[564]無刃<sage>2007/07/21(土) 16:38:53 ID:iPnFnM1z
[565]無刃<sage>2007/07/21(土) 16:40:22 ID:iPnFnM1z
[566]無刃<sage>2007/07/21(土) 16:41:06 ID:iPnFnM1z
[567]無刃<sage>2007/07/21(土) 16:42:09 ID:iPnFnM1z
[568]無刃<sage>2007/07/21(土) 16:47:19 ID:iPnFnM1z

〜ヴィヴィオとワンワン〜

…我が名はヴォルケンリッターが盾の守護獣、ザフィーラ。

戦場において主の盾と為りて護るが我が使命…なのだが。


我は今ピンチである。幾多の戦場を駆け抜けた我が経験を持ってしてもこの状況を
切り抜ける術が見当もつかない状況で我は…

「こいぬさん、きもちい〜い?」

我は、我は…どうすれば(汗


〜30分前〜

ふと目覚めると、子犬モードになっていた。…今朝、ヴィヴィオのお守りに来たのだが

昨夜母親役たちの帰宅が遅かったとかで就寝が遅くなり、ヴィヴィオはまだ寝ているのだとか。

それでヴィヴィオが起きて来るのをエントランスで待っていたのだが、日差しがよくつい寝て

しまったのだが、その時に子犬モードへ変形していたらしい。

我が自己確認終えたところでふと気がつくと、当のヴィヴィオが起きて此方を覗き込んでいた。

「子犬さん?」

むぅ…仰せ付かった役目を忘れ惰眠を貪るとは何たる不覚。速やかに役目を…むぉ?

「ふわふわ〜、もこもこ〜」

…不覚にも抱き上げられてしまった…しかし、我は役目を果たさねば…ふぬっ!?

「わ〜あばれちゃだめだめ〜」

ぬ、抜けられん…子供とは思えぬ力…しかし下手に本気で抵抗すれば不要な怪我をさせてしまう…

「ふわふわ〜、もこもこ〜」

しかし…これは…いい………(中略)………はっ、我は今一体何を!?

「ん〜、ちょっとよごれてるからおふろであらってあげる〜」

ちょ、ま、待て!?我は誇り高きベルカの守護獣、童女と入浴する等と言う不道徳な行為に及ぶ訳には…!!



トテトテトテ…ガチャ

「ええと・・・こうしてこうだよね・・・あ、でた〜」よいしょ、ぬぎぬぎ…

…なんとか…脱出せねば…しかし…(フサッ)…何か布が?  み、見てはいかんッッッ!!??

「あれ、めをつぶちゃって、子犬さんこわいのかな? だいじょうぶだよ、こわくないよ〜」

…我は誇り高き、盾の守護獣、我は誇り高き、盾の守護獣、我は誇り高き、盾の守護獣…へ、平常心を保てっ、何も見えん、聞こえん…!!

〜以後繰り返しなので中略〜

「さっぱりしたね、子犬さん♪」

…や、やっと…終わったか…も、もう・・・(ガクッ

「あれ〜、子犬さん、ねちゃったの〜?」

(ん〜、どうしようかな〜、何時ものザフィーラさんも来ないし…)

「ママ達にあいにいこ♪」


…トテトテトテ…

「あともうちょっと…あれぇ、ヴィータさんだぁ」

「ん?…おめぇ、なのはんとこのおチビじゃねぇか、なにしてんだ?」

「ママ達にあいにいくの〜」

「おいおい、ひとりできたのかかよ?ザフィーラはどうしたんだ?」

「ん〜きょうはこなかった」

「なにしてんだ、アイツは・・・ん?その手荷物は何だ?」

「え〜と、子犬さん」

「ザ!?…どうしたんだ、こいつ」

「へやのまえでねてたのをひろったの」

「ふぅん…で、何でぐったりしてるんだ?」

「えとね、だっこしてなでなでしたの」

「へぇ・・・それで?」

「それでね、いっしょにおふろはいってあらってあげたの」

「…一緒に?服を脱いで?」

「え、なんで?おふろはおようふくをきたままはいらないよね?」

「ほぅ・・・まぁいいや。なのは達んところ、一緒にいってやるよ」

「えー、ひとりでいけるよ〜」

「いいからいいから」




…此処は…時間は…一体…

未だに混濁する意識を振り払い、目覚めるとそこは機動六課隊長室であった。

シグ「ふむ、目が覚めたか」

その声に気づいて辺りを見回すと、我が主と仲間の騎士達、それに教導官と執務官もいた。

はや「ヴィータとヴィヴィオから話は聞いたで〜?」

我が主が何故か怒気を含んだ声で話しかけてきた…何故だ。

はや「子犬モードになってヴィヴィオとお風呂で洗いっこしたそうやな〜?」

は?あるじ、一体何の話を?

シャ「んも〜、どこでそんな悪い遊びを覚えたのよ、もう」

シグ「まさかお前がこのような破廉恥な真似に及ぶとはな…」

な!いやしかし、アレは!

ヴィ「覚えが無いとはいわねーよな?(ニヤニヤ)」

き、貴様、は、嵌め…「ちゃあんと、防犯装置の記録もとってあるんやで?」 

ち、ちがうのです、我があるじ!!

シャ「はぁ、妙に硬派だと思っていたらそんな性癖だったなんてねぇ…」

はや「リインに手を出す前にきいついてよかったわ〜」

ち、ちがっ

なの「ヴィヴィオのお守りをどうするかは後で考えるとして…」
フェ「今は…オシオキだよね・・・?」

違うのです、誤解です、我があるじ!

はや「ほな・・・いくか?」シグ「…御意」


なぜ、何故われがこんなめに・・・!?


後日、何故かユーノ司書長から見舞い品が届いた…わ、我は貴様に同情されるいわれは無い!


終わり。

著者:無刃

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