最終更新: nano69_264 2010年01月20日(水) 16:12:26履歴
587 名前:ヴァイシグお尻編 [sage] 投稿日:2009/10/07(水) 22:12:11 ID:uIl6BZaM
588 名前:ヴァイシグお尻編 [sage] 投稿日:2009/10/07(水) 22:14:02 ID:uIl6BZaM
589 名前:ヴァイシグお尻編 [sage] 投稿日:2009/10/07(水) 22:17:40 ID:uIl6BZaM
590 名前:ヴァイシグお尻編 [sage] 投稿日:2009/10/07(水) 22:18:51 ID:uIl6BZaM
591 名前:ヴァイシグお尻編 [sage] 投稿日:2009/10/07(水) 22:20:15 ID:uIl6BZaM
592 名前:ヴァイシグお尻編 [sage] 投稿日:2009/10/07(水) 22:20:55 ID:uIl6BZaM
ヴァイシグお尻編
「これはまた……どうしたんですか?」
青年、機動六課部隊長補佐官を務める眼鏡の美男子、グリフィス・ロウランはいささかの憐憫を込めた言葉を吐いた。
それは目の前にいる一人の男性、彼より幾分か年上の男の姿を見ての感想だ。
「いや、まあ色々とな……」
ツナギ姿の男、機動六課ヘリパイロットにしてエース級狙撃手でもある、ヴァイスグランセニックは言葉と共に自身の頬を撫でる。
そこには、それはもう見事なまでの紅葉があった。
手、恐らくはそのフォルムから女性のそれと分かる平手打ちの痕。
真っ赤なその手形は実に痛々しく、強い力で打たれたと容易く想像できる。
思わず見ているこっちが痛くなりそうだ。
そしてグリフィスは当然の疑問符を問うた。
「誰にやられたんですか?」
「ああ……その、シグナム姐さんに」
「シグナム隊長に? 一体どうしたんですか?」
「いや、まあ……なんだ……」
ヴァイスは周囲にチラチラと視線を巡らせ、誰かに聞き耳を立てられていないか確認する。
そして確認し終えると、グリフィスにそっと顔を寄せて耳打ちした。
ボソボソと、彼以外の誰にも聞こえぬ声量で。
話し終えると、ヴァイスはそっと顔を離す。
聞き終えたグリフィスは、何故かその表情を冷ややかに引きつらせていた。
「はあぁ……なるほど。それで……」
「ああ、困ったもんだ。どうしたら良いと思う?」
「……」
グリフィスの顔から一気に表情が消える。
漂う空気、身体からかもし出される雰囲気は絶対零度を思わせる冷たさを孕んだ。
もし六課の他の隊員、ロングアーチやフォワードの人間が見れば背筋を凍えさせるだろう。
グリフィスは凍てつく空気を持ったまま一拍の間を置くと、表情を無から微笑に変えた。
そして一言。
満面の、それこそ数多の女性を虜にしそうな程の涼やかで優しげな笑顔と共に言った。
「死ねば良いんじゃないですか♪」
きっぱりと言い切るその言葉の残響には少しの淀みもない。
つまり結構本気で言っていた。
彼のそんな様に、無論ヴァイスは大いに顔を引きつらせる。
「お前……ほんと容赦ねえなぁ……」
「そんな事ないですよ。常に理性的かつ常識的かつ慈しみのある人間である事を心掛けてますから」
グリフィスは微笑と共に眼鏡を掛け直しつつ、静かな語調で言う。
先ほどの冷ややかな空気から、今度は呆れ果てたようなものに変わる。
そして青年は問うた。
「ところで、ヴァイス陸曹はいつもそんな事言ってるんですか? シグナム隊長に」
「そ、そんな訳ねえだろ! 昨日はその……たまたま、な……試しに聞いてみたんだよ」
「はぁ〜、そうですか」
「おい、なんだよその目は」
「はぁ……いえ別に」
どこか呆れた、そして嘲笑めいたような顔でグリフィスは溜息を吐く。
そしてポツリと、隣りのヴァイスにも聞こえない程度の声で呟いた。
心の内に秘めた本音を零す為に。
「まあ、男として気持ちは分からなくもないんですけどね」
□
機動六課隊舎の屋上で、二人の女性が話していた。
金と緋色の髪をした素晴らしいプロポーションの美女二人、ライトニング分隊の隊長二人だ。
そして、二人は何故か顔を赤らめ会話をしていた。
「お尻、ですか」
「ああ、尻だ」
