941 名前:ザ・シガー[sage] 投稿日:2009/05/30(土) 13:37:23 ID:BhO0y17I
942 名前:外道流れ旅[sage] 投稿日:2009/05/30(土) 13:39:02 ID:BhO0y17I
943 名前:外道流れ旅[sage] 投稿日:2009/05/30(土) 13:40:29 ID:BhO0y17I
944 名前:外道流れ旅[sage] 投稿日:2009/05/30(土) 13:41:49 ID:BhO0y17I
945 名前:外道流れ旅[sage] 投稿日:2009/05/30(土) 13:43:01 ID:BhO0y17I
946 名前:外道流れ旅[sage] 投稿日:2009/05/30(土) 13:43:57 ID:BhO0y17I

外道流れ旅 SWORD&BULLET 召喚師陵辱編


 長剣を持つ隻腕の男、そして槍を構えた少年が草原の中央でにらみ合う。
 隻腕の剣鬼、ジャック・スパーダは、目の前の少年が見せる勇姿に嬉しげに楽しげに、爽やかな程の笑みを浮かべている。
 対する少年騎士、エリオ・モンディアルは汗を交えた苦悶。
 自身と相手との実力差は十二分に承知している、故に見せる表情だ。
 されど彼に敗北は許されない。
 もし負けたのならば、傍らでこちらを嘲笑と共に眺めている外道の毒牙がパートナーを、キャロを襲うのだ。
 負けられない、この身に何があろうとも絶対に。
 決意を固め、戦意を奮い立たせ、少年は手の槍を力強く握る。
 こちらを見つめる剣鬼に裂帛の気合を込めた視線を返し、エリオは叫んだ。


「ストラーダ! フォルムツヴァイッッ!!」


 瞬間、愛槍であるデバイスが応える。
 空気が炸裂するような激発音を伴い、カートリッジが中空を舞ったかと思えば、少年の愛機はその機構を変化させた。
 穂先の後部に出現したスラスター、爆発的な推進力を得る為に生まれたそれが魔力を炎と燃やし、猛る。
 速く、もっと速く。
 あの化物を倒す為に、自分の持つ最大の売りである加速度を追求。
 穂先のスラスターが爆ぜると同時、少年は身体加速の魔法術式ソニックムーブを行使する。
 瞬間、踏み込みの力によって足場の草と土が激しく吹き飛び、エリオの身体が高速の領域へと加速した。
 真正面から一直線に、少年騎士の繰り出し得る最高最速の刺突が唸りをあげる。
 ストラーダの穂先に魔力で形成された刃が、物理保護とバリア破壊の庇護を受けたその鋭い一撃で敵を穿たんと輝いた。
 少年の五体はさながら疾風と駆け抜け、大気を引き裂きながら剣鬼、スパーダへと迫る。
 小さな騎士の繰り出す一閃、必殺の一撃が閃く。
 が、相手は怪物・魔物・鬼、常人のいる地平を超越した存在である。
 高速で繰り出されたエリオの刺突は、次なる刹那、火花と金属音と共に弾かれた。
 だらりと剣を下げた状態から、一瞬で刃の軌道を見切り、槍の穂先を斬り上げる。
 隻腕の剣鬼は、まるで造作も無く少年騎士の絶技を防いだのだ。
 されど、エリオに後退の二文字は存在しない。
