582 名前:エイミィさんの休日[sage] 投稿日:2008/05/18(日) 00:00:34 ID:iG8Q5Zmd
583 名前:エイミィさんの休日[sage] 投稿日:2008/05/18(日) 00:01:06 ID:iG8Q5Zmd
584 名前:エイミィさんの休日[sage] 投稿日:2008/05/18(日) 00:01:38 ID:iG8Q5Zmd
585 名前:エイミィさんの休日[sage] 投稿日:2008/05/18(日) 00:02:09 ID:iG8Q5Zmd
586 名前:エイミィさんの休日[sage] 投稿日:2008/05/18(日) 00:02:40 ID:iG8Q5Zmd
587 名前:エイミィさんの休日[sage] 投稿日:2008/05/18(日) 00:03:11 ID:iG8Q5Zmd
588 名前:エイミィさんの休日[sage] 投稿日:2008/05/18(日) 00:03:42 ID:iG8Q5Zmd
589 名前:エイミィさんの休日[sage] 投稿日:2008/05/18(日) 00:04:13 ID:iG8Q5Zmd
590 名前:エイミィさんの休日[sage] 投稿日:2008/05/18(日) 00:04:49 ID:iG8Q5Zmd

「・・・ん〜っ・・・!」

少し潮の香りが混じる朝の風を浴びながら、彼女:エイミィ・ハラオウンは大きく背伸びをした
日曜日の雲一つ無い蒼天に顔を覗かせた太陽は、惜しげもなく自身の恵みを地上に分け与えている・・・降水確率は0%。今日も暑くなりそうだ

「さって、と。それじゃあ、お洗濯を済ませて、今日はのんびり過ごさせて貰おうかなーっ!」

おおっ!と小さな拳を握り締めて、エイミィはそう吼えた
彼女の子供である双子:カレルとリエラは、今日はリンディとアルフに伴われて保育園のサマースクールに参加している
まぁ、サマースクールとは言っても特別な行事ではない。単に通っている保育園での奉仕作業が主で、今日は保育園の花壇の整備だそうだ
昼食が付いて、夕食は保護者と共に飯盒炊爨という予定なので、朝の洗濯だけ済ませてしまえば、後はほとんど自由に過ごせる
翠屋に繰り出してケーキなどつつくのも悪くないし、美由希のシフトが合うようならば一緒に買い物というのも良い
“主婦”としては、働き者の使い魔:アルフのお陰で楽をさせて貰っているエイミィだが、やはり、こうした“休日”は随分と久しぶりだった

「これでクロノ君がお休みを取れてれば完璧だったんだけど・・・」

彼女の夫:クロノ・ハラオウンは時空管理局執務官にして、XV級次元航行艦“クラウディア”の艦長という役職に就いている
職務に対する責任感が強く、真面目で実直なのは勿論良いことなのだが、妻としては少し家庭の事も顧みて欲しいと思うことがたまにはあるわけで・・・

「まぁ、仕方無いか」

とは言え、そんな部分も含めて丸ごと全部、クロノ・ハラオウンという男に惚れた身の上である。それに、いつまでも待っている程エイミィさんは大人しくはない

――― いつかはこっちから強襲してやる

恐らくは慌てふためきながらも喜色を隠しきれはしないだろう、夫の困ったような照れ笑いを想像しながら、エイミィは頬をぺちりと叩いて気合いを入れる
まずは洗濯籠を両手に持って、役目を果たした洗濯機に労いの言葉を掛けてやりながら洗い終わった衣服を取り出した
鼻歌交じりにスリッパをぺたぺた鳴らしながら廊下を横切って物干し台のあるベランダを目指す

まだあまり湿気を帯びていない初夏の海風が、爽やかに頬を撫でてゆく・・・良い休日になりそうな、そんな気がしたエイミィであった



○エイミィさんの休日



「よっし!お洗濯終了!」

物干し竿に吊された洗濯物が、風に靡いてひらひら揺れている。そんな光景にエイミィは満足げに頷くと、
身体を反らして背伸びをし、外したエプロンを丸めながら自室に向かう。着替えを一式片手に持つと、シャワーでも浴びてから翠屋に行こうと決めていた