自分に問う金髪の美女、10年来の友人であるフェイトにシグナムはそう簡潔に答えた。
表情は一見いつもの凛とした鋭いものに見えるが、頬が淡く朱色に染まり、羞恥心に燃えているのが分かる。
まあ、話題が話題なのでそれは仕方ない事だろう。
「そうですか……お尻で、ですか」
「うむ、もう一度正確に言うならばアナルセックスだな」
と、烈火の将は顔を真っ赤にして言った。
そりゃ赤くもなるだろう。
誇り高きベルカ騎士の口から、あろう事か“アナルセックス”である。
普段から凛としているシグナムだって真っ赤っかにもなるさ。
で、まあシグナムは続けて言った、胸の内に溜めた愚痴を。
「まったく……あのバカ……どうしてこういう事ばかり頼むのか」
シグナムは真っ赤になった顔を俯け、呟く。
昨日、将は恋仲にある男性、ヴァイス・グランセニックからある事を頼まれた。
“アナルセックスさせて欲しい”
と。
夜の、恋人同士の情事の最中、最初の口付けの後にだ。
聞いた瞬間は意味が分からず、数秒を要して理解した時、シグナムは彼の顔面に思い切り平手打ちを見舞っていた。
そしてそのまま逃げるように部屋を後にし、今日こうしてフェイトに相談しているという次第である。
そんな彼女に、フェイトもまた顔を赤くしながら問うた。
「その調子だと、他にも何かあるんですか?」
「ああ……やれ胸でしてくれだの、騎士甲冑のままが良いだのと……へ、変態的な事ばかりせがむんだ」
今まで彼と行った情交を思い出しながら、頬の朱色をより赤く染めてシグナムは言う。
烈火の将とて熟れた女体を持つ一人の女、人並みに情事を交わせば恥じらいもする。
さらに加えて要求が肛門性交ときてはなおの事だ。
が、そんな彼女にフェイトは告げた。
「そう、なんでしょうか」
「なに?」
「いえ、そういうのって案外普通なのか、なって思ってましたから」
「う、後ろでするのがか!?」
フェイトの爆弾発言に素っ頓狂な声を上げるシグナム。
そんな彼女に金髪美女執務官は続けて言う。
「ええ、クロノとかそういう要求ばっかりですから」
クロノ・ハラオウン、フェイトの義兄であり恋人の名が出た。
彼は姉貴分の女性と結婚したような気もするが、本SSでは一切関係はない。
クロノ×フェイトは正義なのである。
と、それはさておき。
シグナムは驚愕した、なにせクロノがそういう行為を欲すると言うのだ。
少なくとも彼女の認識からいってクロノ・ハラオウンとは常識的で素晴らしい人柄である。
そのクロノが致すというのであれば、それはもしかして一般的な嗜好の範疇なのではないか。
そんな疑念が過ぎる。
自分の無知(勘違いではあるが)を知り、シグナムの胸中に一つの決意が生まれた。
「ではテスタロッサ……その、教えてくれないか? う、後ろで“する”やり方とか……」
□
「失礼しますよー」
そう告げてヴァイスは部屋に入った。
場所はクラナガン市内のとあるホテルの一室である。
入室すれば、室内には彼をここに呼んだ人物であるシグナムが既にベッドに腰掛けて待っていた。
「あ、ああ……よく来てくれたな」
どこか恥ずかしそうに頬を赤らめているシグナムは手をモジモジと弄っている。
その様にヴァイスは、なるほど、と思う。
既に何度も身体を重ねている間ではあるが、彼女は自分から誘う際はいつもこうして恥らうのだ。
普段の凛々しい様からは想像もできない初々しさに、ヴァイスは微笑ましさを覚える。
が、しかし。
「で、ではヴァイス……」
次なる言葉にその微笑ましさは打って変わる。
「う、後ろを使って良いぞ!」
顔を真っ赤にした烈火の将は、尻を向けスカートをまくり上げてそう告げた。
「ちょ、はい?」
「はい? ではない! ちゃんと……そ、掃除して、ほぐして準備したから大丈夫だ! すぐ入れて良いぞ!」
普段の凛とした様が嘘のように、シグナムはどもりながら尻を向けてそう誘う。
目の前の光景が、そして放たれる言葉が一瞬理解できず、ヴァイスは呆然とする。
まさか目の前の愛する女性が、肛門性交の熟練者の教えで菊の穴を準備万端にしたなど想像もできない。
先日アナル使用を求めた際など、強烈な張り手を喰らったというのに……今の状況はどうだ?
彼女は尻を向けて自分から肛門での性交を求めているではないか!