 ストラーダの穂先を斬り上げられた勢いを利用し、その場で踏み込み、跳躍。
 愛槍の炎を滾らせ、足元の草と土を散らし、少年の五体が宙を舞う。
 飛行魔法を使えぬ身で空中を選ぶ、一見すると無謀と思える行動。
 が、それをエリオは愛槍の能力で捻じ伏せた。
 第二形態と変わったストラーダのスラスターが凄まじい炎の息吹を吐き散らし、少年の身体に急制動をかける。
 鮮やかに、急激に、宙で回転したエリオは渾身の力を込めて槍の穂先で斬撃を振るう。
 数回転して得た遠心力とスラスターの推進力を以って繰り出す一撃が、スパーダの脳天を割らんと下ろされた。
 無防備な、少しの警戒もない頭部への攻撃。
 魔法で高速化した思考の中、エリオは勝利を確信する。
 しかし次なる刹那、槍の穂先が捉えたのは剣鬼の頭ではなく、虚空。
 高速の斬撃はただただ虚しく、空気を薙いだ。
 少年は斬撃の慣性に従い、宙を旋回しながら見た。
 軽く身体を反らせただけでこちらの会心の一撃を回避したスパーダが、首をこちらに回して満面に笑むのを。
 視覚がそれを捉えた後、腹の底から背筋まで駆け抜ける怖気と身体に衝撃が走るのは同時だった。
 エリオの身体を捉えたのは斬撃。
 空中で無防備な少年騎士の身体に、大地が砕けるほどの踏み込みと共に放たれた上段の刀身が踊る。
 ストラーダがオートで展開した防御障壁をいとも容易く斬り裂き、兇刃はエリオの胴に裂傷を刻んだ。
 美しい朱色の鮮血が銀色の剣閃と共に宙を彩る様はある種芸術的ですらある。
 その戦闘芸術が織り成す色が大気を染める間に、少年の肉体は再び草地に落ちた。
 柔らかな草を千切り、硬い地面を凹ませながら、小さな騎士の身体は何度も跳ね、転がる。
 これで勝負が決したと、剣を振りぬいたスパーダも、その様を見ていたバンディも思う。
 が、草の上を転がっていた少年の動きが唐突に止まった。
 転がる惰性の動きが終着したとか、なにかにぶつかった訳ではない。
 少年が己の脚と槍の石突きで停止したのだ。
 胴を斜めに、先ほど斬られた浅いが大きな傷口から血を流し、そして口元も濃く血で汚して、されどまだ戦意を捨てぬ意志の強い眼差しで。
 エリオ・モンディアルは立っていた。
 もはや満身創痍、体力も魔力も消費して、ボロ雑巾のようになっている。
 だが、それでも彼は戦う意思を放棄していない。
 震える手に最後の力を振り絞り、愛槍を構えて魔力を滾らせた。
 全身全霊、エリオは自分という存在の全てを賭けた一撃に勝機を委ねる。
 けたたましい激発音が数回木霊すると共に、金色の空薬莢が幾つも宙を舞う。
 ストラーダの内部に残っていたカートリッジが全て消費されたのだ。
 同時に、小さな騎士の愛槍に莫大な魔力が満ち、電撃が鮮やかに迸る。
 もはやそれは、単なる幼い戦士ではない。
 心技体、全てにおいて一流の次元に完成された、気高き騎士の様である。
 これに対し、剣鬼はもはや、涙さえ浮かべて歓喜。
 震える唇で、嬉しげに楽しげに哀しげに、小さな声を吐く。


