「こーんなめでたい日に、騒がずにいられますかっての!」

はしゃぎすぎだな、と思った。
クリスマスの夜。
テーブルにはクリスマスケーキとシャンパン。
武美と2人で彼女の家にいる。
やたらとハイな彼女を見て違和感を感じた。
最初は酔っているのかとも思ったが、何か違う。

ふいに、武美が足を滑らせた。
「!…おい、危ないぞ。」
「てへへ、ごめんごめん。」
うけとめた腕の中で笑う彼女。
ふと、その手が震えているのに気がついた。
「………解除、できていないんだな。」

武美は目をそらした。
「……………うん。」
「見込みは?」
「………だめ…かも。」
俺の顔をすがりつくような表情で見上げてくる。
それで、この子に残された時間は
もう少ないのだとはっきりとわかった。
俺はそれ以上なにも尋ねず、唇を重ねた。
武美も両手を俺の首の後ろにまわして積極的に応えてくる。
二人の舌が絡み合い、お互いの息を唾液をかき混ぜながら吸い込む。
全ての感覚を封じるようなキスのあと、お互いの目をじっと見つめ合う。

騒々しいバラエティ番組を映しているテレビと、
ケーキの乗ったテーブルの間にやや荒っぽく倒れこんだ。
そのまま胸と陰部を優しく愛撫すると、
武美は控えめな声をあげて身体をそらす。
首筋を強く吸い上げながら、今度はやや強めに胸をもみあげる。
「んっ…」
眉をよせ、自分の指をくわえて耐える彼女。
その表情を愛でつつ、左手でそっと確認すると、十分な湿り気が感じられた。
「行くよ…」
最初は優しく、やがて激しく。
武美は残り少ない生命を燃やし尽くすかのように、情熱的に応じた。

俺は動きを休めず、彼女の右太ももを
右脇で抱えたまま、右手でテーブルの
ケーキをつかんで彼女の胸の上にぬりつけた。
「ひえ?あ、そのケーキは2時間並んで」
有名な店のものらしいケーキは、お互いの
間でつぶれてひんやりとクリームを散らす。
パイ生地がちくちくと心地いい。
体勢を変えて、お互いに相手のクリームを
なめとっていく。ときどき強く吸い上げる。
美味しい。

ふと思い出して、彼女の脇の下をまさぐる。
あった。
「ひゃうう?!」
コードを思いっきり引き出すと、
彼女はびっくりしたような声を上げた。
そのまま、コードを彼女の敏感な部分を
くぐらせるように巻きつけていく。
「えっ、風来坊さん、そ、それは」
抗議の声を無視して、プラグを一気にコンセントを差し込む。
複数の刺激を一気に与えられて彼女の身体がのけぞる。
「こ、これ、だめっ!ほ、ほんとに、壊れ…」
暴れる彼女にさらに挿入。強烈な刺激に彼女の身体が痙攣する。
こっちも電気がぴりぴりして、きつい。
だが、かまわず荒っぽく突き上げる。
さらにコードを引き絞り、ぎゅっと身体を締め上げる。
視界が真っ白になる中、耳元で彼女の絶叫を聞いた。

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