夢のようである。
ヴァイスは自分の頬をつねってみるが、痛い。
どうやら夢でなく現実のようだ。
ならば迷う事はないだろう。
どういう理屈でシグナムが尻で致す気になったか分からないが、彼女の気が変わらない内に行為を成すべきである。
故にヴァイスは淀みなく歩んだ、目の前の美尻へと。
まずは触れてみる。
めくり上げられたスカートから覗く尻を、彼は満遍なく撫でた。
下着越しでもしっかりと分かる、むっちりとした肉付きながらも引き締まった国宝級の尻であろう。
尻こそはヴァイスがシグナムに惹かれた要素の一つでもある。
少し不器用だがまっすぐな心、おっぱい、凛とした振る舞い、おっぱい、ポニーテール、実は可愛い性格、太股、おっぱい、尻。
その他、シグナムの魅力は語り尽くせない程にあるが、尻は彼女の密かな魅力ランキング上位保持者である。
目の前の美尻に、ヴァイスは私的脳内ランキングを再認識した。
なんて素晴らしい尻なのか、と。
とりあえず下着を一気にずり下ろす。
シグナムが、ひゃー、だか、ひゃん、だか叫んだが気にしない。
露になった尻は、想像を遥かに超えた美観であった。
透き通った、されど艶と張りを持つ肌はどれだけ触っていても飽きない。
しばらく剥き出しの尻を撫で、頬ずりして……時を忘れて浸る。
「は! いかん!」
だが彼は我に返った。
そうだ、こんな事をしている場合ではない。
標的は二つの尻肉にあらず、そのふもとに設けられた菊門である。
狙撃手の慧眼はすかさず視線を下げ、ターゲットを確認。
がっしりと尻を掴み、顔を寄せる。
そこにはすぼまった一つの穴が、肛門があった。
ヴァイスは本日の性的なる狙撃目標に迷う事無く手を伸ばし、そして指先を入れた。
「ひゃあいぃッ!?」
いきなり肛門に指を挿し入れられ、シグナムの口から素っ頓狂な声が漏れる。
が、ヴァイスはその嬌声すら聞かずに目前の尻穴に魅入る。
指でほじくりながら隅々まで尻を吟味。
なるほど、掃除してほぐしたというだけあって中々の尻穴であった。
見事な尻を前に、ヴァイスは思わず感嘆を漏らす。
「宿便もなく、程好くほぐれて――正に掘り頃っすね姐さん。流石ですよ」
申し分ない、最高の尻だった。
ヴァイスは心から眼前の尻穴への賛辞を零す。
次いで、彼は本格的な愛撫を行う。
挿し入れた指をゆっくりと、だが確かに動かし始めた。
「んぅ……はぁぁ……はぅん」
菊座を指で弄られ、シグナムの口から妙なる調が漏れた。
ヴァイスの指は、超遠距離のターゲットを狙撃する際のような繊細さと正確さで以って彼女の肛門を撫ぜるのだ。
丁寧に丁寧に、決して痛みを感じさせぬ絶妙な力加減で菊の穴を押し広げ、入り口をやんわりと引っ掻く。
今まで排泄にしか用いた事のない器官への愛撫はどこかむず痒い、だが確かに喜悦の色を孕んだ感覚を女騎士の体に刻む。
背筋から脳天までゾクゾクと走る快感に、シグナムは堪らず甘やかな声を漏らして身悶えした。
耳に響く淫らな音楽、指先に感じるアナルの締まり具合。
これにヴァイスはどこか遠くを見るような眼差しで――芸術的なまでにエロいな――などと思った。
彼がしばらく時を忘れて愛撫に興じていれば、キュっと締まった肛門の下、膣口はまるで洪水のように果汁を溢れさせていた。
太股を伝って淫靡に濡れ光るそれに、ヴァイスは、頃合か、と判断する。
「ひゃあッ!?」
またしてもシグナムの素っ頓狂な声が漏れる。
今度は何が成されたかと思えば、彼女の濡れる秘所に熱く硬い肉の凶器が押し付けられたのだ。
ヴァイスの猛々しく隆起した肉棒は決して目の前の膣を貫く事無く、そこから溢れる蜜だけを求めて擦りつく。
いつもならここで一気に犯されるのだが、ただ接触するだけに止まる行為にシグナムは切なさを感じた。
が、それも一瞬の事だ。
存分に雌の果汁を得た肉棒は標的を膣からその上の菊座に移し、キュッとすぼまったそこに先端を押し当てる。
そしてヴァイスは、彼女の耳元に静かに呟いた。
「じゃあ、いきますよ」
「へ? いや、ヴァイス……ちょっと待って、ひああああぁぁあッッ!!!」
言い終わるより前に、彼女の声は悲鳴に変わった。
まあ、いきなりアナル処女を奪われれば無理もあるまい。
十分な程に濡れていたとはいえど、凶器の二つ名を冠して余りあるヴァイスの肉棒に貫かれたのだ。
