(コンコン)
誰かが部屋のドアのノックした。夜中でキャプテンである小波しか起きていない筈なのに、誰かが起きている。
「どうぞ。」
とりあえず、誰か確認するためにドアを開けさせた。
そこには・・・
「キャプテン?・・・ちょっといいかな?」
船の船大工兼小説家のエンゼルの姿があった。
「どうした、エンゼル?こんな夜中に。まあ、とりあえず入れよ。」
部屋に招き入れて、お茶を出す小波。
「うん、ありがとう。えーと・・・寝れないから話しに来ただけ!」
「そっか。疲れてると思ってたけど、なかなかタフだな。モッチーとかより強いんじゃないか?」
「それって、誉めてるの?」
小波には、笑いながらでもエンゼルの後ろからはどす黒いオーラが出ているのが見えた。多分、怒ってる・・・。
「じょ、冗談だ!冗談!」
「うん、ならよろしい。」

しばらく談笑が続いた後、エンゼルがこんなことを聞き出した。
「キャプテン、好きな人とかいる?」
「うーん・・・。こんだけ航海続きの状態じゃ、そんな人造りたくても造れないな。」
「そっか・・・・。そうだよね。」
エンゼルは意を決した。
「ね、ねえ、キャプテン!実は私・・・」
ここから先の言葉を発しようとした時だった。

ヒューーーン、ヒューーーン、ドガーーン、ボカーン!!
謎の爆発音が響いた。どうやら船の甲板からだ。
「何事だ!?エンゼル、この話はまた後にしよう。」
「うん・・・。分かった。」
小波は甲板へ向かった。

「何事だ!?報告しろ!!」
「後方からの攻撃です。海賊船で、しかもフリーゲート級の大きさです!!」
「フリーゲート級だと!?俺の知ってるフリーゲート級は・・・。まさか!!」
「ああ!あれを見るでやんす!カメダ海賊団でやんすよーー!!!」
旗印は正にカメダ海賊団だった。

「ワハハハハ!!撃て撃て撃ちまくるでやんす!!にっくきコンキスタ号を滅茶苦茶にしてやるでやんす!」
「ったく。夜中に奇襲とは狡い真似をしたな。まあ、俺には関係ねーが。」
「何をしてるでやんす、グントラム!奴らの船に乗り込んで皆殺しにするでやんす!!」
「あいよ、ボス。(チッ!あのくそメガネが!!)」

「お前は!!グントラム!!」
「よお、クソガキ!悪いが、お前らにはここで消えてもらうぜ。」
「くっ!戦う準備も出来てない・・・。どうすれば・・・。」
「キャプテン!ここは退くしかないでやんす!!船も大事だけど、キャプテンが死んだらもっと話しにならないでやんすよ!!!」
モッチーはボートを用意していた。
「でも・・・」
「でもなんかじゃないでやんす!早く退くでやんす!!あと、エンゼルちゃんも連れて退くでやんす。女の子は危ないでやんすからね!」
「お前らはどうするんだ!?ボートは一つしかないんだぞ!?」
「キャプテン。オイラはたった今ここで貴方を真のキャプテンと認めるでやんす!キャプテンを守るのは水夫の仕事!それは、ここにいる全員の水夫の思いでやんす!」
「ああ!俺たちも同じだ!また、どっかで会おうぜ!キャプテン!」
そこには、カンドリーもハーシバルもいた。
「お前ら・・・。分かった。でも、死なないでくれ!また、パラポートで会うと約束してくれ!!」
「分かってるでやんす!なんとしても逃げるでやんすから、今は早くキャプテンが退くでやんす!!」
「すまない!」
小波はボートを下ろし、エンゼルもそれに乗せた。
「いいか?エンゼル、とにかく近くの島まで行くぞ!」
「う、うん!」
「逃げられると思ってんのか?」
グントラムは後を追おうとしたが、カンドリーらによって止められた。