「んっふふー、るったらー♪」

空になった洗濯籠に、部屋着のシャツとズボンと下着とエプロンを放り込んで風呂場に入る。折角の休日なのだ。朝風呂くらいは許して貰おう
蛇口を捻って、シャワーから流れ落ちる湯を浴びる。温度は少々ぬるめ。その代わりにちょっと水勢は強め。さーっ、と肌を叩くような感触が、彼女は密かに気に入っている

「・・・ったく、クロノ君ってば、こんなに美人な奥さんを放っておいて仕事三昧だなんて、自分がどれだけ果報者かわかってるのかしらねー」

鏡に映った自分のプロポーションには、結構自身がある。産後はやはり体型が崩れて色々大変だったが、リンディのアドバイスも有って、ウェストラインは何とか取り戻せた
個人的には授乳期のバストサイズを維持したかった様にも思うが、乳房が張って痛みを感じることも無いし、これはこれで。と少し縮んだ胸をむにっと摘みながらそう結論付けた

「あー、でも、フェイトちゃんとか子供ができたらどうなるんだろ。あの胸が、更に大きく・・・?」

義妹の、思わず見惚れる程の肢体が更に凄い事になる・・・そこまで想像して、エイミィは水気を帯びた髪を振って想像を打ち消した
そもそも、あの娘はあの娘でクロノに負けず劣らず責任感の塊である。浮いた噂など耳にした事も無いし、実直な義妹が色恋にかまけている姿など想像も付かない

実はフェイトには、局の高官の子息等からの縁談が何件も持ち込まれたりしているのだが、リンディが片っ端からお断りしているという内幕もあったりする
理由としては、結婚くらいは自分の望む相手として欲しい。と彼女が願った為だ・・・如何なる良縁であったとしても、フェイト本人の意志が介在していないのでは論外である

それはさておくとして、エイミィはシャワーを止めると、肌に残る水滴を掌で撫で落とした。そして、自分の身体を改めて見直してみる・・・

「・・・まだまだ、捨てたもんじゃ無い、わよね・・・?」

語尾が疑問系になったのは、年上にも年下にも規格外が多すぎる所為だ
だが、魅力に乏しい貧相な身体では無い。と思う・・・どこもかしこもぷにぷに柔らかいのが少し悔しいが、主婦業に鍛えられているのか、二の腕は何だか逞しくなった

「あんまり、嬉しくないけど・・・まぁ、いっか。こういうのも大人の魅力って事で」


スタイルには自信があるし、お肌の調子も悪くない。少なくとも、クロノを赤面させる程度の破壊力は備えているだろう。それだけ有れば十分だ
脱衣所に戻って身体を拭こうと、タオルを収納している棚を開け、適当に取りだそうとした時、

「さて、タオルタオル、と・・・あら?」

ふと、エイミィの目に「粗品」という熨斗が掛けられたビニール袋が目に入った・・・中は、大判のバスタオルのようだ
熨斗の名前は、「JS通販」と書かれているが・・・覚えはないがどこかで聞いた気がする名前に彼女はしばらく頭を捻り・・・ぽん、と手を打って思い出した

「あぁ。最近、母さんがハマってる通販のとこだ・・・へぇ、粗品にしては良いタオルじゃない」

熨斗とビニールを破り取ると、中に挟まっていた取扱説明書と一緒に丸めてゴミ箱に投げ捨て、彼女は薄いブルーのバスタオルを広げてそんな感想を呟いた
柔らかい肌触りながらしっかりした厚さの布地で、安物のペラペラなタオルと比べれば随分と良質だ。大きさもおよそ1m×2mくらいあるだろうか?すっぽりくるまれるほど大きい
カレルとリエラがくるまって遊ぶだろうなぁ。と苦笑と共に思いながら、エイミィは新しいバスタオルで身体を拭き始めた



エイミィは見向きもしなかったが、彼女の手でゴミ箱の中に葬り去られた取扱説明書には、こんな謳い文句が書かれていた

「優れた吸水性!優れた耐久性!お肌に優しい天然純綿100%使用!常日頃からJS通販にご愛顧賜ります皆様にお届けする特製“全自動”バスタオル!」



「んっふふ〜・・・ん、あれ・・・?・・・えっ!?ふぁっ!!」

肩に羽織るようにして身体に掛けていたバスタオルが、不意に水滴を帯びた身体に絡みついてきた
悲鳴を上げながらも咄嗟に引っぺがそうとはしたものの、タオルは素早く、エイミィの両腕に抗うようにするりと彼女の身体に巻き付き、抵抗を封じた