シグナムは唐突に成された初めての肛門性交に、ありえないくらいの圧迫感を感じた。
普段排泄に用いる際とは比べる事もできない程に菊座は押し広げられ、ゴツゴツとした肉棒に蹂躙される。
これに、勇ましい女騎士は普段の凛々しい顔とは打って変わった悩ましい表情を見せた。
眉根を苦しげに歪め、目元には涙さえ浮かべ、口は酸欠の魚のようにパクパクと開く。
何度か荒く息をすると、シグナムは背後の恋人に哀願を告げた。
「ヴァ、ヴァイス……少し待って……これ、思ったより苦しくて……ふぁあうぅッ!?」
が、それもまた言い切られる事はなかった。
なにせこの狙撃手ときたら、貫通したてでようやくアナルが馴染んできたかと思えば、早速ピストンを始めたのである。
ゆっくりと、ストロークは短く、されどしっかり根本まで挿入して腰を打ち付ける。
繊細さの中にも荒々しさを孕んだ姦通であった。
まだ慣れぬ肛門性交に、シグナムは普段からは想像もできない弱弱しい声で鳴く。
「ひゃぅうッ……ま、まって、もう少し……はぁッ……ゆっくり……」
艶やかに濡れた声でそう請うシグナムだが、彼女の哀願に対してヴァイスは少しも腰の動きを弱める事無く、むしろ徐々に強くしていきながら言う。
「何言ってるんすか姐さん。そういう姐さんの声、どんどんエロくなってるじゃないっすか。本当はもっと激しくされたいんでしょ?」
嗜虐に色の溶けた声が囁かれる。
彼の言葉にシグナムは、違う、と言おうとした。
だが次なる刹那、今までにない力で肉棒が尻穴に突き刺さり、深い結合が成される。
「ひゃあんッ!」
甘く高い声が溢れた。
否定しようのない、快楽に溺れた雌の声だった。
徐々にほぐされ、姦通に慣れた菊座は確実に彼女に快楽を刻み込んでいた。
最初はただの排泄器官だった穴は、今正に一つの性感帯への変化を成している。
ならばこの狙撃手が逃す筈もない。
彼は迷う事無くターゲットを狙い撃つ。
犯し貫く穴の下方、膣と子宮のある方向に強烈な一突きを喰らわせた。
瞬間、シグナムは背筋が折れんばかりに身をよじる。
「はああぁぁぁああぁッッ!!」
頭の芯まで駆け抜ける快感。
もはや騎士でなく、そこにいるのは快楽に酔い痴れる一匹の雌だった。
ヴァイスはこの反応を見定めるや、いよいよ容赦もなく腰を振り始める。
力強く、一突き一突きを的確に性感帯を探り、抉るように。
彼が突き刺す度に、シグナムの声は甘くなり、肢体は悩ましく蠢いた。
彼女がよがればよがるだけ、ヴァイスもまた快感を得る。
肉棒を受け入れる尻穴は、まるで自身を貫く凶器を咀嚼するかのように緩急を以って締め付ける。
膣とはまた違う穴の感触、そして強烈な快感、ヴァイスは耐え難い射精感を感じ始めた。
もっともっとこの菊座を犯していたいという欲求とは裏腹に、その感覚は強まり、そして決壊する。
「姐さん! そえそろ出しますよッ!」
言葉と、今までで一番強い突き上げは同時だった。
姦通できる一番深いところまでヴァイスの肉棒は侵入し、そして絶頂を迎える。
ドクドクと、外まで音が聞こえそうな程の音を立てて注がれる精液。
脈動と共に吐き出される大量の熱い白濁液は、貫かれた肛門から僅かに溢れ出してシグナムの艶めかしい太股を濡らした。
体内に注ぎ込まれる精液の熱に、淫らな騎士は恍惚と震える。
「はぁぁ……すごぉ……せーし、でてるぅ」
尻穴から前進を駆け巡る快感と熱に彼女もまた絶頂を迎えており、その瞳は涙に濡れて蕩けていた。
初めての肛門性交でここまでの快楽を得るとは、烈火の将シグナム、彼女の尻の才能は実に素晴らしいものである。
キュウキュウと締まる肛門の感触と、絶頂の余韻に浸りながら、ヴァイスはそう思った。
□
「いやぁ、良かったっすねぇ」
「は、激しすぎだ……もうちょっと優しくできないのか……」
あれからたっぷり六回は後ろに射精し、くんずほぐれつエロけしからん行為を堪能した二人はそうベッドで語らった。
ぶつくさ文句を言うシグナムも、なんだかんだで初めてのアナルセックスの具合が良くまんざらではない様子。
幾度となく達した絶頂、そして愛する男の体温に頬をほんのりと赤らめていた。
行為を終えた後の気だるい倦怠感と相まって、シグナムは至福を感じる。
が、それは破壊された。傍らの愛する男によってだ。
