最終更新: nano69_264 2008年05月28日(水) 12:41:16履歴
[467] キャット・サプライズ(1/5) sage 2008/02/05(火) 00:14:45 ID:j6flRxou
[468] キャット・サプライズ(2/5) sage 2008/02/05(火) 00:16:24 ID:j6flRxou
[469] キャット・サプライズ(3/5) sage 2008/02/05(火) 00:17:28 ID:j6flRxou
[470] キャット・サプライズ(4/5) sage 2008/02/05(火) 00:18:48 ID:j6flRxou
[471] キャット・サプライズ(5/5) sage 2008/02/05(火) 00:20:19 ID:j6flRxou
ある秋晴れの日
例によってヴィヴィオはなのはが仕事の間、ザフィーラにかまってもらっていた。
そしてザフィーラに抱きつきながら、ヴィヴィオはこう言った。
「ザフィーラってフサフサしててあったか〜い。ヴィヴィオもザフィーラみたいになりたいな〜」
「ぬぅ、しかしヴィヴィオはヒトだからな、我やアルフのような獣ではないのでそれは難しい」
そこに訓練を終えたスバルと作業服姿のアルトが偶然通りかかった。
スバルとティアナの魔法戦における絶妙なコンビネーションは地上本部に勤務する魔導師の間では
有名だったが、スバルとアルトのコンビネーションは別な意味で有名であった。
2人がまわりを巻き込み爆発するそのお祭りパワーはまさに
「管理局のリーサルウェポン」「地上本部のBAD BOYS」「機動6課の48時間コンビ」
という多種多様な二つ名で呼ばれているくらいだ。
最近やらかした主なこととしては、先月開催されたミッド地上本部の
「第46回グレイト・ヤマモリング・ナポリパスタン・ショー」いわゆる大食い大会に
スバルがゲリラ的に出場してぶっちぎりの1位になるどころか
ノリで地上本部が備蓄のために保持していたコンバット・レーション半年分
を空けてしまいかけたことくらいである。
もちろんスバルや周りの観客を盛り上げ、セコンドとしてガンガンにアシストしたのはアルトである。
奥にいる1人と1匹の会話を聞いていたアルト
「『ザフィーラみたいに』なりたいね…そうだスバル!私いいこと思いついちゃった!」
「〜?」
疑問系の顔になるスバルであったが眼は明らかに輝いており楽しそうだ。
そうしてアルトはヴィヴィオに話しかけた。
「ヴィ〜ヴィオ〜♪『ザフィーラみたいに』なりたい?」
「うん、なりた〜い!」
「何なら私の部屋に来てみる?『ザフィーラみたいに』してあげるよ!」
「アルトさん、もしかして『アレ』!?ナポリパスタン・ショーの懸賞金で買った」
「うん『アレ』!本当なら先月のパーティーのためにとっといたヤツ」
「あの時なのはさんがヴィヴィオを早く寝かしつけちゃってチャンス無かったですもんね〜」
「よし、そうと決まれば、ヴィヴィオおいで!『ザフィーラみたいに』してあげるから」
「スバル、あとはよろしくー!私はそこら辺のヒマなヤツを連れてくる!ギャラリーはたくさんいないとね♪」
「ラジャー!(敬礼)」
数分後、アルトの部屋の前にエリオ、グリフィス、ザフィーラ、ヴァイスが集められた。
「いったい何なんですかアルトさん?キャロとコンビネーションの練習が」
「僕も本局にだす報告書の期限まであと1時間切ったんだけど」
「ただでさえ他の機動課のヘリまで修理依頼がまわってきて、整備部は大回転だってのによ。
つまらない用だったらヘリや機材の修理、全部お前に押し付けるぞ。」
「我も早く隊舎やヴィヴィオの護りに徹っしたいゆえ」
アルトいわく、非常に「ヒマなヤツ」らが部屋の前に並んでいた。
そんな3人と1匹に対してアルトは人差し指をふって
「チッチッチ、そんなアンニュイな思いはこれを見て吹っ飛ばせ!!どうぞ!」
そうしてスバルと共に部屋から出てきたのは、ぬこ…もとい三毛猫の着ぐるみを着たヴィヴィオであった。
確かに『ザフィーラみたいな』ケモノではあったが、趣向はだいぶ違う。
程良くタレた三毛猫の顔を頭にあしらい、大きくフサフサした耳がピンと立っている。
そして首には愛らしい赤い鈴のリボンが付いていた。
そして手はモコモコしており、足も普段の華奢なヴィヴィオの足と大きく違い非常にモフモフして大きかった。
その中で聖王特有の綺麗なオッドアイをぱっちりさせた可愛い顔が目につき
愛らしいぬこの着ぐるみと非常にマッチしていた
(これ以上の描写は各々の想像におまかせします)
初めて着るぬこの着ぐるみを恥ずかしがってか
