キーンコーン カーンコーン
やっと長い授業が終わったようだった
そして一段落入れると俺は声を掛けた。
「桜華、一緒に帰ろうよ」
「あっ、小波じゃないですか。ええ、もちろん良いですよ」
呼びかけに応じてくれているのは彼女である一ノ宮桜華だ。
俺と桜華が初めて一つになった次の日の朝に
桜華は連れ去られてしまったが
今では桜華もこうして俺の隣にいつもいてくれて幸せだと思っている。
そうしたこともあってか今もあの夜のことが鮮明に浮かび上がってきて
俺の想像を更にかき立てて・・・
「今、変なことを考えていたでしょう・・・小波の顔に表れていますわよ・・・」
「そ、そんなことにゃいれすよ・・・あはは」
桜華の顔を見てみるとものすごいジト目で俺を睨んでいた。
「・・・ごめんなさい、実は少しあの夜の時のことを考えていまして・・・はっ」
気づいたときにはもう遅い。言ってしまった内容は取り消せるわけもなく
何か言われるかと思い、恐る恐る顔を上げてみると
頬を赤く染めて桜華は照れているようだった
恐らくあの時の事を思い出しているのだと思うが
正直俺としては一言小言をもらうといったほうが楽なのだが
こんな反応をされるとは考えても見なかったので
埒があかないと思った俺は桜華の手を取って小走りで進むことにした。




それで今俺たちは近くの公園に来ているわけだが
桜華は俺が何を言っても反応してくれないという状況である
ただ単に拗ねているだけだとは思うけど
ここは反省をしておかないといけないだろう。
そんな押し問答をしていると突然話しかけられた
「小波さんとお姉さまじゃないですか、どうもこんにちは」
声の人物は桜華の同級生の深草若葉であった。
「あの・・・どうかしたのですかお二人とも、喧嘩でもされたのですか?」
「まあ、ちょっと桜華が拗ねちゃって・・・」
「まあ小波ったら・・・私は拗ねているわけではありませんよ
ただ・・・少し恥ずかしかっただけで・・・」
「ふーん、やっぱり桜華はあの時のことを考えてたんだ」
「そ、そんなことはありませんわよ!」
「桜華はえっちなんだね」
「ううう・・・」

「あのーお二人とも、私のことを忘れていませんか?」
どこぞの金髪元気娘のような扱いを受けていた若葉であった。

“若葉の話は根性があったらどこかで聞けるぞ!・・・多分”

「あれ? どこか上のほうから声が聞こえたような・・・?
それはそうとあのお二人は・・・まだ言い争っていますか・・・」

小波と桜華が痴話喧嘩をしているので
どうしようもなくなってしまった若葉は空を見上げて
さっき声がした場所を探していた。
それが夢幻のままか現実になるかはいざ知らず・・・



長い間桜華と言い争っていた小波は
自分たち二人以外に周りの人がいなくなっていることに気がつき
よく見てみると空は暗くなっていて月も見え隠れしていた。

・・・どれだけ俺は桜華と喧嘩していたのだろうか
正直人に聞かれていたら恥ずかしいかもしれない
一方、桜華のほうはもう気持ちも楽になったのか
いろいろと落ち着いている様子だった。
そりゃあまあ何時間も話してたらそうなるだろうけど
あれ?何で俺たちこんなに揉めてたんだろ?
・・・まあいいか。

「もう辺りも暗くなりましたわね さて帰りましょうか小波」
正気を取り戻した桜華は俺に向かってそう言っていた
俺としても帰ることには賛成なのだが
このまま別れてしまうのも味気ない
そこで俺は桜華にこんな提案をしてみることにした。

「今日、桜華の家に行っても良いか?」
俺は心の中に秘めたある思いを隠しておいて尋ねた

「ええ、もちろんですわ、そう決まりましたらもう行きましょうか」
決まりだな。それに俺に可愛らしい笑顔で微笑んでくれてる、ああ綺麗だな。

そうして桜華の家に行こうとしていたら
もう夜だというのに風のいたずらかうまいこと桜華のスカートがめくれあがった。
暗かったのでよく分からなかったが水玉模様だった気がする。 なんて幸せなんだ!
それだけでも心臓が高鳴っている。 ああ、俺もまだ純情なんだな。

「この季節は身を切るような寒さですね・・・あれ小波、どうかしましたか?」
今自分自身に何があったのか分かっていないみたいで
突然の僥倖にいろんな意味で身を固くしていた俺に問いかけてきた。
「えっ・・・いや・・・世の中ってまだまだ捨てたもんじゃないなって・・・あはは」
桜華はやっぱり俺の顔を例のジト目で睨んでいた。
ああ、これで本日二回目ですね・・・
「何かあったのですか?」
「全然起こっていません! はい!」
「・・・小波がそう言うのであれば信じることにしましょう」
そうか、それはありがたい。
(桜華にとって)不幸中の(俺にとって)幸いであったとしても
そんなこと言えるはずもないからな。