「ああ、そうだ姐さん」
ヴァイスは自分の胸板の上で幸せそうにしている美女に、能天気極まる顔で告げた。
「今度は是非とも足コキとかしてもらえませんかね?」
と。
彼がその言の葉を発した刹那、壮絶な音が生まれる。
それは炎熱変換能力によって炎を纏った強烈な平手打ちが、ヴァイスの顔を打ちのめした音だった。
終幕。
著者:ザ・シガー
588 名前:ヴァイシグお尻編 [sage] 投稿日:2009/10/07(水) 22:14:02 ID:uIl6BZaM
589 名前:ヴァイシグお尻編 [sage] 投稿日:2009/10/07(水) 22:17:40 ID:uIl6BZaM
590 名前:ヴァイシグお尻編 [sage] 投稿日:2009/10/07(水) 22:18:51 ID:uIl6BZaM
591 名前:ヴァイシグお尻編 [sage] 投稿日:2009/10/07(水) 22:20:15 ID:uIl6BZaM
592 名前:ヴァイシグお尻編 [sage] 投稿日:2009/10/07(水) 22:20:55 ID:uIl6BZaM
ヴァイシグお尻編
「これはまた……どうしたんですか?」
青年、機動六課部隊長補佐官を務める眼鏡の美男子、グリフィス・ロウランはいささかの憐憫を込めた言葉を吐いた。
それは目の前にいる一人の男性、彼より幾分か年上の男の姿を見ての感想だ。
「いや、まあ色々とな……」
ツナギ姿の男、機動六課ヘリパイロットにしてエース級狙撃手でもある、ヴァイスグランセニックは言葉と共に自身の頬を撫でる。
そこには、それはもう見事なまでの紅葉があった。
手、恐らくはそのフォルムから女性のそれと分かる平手打ちの痕。
真っ赤なその手形は実に痛々しく、強い力で打たれたと容易く想像できる。
思わず見ているこっちが痛くなりそうだ。
そしてグリフィスは当然の疑問符を問うた。
「誰にやられたんですか?」
「ああ……その、シグナム姐さんに」
「シグナム隊長に? 一体どうしたんですか?」
「いや、まあ……なんだ……」
ヴァイスは周囲にチラチラと視線を巡らせ、誰かに聞き耳を立てられていないか確認する。
そして確認し終えると、グリフィスにそっと顔を寄せて耳打ちした。
ボソボソと、彼以外の誰にも聞こえぬ声量で。
話し終えると、ヴァイスはそっと顔を離す。
聞き終えたグリフィスは、何故かその表情を冷ややかに引きつらせていた。
「はあぁ……なるほど。それで……」
「ああ、困ったもんだ。どうしたら良いと思う?」
「……」
グリフィスの顔から一気に表情が消える。
漂う空気、身体からかもし出される雰囲気は絶対零度を思わせる冷たさを孕んだ。
もし六課の他の隊員、ロングアーチやフォワードの人間が見れば背筋を凍えさせるだろう。
グリフィスは凍てつく空気を持ったまま一拍の間を置くと、表情を無から微笑に変えた。
そして一言。
満面の、それこそ数多の女性を虜にしそうな程の涼やかで優しげな笑顔と共に言った。
「死ねば良いんじゃないですか♪」
きっぱりと言い切るその言葉の残響には少しの淀みもない。
つまり結構本気で言っていた。
彼のそんな様に、無論ヴァイスは大いに顔を引きつらせる。
「お前……ほんと容赦ねえなぁ……」
「そんな事ないですよ。常に理性的かつ常識的かつ慈しみのある人間である事を心掛けてますから」
グリフィスは微笑と共に眼鏡を掛け直しつつ、静かな語調で言う。
先ほどの冷ややかな空気から、今度は呆れ果てたようなものに変わる。
そして青年は問うた。
「ところで、ヴァイス陸曹はいつもそんな事言ってるんですか? シグナム隊長に」
「そ、そんな訳ねえだろ! 昨日はその……たまたま、な……試しに聞いてみたんだよ」
「はぁ〜、そうですか」
「おい、なんだよその目は」
「はぁ……いえ別に」
どこか呆れた、そして嘲笑めいたような顔でグリフィスは溜息を吐く。
そしてポツリと、隣りのヴァイスにも聞こえない程度の声で呟いた。
心の内に秘めた本音を零す為に。
「まあ、男として気持ちは分からなくもないんですけどね」
□
機動六課隊舎の屋上で、二人の女性が話していた。
金と緋色の髪をした素晴らしいプロポーションの美女二人、ライトニング分隊の隊長二人だ。
そして、二人は何故か顔を赤らめ会話をしていた。
