今日は8月30日…。
俺の高校生活最後の夏はそろそろ終わる。

子どもの頃からの夢だった甲子園大会に、最高の野球部と最高の仲間達で出場し
しかも、初出場で初優勝という快挙まで成し遂げた今年の夏は
言うまでもなく俺にとって最高の夏だった。

そんな俺は今、開拓高校とは山ひとつ隔てた人気の無い海水浴場にいる。
その理由はもちろん…。

「おまたせ…」

冴花という彼女と、一緒に海に遊びに来ていたからだ。

冴花は野球部のマネージャーとして、開拓高校の甲子園制覇を一生懸命サポートしてくれた。
そして俺に対しても、当時まだ分校に過ぎなかった開拓に転校することになり
すっかり気落ちしていた俺を親身になってサポートしてくれた。
元々、冴花は俺のことを一目見て気に入ったらしく、俺に好かれようとしていたための行動らしいが…。
そんなことは今となってはどうだっていい。
始まりがどうであれ、俺のほうも冴花の何もかもが好きになって
お互い恋に落ちたことには変わりはないのだから。

「風、強いわね」
「…ああ」

ただでさえ田舎のこの近辺は、夏休みともなれば人っ子一人とていない。
今時珍しい透き通るような海面は、若干の風に煽られて白い飛沫をあげていた。
天気はというと、もうすぐ夏も終わりだというのに今日も気温は30℃を越えて蒸し暑い。
静かな砂浜に、高校生の男女だけがいて、聞こえるのはセミの音か、波の音ばかり…。
こんなおあつらえのシチュエーションを、愛する冴花と満喫できる俺は幸せだ。


隣にいる冴花はワンピースを着ているが、既に水着を下に着込んでいるのは
黒いビキニ紐が肩から首筋にかけて伸びていることから明らかだった。
時折吹く強い風にあおられて、ワンピースが冴花の身体に密着すると
冴花の肉体のプロポーションが露になる。
発育した胸、スレンダーな腰回り、そして何といっても
たわわに肉付いた尻、尻、尻…。

「どこ見てんのよ…!」

冴花の身体、主に尻の辺りを凝視していた俺は
当然だが冴花の叱咤を受けることになった。
冴花の何かに熱中している時の三白眼を見るのは大好きだが
それで睨まれるのは勘弁だ。
こうなってしまったら彼氏の俺はもう謝るしかない。

「ご、ごめん!変なつもりじゃ…」
「…そんなに謝らなくてもいいわ。…別に嫌じゃないし」
「へ?」
「恋人同士なんだから、かえって健全な反応だと思うわ。
 …こんなに露出してきてるのに、まったく反応を示さなかったら
 女としては、まあその、なんというか…、むしろプライドが傷つくというか…」
「さ、冴花…!冴花!」

俺の失態を目の当たりにしても優しく応対してくれる冴花。そんな冴花の優しい心と、
今も目の前で風にあおられてワンピース越しの肢体が浮き出る冴花の肉体とが
俺の頭の中でごちゃごちゃになって、気付けば俺は冴花に抱きつこうとした。…が
鉄拳一発で俺の邪な考えは粉砕された。

「ちょっと!…調子に乗らない!」
「ぐ…ぐお…。…う、ご、ごめ…ん…。…イテテ…」
「…とにかく…。今日は泳ぎに来たんでしょ?
 だったら、早く泳ぎましょ!時間が勿体ないわ!」


そう言うと冴花は、ワンピースの裾を交差した両腕で掴むと、それを一気に捲り上げた。
途端に、黒ビキニの冴花が現れた。
冴花の一連の行為の反動で、ほど良い大きさのバストは揺れる。
写真週刊誌の水着アイドルも羨むだろう、くびれたウェストは、強く抱きしめたら圧し折れてしまいそうだ。
そして、恐らくは大きめのビキニパンツを用意したのだろうが、それでもキツキツの尻…。
数字にすれば90より上は間違いなくあるだろう。
パンツの中に収まりきらない筋が、股間から足の付け根にかけて延びている。
極上の肢体というのはこういうのを指すのだろう。
俺のムスコが海パンの中でアップを始めているが、今日は泳ぎに来たのだから、今はまだ我慢しなければならない…。
冴花がワンピースを捲くってから、それを用意したパラソルとシートの間に置くまでの時間は
ほんの一瞬でしかないだろうが、しかし、俺にとっては永遠のように感じられた。

「…また…!…また、スケベなこと考えてるでしょ…!」

パラソルの下で立ち上がることもできずに冴花の肢体に見とれていた俺は
またしても冴花の叱咤を受けることになった。
だが今度はもう、謝ることはない。素直に自分の気持ちを伝えるまでだ。