ヴィヴィオはしっぽを掴んだ手を目の前でちょっともじもじさせて
「に、似合うかな?」
と4人に聞いた。すると以下の反応の通りである。
「う、うん、かわいいよ!ヴィヴィオ(キャロにも着て欲しい!)」とエリオ。
ヴァイスは感動のあまり漢泣きに泣き(ちっくしょー、今すぐツンデレガンナーに
没収された盗撮用カメラを取り返さねば!!)などと考えていた。
グリフィスは顔をできるだけそむけて「えー、あー、似合うかな(ムッツリな僕にこれはキツイ)」
そしてザフィーラは一言「…無論だ(ワレハシュゴジュウ、ヤマシイオモイナド。ワレハシュゴジュウ、ハレンチナオモイナド。ワレハ…)」
各々が総じて好意的な回答をすると、ヴィヴィオはここで巨大な爆弾を投下した。
『ありがとう!そう言ってくれるお兄ちゃん、大好き!!』
そう言って百万ドルの笑顔でヴィヴィオは微笑んだ。もちろん両方のニャンニャンしたこぶしを口元に寄せてである。
(演技指導スバル、言語指導アルト)
エリオは照れて、顔をより赤らめ「キャローーー!!」と言い
ストラーダで壁に穴を開け、一直線に訓練場のキャロのもとへ飛んでいってしまった。
ヴァイスは「ビバぼっ、萌え!!」というよくわからない単語を発し、5m先まで吹っ飛んだ。
グリフィスは「ゴメン!このままここにいたら犯罪に走りry)…」などと言って窓から飛び降り
(*ここは3階です)
そしてザフィーラは…もはや魂はその身を離れアルハザードへ導かれようとしている。
アーメン。
崩壊した戦線の状況を見てアルトはこう言った。
「まさかここまでの爆弾になるとは思わなかった、聖王ってやっぱすごいねー」
「本当ですね、ここまでやらかしたら、もう・・・一回やりますか♪ヴィヴィオ可愛かったし」
「うん、そうだね。今度はヴィヴィオがいつも持ってるウサギのぬいぐるみをモチーフにして…」
そういってスバルとアルトがあれやこれやを述べているとヴィヴィオがこう言った
「ねぇ、スバルお姉ちゃん、アルトお姉ちゃん。なのはママはこれ見たら何て言ってくれるかな?」
「あっ、そうだね!なのはさん見せに行こう!訓練場にいるはずだから!」
「よっしゃー!いざゆかん訓練場へ!」
そうして3人は仲良く訓練場へ向かっていった。
完
著者:44-256
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[469] キャット・サプライズ(3/5) sage 2008/02/05(火) 00:17:28 ID:j6flRxou
[470] キャット・サプライズ(4/5) sage 2008/02/05(火) 00:18:48 ID:j6flRxou
[471] キャット・サプライズ(5/5) sage 2008/02/05(火) 00:20:19 ID:j6flRxou
ある秋晴れの日
例によってヴィヴィオはなのはが仕事の間、ザフィーラにかまってもらっていた。
そしてザフィーラに抱きつきながら、ヴィヴィオはこう言った。
「ザフィーラってフサフサしててあったか〜い。ヴィヴィオもザフィーラみたいになりたいな〜」
「ぬぅ、しかしヴィヴィオはヒトだからな、我やアルフのような獣ではないのでそれは難しい」
そこに訓練を終えたスバルと作業服姿のアルトが偶然通りかかった。
スバルとティアナの魔法戦における絶妙なコンビネーションは地上本部に勤務する魔導師の間では
有名だったが、スバルとアルトのコンビネーションは別な意味で有名であった。
2人がまわりを巻き込み爆発するそのお祭りパワーはまさに
「管理局のリーサルウェポン」「地上本部のBAD BOYS」「機動6課の48時間コンビ」
という多種多様な二つ名で呼ばれているくらいだ。
最近やらかした主なこととしては、先月開催されたミッド地上本部の
「第46回グレイト・ヤマモリング・ナポリパスタン・ショー」いわゆる大食い大会に
スバルがゲリラ的に出場してぶっちぎりの1位になるどころか
ノリで地上本部が備蓄のために保持していたコンバット・レーション半年分
を空けてしまいかけたことくらいである。
もちろんスバルや周りの観客を盛り上げ、セコンドとしてガンガンにアシストしたのはアルトである。
奥にいる1人と1匹の会話を聞いていたアルト
「『ザフィーラみたいに』なりたいね…そうだスバル!私いいこと思いついちゃった!」
「〜?」
疑問系の顔になるスバルであったが眼は明らかに輝いており楽しそうだ。
そうしてアルトはヴィヴィオに話しかけた。
「ヴィ〜ヴィオ〜♪『ザフィーラみたいに』なりたい?」
「うん、なりた〜い!」
