[77]ほんのイタズラだったのに… 1 ◆6BmcNJgox2 <sage>2007/08/30(木) 16:20:30 ID:McH1r82F
[78]ほんのイタズラだったのに… 完 ◆6BmcNJgox2 <sage>2007/08/30(木) 16:21:48 ID:McH1r82F

どんな立派な大人であろうとも、誰だってたまには童心に帰りたくなる事もあるだろう。
クロノ=ハラオウン提督もまたそうだった。提督としての仕事から来る激務による
彼の精神的な負担は半端な物では無い。だからこそストレス発散の為に
悪く言えば大人気ないが、童心に帰ったイタズラを考え付いてしまったのである。

クロノの考え付いたイタズラ…それは管理局のエース・オブ・エースと名高い
高町なのは一等空尉に変身魔法で化ける事だった。

高町なのは一等空尉が無限書庫のユーノ=スクライア司書長と付き合っている事は周知の事実。
だが、二人は互いに忙しいが為に現時点では中々会えないのが現状だ。
だからこそクロノが変身魔法でなのはに化けて、ユーノに接近する。
そうすればユーノは大喜びするのは必至。で…その大喜びさせた所で
一気に正体をバラして泣いて悔しがるユーノの顔を見てクロノが大笑いする。
それがクロノの考えた実に壮大な作戦だった。

「フフ…我ながら完璧な変身だな…。」
自室でこっそり変身魔法でなのはそっくりに変身したクロノは鏡に映った自分を見つめながら
何やらポーズを取りながら独り言を言っていた。確かにクロノの変身魔法は完璧だった。
容姿のみならず、声もしっかりとなのはと寸分違わぬ物となっていたのである。
「これならユーノだって僕が正体って事には気付かないだろう。それじゃあ行こうか!
待っててね〜! なのはが行くよ〜ユーノ君〜♥」
なのはクロノはまるで自分が本当になのはであるかのような口調で部屋を出た。

ユーノのいそうな場所へ向かうなのはクロノであったが、そこでフェイトと出会った。
「あ! なのは!」
「フェ…フェイト…ちゃん…。」
なのはクロノは一瞬焦ったが、フェイトはその正体を悟っていない様子であり、
そしてフェイトは何気無く後からなのはに軽くくっ付いて来た。
「なのは、今ヒマ? なら私の部屋に来てくれないかな?」
「え? う…うん…。」
あんまり下手な事を言うと正体がばれてしまうんじゃないかと思ったなのはクロノは
フェイトの言うとおりにするしか無かった…が…それがいけなかった。

フェイトの部屋に連れて行かれると同時になのはクロノはベッドに押し倒されてしまった。
「キャア! どうしたのフェイト…ちゃん?」
正体をバラされまいと必死になのはになり切るなのはクロノであったが…
次の瞬間フェイトはなのはクロノの唇にディープキスをかましていた。
「んん!? んんん!」
「ん…ん…ん…なのは…好き…。」
なのはクロノは信じられ無かった。いくら血が繋がっていないとは言え、
妹であるフェイトがまさかレズだったなんて…。しかしなのはクロノは
下手に抵抗するワケにはいかなかった。そうすればやはり正体がバレてしまうかもしれない。
もしここで正体がバレてしまったら大変な事になるのは必至だ。今まで自分が
管理局の中で積み上げて来た格好良く優秀な提督と言うイメージは完全に粉砕される。
それを守る為に…クロノは必死にフェイトの唇攻めに耐えるしか無かった。

「フフフ…今日のなのはは素直で大人しいんだね。何時もなら泣きながらあのフェレット男の
名前を叫びながら助けを呼ぶのに…。」
「(何時も!? フェイトは何時もなのはにこんな事やってるのか!?)」
なのはクロノの衝撃はとてつもない物だった。まさかフェイトがこんな奴だったとは…
なのはクロノの中のフェイトのイメージが木っ端微塵に砕け散る。
だが…フェイトはそんな事も知らず、構わずに何と一本の凶悪に極太なバイブを手に取っていたのである!
「あんなフェレット男の何処が良いの? 私の方が遥かに素敵なのに…。
聞き分けの無いなのはには…私がこのバルディッシュでお仕置きしちゃうから…。」
「(な…何をする気だ!?)」
なのはクロノは嫌な予感を感じた。そしてその通りだった。
フェイトはなのはクロノの穿いていたスカートとパンツを脱がして尻を露出させ、
なんと菊門に巨大バイブを押し付けたのだ!
「(ゲェ―――――!? よりによってケツの穴でやるのか―――――!?)」
「それじゃあなのは…お仕置き開始!」
「アッ――――!」
なのはクロノは菊門に思い切りバイブをねじ込まれてしまい、思わず喘ぎ声を出してしまった。

「アッ――――!」
男なら子供の頃、イタズラで誰かに浣腸したりされたりなんて事があっただろう。
クロノも小さくやんちゃな子供の頃はそうだったのだが、その時の事を思い起こさせていた。
フェイトにバイブを菊門にねじ込まれると言う事がなのはクロノに異様な感覚を与えていたのである。

「フフフ…あんなフェレット男なんかと付き合うからこうなるんだよ。それじゃあスイッチオン!」
フェイトが笑いながらバイブのスイッチを入れると、そのバイブが高速振動を開始した。
「アッ――――――――――!」
なのはクロノは尻をブルブル震わせながら叫び、喘いだ。
もはやその顔は真っ赤になっていた。何が悲しくて自分がこんな目にあわなければならないのか…
フェイトは何て奴なんだ…。なのはクロノは怒った。抵抗する事無く、ただ尻を震わせながら
喘ぎ声を上げる自分に…

「アッ―――――――――――!」
もはやなのはクロノは我慢出来なくなり、絶頂に達した。と、同時にそれは起こった。
なのはクロノの変身魔法が解除され、正体がクロノである事がフェイトにバレてしまったのである。
「あ…クロノ…。」
フェイトは顔が真っ赤になり、まるで恐ろしい物を見てしまった様な顔になっていた。
無理も無い。なのはの菊門にバイブをねじ込んだと思ったら実はそれはクロノだったのだから…
そして…クロノが菊門にバイブを突き立てられたまま喘ぐ姿はとても異様な物だった。
「キャ――――――――!! ヘンタ――――――――イ!!」

「おい聞いたかお前?」
「何だ何だ?」
「あのクロノ=ハラオウン提督が何か不祥事やらかして捕まったらしいぜ?」
「マジかよそれ…。」
「ああ、義妹のフェイト執務官に手ぇ出して捕まったらしい。」
「うわ〜…そりゃ救いようないわ〜。」

「僕は悪くな――――――――い! 僕はむしろ被害者だ―――――――!!」
牢獄で必死に叫ぶクロノだが…もう遅かった…
               おわり

著者:◆6BmcNJgox2

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