「…ああ、考えてる」
「…え?」
「あのさ、冴花。冴花は自分が思っているより、ずっといい女だよ。俺が保障する」
「!…い、いきなり、何言い出すのよ…!」

俺は会ったことはないが、冴花の母親というのが、これがすごい美人だったらしく
冴花はそのことが子どもの頃からのコンプレックスだったそうだ。
…冴花はもっと自信を持っていい。間違いなくDNAは受け継がれてるから。

「あ!顔が真っ赤だ…!可愛いなぁ、冴花…!」
「か、か、か、からかわないでよ!あ、あんまり意地悪するんだったら…!」
「意地悪なんかじゃない!」

そこまで言うと俺はたまらず冴花に抱きついた。
突然のことで驚いたのか、それとも自分でも思っている以上に俺が冴花を抱きしめる力が強いのか
冴花は俺の腕と胸の中で震えていた。
冴花の風にたなびく髪の毛からはトリートメントの香りがする。
よく鼻を凝らすと微かに香水の匂いもした。
どちらも海の中に入ってしまえば消えてしまうのに、今日のために準備してきたのだろう。
そんな冴花のいじらしさは、俺のムスコを怒張させるのに充分だった。
怒張したムスコは海パン越しに、冴花のビキニパンツに包まれた恥部に密着していた。
この薄っぺらい両の布切れがなかったら、今すぐにでもセックスが始まってしまうだろう。


「だめよ…。こんなところで…」
「こんなところじゃ…嫌か?…初めてした時だって…」
「あ、あの時は、その…!
 そ、そうよ!きょ、きょ、今日は泳ぎに来たのよ!
 は、早く泳ぎましょ!」

ここまで一気に言うと、冴花は俺の手を握って海まで駆け出していった。
冴花の手に引っ張られる形で、俺も駆け出した。
微かに見える冴花の横顔は、真っ赤だ。
俺達はその勢いのまま夏の海に飛び込んでいった…。

……。

どれだけ時間が経っただろうか。
邪な考えでいっぱいだった俺も、海で一緒に泳いだり
砂浜で競争したりしているうちに、すっかり純粋に、冴花と夏の海を満喫していた。
…空を見てみると、陽がずいぶんと高くなっている…。

「ちょ、ちょっと…、そろそろ…、休憩、…しない…?」
「お、俺も、賛成…!」

楽しい時間というのは早く過ぎるものだ。自分達でも気付かない間に随分と時間が経っていたようで
俺は倒れこむように砂浜に腰掛け、冴花はそんな俺に背中を預けて同じように座り込んだ。
濡れたまま砂浜に座ったので二人とも砂まみれだし、さっき抱きしめた時よりもずっとお互いの身体は密着しているが
疲労困憊の俺達はそんなことを気にする余裕はなかった。

「やっぱり…プロのスカウトにも注目される高校球児よね…
 持久力が半端じゃないわ…」
「冴花だって、泳ぐのは速いし、走るのも速いし、俺は結局一回も勝てなかったよ…。
 冴花って、本当、運動神経抜群だし、頭も良いし、憧れるな…!」
「あのまま続けてたら、間違いなく負けていたわよ…。
 …あ、…いい風…!」
「本当だ…。いい風だ…!」


まだまだ気温は下がる気配もないが、海風が心地よく俺達に吹き付けると
ほっと安堵して幾分か呼吸も落ち着いてきた。
そうなると今のお互いの体勢というものに意識が向くようになる。
背中越しに冴花の心臓の鼓動が伝わってくる。激しい。
さっきも激しかったが、それは疲労からくるものだ。
今度のは違う。なぜなら冴花の呼吸は荒くなっていないからだ。
冴花は俺に密着されて、ドキドキしているのだろう。
そのことを考えると、またしても俺のムスコがむくむくと蘇ってきた。

「…当たってる?」
「…何が…」
「何って…、ほら、分かるだろ…。俺の…」
「言わないでほしいし、言わせないでほしいわ…。そんなはしたないこと…!」
「じゃあ…黙って当て続ける…!」
「…!」

冴花の小さな身体に背中から両腕を回す。
冴花は観念したのか、身体の力を抜き、なお一層俺の身体にもたれかかってきた。
それを合図だと思った俺は、更に力強く、冴花の身体を自身の方へ抱き寄せた。
冴花の海水が混じった汗の、ほのかな匂いが鼻をついたと脳が認識すると、俺のムスコから何かが出た。