「素晴らしい……あなたは、本当に本当に素晴らしいですねぇ。絶望的な状況に屈さぬその気高い姿、感動すら覚えます」


 言うや、隻腕剣鬼は掌中の長剣を振るう。
 空気を鋭利に斬り裂く音と共に、長い長い諸刃刀身が天に翻った。
 大上段に、下段に振り下ろす事だけを求めた構えを、彼はした。
 金色の陽光を反射し、魔剣の刃が鈍く銀色に輝く様は美しく、そして妖しい。
 鍔元から切っ先に至るまで、スパーダの持つ刀身には魔力と殺気が満ち溢れる。
 大気を焦がしそうなほど色濃く漂う灰色の魔力光。
 柄を握り締め、軋ませながら、男は少年に呟いた。


「では、私もほんの少しだけ本気を出して応えましょう……」


 と、狂気と歓喜で染まった顔でスパーダは言う。
 だが、彼の言葉を聞くより早く小さな騎士は駆けていた。
 ストラーダのスラスターと加速魔法を最大最高の出力で用い、自身の繰り出せる限界を超えた加速の突き。
 大気を引き裂き、エリオの身体が突き進む。
 これで勝つ、これで終わらせる。
 その想いを胸に、彼は全身全霊で以って絶技を繰り出した。
 加速魔法を行使し、周囲の光景がスローモーションになる中でエリオは自身の攻撃が決まる事を確信する。
 相手は天に剣を掲げたまま、微動だにしない。
 斬撃を放つ予備動作さえ見えないのだ。
 おそらくはこちらの動きに反応する事すらできないのだろう。
 と、エリオの思考が至った刹那、彼は光を見た。
 長剣の刃が陽光を反射して見せる銀光だ。
 瞬間、その光が上から下に一直線と下り、衝撃が身体に伝わった。
 次いで、鼓膜に凄まじい、大気を根こそぎ引き裂くような音が聞こえた。
 何が起こったのか理解する間もなく、エリオの身体は吹き飛んだ。
 また少年は草と土の上を転がる。
 今度は立ち上がる力も無く、ただただ無様に何度も転がる。
 数秒間続いた慣性の働きが終わりを告げ、エリオの身体はようやく止まった。
 少年は凄まじい激痛と、だがそれにのたうつ事もできない無力感の中で現状を認識する。
 何が起こったのか、自分がなにをされたのか。
 それは別になにも特別な事ではない。
 相手はただ剣を振り下ろし、刺突を放った少年騎士を斬り伏せただけの事だ。
 だがそれはエリオも反応できない程の、音より速い音速超過の斬撃である。
 刀身と五体に満ちた魔力を一気に爆発させ、超絶の速度を得る究極の一刀。
 神技、否、それはもはや魔技の領域だろう。
 魔の斬撃を受けたエリオは、愛槍ストラーダを両断され、腕も半分引き裂かれ、胴にもまた大きな裂傷を刻まれ、倒れた。
 もはや抵抗はおろか、得物を握る力さえない。
 気高き騎士と狂った剣鬼の激闘は、後者の勝利で終わりを告げた。
 勝利を収めたスパーダは倒れたエリオに感慨深げな、恍惚とした表情を浮かべている。
 戦い殺し合う事のみが生き甲斐の狂った男は今、生の充実を実感しているのだろう。
 と、そんな彼の余韻に横合いからもう一人の鬼が話しかけた。


「さて、これで終わったろ? サイコパス」


 血より濃密な紅を着た、金髪の美貌が言う。
 そして男は、左の手で掴んでいた少女を草地の上に転がし、右手の巨銃を一閃した。
 銃口から形成された鮮紅色の魔力刃が閃けば、次の瞬間には幼い竜召喚師の纏った服が綺麗に裂かれる。
 さすれば現れる。
 少しの穢れも知らぬ無垢な、白く美しい乙女の柔肌が。


「こっからは俺の“お楽しみ”だぜ?」


 歯を剥きだしにした獰猛な笑みを見せ、悪鬼は陵辱の宴を始めた。





「いやぁああッッ!」


 絹を裂くような乙女の悲鳴が森の木々の間を木霊する。
 一人の少女が今、暴虐なる悪鬼の毒牙に襲われてるのだ。
 幼い、まだ成熟を知らぬか細い四肢を屈強な男に押さえつけられ、少女は暴れる。
 性知識に乏しい彼女とて、これから自分がナニをされるか分かるのだ。
 純潔を、本来なら愛する者に捧げるそれを、目の前の悪鬼は力ずくで奪おうとしている。
 少女は、キャロは今無力だった。
 先ほどの戦い、一方的な蹂躙の前に、彼女の牙は全て折られているのだ。
 召喚竜フリードリヒは無残に殺され、デバイスのコアも砕かれた。
 もはやできる抵抗など、手足をバタつかせて行う儚いものしかない。
 飛竜を造作も無く屠る悪鬼を前にそれはほとんど無意味な行為であると知りながら、それでも乙女は抵抗する。
 金髪の美貌を持つ外道鬼は、これに愉快そうに笑みを浮かべた。
 彼は楽しくて楽しくてしょうがないのだ。
 儚い抵抗を試み必死に足掻く無垢な乙女の姿が、外道の嗜虐心をどこまでも喜悦に燃やす。
 バンディはキャロの両手を器用に片手で押さえつけると、残ったもう片方の手で彼女の身体を纏っていたボロキレ同然のバリアジャケットを剥ぎ取った。
 そうすれば、眩いばかりの白無垢の肢体が姿を見せる。
 一点のくすみもない、磨きぬかれた陶器のように白く透き通った少女の柔肌。
 まだ熟すには程遠い、起伏の無い女体ではあるが、その背徳感が外道の愉悦をより深める。
 金髪美貌の悪魔は少女の両手に拘束用魔法、バインドを形成してその自由を奪うと、その瑞々しい乙女の肌へと手を伸ばした。


