のせいかドッキング接地部分が剥がれ始めてしまいます。セガール隊長は最後尾、急げ急げとセガールも駆け上がりますが…
「後は頼んだぞ!!」
と言い残しドッキング部分は壊れ空中に放り出されてしまうのでありました。
うん、普通の映画なら特に何も思わず鑑賞続行でありますが、当時のセガールの格を
考えると普通に見過ごせるシーンではありません。大事件です。
良いとこ持ってくんだろうと物語後半での再登場を当然と思っていましたが、
普通に仲間の協力も得てラッセル博士がハイジャックをやっつけてしまいます。
…エンドロール。終わってしまいました。
セガール、次の戦場は空だ!!的なキャッチフレーズは何だったんでしょうか。

見終えた後すぐさま巻き戻してしまった人も多いでしょう。ちゃんとあのシーンには吹き飛ばされていく小〜ちゃいセガールが映されていました。この映画の素晴らしい点は、このような明確な主役のバトンタッチ演出がされていることでしょう。出演三十分程で殺せるスターも少なくありません。それを実行した映画スタッフは素晴らしいです、作品自体の出来は別として。しかし、普通のアクション映画では味わえない感覚に出会える作品ではあります。先に紹介したプラン9・フロム・アウタースペースに通じるところもありますし。
「セガールさん帰っちゃったよ!!」的なセガール主演映画であります。
戦闘機から落ちるのと同時にスター街道からも落ちてしまったセガールさんでした。
あ、他に見所は特にないんで。
2006年01月19日(木) 07:45:35 Modified by musicmachine

添付ファイル一覧(全1件)
94f0e754.jpg (11.22KB)
Uploaded by musicmachine 2006年01月19日(木) 06:32:44



スマートフォン版で見る