自分の感覚を疑うわけもない。
先走り汁だ。

一瞬で全身の血の気が引いた。まだ行為にも及んでいないというのに
冴花の水着姿と、身体の感触と、匂いだけで、俺は射精してしまうのかと思うと、自分の堪え性の無さが情けなくなった。
ともかく、こんなベチョベチョの海パンで、冴花に密着するのは失礼というものだ。

「ご、ごめん…。ちょっと…」
「?…どこ行くの?」
「き、聞かないでくれ!」

俺は逃げるように海へと駆け出した。
幸いさっきの感覚からして、先走ったのは少量だろう。
ちょっとひと泳ぎすれば綺麗さっぱり落ちてくれる…。

そんな風に思っていた時期が、俺にもありました。


海パンの中を覗いてみて愕然とした。
これは先走り汁というレベルではない。先走り開門といってもいい。
海パンの中はザーメンまみれで、これは1度や2度、洗濯したくらいでは到底臭いが取れないだろう。
せっかくの楽しい一時だったのが、完全に冷めてしまった。
…かなり軽蔑されるだろうが、冴花に本当のことを言って、謝るしかないだろう…。

そう思って振り返ると、仰天した。
冴花はいつの間にか俺の背後に回って、俺のザーメンまみれのムスコをまじまじと見つめていたのだ…。

「…な、なんで見てるの…!?」
「…うーん…、……嫌だった…?」
「さ、さすがに、この状況は…ちょっと…」
「まぁ…そうよね…。…でも、仕方ないわよ…。あなただって男の子なんだし…
 私にだって…責任はあるし…」
「そんなことはないよ…。…スケベな彼氏でごめんな…」
「だから…!仕方ないって言ってるでしょ!
 あなたは男の子なんだし、か、彼氏なんだから…!
 私の前ではもっと堂々と…スケベでいていいのよ!」

そこまで言い放つと冴花は俺と腕を組み、パラソルの陰まで連れてきた。
そして勢いよく俺の海パンをずり下ろした。
今もなお怒張している俺のムスコを、冴花は膝立ちのまま、表情ひとつ変えず睨みつけている。

「はぁ…いつ見ても本当に…凶悪な大きさね…」
「ちょっと…!冴花…!」
「…何?」

冴花はその三白眼で俺を上目遣いで、しかし睨みつけている。
まるで俺が何か、空気を読めてないことを言ったかのように。

ちょっと待て。なんだ、この状況は。
今から冴花がしようとしていることは分かる。
だが本当にこのまま冴花に押されっぱなしでいいのか?
そもそも、今日はずっと、俺が冴花をリードしてきたはずじゃないのか?
最初に抱きしめた時も、後ろから抱きしめた時も、俺が中心だったはずなのに…。
どうしてこうなった?どうしてこうなった?


「ちょっと!聞いてるの?」

気がつくと、冴花はビーチチェアーに腰掛けていた。
こちらのほうに身体は向けている、だが視線は相変わらず俺のムスコに向けられていた。

「ずっと立ち膝は疲れるわ。ここに寝転がってくれない?」

そう言うと冴花は自分の身体を少しずらして、ビーチチェアーのスペースを充分にした。
俺は一応言われたとおりに寝転がった。
だが、俺はまだ困惑している。こんな冴花は、今まであまり見たことがなかったからだ。
俺にとっての冴花のイメージ、それは、何といっても、冴花のお父さんが死んだ時によく現れていた。
いつも気丈に、まじめに振舞って、涙なんてまず見せない。
俺と二人きりになって、ようやく必死で堪えながらの涙を見せたほどだ。
そんな冴花が、こんな…、俺を誘うようなことをしてくるなんて…。

「あなた、随分と不思議そうだわ…」
「そりゃそうだよ…。冴花らしくない」
「私らしいか…。ふふ…!…ねぇ、じゃあ聞くけど、今、私が何を考えてるか分かる?」
「何って…」
「あなたと同じことよ」
「え?」

冴花はそう言うと、上気したような表情で、俺の金玉をギュッと握った。
俺のムスコは一気に反り返った。冴花の柔らかい手が皮を優しくなぞる。

「どうすれば、あなたを満足させられるか。
 いつもそのことを考えてるのよ…!
 特に、今日みたいな絶好のシチュエーションだったら、尚更…」
「だから…うぉ…それが冴花らしくないって…」
「…ひょっとして…もう忘れた?」
「…何を?」
「私…、最初からずっと…、あなたのことが好きだったのよ…?」
「あ…!?」
「私だって、あなたと同じよ…。いつもいつも、あなたの身体を見るたびに
 頭の中でスケベなことばかり考えてるのよ。…あなたに攻められて、引いてみせるのだって、単なる照れ隠し…。
 本当はもっと攻めてほしいわ。あなただって、もっとスケベになっていいのよ…。
 私達、付き合ってるんだから…ね?…じゃないと、バランス悪いでしょ…?」
「……」
「ねぇ、私達って、相性が良いと思わない…?」
「ああ…、今、心から思った…!」