「お尻、ですか」
「ああ、尻だ」
自分に問う金髪の美女、10年来の友人であるフェイトにシグナムはそう簡潔に答えた。
表情は一見いつもの凛とした鋭いものに見えるが、頬が淡く朱色に染まり、羞恥心に燃えているのが分かる。
まあ、話題が話題なのでそれは仕方ない事だろう。
「そうですか……お尻で、ですか」
「うむ、もう一度正確に言うならばアナルセックスだな」
と、烈火の将は顔を真っ赤にして言った。
そりゃ赤くもなるだろう。
誇り高きベルカ騎士の口から、あろう事か“アナルセックス”である。
普段から凛としているシグナムだって真っ赤っかにもなるさ。
で、まあシグナムは続けて言った、胸の内に溜めた愚痴を。
「まったく……あのバカ……どうしてこういう事ばかり頼むのか」
シグナムは真っ赤になった顔を俯け、呟く。
昨日、将は恋仲にある男性、ヴァイス・グランセニックからある事を頼まれた。
“アナルセックスさせて欲しい”
と。
夜の、恋人同士の情事の最中、最初の口付けの後にだ。
聞いた瞬間は意味が分からず、数秒を要して理解した時、シグナムは彼の顔面に思い切り平手打ちを見舞っていた。
そしてそのまま逃げるように部屋を後にし、今日こうしてフェイトに相談しているという次第である。
そんな彼女に、フェイトもまた顔を赤くしながら問うた。
「その調子だと、他にも何かあるんですか?」
「ああ……やれ胸でしてくれだの、騎士甲冑のままが良いだのと……へ、変態的な事ばかりせがむんだ」
今まで彼と行った情交を思い出しながら、頬の朱色をより赤く染めてシグナムは言う。
烈火の将とて熟れた女体を持つ一人の女、人並みに情事を交わせば恥じらいもする。
さらに加えて要求が肛門性交ときてはなおの事だ。
が、そんな彼女にフェイトは告げた。
「そう、なんでしょうか」
「なに?」
「いえ、そういうのって案外普通なのか、なって思ってましたから」
「う、後ろでするのがか!?」
フェイトの爆弾発言に素っ頓狂な声を上げるシグナム。
そんな彼女に金髪美女執務官は続けて言う。
「ええ、クロノとかそういう要求ばっかりですから」
クロノ・ハラオウン、フェイトの義兄であり恋人の名が出た。
彼は姉貴分の女性と結婚したような気もするが、本SSでは一切関係はない。
クロノ×フェイトは正義なのである。
と、それはさておき。
シグナムは驚愕した、なにせクロノがそういう行為を欲すると言うのだ。
少なくとも彼女の認識からいってクロノ・ハラオウンとは常識的で素晴らしい人柄である。
そのクロノが致すというのであれば、それはもしかして一般的な嗜好の範疇なのではないか。
そんな疑念が過ぎる。
自分の無知(勘違いではあるが)を知り、シグナムの胸中に一つの決意が生まれた。
「ではテスタロッサ……その、教えてくれないか? う、後ろで“する”やり方とか……」
□
「失礼しますよー」
そう告げてヴァイスは部屋に入った。
場所はクラナガン市内のとあるホテルの一室である。
入室すれば、室内には彼をここに呼んだ人物であるシグナムが既にベッドに腰掛けて待っていた。
「あ、ああ……よく来てくれたな」
どこか恥ずかしそうに頬を赤らめているシグナムは手をモジモジと弄っている。
その様にヴァイスは、なるほど、と思う。
既に何度も身体を重ねている間ではあるが、彼女は自分から誘う際はいつもこうして恥らうのだ。
普段の凛々しい様からは想像もできない初々しさに、ヴァイスは微笑ましさを覚える。
が、しかし。
「で、ではヴァイス……」
次なる言葉にその微笑ましさは打って変わる。
「う、後ろを使って良いぞ!」
顔を真っ赤にした烈火の将は、尻を向けスカートをまくり上げてそう告げた。
「ちょ、はい?」
「はい? ではない! ちゃんと……そ、掃除して、ほぐして準備したから大丈夫だ! すぐ入れて良いぞ!」
普段の凛とした様が嘘のように、シグナムはどもりながら尻を向けてそう誘う。
目の前の光景が、そして放たれる言葉が一瞬理解できず、ヴァイスは呆然とする。
まさか目の前の愛する女性が、肛門性交の熟練者の教えで菊の穴を準備万端にしたなど想像もできない。
先日アナル使用を求めた際など、強烈な張り手を喰らったというのに……今の状況はどうだ?
彼女は尻を向けて自分から肛門での性交を求めているではないか!