「やだ! さ、さわらないでぇ!」


 今まで、エリオ以外の異性に肌を許した事など一度も無い。
 初めて会った時彼に触れられ、その後一緒に大衆浴場で身体を流し合った。
 それが、それだけが彼女の知る数少ない、否、唯一肌を許した経験だ。
 あの思い出は決して嫌悪などなく、むしろ淡い温もりの記憶は愛おしくすらある。
 だが今は違う。
 乙女は肌を這う指の感触に悲鳴をあげ、悲痛に涙を散らした。
 が、それに外道は満面の笑みを浮かべ、辱めを楽しむ。


「んー、良いねぇ。このきめ細かい肌、いくら触っても飽きねえぜ」


 言葉と共に、金髪の悪鬼は己が手で以って少女の白く美しい裸体を満遍なく撫ぜた。
 掴めば折れてしまいそうなくらい細い首筋を。
 脇腹から腋下まで指を滑らせ、その先にあるしなやかに伸びた四肢を。
 甘い香りをただよわせる桃色の髪を。
 蕾も芽吹かぬ薄い胸を、茂みも茂らぬ股ぐらを。
 汚れ無き乙女の柔肌の全てを存分に味わう。
 無論キャロは必死に身をよじり、その魔手から少しでも逃れようとした。
 僅かでも抵抗する事で微かな希望に縋ろうとしているのだろう。
 が、ある瞬間、少女の身体が抵抗とは違う痙攣に震えた。


「ひゃぁっ!?」


 今までの悲鳴とは毛色の違う、艶を帯びた声が乙女の唇から零れたのだ。
 自分が何をされたか、キャロは一瞬理解できなかった。
 が、僅かな間を以って徐々に察する。
 男の手が自分の胸の頂上、淡いピンク色の乳頭を引っ掻き、股の間に差し入れた手が蠢いたという事実を。


「おー、こんなガキでも性感帯はある、ってか? まだくすぐったいだけだろうが、そのうちこれが堪らなくなるぜぇ、お嬢ちゃん」


 胸と秘所を撫でられた快感、恐らくは産まれて初めて味わう悦楽に唖然とする少女に悪鬼は言う。
 そして言葉の残響が消えぬ内に、バンディは本格的な辱めを始めた。


「ひぃぎいぃッッ!!?」


 キャロが凄まじい、痛みと苦しみを元に生み出される叫びを吐く。
 何が成されたかと思えば、男の手が先ほどと同じ箇所を刺激していた。
 ただし今回は今までのようなフェザータッチではない。
 乳首を引き千切りそうなくらい抓り上げ、秘所をメチャクチャに掻き回した。
 そこには少しの躊躇も無く、無論ではあるが相手を思いやる心など微塵も存在しない。
 ただ嬲る為に、辱める為に、楽しむ為に行われた暴虐の愛撫。
 快楽など感じる訳も無く、乙女は苦痛に悲鳴を上げ、叫ぶ。
 森のざわめきと悲痛な叫びの混合合唱が、場の空気を彩るように奏でられた。
 これに、先ほど剣鬼の前に敗れ去った少年騎士が呼応する。


「や、やめ、ろ……キャロにひどい事、する、な」


 最強の悪鬼との戦いの残滓、激痛と消耗に苛まれながら少年は言う。
 体力も魔力も失った身体で、千切られかけた片腕を引きずり、小さな血の海を形成しながら。
 エリオは身を引きずりながら、力ない言葉を必死に投げ掛けた。
 されど、少年のその言葉に金髪美貌の外道はより笑みの喜悦を深める。


「はは! どうだ? 悔しいか? 先越されてよぉ」


 外道は言いながら、悪魔のように笑み、そして少女を肉体を責める。
 乙女の悲鳴と少年の力ない声、それらが織り成すハーモニーにバンディは陶酔にも似た悦びを感じた。
 今、この場の支配者は自分であり、生かすも殺すも犯すも、全て思いのままだ。
 嗜虐心に火が注がれ、超絶の歓喜が背筋を駆け抜ける。
 嗚呼、楽しい、本当に楽しい。
 悪鬼は喜々として少女の足を無理矢理開き、男の欲望など一度も知らない無垢な女陰を曝け出す。
 そして振り返り、告げた。