冴花は俺のムスコを指で丁寧に愛撫する。
既に一度射精している俺のムスコは、うだるような暑さからくる汗とが交じり合い
独特の臭気を放っていた。
そんな俺のムスコに冴花の柔らかい手が触れる…。
冴花の両手が玉袋を丁寧に揉み解し、裏筋から亀頭に向けて人差し指が伝う。

「どこの辺りが敏感なのかしら…?」
「お…おお…!」

亀頭の先端を人差し指と親指でつまんで、こね回す。
もしくは、カリ首を掌いっぱいに包んで、残った親指で松茸の根元をぐりぐりと刺激する。
どこで教わったのか知らないが、冴花は俺のムスコを華麗な指さばきで苛め抜いた。
こうして俺のムスコからは再びの噴水があふれ出してきた。

「うわぁ…いっぱい出てる…!」
「し、仕方ないだろ…。冴花が、上手なんだよ…!」

息を切らしている俺とは対照的に、冴花は俺のムスコを物憂げな眼差しで見つめていた。
やがて、乳白色の液体を噴出し続けている発射口に、冴花の口が吸い付いた。

「あ…!冴花…!」
「むぅ…はふぅ…」

ペットボトルほどの大きさはある、俺のムスコを、冴花はきつそうに頬張る。
やがて、冴花の大きな尻が、俺の頭の上にのしかかってきた。
俺の顔は、ビキニパンツで半分を隠された冴花の尻で完全に埋まってしまった。
かろうじて鼻で息はできるが、身動きを取ることもできず、そもそも取る必要も無かった。
こんな夢見心地の一時は、なかなか味わえるものではないだろう…。
冴花のフェラは更に激しさを増し、俺はひたすら射精し続けた。
蛇口から出る水のように、絶え間なく俺のムスコから噴き出る精子を、冴花は懸命に飲み続けている。
冴花の舌が亀頭に触れるたびに俺のムスコは蘇り続けた。

ふと気付くと、俺の口のあたりに妙な湿り気が感じられた。
それは海水の味とも、汗の味とも違うもので、冴花のビキニから湿ってきているものだ。
…冴花も興奮しているんだろう。
俺はそのビキニの湿り気を一口味わいたいと考え、やっとの思いで口から舌を出し、そこに押し当てた。
そこはちょうど割れ目に当たる部分で、ビキニの布が俺の舌ごと冴花の秘所に押し入った。


「くぅ!?」

先ほどまで身を乗り出して俺のムスコを舐め尽くしていた冴花の身体がくの字に折れ曲がる。
既に最高潮を迎えていた俺のムスコから勢いよく精子が放たれた瞬間の出来事だった。
あわやムスコから口を離すことになった冴花の顔面には俺の精子が激しくかかることになった。

「ふあぁ…!」
「あぁ…ごめ…ん…冴…花…!」

俺の謝罪も中途半端に、冴花は俺にのしかかりながら向き直り
その切れ味の良い三白眼で俺を睨みつけた。
しかし、顔中に俺の精子を撒き散らかされた後では、その姿はやや滑稽に
そして何よりもたまらないほど愛らしく見えた。

「…こんなに出しちゃって…。…お仕置きしなきゃ…!」

冴花はそう言うと膝立ちになって、俺のムスコを自身の割れ目にあてがった。
もちろん、このままでは挿入などできるはずもない。
俺が手をかけようとするよりも前に、冴花はビキニパンツの割れ目にかかる部分だけをずらし
そして、あわやという寸前まで、俺のムスコと密着した。

「膣内(なか)に出したら、ただじゃ済まないわよ…!」
「そ、そりゃ、無茶だよ…!」

冴花は大きく深呼吸をした後に、ゆっくりと俺のムスコを受け入れ始めた。
ただでさえ、うだるような暑さで全身から発汗していた俺と冴花のそれぞれは
スムーズに奥の奥まで互いのものを擦り合わせていった。
冴花のトンネルの中は、外郭の大きさとは裏腹に、心地よい感触を俺に与えてくれる。
伝わる体温は、外の気温よりも、口の中よりも、遥かに熱く
灼熱の太陽を凝縮したかのようであった。
その太陽に炙られて、俺と、俺のムスコは、今までにない興奮を植えつけられた。