「それよりも早く行きましょう 夜も遅くなりますよ」
「ああ、そうだな少し急ぐか」
またもや俺たちは小走りで桜華の家に向かうことにした。
なんだか同じような展開ばかりが続いてるな、デジャヴってやつ?
それはさておき、どうにかして桜華の家に辿り着いた。



そして他に誰もいない家で晩御飯をご馳走になることにした。
もちろんそれを作るのは桜華だ。
桜華の手料理が食べられるなんて嬉しいことだ。

台所ではいろいろと料理を作っている彼女である。
トントン トントン
包丁で食材を切っている音が聞こえてくる。
その音はとても小気味良くてなんだか懐かしい感じがしてきた。
家族って良いもんだな・・・んっ?
そうだな、確かにまだそういうには気が早いけど
遅かれ早かれ俺は伝えるつもりなのだから
気にすることはない うん。

桜華がこっちに向かって来ているもうできたのかな?
「あの、足らない食材があるので買ってきて頂けませんか?
申し訳ありませんが、私のほうも手が離せないので」
そうか、まあただ作ってもらうだけというのも
気が引けて何か悪い気もしていたので快く引き受けることにした。
「ありがとうございます。これが買い物のメモです」
そうして俺は出かけることにした。



店に着くと俺はメモを頼りに買うものを探していた。
「はあ・・・なかなか見つからないな」
一人でそんなことを呟いていると
「あれ、小波さんじゃないですか」
振り返るとそこにいたのは深草若葉であった。 今日で二回目である。
何か縁があるな。
「こんな所でどうしたのですか?」
「ああ、桜華の頼まれごとで」
「そうでしたか、それはそれは」
「若葉のほうこそこんな所で何してるの?」
「私は少し散歩のついでにちょっと」
「そうなんだ、若葉がこんな所にくるなんて珍しいんじゃないの?」
「そんなことはありませんよ。 こういったスーパーなどは
結構頻繁に利用してますから」
「あっ、ところでこのメモに書いてある食材の場所分かる?」
「これでしたら、あちらのほうにありましたよ」
「ありがとう、助かるよ」
「いえいえ、では私はこれで」
「わかった。 じゃあ」


若葉は小波の後ろ姿を見つめていた。
「お姉さまの頼まれ事ですか、ということは二人とも家にいるのですね。
正直お姉さまのことが羨ましいです。 ああ、小波さんと一緒ですか・・・」

若葉は同い年のお姉さまに対して羨望の思いで
そんな事を考えていた。
それが夢幻のまm(ry


「若葉が言っていたのはこれの事だな」
順調にメモの中の物を買った俺は
寒い夜の道を突っ走り桜華の家へと戻っていった。

「ただいまー、買って来たよ」
「ありがとうございます。小波はゆっくりしていてください。」
外も冷たかったので顔も真っ赤になって
ようやく帰ってきた俺は桜華に買ってきたものを渡して
桜華の言葉に甘えて少しゴロゴロとさせてもらおう。

グツグツ グツグツ
ああ、料理をしている音って良いもんだな。
こんな女の子と一緒になれるなんて最高だな
やっぱりお料理スキルは女の子には大切なんだな うん。
それで俺は桜華の料理が出来上がるまで
特に何もせずただ待つことにした。


「はい、出来ましたよ」
んっ、何々やっぱり桜華の料理は美味しそうだな。
「ありがとう、なんだか嬉しいな、料理まで作ってもらうなんて」
「いえいえ、私も小波の為に腕によりをかけましたから」
「そう、それはありがたいことだな、じゃあ食べるか」
「あっ、小波 食べる前にはいただきますって言うのですよ」
「そうだったな、ごめんごめん。 いただきます」
「はい、いただきます」

桜華の料理はものすごく美味しかった。
正直二人で食べられるような量じゃなかったけど
余った分はお持ち帰りすることにした。
というか桜華の家にタッパーがあるなんて
こういったお嬢様の家には無いもんだと思ってたよ
「そうでもありませんわよ、一人暮らしをしていると
そういう知識も入ってきますし」
「そうなんだ、桜華はいい奥さんになれるよ」
「まあ、小波ったら調子いいんですから」
こういうやり取りにも桜華は動じずに
話せるようになった。成長したんだな

そうしてなんだかいい雰囲気になってきたな
俺の今日ここに来たもう一つの目的を話してみようかと思ったら
いきなり桜華が俺に対して
「あの・・・少し渡したいものがあるんです。 ここじゃあれなんで
私の部屋に来てください」
「何があるの?」
「それは来てからの秘密です」
そう言われて俺たちは桜華の部屋に行くことにした。