「な、何よこれっ!?んっ!く・・・や、やだっ・・・ッ!!」

柔らかい布地が、ぎゅっと胸を揉み込んだ。単に水滴を拭き取っているだけにしてはその動きは卑猥で、エイミィの唇から漏れ出る苦悶の声が艶を帯びてくる
乳房に張り付いたタオルが、胸全体をぎゅっと揉み、ゆすり、乳首を絞り上げる様に胸の頂で渦を巻く


「ゃあっ!は、あぁぅ・・・う、く、ん、んんっ!!」

胸だけではない。お腹から脇腹、尻や背中にも大判のバスタオルは巻き付いて、愛撫するような肌触りで肌をさすってくる・・・その刺激を、エイミィは気持ち良いと思ってしまった
クロノの単身赴任が長い所為でこっちの方は随分とご無沙汰だったし、育児にかまけて自慰も殆どしていない
だから、全身をごしごし、さわさわ、すりすりと撫でさするタオルの愛撫に唇からは熱い喘ぎが漏れ始め、身体の芯は少しずつ熱を帯び、熱く昂ぶり始めていた

「いやぁ・・・だめ、こんな・・・う、あ、あっ・・・」

ぞわぞわと全身を這い回り、綿毛でくすぐられるようなこそばゆさに、エイミィは身悶えしながらもバスタオルをどうにか剥ぎ取ろうとするが、
抱擁するように身体を包み込んでくる布地を剥ぎ取ることが、どうしてもできない

「う、あぁぅっ・・・助け、て・・・くろ、の、くん・・・クロノ君・・・ッ!!」

ダメだ
そう叫ぶもう一人の自分が居る
こんなのと、愛する夫を、クロノ君を一緒にするなと叫ぶ自分がいるのがはっきりと分かる



だけど、その名を呟いてしまったことが、胸の裡に燻る情欲に火を点けた

もう、止めようが無かった。止めようとさえ思えなかった



「んあぁぅっ!!ひゃ、ふぁっ!クロノ、く、んっ!」

瞳の端に涙さえ湛えながら、エイミィはぎゅっと己の身体を抱き締めるタオルを胸に掻き抱いた
抱き締められたバスタオルは文字通りの意味でエイミィの身体を覆い尽くし、その肢体を蹂躙してゆく

「ひゅあぅ、ふ、んあぅぅっ!!」


先程よりもずっと激しく、身体中をこねくり回される感触に、エイミィはただ嬌声を上げさせられた
湯上がりの水滴はすっかり拭われた筈なのだが、今度は身体から滲み出てきた汗を拭き取ろうと、タオルは陰部を中心に彼女の身体を這い回る
傍目に見れば、バスタオルを被って自慰を貪っているようにしか見えない姿だろうが、エイミィは床に膝を付くと、抱き締めたタオル越しに乳房をぎゅっと握り締めた

「ん、やぁぁっ!!うぁ、く、ひゃぁぁんっ!」

掌は握り締めただけであっても、乳房と掌の間に挟まれたバスタオルは縦横に乳房を揉みしだき、堅くしこり上がった乳首を抓り上げるようにぎゅっと巻き付く
汗で濡れ光る身体にゴシゴシとタオルが押し付けられる感触も、快楽に蕩けたエイミィの思考には乱暴な愛撫としか思えない
つるりと丸い尻肉を余すところ無く撫で回され、捏ね回され、菊座の皺までも擦り上げられて、エイミィは未知の感覚に背筋を震わせながら嬌声を上げた

「うぁっ!そ、そこ、良いよぉっ・・・やぁっ、あ、あ、ああぁぁぁっ!!!」

クロノにしか聞かせたことがない、もしかしたらクロノさえ聞いたことがないかも知れない程に熱い囁きを呟きながら、エイミィは太腿を擦り合わせた
汗以外の何かで擦り合わせる腿が滑る感触を確かめるのと、“水気”に触れたタオルが秘部を責め立て始めたのはほぼ同じタイミングだった

「うあぁぁぁぁっ!!!や、いやぁぁぁっ!!!だ、だめ、だめぇぇっ!!!」

いきなり、濡れそぼった秘部をタオルで擦り上げられて、それだけでエイミィは小さく達してしまったが、勿論タオルはそんな事情など察しはしない
ただ、“水気”を拭き取らんと繊維による制圧を始めるだけだ

