54 名前:ザ・シガー [sage] 投稿日:2010/08/16(月) 23:28:57 ID:oobEDogw [2/7]
55 名前:ユーノくんは俺の嫁 [sage] 投稿日:2010/08/16(月) 23:29:28 ID:oobEDogw [3/7]
56 名前:ユーノくんは俺の嫁 [sage] 投稿日:2010/08/16(月) 23:30:21 ID:oobEDogw [4/7]
57 名前:ユーノくんは俺の嫁 [sage] 投稿日:2010/08/16(月) 23:31:13 ID:oobEDogw [5/7]

ユーノくんは俺の嫁


 歴史に“もしも”という言葉はない。
 所詮それは空想上の産物であり、他愛ない妄想に他ならない。
 時の流れは一定にして完全な一本道、それる事などありはしないのだ。
 だが、しかし、これはそんなもしもの話である。
 もしも、ユーノ・スクライアを拾ったのが高町なのはではなかったら。
 もしも、彼を助けたのがまったくの別人だったら。
 もしも、その人物が少々特殊な趣味の持ち主だったら。
 それは、そんなもしものお話である。
 




「あの、それでお話ってなんでしょうか」


 と、少年、ユーノ・スクライアは問うた。
 場所は海鳴市内のとあるマンションの一室で、少年が問い掛けたのは彼の恩人たる青年だった。


「うん、まあ以前君が言った言葉について、ね」


 と、青年は言う。
 この青年、ジュエルシードを探して海鳴に落ちたユーノを助け、一緒にジュエルシード探しをしてくれているという好漢である。
 が、しかし、たまにユーノの事をねっとりとした熱い眼差しで見つめるというちょっと危ない男でもある。
 その彼が、改まって話があると申すのだ。
 ユーノはなんとも言えない胸のざわめきを感じずにはいられない。
 

「前に言ったこと、ですか?」

「ああ、君は確かに言ったよね……手助けしたらなんでもお礼をする、と」

「ええ、まあ……」

「早速だが欲しいものを決めたんだ」

「え? 本当ですか? でも僕、この世界の通貨は持ち合わせが……」

「ははは! 安心してくれ、何も金のかかるものじゃない」

「じゃあ何ですか?」


 すると彼は、ああ実は、と続けて、こうのたまった。


「君が欲しい」


 と。
 あまりに理解を超越した言葉に、ユーノは思わず聞き返した。


「……はい?」

「ふむ、ちょっと分りにくかったかな? では言い換えよう。俺のお嫁さんになってくれ」

「ちょ……ええええ!?」

「何か問題でも?」

「いえ、その、問題も何も僕男なんですけど!?」

「だから良いんじゃないか!」

「え、ちょっとま、あっー!」


 という流れで、哀れユーノ少年はベッドに連れ込まれてしまったのだ。





「や、やめ……やだ! ぬ、ぬがさないでください!」

「何を言う、脱がなければできないではないか」


 かような発言と共に、青年はささやかな抵抗を続けるユーノの服をするすると脱がせていった。
 ベッドの上で露になる、少年の穢れなき肢体。

 一点のシミもくすももない白い肌はきめ細かく、触れれば素晴らしくなめらかな感触を感じる。
 嫌がるのも気にせずシャツを剥ぎ取って上半身から一切の衣服を奪えば、平らな胸の頂上に桃色の蕾があった。
 白い柔肌の中に二点のみ可憐に咲くそれを、青年は言わずもがな、愛でる。
 乳輪の淵をそっと指でなぞったかと思えば、唐突に舌を這わせて舐めた。
 

「ひゃぁん!」


 少年の唇から漏れる甘い響き。
 震える四肢は力なくシーツの上で泳ぎ、虚しく宙を掻いた。
 ユーノの身から力が抜けたのを良い事に、彼はさらに手を滑らせる。
 ズボンのファスナーを下ろしたかと思えばベルトのバックルを外し、するりと引っぺがす。
 あっという間に脱がされたズボンと下着、ついにベールを脱ぐ少年の秘部。