夢のようである。
ヴァイスは自分の頬をつねってみるが、痛い。
どうやら夢でなく現実のようだ。
ならば迷う事はないだろう。
どういう理屈でシグナムが尻で致す気になったか分からないが、彼女の気が変わらない内に行為を成すべきである。
故にヴァイスは淀みなく歩んだ、目の前の美尻へと。
まずは触れてみる。
めくり上げられたスカートから覗く尻を、彼は満遍なく撫でた。
下着越しでもしっかりと分かる、むっちりとした肉付きながらも引き締まった国宝級の尻であろう。
尻こそはヴァイスがシグナムに惹かれた要素の一つでもある。
少し不器用だがまっすぐな心、おっぱい、凛とした振る舞い、おっぱい、ポニーテール、実は可愛い性格、太股、おっぱい、尻。
その他、シグナムの魅力は語り尽くせない程にあるが、尻は彼女の密かな魅力ランキング上位保持者である。
目の前の美尻に、ヴァイスは私的脳内ランキングを再認識した。
なんて素晴らしい尻なのか、と。
とりあえず下着を一気にずり下ろす。
シグナムが、ひゃー、だか、ひゃん、だか叫んだが気にしない。
露になった尻は、想像を遥かに超えた美観であった。
透き通った、されど艶と張りを持つ肌はどれだけ触っていても飽きない。
しばらく剥き出しの尻を撫で、頬ずりして……時を忘れて浸る。
「は! いかん!」
だが彼は我に返った。
そうだ、こんな事をしている場合ではない。
標的は二つの尻肉にあらず、そのふもとに設けられた菊門である。
狙撃手の慧眼はすかさず視線を下げ、ターゲットを確認。
がっしりと尻を掴み、顔を寄せる。
そこにはすぼまった一つの穴が、肛門があった。
ヴァイスは本日の性的なる狙撃目標に迷う事無く手を伸ばし、そして指先を入れた。
「ひゃあいぃッ!?」
いきなり肛門に指を挿し入れられ、シグナムの口から素っ頓狂な声が漏れる。
が、ヴァイスはその嬌声すら聞かずに目前の尻穴に魅入る。
指でほじくりながら隅々まで尻を吟味。
なるほど、掃除してほぐしたというだけあって中々の尻穴であった。
見事な尻を前に、ヴァイスは思わず感嘆を漏らす。
「宿便もなく、程好くほぐれて――正に掘り頃っすね姐さん。流石ですよ」
申し分ない、最高の尻だった。
ヴァイスは心から眼前の尻穴への賛辞を零す。
次いで、彼は本格的な愛撫を行う。
挿し入れた指をゆっくりと、だが確かに動かし始めた。
「んぅ……はぁぁ……はぅん」
菊座を指で弄られ、シグナムの口から妙なる調が漏れた。
ヴァイスの指は、超遠距離のターゲットを狙撃する際のような繊細さと正確さで以って彼女の肛門を撫ぜるのだ。
丁寧に丁寧に、決して痛みを感じさせぬ絶妙な力加減で菊の穴を押し広げ、入り口をやんわりと引っ掻く。
今まで排泄にしか用いた事のない器官への愛撫はどこかむず痒い、だが確かに喜悦の色を孕んだ感覚を女騎士の体に刻む。
背筋から脳天までゾクゾクと走る快感に、シグナムは堪らず甘やかな声を漏らして身悶えした。
耳に響く淫らな音楽、指先に感じるアナルの締まり具合。
これにヴァイスはどこか遠くを見るような眼差しで――芸術的なまでにエロいな――などと思った。
彼がしばらく時を忘れて愛撫に興じていれば、キュっと締まった肛門の下、膣口はまるで洪水のように果汁を溢れさせていた。
太股を伝って淫靡に濡れ光るそれに、ヴァイスは、頃合か、と判断する。
「ひゃあッ!?」
またしてもシグナムの素っ頓狂な声が漏れる。
今度は何が成されたかと思えば、彼女の濡れる秘所に熱く硬い肉の凶器が押し付けられたのだ。
ヴァイスの猛々しく隆起した肉棒は決して目の前の膣を貫く事無く、そこから溢れる蜜だけを求めて擦りつく。
いつもならここで一気に犯されるのだが、ただ接触するだけに止まる行為にシグナムは切なさを感じた。
が、それも一瞬の事だ。
存分に雌の果汁を得た肉棒は標的を膣からその上の菊座に移し、キュッとすぼまったそこに先端を押し当てる。
そしてヴァイスは、彼女の耳元に静かに呟いた。
「じゃあ、いきますよ」
「へ? いや、ヴァイス……ちょっと待って、ひああああぁぁあッッ!!!」
言い終わるより前に、彼女の声は悲鳴に変わった。
まあ、いきなりアナル処女を奪われれば無理もあるまい。
十分な程に濡れていたとはいえど、凶器の二つ名を冠して余りあるヴァイスの肉棒に貫かれたのだ。
シグナムは唐突に成された初めての肛門性交に、ありえないくらいの圧迫感を感じた。
普段排泄に用いる際とは比べる事もできない程に菊座は押し広げられ、ゴツゴツとした肉棒に蹂躙される。
これに、勇ましい女騎士は普段の凛々しい顔とは打って変わった悩ましい表情を見せた。
