243 名前:ベルカの守護獣 その誇りと熱情! [sage] 投稿日:2011/05/28(土) 23:17:06 ID:JSyohfCo [3/4]

ベルカの守護獣 その誇りと熱情!  *このSSは多分にキャラ崩壊が含まれますので用法容量をまもって正しくお読みください


 ある日の事である。
 高町なのはがワタワタと慌てていた。
 どうした事かと聞いてみると、ヴィヴィオがいなくなったと申す。
 探してみれば本当にいない。
 かくして機動六課の面子を総がかりで探しに出かけたわけである。
 魔法で解決できんじゃね? と現実的なご意見をお考えの方もあろうが、そうするとそもそもこのSSが立ち行かなくなるのでそこはスルーである。
 さて、では人探しとくれば彼の出番だ。
 誰あろう、犬……ではなかった、守護獣の狼ことザフィーラの事だ。
 人間の何倍も鋭い嗅覚であれば、迷子の子供一人探し出す事など造作もなかろう。
 ゆえに彼は言ったのだ、匂いを覚える為の物品をくれと。
 ただしそれを聞いた皆々は顔をひきつらせた。
 物が物だからである。

「わかった、ヴィヴィオを探すからあの子のパンツをくれ」

 と。
 守護獣、幼女のパンツをご所望である。
 これで引かない人間がいようか。
 他の物では駄目なのかと問えば、アレじゃないと駄目だと言い張る。
 甚だ怪しい限りであったが、人間が犬の事情に口を挟める道理もない。
 やぶさかではあるが、なのははヴィヴィオのパンツを差し出した。
 うさぎさんのプリントの入った、子供らしい可愛い下着であった。
 犬は目の前に置かれたそれを、最高の香水にでもするように念入りに鼻を鳴らして嗅いだ。
 いつしか離れて嗅ぐだけでは飽き足らなくなったのか、顔を押し付けてじっくりと堪能する。
 最後は口に含んで味を吟味した。
 幼女の下着を口にして味わう守護獣。
 その光景は、想像を絶する光景であり、実際目にすれば十中八九は絶句する様であった。
 ヴィヴィオのパンツをハミハミしながら、ザフィーラはいつもの低く威厳ある声音で、分かった、と申す。
 訝しげにしながらも、皆は彼の後に着いていく。
 辿り着いたのはなんとザフィーラの犬小屋であった。
 中を覗いた時、彼らは見た。







 亀甲縛りでギャグボールを噛まされていたヴィヴィオを。






 ザフィーラは言った。

「緊縛放置プレイの最中だったのをすっかり忘れていた、すまんな」

 いつも通りの硬質で男らしい声音であり、言葉であった。
 口からはパンツが下がったままだった。
 その日、機動六課でA’s以来の合体攻撃魔法フルコースが放たれたのは言うまでもない。



終幕


著者:ザ・シガー

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