「や、やぁ……」


 羞恥に彩られたユーノの声音が漏れた。
 露出された下半身、白い太股の間にある愛らしい彼の男性は、血を滾らせてそそり立っていた。


「ほう、これはこれは、ユーノくんもヤル気まんまんだな!」

「ち、ちがいます! 僕は、そんな……」


 顔を真っ赤に染め、少年は顔を俯かせた。
 乳首を弄られただけで幼い肉棒を勃起させてしまい、恥ずかしくて堪らない。
 だがその羞恥心こそが男を滾らせるのだ。
 いつの間にか彼もまた服を脱ぎ去り、生まれたままの姿になる。
 股間のイチモツがユーノのそれとは比べるべくもない怒張しているのは言うまでもない。
 これから自分がどうされるのか、知らないユーノではない。
 自然と怯えが生まれ、小鹿のように震わせて身を竦める。


「あ、あの……」

「ふふ、安心してくれ。ちゃんと君も気持ちよくしてあげるさ」

「え、何を……ふあぁ!?」
 

 次の瞬間、ぬるりとした感触が少年の小さな肉棒を包み込む。
 何という事か、彼が口で奉仕を始めたのだ。
 同じ男として性感帯を熟知したフェラチオ、絡みつく舌は皮に包まれたカリ首を攻め、幹を啜って手で扱く。


「だ、だめです! そんなところ……汚いですよぉ」

「ユーノくんの体で汚いところなんてないさ。それに、君のここは随分と気持ち良さそうじゃないか」

「ひゃぁあん! そんな、うあぁ……何かでちゃう……チンチンから何かでちゃうぅ!」


 瞬間、幼い肉棒から背筋にかけて強烈な快楽の電撃が走る。
 少年が今まで感じた事のない快感の果て、ペニスの先から迸る白濁。
 青臭い匂いと共に爆ぜたのは初めて尿道を駆け抜けた精子だった。
 真っ白なユーノの体と覆いかぶさった青年の顔に降り注ぐ白く濁ったザーメンの色彩。
 初めて絶頂に達したユーノは、陶然と蕩けた顔で眼を潤ませる。


「はぁ……はぁ……これが、しゃせい……」

「ああ、そうだよ。気持ちよかっただろ?」

「……はい」


 問われ、少年はこくんと頷く。
 もはや理性は精通と共に半ば溶けていた。
 初めて味わう快楽の甘美さに、抗う術などあるだろうか。
 ユーノの中に、もう抵抗の意識など欠片もなかった。


「よし、じゃあ今度は俺の番、だな」


 言うや、彼は放心していたユーノの体をひょいと転がす。
 今までは仰向けだった姿勢がうつ伏せに変わり、青年の目の前に現れたのはふっくらとした尻肉だった。
 なめらかにして柔らかく、だが最高の張りを持つ尻。
 青年は目を細めて見入る。

 しかし視線で愛でるにはあまりにも強い誘惑に屈するのに、そう時間はかからない。
 ゆるりと動いた指は、次の瞬間尻の双丘の間にあるすぼまった穴に伸び、撫でる。


「ん……ふあぁ……」


 菊穴に与えられる愛撫に、甘い喘ぎが響く。
 初めて他人に尻の穴を触られ、むず痒さとも心地良さとも言えぬ感覚が神経を焼くのだ。
 それを良しと見たのか、青年は次いで大胆にも舌を這わせた。
 穴の周囲をくすぐられた菊座はひくひくと蠢き、柔らかい舌は驚くほど用意に滑り込む。


「ひゃぁあん!」


 むず痒い刺激が、一気に快楽まで昇華した。
 ぬるりと肛門をいじくる舌の愛撫は絶妙で、無垢な少年に快楽を次々と刻み込み、染め。
 白く細い四肢は快感の電撃を浴びる度に力なく震え、唇からは誘うように甘い嬌声が漏れる。
 一体どれだけ愛撫が続いたか、肛門がふやけておかしくなるのではないかという気さえした時、ようやく舌が引き抜かれた。
 つぅ、と、唾液と腸液の交じり合った淫靡な汁が舌と菊座に橋をかけ、蛍光灯の光を反射して銀に輝く。
 愛撫を受け続けた肛門は物欲しそうにひくひくと蠢き、いやらしい。
 青年はもはや我慢の限界と、怒張し尽くした己の肉棒の照準を定める。
 ぴとり、と濡れた肛門に触れる焼けるように熱い感触。
 ユーノがハッと振り返れば、彼は既に準備万端だった。