「それでどうしたの?」
「これを小波に渡したくて」
「手紙?」
「ええ、今日の授業で書いたものですよ」
「ああ、嬉しいな。 あと俺も同じ事を考えていたんだ」
「えっと・・・これだ。 俺も桜華にあの手紙を書いたんだよ」
「嬉しいですわ。小波も私に書いてくれるなんて」
「うん、でも文章も間違っているかもしれないけど」
「そんなこと気になりませんわ 小波が書いたものなんですから」
そうしたことが嬉しいのか桜華は俯いて物思いにふけているようだ。
その顔を見ていた俺は可愛らしいその姿に我慢できなくなり
二つ目のプランを実行するために桜華を抱きしめていた。
「きゃっ、いきなりどうしたんですか」
「こうやって桜華と一緒にいるとえっちしたくなった。」
「・・・そうですか、いいですよ。 私も小波のが欲しいです。」
そう言うと俺たちは口付けをした。
触れるだけのものからだんだん深くなっていき
互いに舌を貪るように交じり合った。


唾液もどっちのものか分からなくなるくらいに
口付けを交わした後俺は桜華のスカートに手を伸ばし
その中にある割れ目に手を添えた。
「ああっ、小波…そこは・・・」
桜華は感じているようで俺は指をその割れ目の中に入れ
強く出し入れした。
「はあはあ、小波の・・・激しいですわ・・・むぐっ」
俺は息も絶え絶えになっている桜華の口を自分の口で塞いだ。
「んっ・・・はあ、ああ・・・いいです」
桜華の上と下の口を攻めていた。
それは攻めている俺の心をくすぐるくらい可愛い仕草で
もっと鳴かせてあげようと指の早さも上げていく。
桜華はもう力が入らないのか俺に身を預けて
なすがままの状態になっている。
「ああ、もう・・・私イキそう・・・」
「そう、じゃあもっと気持ちよくしてあげるよ」
そう言って俺はひたすらに攻めた。
「あああああああっ」
愛液を噴出させて桜華は座り込んでしまった。
その姿はやっぱり可愛かった

「はあはあ・・・小波・・・いきなり激しすぎですわ・・・」
「しょうがないよ、桜華が可愛いんだから」
「もう・・・仕方の無い人ですね・・・でも次は私の番ですよ」
そう言って桜華は俺のズボンとパンツをずりおろし
高くそびえたっている息子を咥えた。
「うふふ、小波の・・・大きいですわね」
「そうかな? そうでもないような・・・うっ」
桜華がとても器用に俺の弱い部分を舌でチロチロと攻めてくる。
裏の部分、先っちょ、そうかと思えば全体を咥えてくる
そんな不確定な快感に俺はそう長くももたなくて
限界がすぐそこまでやって来ていた。
「桜華・・・俺もうすぐ・・・」
「そうですか、じゃあ私も強くいきますわね」
一心不乱に俺の息子をしゃぶっている桜華の顔を美しいな。
「俺もう、イク・・・」
限界を迎えた俺は真っ白な欲望を桜華の口の中に吐き出して白く汚していった。
「はあ、桜華もなかなか巧いじゃないか」
「私も小波のためでしたらこのくらいはお安い御用ですわ。それにしても
あなたの精液は量が多いじゃないですか」
「わからないけど・・・というか無理して飲まなくても良いよ」
「平気ですわ、小波のだったら訳ありませんもの」
なんていい子なんだろうか。 俺幸せなんだな。
そんな風に幸せをかみ締めていると桜華が
「あと、小波のを私にください・・・早くしないと身体が疼くんです」
「わかったよ、桜華の言うとおりにしてあげるよ」
そうして俺は桜華をベッドの上に押し倒し三回目のディープキスをした。
桜華のアソコは出来上がっていていつでも挿れられるようだ。
そして俺は息子をあてがいそのまま中に入れていった
桜華の中はとても気持ちよくさっき出したばかりだというのに
そんなにもちそうではなかった。
桜華のほうも良さそうだった。
「ああっ、小波のが私の中で暴れて・・・気持ちいい」
「俺もだ、桜華! それにもうイキそうだ」
「私もイキそうですの、一緒に・・・うっ、あああああっ」
俺たちは互いにイッた。
とても良くて俺は桜華を抱きしめていた
これでプランは達成したようだな
その後の余韻で俺は
「桜華と一緒に居れて本当に良かったよ」
「私もですわ。 連れ去られたときはどうしようかと思いましたけど
きっと小波が助けてくれると信じていましたもの」
「ああ、そうだよな」

俺はまた桜華のことを抱きしめてその耳元で囁いた。
「卒業したら結婚しよう、桜華」
「はい、もちろんですわ」


満開になった桜を二度と枯れさせないように
俺たちの人生はまだまだ始まったばかりなのだから。

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