翌日・・・。
「ふう、何とかついたな。近くにあったから良かったけど・・・」
「き、気分が悪いよ、キャプテン・・・」
「まあ、ほとんど波に揺られ揺られて来たからな・・・。俺も・・・オエーーー!」
二人とも完全に酔ったようだ。

「島には着いたけど、これからどうするの?」
「見たところ無人島のようだし、モンスターもいない。とりあえず、家と食料を確保しよう。」
「じゃあ、私は家を造るよ。得意分野だし、その間にキャプテンは食料の調達お願い!」
「分かった!無理するなよ!」

小波は、釣りをしながら思っていた。
(皆、大丈夫かな?それに、エンゼルが昨日言いかけた言葉、何だったんだろう・・・?お!来たか!!うおおお・・・!で、でかい!!)
あまりの魚の大きさに、小波が海に落とされたのはまた別の話。
「とりあえず、こんだけあれば十分か。あのでかい魚、次は絶対釣り上げてやる!!」

エンゼルと落ち合わせている場所へ向かった。
「ただいまー。一杯釣れたぞー!そっちはどうなっ・・・・・・」
小波は言葉を失った。わずか数時間で建てられたと思えないほど、立派な家。二階建てになってるし。
「おかえりー!結構頑張ったよー。そっちはー?」
「お、おおう!一杯釣れたぞ!とりあえず、ご飯にしよう!」
「やった〜!お腹ペコペコー。」
火を起こし、魚を焼いて食った。
釣り上げたばかりなので、凄い新鮮だ。
全て食べ終わり、眠くなったので寝ようという話になったが、その時心なしかエンゼルがギクッとしたような気がした。
寝室に向かうと、とんでもない光景が目に入った。

「なあ?何でベッドが一つしかないんだ?」
「あ、ああ、それね。材料が足りなかったんだ。どうする?」
「エンゼルが寝てくれ。俺は地べたで寝るよ。そんなんには慣れてるし。」
エンゼルが布団に入り、小波も眠ろうとした時だった。
「あの・・・。キャプテン・・・。その・・・一緒に寝よ?」
エンゼルがベッドの半分のスペースを開け、一緒に寝るようせがんできた。
「まあ、いいけど。狭くなるぞ?」
「いいよ・・・。大丈夫だから。」
「そうか?じゃあ、お言葉に甘えて。よっと!」
小波も布団に入った。
(さ、寒い!布団が毛布じゃないからか!!)
慣れない環境に、対応に苦労する小波。すると、エンゼルが
「寒いよぉ・・・。キャプテン、寒いよぉ・・・。ねえ、引っ付いていい?」
「ああ、俺も寒い。いつもは毛布だったからなあ・・・。」
ギュッ
エンゼルが小波に引っ付いた。
強い力で引っ付いているので、寒いのは幾分マシになった。
「エンゼル、ちょっと引っ付きすぎじゃないか?」
「やだ!こうしていたいの!だって、私、キャプテンのこと好きなんだもん!!」
(あ・・・)
という言葉が、両者の頭に出た。
「ええっと・・・?ジョーク?」
こうなればエンゼルもやけくそだ。
「ジョークじゃないよ!本当に好きなんだもん!昨日は言えなかったけど、今日ははっきり言うもん!朝起きても、いっつもキャプテンのことばっかり頭に浮かんで、忘れようとしても忘れられないもん!」
「お・・・・おお・・・」
小波の方も、対応しきれない。
(まさか、ベッドが一つしかないのも材料が足りないんじゃなくて、ただ単に引っ付きたかっただけじゃ?)
という考えが浮かんでいた。
「ベッドなんかいくらでも造れたよ!でも、キャプテンと引っ付くにはこれしかなかったんだから!!」
(やっぱり・・・)
小波は若干呆れも入っていた。
「こうして引っ付いてるだけで、心臓がバクバクだし、半端じゃないくらい恥ずかしいんだから!」
ハァハァハァ・・・
言いたいことを全て言い切ったのか、エンゼルは息を荒げている。
「あ・・・・。私ったら、何言ってんだろ・・・?えっと・・忘れてね、キャプテン?」
「エンゼル。お前、本当に俺のことが好きなのか?」
「う、うん。ごめん、本当に好き。一人で自慰したこともあるぐらい・・・」
エンゼルの顔が真っ赤になる。
「分かった。じゃあ、抱いてもいいか?」
「うん・・・。むしろ抱いて欲しい・・・。」