「あああぁぁっ、ひゃ、あぅぅぅぅっ!!!やだ、や、あ、あああぁぁぁっ!!!」

滲み出た愛液に塗れて、ぱっくりと咲いていた女陰に、タオルが殺到する
だが、タオルとしては困ったことに・・・幾ら拭っても、この“水気”は幾らでも滲んでくる。拭えば拭うほどに湧き出すように出てくるのだ

「ひやぁぁっ、こんなの、や、うあぁぁぁっ!!」

紙縒の様に捩り合わさりながら、タオルが膣中に侵入してきた
クロノ以外の相手に“犯される”感触に、エイミィは半狂乱で抵抗しようとするが、彼女の意志に反してその四肢は最早何一つ抵抗を示さない
両腕は胸の上に置かれたまま、両脚は股間にタオルを迎え入れるように大きく開かれたまま、それだけだった
結局の所、快楽を身体が求めている・・・それを享受しきれない心を抱えている彼女にとっては、これは拷問に等しいのだろうが


膣中に侵入してきたタオルは、秘部から湧き出る愛液を残らず拭い取ろうと、絡みつく肉襞を掻き分けるようにぐにぐにと蠢く

「ふあああぁぁぁっ!!それ、だめぇぇっ!中、動かないでぇぇっ!!」

捩り合わさったタオルがドリルのように肉襞をこそいでゆく感触に、ビクリと腰が跳ね上がり、その度に膣からは潮が噴き出した
・・・いや、噴き出そうとした潮は残らずタオルに吸収され、湿り気を帯びたタオルは別の乾いた箇所をまた紙縒のように捩って尖らせると、再びエイミィの膣を貫いた

「ん、はぅぅっ!はぁっ、く、はぁぁっ・・・あ、ダメ、ダメっ!ま、また、あ、あぁあぁぁっ!!」

悲鳴の様な嬌声を上げて、エイミィは脱衣所のフローリングに仰向けに倒れ込んだ
身体はもうどこも言うことを聞かない・・・それほどに脱力しきった身体の上で、絡みついたバスタオルは今も秘部を滴る愛液に反応して蠢いている



身体は、もうどこも言うことを聞かない
愛液を滴らせる秘部はきっと、身体中の水分を絞り尽くしてしまうまで止まらない

それほどまでに“犯して欲しかった”自分の姿に、エイミィはひっそりと己の嗤い、そして、微かに吊り上がった唇もすぐに嬌声を紡ぎ始める
最早幾度目かさえ失念した絶頂の高みに押し上げられる感覚に、目の前が真っ白に眩んで・・・





―――気を失っていたらしい。シャワーを浴びた時間は10時頃だった筈だが、時計を見れば正午に差し掛かるところだった
緩慢な動きで身を起こし、脱衣所を見回せば・・・薄いブルーの大きなバスタオルが否応なく目に飛び込んできた
今は、床に畳まれているが・・・自分は、このタオルに“抱かれて”、“犯された”のだ

「ん、くっ・・・」

ひとまず、タオルに近寄らないようにしながら洗面台に歩み寄り、コップに水を汲んで一気に喉に流し込んだ


喉を滑り落ちてゆく冷たい感覚に、無性に喉が渇いていることに気付いたエイミィは立て続けにもう2杯水を呷り、人心地付いたところでゴミ箱を漁り始めた
目的の物はすぐに見つかった。「粗品」という熨斗と、破いたビニール袋と、タオルに挟まっていた紙切れ・・・取扱説明書だ

「・・・全自動タオルって何よ・・・」

つい今し方、身を以て体験した物こそが、その全自動タオルなのだが・・・思わず呟かずにはいられないエイミィである
説明書の注意書きを読み進めれば、このタオルは自動で肌の水気を拭き取ってくれる代物らしい・・・その割には動きが妙に卑猥だったが
全自動機能のオン・オフは、タオルのタグに付いている小指の先程の小さなスイッチを押し込むこと、と明記されていた・・・どうやら、オンの状態になっていたらしい
その他、注意事項として、油等簡単には落ちないべたべたした液体を拭き取らせる事はお薦めしない。とある