眉根を苦しげに歪め、目元には涙さえ浮かべ、口は酸欠の魚のようにパクパクと開く。
何度か荒く息をすると、シグナムは背後の恋人に哀願を告げた。
「ヴァ、ヴァイス……少し待って……これ、思ったより苦しくて……ふぁあうぅッ!?」
が、それもまた言い切られる事はなかった。
なにせこの狙撃手ときたら、貫通したてでようやくアナルが馴染んできたかと思えば、早速ピストンを始めたのである。
ゆっくりと、ストロークは短く、されどしっかり根本まで挿入して腰を打ち付ける。
繊細さの中にも荒々しさを孕んだ姦通であった。
まだ慣れぬ肛門性交に、シグナムは普段からは想像もできない弱弱しい声で鳴く。
「ひゃぅうッ……ま、まって、もう少し……はぁッ……ゆっくり……」
艶やかに濡れた声でそう請うシグナムだが、彼女の哀願に対してヴァイスは少しも腰の動きを弱める事無く、むしろ徐々に強くしていきながら言う。
「何言ってるんすか姐さん。そういう姐さんの声、どんどんエロくなってるじゃないっすか。本当はもっと激しくされたいんでしょ?」
嗜虐に色の溶けた声が囁かれる。
彼の言葉にシグナムは、違う、と言おうとした。
だが次なる刹那、今までにない力で肉棒が尻穴に突き刺さり、深い結合が成される。
「ひゃあんッ!」
甘く高い声が溢れた。
否定しようのない、快楽に溺れた雌の声だった。
徐々にほぐされ、姦通に慣れた菊座は確実に彼女に快楽を刻み込んでいた。
最初はただの排泄器官だった穴は、今正に一つの性感帯への変化を成している。
ならばこの狙撃手が逃す筈もない。
彼は迷う事無くターゲットを狙い撃つ。
犯し貫く穴の下方、膣と子宮のある方向に強烈な一突きを喰らわせた。
瞬間、シグナムは背筋が折れんばかりに身をよじる。
「はああぁぁぁああぁッッ!!」
頭の芯まで駆け抜ける快感。
もはや騎士でなく、そこにいるのは快楽に酔い痴れる一匹の雌だった。
ヴァイスはこの反応を見定めるや、いよいよ容赦もなく腰を振り始める。
力強く、一突き一突きを的確に性感帯を探り、抉るように。
彼が突き刺す度に、シグナムの声は甘くなり、肢体は悩ましく蠢いた。
彼女がよがればよがるだけ、ヴァイスもまた快感を得る。
肉棒を受け入れる尻穴は、まるで自身を貫く凶器を咀嚼するかのように緩急を以って締め付ける。
膣とはまた違う穴の感触、そして強烈な快感、ヴァイスは耐え難い射精感を感じ始めた。
もっともっとこの菊座を犯していたいという欲求とは裏腹に、その感覚は強まり、そして決壊する。
「姐さん! そえそろ出しますよッ!」
言葉と、今までで一番強い突き上げは同時だった。
姦通できる一番深いところまでヴァイスの肉棒は侵入し、そして絶頂を迎える。
ドクドクと、外まで音が聞こえそうな程の音を立てて注がれる精液。
脈動と共に吐き出される大量の熱い白濁液は、貫かれた肛門から僅かに溢れ出してシグナムの艶めかしい太股を濡らした。
体内に注ぎ込まれる精液の熱に、淫らな騎士は恍惚と震える。
「はぁぁ……すごぉ……せーし、でてるぅ」
尻穴から前進を駆け巡る快感と熱に彼女もまた絶頂を迎えており、その瞳は涙に濡れて蕩けていた。
初めての肛門性交でここまでの快楽を得るとは、烈火の将シグナム、彼女の尻の才能は実に素晴らしいものである。
キュウキュウと締まる肛門の感触と、絶頂の余韻に浸りながら、ヴァイスはそう思った。
□
「いやぁ、良かったっすねぇ」
「は、激しすぎだ……もうちょっと優しくできないのか……」
あれからたっぷり六回は後ろに射精し、くんずほぐれつエロけしからん行為を堪能した二人はそうベッドで語らった。
ぶつくさ文句を言うシグナムも、なんだかんだで初めてのアナルセックスの具合が良くまんざらではない様子。
幾度となく達した絶頂、そして愛する男の体温に頬をほんのりと赤らめていた。
行為を終えた後の気だるい倦怠感と相まって、シグナムは至福を感じる。
が、それは破壊された。傍らの愛する男によってだ。
「ああ、そうだ姐さん」
ヴァイスは自分の胸板の上で幸せそうにしている美女に、能天気極まる顔で告げた。
「今度は是非とも足コキとかしてもらえませんかね?」
と。
彼がその言の葉を発した刹那、壮絶な音が生まれる。
それは炎熱変換能力によって炎を纏った強烈な平手打ちが、ヴァイスの顔を打ちのめした音だった。
終幕。
著者:ザ・シガー
- カテゴリ:
- 漫画/アニメ
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