「あぁあ…ああぁ…入ってるぞ…!…冴花の…中に…俺のが…!」
「あんッ…ま、…まだ…まだッ…!」


抽迭の一番の醍醐味は、最後の最後、奥の奥で
男性器と女性器が文字通り接触する瞬間である。
その最初のコンタクトは呆気なく終わるものなので、俺と冴花は全身の神経を
自分の性器に集中させて、その時を今か今かと待ち続けた。
そして、冴花の身体が、ストンッ、と俺の腰に完全に落ちきった瞬間に
冴花の全身は高圧電流が流れたかのようにブルブルと震え出した。

「あ…ハァ……き、もちい、い…!?」
「…おぅ…俺も…だ…」
「う、うごかし…て…いい…?」
「も、もちろん…!」

冴花は自分の腰を上下に動かし、俺のムスコを幾度も膣から出し入れした。
乗馬マシーンに乗っているかのように、冴花は寝ている俺の身体の上で踊った。
全身の汗がより一層噴出し、胸は、皿に出されたプリンのように揺れている。

「ああぁッ!い、いやぁ!ひうッ、ま、まだ、おおきく、なってるぅ…!
 あばれてるッ!私の、なかで、あばれてるぅ…!」

俺の上で狂ったように踊り続けている冴花の腰の動きが更に早くなる。
俺は、冴花の胸を水着越しに鷲掴みにして、存分に揉みしだいてやった。
弾力のある胸は、揉めば揉むほど反発し、反動で更に弾力を増しているかのようだった。

「あ、あぁ…冴花の、おっぱい…やわらかい…」
「だ、ダメェ・・・胸は…敏感なの…!」

冴花の言葉通り、胸を揉まれた冴花は、先ほどよりも腰の動きが鈍くなっていた。
俺は冴花を下から突き上げた。冴花の極上の尻と、俺の腰とが激突して
パンパンと何度も何度も勢いのいい音が響いた。そして…。

「い、いやぁ…!ち、乳首…あんッ!摘まないでェ…!」
「う…おお!し、締まる…!冴花の、マンコ、締まってきて、超気持ちいい…!」
「くぅぅうぅッッ!あぁあ!イク、イクゥ!イっちゃうぅ!」
「う、ぐ、おお、俺、もう、限界だぁ…!」

俺は冴花の膣内(なか)に射精した。
今日、これまで何度も射精をしたが、その日、一番の量の精子が出たというのは
冴花の大きな膣の中でも納まりきらなかった精子が漏れてきていることからも明らかだった。
俺と冴花は息を切らしながらも、しばし見つめ合い、そして俺は、冴花のブラを外しにかかった。
冴花は抵抗しなかった…。

あれからどれくらい時間が経っただろう。
既に陽も沈みかけているが、相変わらず気温は高いままだし
俺と冴花の体温も高いままだ。

沈む夕日をバックに冴花の腰を持ち上げ、ひたすらに突く。
冴花の投げ出された両脚が、それでも俺の腰を完全にロックしているため、前に突き出していくしかないのだ。
そして、また…。

「で、でたぁ…!」
「はぁ…!はぁ…!…ふぅ…、こんなに、中出ししたら、どうなるか、分かってるでしょ…?」
「デキちゃってるかも…」
「…あなたは、それでいいの?…私なんかで、本当に…」
「俺は冴花がいいんだ。冴花じゃなきゃだめなんだ」
「…私も、あなたじゃなきゃだめ…!」
「愛してるよ、冴花」

局部で繋がったまま冴花の唇を奪う。夕日はより一層赤みを増したかのように見えた。
上の口と、下の口が繋がった状態の俺達の姿が、夕日にシルエットとして映った。

「あと一回…」
「え?」
「あと一回、夕日が沈めば、俺の、今年の夏は終わる…」
「そうね…。でも、終わるばかりではないわ」
「あぁ。プロに行くことになるかもしれないし、冴花とも、まだ始まったばかりだ」
「そうよ。…今日と明日は、私の家に、来てほしいわ」
「俺はいいけど…、どうして?」
「言わなくなって、分かるでしょう?…お父さんもいない、ジナイダさんもいない…。
 一人でいたって、寂しいのよ…」
「あぁ…」

今年の夏はそろそろ終わる。
だが終わるばかりではない、これから始まることも沢山ある。
まぁ、そもそもとして…

「ねぇ、明日ももっといっぱいセックスしましょ?私、早く家族が欲しいわ!」

今年の夏も、まだまだ終わりそうにない。

管理人/副管理人のみ編集できます