「・・・はぁ」

出掛ける気持ちがすっかり失せてしまって、エイミィはでっかい溜息を吐いた
折角の休日だというのに・・・

「ったく、母さんってばこんな粗品を置いてく通販で、一体何買ってるのよ・・・」

わざとらしく愚痴りながらも、彼女の視線は床で畳まれている薄いブルーのバスタオルに注がれたまま離すことができない



――― 気を失うほどに気持ち良かったのは間違いなく確かだった



胸が高鳴る。身体の芯がかぁっと熱くなるのが自分でも分かった
何となく、もじもじと擦り合わせた太腿の間で汗以外の何かが滑る感触を感じてしまうと、エイミィは何かに取り憑かれた様な動きで洗面台に歩み寄り、
棚の中からボディローションの小さなボトルを掴み出すと、キャップを外して胸の上でボトルを逆さまにした
少し粘性を帯びた透明な液体を直接素肌に振り掛けて、両手で身体中に塗り広げてゆく。胸に、腹に、腰に、尻に、既に愛液を滲ませている秘部にもたっぷりと塗り込んだ

「ん・・・あ、はぁ・・・」


熱い溜息が唇から漏れる
身体中を濡れ光らせるボディローションは、本来少量を肌に伸ばして馴染ませる物であって、こんな風にどばどば浴びるような物ではない
仄かに香るラベンダーの香りがお気に入りだったのだが、今はそんな事はどうでも良い
エイミィは薄いブルーのバスタオルを乱雑な手付きで床に広げると、その上にへたり込んだ
ローション塗れの身体を掌でぐちゃぐちゃと撫で回しながら、潤んだ眼差しを尻に敷いているタオルに向けて、熱く震える言葉で懇願する

「・・・お願い・・・来て・・・」

ローションと愛液がたっぷりと塗り込まれた秘部を指先で擦りながら、返事を返す筈が無い相手に、彼女は囁きかける

「いっぱい触って・・・いっぱい、エッチなこと、して・・・気持ち、良く・・・して・・・」

それが契約を交わす言葉とさえ解らぬまま、彼女は熱に浮かされたような口調でそう呟き、ぐちゅぐちゅと指先で股間を弄る
愛液とローションが混ざり合った、甘ったるい体液がタオル地の上に垂れ落ち、



食虫植物が小さな羽虫を呑み込むように、床に広がっていたバスタオルがエイミィの身体を包み込んだ



脱衣所に低く響くくぐもった声音は、悲鳴なのだろうか。それとも、嬌声なのだろうか ―――










「・・・それじゃ、昨日は結局今日一日、家でゴロゴロしてたのか?」
「うん。お出掛けも考えたんだけどね。まぁ、たまにはぐだぐだしようかな。ってね」
「うーん、まぁ、そりゃ悪くはないけどさぁ・・・」

翌朝の、リビングでの一コマである
カレルとリエラが保育園の送迎バスに乗り込んで行くのを見送って、エイミィとアルフはリビングでそんな会話を交わしていた
ちなみに、リンディは久々の土いじりで身体の節々が痛いらしい。未だに寝室で横になっている

「そりゃ、クロノ君の都合さえ良かったら会いに行こうかとか考えたけどね。今は忙しいらしいし」
「あぁ、フェイト達も今は大変だって言ってたよ。例の・・・ジェイル・何とかってのの捜査でキリキリ舞いだって」
「もしかしたら、緊急招集とか掛かるかも知れないし・・・そう考えたら、フラフラするのもちょっと憚るかなって。あたしだって、元は次元航行艦の通信主任なんだから」

腰に手を当てて威張るエイミィ・ハラオウン執務官補佐兼次元航行艦通信主任(育児休暇中)であった

「まぁ、お出掛けはしなかったけど、ワイドショーとショッピングを堪能したし、充実したお休みだったよ」
「ワイドショーはともかく、ショッピングって・・・?」

アルフがそう言って首を傾げたとき、玄関でチャイムが鳴り響いた



ぴんぽーん

『ちわッスー!JS通信販売っスー!!』



すっかりお馴染みになった、配達員らしい赤毛の少女の底抜けに明るい声に、エイミィはハンコを片手にいそいそと玄関に向かう



――― その日、彼女は初めて、夫が居ない独りの夜を待ち遠しく思った



目次:JS通販
著者:26-111

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