「よし、それじゃあ……入れるよ!」


 慌ててユーノは何か言おうと唇をわななかせるが、しかし言葉にはならなかった。


「ちょ、ひぃう……はぁあああぁんッ!」


 変わりに声音は蕩けるように甘い喘ぎとなって響き渡る。
 初めて太く逞しい剛直に菊座を犯され、ユーノは苦痛どころか強烈な快感に苛まれた。
 果たしてそれは青年の愛撫の巧みさか、それとも少年の天性の素質だったのか。
 またはその両方か。
 どちらにせよ、初体験で少年ユーノ・スクライアが深き激しい快楽の奈落に突き落とされた事実に変わりはない。


「ユーノくん、初めての割りには痛くなさそうだね。気持ち良いかい?」

「ふぇ……ふぁ、ふぁい……きもち、いいれす……ひいあぁう!」

「よし! じゃあ遠慮なく行くぞ!」


 言葉と共に、彼は凄まじい勢いで腰をぶつけた。
 濡れた穴を硬く隆起した肉が貫き、抉り、腰が激しくぶつかる。
 水気に満ちた淫靡な音色を奏でながら交わりあう二人の肉体。
 青年が力の限り腰を突き上げ、肉棒を深き挿入させる。
 そうすれば幼い肢体は快楽と衝撃に震え、しなり、のけぞって応える。
 突かれるユーノの股間の愛らしいイチモツも与えられる快感に隆起し、皮を被った先端から透明な先走りを滴らせて悦んでいた。
 ピストン運動の度に揺れる少年の肉棒を、青年は後ろから手を伸ばして指を絡める。
 そして一気に扱き上げた。


「ひゃぁ! だめぇ、おちんちんいぢっちゃ、ふひゃぁ! ちくびぃ! ちくびいぢめちゃらめぇえ!」


 さらに幼いペニスだけでは飽き足らず、青年の手は桃色をしたユーノの乳首をも攻め始める。
 乳輪の縁をいやらしく撫でたかと思えば、硬くなり始めた乳首の突起をつまんで力のままに引っ張る。
 ろれつの回らなくなった口調は蕩けきっており、もはや理性は欠片もない。
 そして、フィニッシュは近づいてきた。
 ユーノの菊門を抉りぬく剛直は既に快楽の数値が限界を回り、先走りのみならず濃厚な精を放たんと震え始めた。
 それは少年の方も同じで、幼いペニスを濡らす先走りも限界まで濃くなっている。
 今まで以上に強い突き上げと共に、青年は叫んだ。


「よし! そろそろ出すぞユーノくん!」

「ひゃ、ふああああああ!!!!」


 どくん、と音が聞こえそうなほどの勢いで、遂に少年の肛門に溢れんばかりの射精が行われた。

 穢れを知らない腸壁を次々と染めていく凄まじい量の白濁。
 それは直腸だけでなく脊髄にも脳髄にも快楽という麻薬をすり込み、犯す。
 精液の熱が肛門を蕩かすと共に、少年の未成熟なペニスも初めての射精を迎えた。
 とくんとくん、と溢れる精液は、シーツに幾重にもシミを作る。
 
 
「ああぁ……ちんちん、しゃせいしてるぅ……きもち、いいよぉ」


 蕩けきった声音、もはやユーノは青年の与える快楽の前に完全に陥落した。
 こうしてユーノ・スクライアはめでたく青年のお嫁さんになったのである。

 え? ジュエルシード事件?
 そんなものは執務官が一人で解決しましたよ。



 終幕。


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目次:ユーノくんは俺の嫁
著者:ザ・シガー

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