「何なら私の部屋に来てみる?『ザフィーラみたいに』してあげるよ!」
「アルトさん、もしかして『アレ』!?ナポリパスタン・ショーの懸賞金で買った」
「うん『アレ』!本当なら先月のパーティーのためにとっといたヤツ」
「あの時なのはさんがヴィヴィオを早く寝かしつけちゃってチャンス無かったですもんね〜」
「よし、そうと決まれば、ヴィヴィオおいで!『ザフィーラみたいに』してあげるから」
「スバル、あとはよろしくー!私はそこら辺のヒマなヤツを連れてくる!ギャラリーはたくさんいないとね♪」
「ラジャー!(敬礼)」
数分後、アルトの部屋の前にエリオ、グリフィス、ザフィーラ、ヴァイスが集められた。
「いったい何なんですかアルトさん?キャロとコンビネーションの練習が」
「僕も本局にだす報告書の期限まであと1時間切ったんだけど」
「ただでさえ他の機動課のヘリまで修理依頼がまわってきて、整備部は大回転だってのによ。
つまらない用だったらヘリや機材の修理、全部お前に押し付けるぞ。」
「我も早く隊舎やヴィヴィオの護りに徹っしたいゆえ」
アルトいわく、非常に「ヒマなヤツ」らが部屋の前に並んでいた。
そんな3人と1匹に対してアルトは人差し指をふって
「チッチッチ、そんなアンニュイな思いはこれを見て吹っ飛ばせ!!どうぞ!」
そうしてスバルと共に部屋から出てきたのは、ぬこ…もとい三毛猫の着ぐるみを着たヴィヴィオであった。
確かに『ザフィーラみたいな』ケモノではあったが、趣向はだいぶ違う。
程良くタレた三毛猫の顔を頭にあしらい、大きくフサフサした耳がピンと立っている。
そして首には愛らしい赤い鈴のリボンが付いていた。
そして手はモコモコしており、足も普段の華奢なヴィヴィオの足と大きく違い非常にモフモフして大きかった。
その中で聖王特有の綺麗なオッドアイをぱっちりさせた可愛い顔が目につき
愛らしいぬこの着ぐるみと非常にマッチしていた
(これ以上の描写は各々の想像におまかせします)
初めて着るぬこの着ぐるみを恥ずかしがってか
ヴィヴィオはしっぽを掴んだ手を目の前でちょっともじもじさせて
「に、似合うかな?」
と4人に聞いた。すると以下の反応の通りである。
「う、うん、かわいいよ!ヴィヴィオ(キャロにも着て欲しい!)」とエリオ。
ヴァイスは感動のあまり漢泣きに泣き(ちっくしょー、今すぐツンデレガンナーに
没収された盗撮用カメラを取り返さねば!!)などと考えていた。
グリフィスは顔をできるだけそむけて「えー、あー、似合うかな(ムッツリな僕にこれはキツイ)」
そしてザフィーラは一言「…無論だ(ワレハシュゴジュウ、ヤマシイオモイナド。ワレハシュゴジュウ、ハレンチナオモイナド。ワレハ…)」
各々が総じて好意的な回答をすると、ヴィヴィオはここで巨大な爆弾を投下した。
『ありがとう!そう言ってくれるお兄ちゃん、大好き!!』
そう言って百万ドルの笑顔でヴィヴィオは微笑んだ。もちろん両方のニャンニャンしたこぶしを口元に寄せてである。
(演技指導スバル、言語指導アルト)
エリオは照れて、顔をより赤らめ「キャローーー!!」と言い
ストラーダで壁に穴を開け、一直線に訓練場のキャロのもとへ飛んでいってしまった。
ヴァイスは「ビバぼっ、萌え!!」というよくわからない単語を発し、5m先まで吹っ飛んだ。
グリフィスは「ゴメン!このままここにいたら犯罪に走りry)…」などと言って窓から飛び降り
(*ここは3階です)
そしてザフィーラは…もはや魂はその身を離れアルハザードへ導かれようとしている。
アーメン。
崩壊した戦線の状況を見てアルトはこう言った。
「まさかここまでの爆弾になるとは思わなかった、聖王ってやっぱすごいねー」
「本当ですね、ここまでやらかしたら、もう・・・一回やりますか♪ヴィヴィオ可愛かったし」
「うん、そうだね。今度はヴィヴィオがいつも持ってるウサギのぬいぐるみをモチーフにして…」
そういってスバルとアルトがあれやこれやを述べているとヴィヴィオがこう言った
「ねぇ、スバルお姉ちゃん、アルトお姉ちゃん。なのはママはこれ見たら何て言ってくれるかな?」
「あっ、そうだね!なのはさん見せに行こう!訓練場にいるはずだから!」
「よっしゃー!いざゆかん訓練場へ!」
そうして3人は仲良く訓練場へ向かっていった。
完
著者:44-256
- カテゴリ:
- 漫画/アニメ
- 魔法少女リリカルなのは
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つ、続きを…。
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