ベッドの上には一糸纏わぬエンゼルの姿があった。
小波はその上に覆いかぶさった。
「エンゼル・・・」
「キャプテン・・・。んん・・」
二人の唇が重なった。お互いに舌を差し込み、相手の唾液を貪る。
「ぷはぁ、じゃあ、こっちも。」
小波はエンゼルの胸を揉み始めた。年に不似合いなほど大きな胸は、小波の掌から溢れるほど大きかった。
「んんん!あ、ああ、あひゃ、き、気持ち、いい、あああああ!」
「舐めてもいいかな?」
「う、うん。」
「ちゅう、ペロペロ、ちゅるるるる、じゅうううう、エンゼルのおっぱい、美味しい。」
「あひゃあん!ああああ、そ、そんなに、激しく吸っちゃ、あああああああああ!イ、イクーーー!!」
エンゼルは激しく身体を弓形に反らせてイッた。
秘部からは、とんでもない程の愛液が流れていった。
「ここも弄って欲しいかな?」
小波は何の前座もなしに、エンゼルの秘部へ指を二本入れた。
「んんんんん!!い、いきなり、あああああん!あ、あ、あ、ああああ!やああああん!」
グチュグチュ、ヌチュヌチュ、ズブウ、ズブブブブ、ぐちゃぐちゃ

「あああああああ!んんん、ああああん!だ、だめ!ま、た、イ、イクーーー!!」
またしても凄い量の愛液が流れていった。この短時間で二回もイクことを考えると、エンゼルの身体はかなり敏感でイキやすいようだ。
「エンゼル・・・。そろそろいいか?」
「うん・・・。来て。」
小波は自分の息子を、エンゼルの膣口にあてがった。
愛液で滑りやすくなった秘部は、小波の息子をあっけなく受け入れた。

ズブウ!ズブブブブブ!!ぐちゅちゅちゅ・・・
イヤらしい音を立てながら、小波の息子がエンゼルの秘部へ入った。
「あああああああ!き、気持ち、良すぎる、よぉ!!んひゃああ!」
「エンゼル・・・。始めから激しくていいか?」
「ああああん!!つ、突いて!一杯突いてえ!!」
「エンゼル!エンゼル!!」

ぬちゅぬちゅぬちゅぬちゅ、ズブズブズブズブ、ぐちゅぐちゅぐちゅ、ぬちゃちゃちゃ、ズリュリュリュ

小波はエンゼルの脚を立てに開かせ、さらに深く激しく突いた。
「あひゃああああ!イク!イク!イっちゃうよーーー!!ああああああああああああ!!」
キュッと締め付けがきつくなり、小波の射精感も高まる。
「あ、ひゃ、あ、あああ、ふにゃ、あああ、うああああ、な、あああああ、ふあああああああ!」
喘ぎ声を上げながら、エンゼルの膣は容赦なく小波の息子を締め付ける。
「エ、エンゼル!!俺も、そろそろ!!」
「出して!キャプテンの一杯!中に一杯出してええ!!」
エンゼルは足を小波の身体に絡めた。小波の息子が最奥まで届いた。
「エンゼルゥゥゥーーー!!」
「キャプテェェェーーーーン!!!」

ドビュク、ビュクビュク、、ドクドク、ビュウ
凄まじい量の精子がエンゼルの膣内を犯していく。
下半身はつながったままなのに、隙間から精子が溢れ出ている。
「ああ、一杯だよ・・・・。キャプテンのが・・・一杯。」
「エンゼル、愛してる。」
「私も・・・。愛してるよ、キャプテン・・・」

二人は深い眠りについた。

遭難(後編)

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