「おーいスパーダー、そのガキ起こせや」

「ん? ええ、まあ良いですが」


 言われ、あまり彼の意図が読み取れないまま剣鬼は指示に従った。
 剣、愛用のアームドデバイスを待機状態に戻し、その右腕をエリオに伸ばす。
 襟首を掴み、長身痩躯の男にボロボロの少年の身体が引きずり起こされた。
 エリオは自分で身体を支える事もできず、ただただ無力に見る事しか出来ない。
 力なくこちらに視線を向ける少年に、バンディは口元を歪に笑んで見返し、言う。


「見えるか? 坊主。てめえが負けたからよ、今からこの子が犯されるんだぜ?」


 言葉と共にズボンのファスナーが下ろされ、悪鬼の股ぐらから赤黒く隆起した肉の凶器が現れる。
 そして、次なる刹那にはその醜悪な肉棒は乙女の秘所に押し当てられた。
 乱暴な愛撫で生理的に産出された愛液に硬い男性器が触れ、ニチャニチャとした粘着質な音を僅かに立てる。
 見た事の無い凶悪な男根を自身の秘所に突きつけられ、乙女は悲鳴を上げて身をよじった。


「い、いやあぁッ!」


 しかし、泣けど喚けど、救いなんてどこにもなく。
 儚い抵抗や拒絶など悪鬼の前では無意味極まりない。
 バンディはその様に極上の笑顔を見せつけ、同時に囁くように言った。


「じゃ、処女喪失だな嬢ちゃん」


 瞬間、肉の凶器が一気に乙女を貫いた。
 少しの遠慮もなく、微塵の躊躇も無く、硬い肉棒が押し入れる限界までキャロの膣を暴虐。
 結合部から鮮血が溢れ、幼い膣口がギチギチと強姦を果たした陰茎を食む。
 これにキャロは目を大きく見開き、背骨が折れそうなくらいしならせた。
 パクパクと、口は酸欠の魚のように開かれ、言葉を発することもできずにただ呼吸する。
 あまりの激痛と衝撃に言葉を紡ぐ事も悲鳴をあげる事もできないのだ。
 だが、次の瞬間発生した壮絶な痛みにそれは変わる。


「初体験おめでとうお嬢ちゃん、じゃあ早速大人のレッスンと行こうか?」

「い、ああぁぁああッッ!!!!」


 バンディの言葉と共に、キャロの口から絶叫があがった。
 何がされたのか説明するまでもないだろう。
 乙女の蜜壷に突き立てられた肉の凶器が、その本来の作業を行い始めたのだ。
 硬く隆起した陰茎は渾身の力を込めて前後運動し、初めて開通した少女の内部を抉る。
 そこには少しの遠慮もなく、ただただ外道が悦を得る為だけに力任せに行われた。
 破瓜の痛みを迎えたばかりの、傷口に等しいそこを硬く隆起した男根で抉られるのだ。
 それは凄まじい激痛で、少女は悲痛な悲鳴を上げ続ける。


「い、やあぁっ! いたっ、痛い! 痛いぃ! やめてぇ! もう……いぎぃ! や、やめてぇぇえッ!」


 涙をボロボロと流し、激痛に身をよじり、キャロは叫びと同義の哀願をする。
 だがそれらの全ては外道鬼にとっての愉悦、陵辱をより楽しむためのスパイスに他ならない。
 バンディは笑みを深めながら少女の脚を掴み、体位をクルリと反転させる。
 キャロが背を向けるような形になり、交合の体型は正常位から後背位へと変化。
 さらにキャロの両脚を抱えるように持ち上げ、体位は最終的に駅弁と呼称されるようなものへとなった。
 双方の結合部がよく見えるような形。
 そしてバンディはそのまま立ち上がり、その様をエリオに見せ付けるように暴虐の情交を行った。


「どうだぁ? 見えるか坊主? これがセックスだぞ〜♪」


 と、心底面白そうに言いながら、自身の肉棒が少女を貫く様を見せつけ、外道は強姦を続ける。
 エリオはこれに声を発することも出来ず呻き、涙を流して震えた。
 パートナーの、恋心に昇華する前の淡い想いを抱いていた少女を目の前で陵辱され、ただ悔しさと心の痛みに震えた。
 少年に己が痴態を見られ、キャロもまた涙でグシャグシャになった顔で震え、喘ぐ。


「やだぁ……エリオくん……見ちゃ、やぁ」


 嬲り辱められる様を大切な相手に凝視され、キャロはいやいやをするように首を横に振り、言う。
 だがそれを許さず、外道は内臓まで貫通しそうなくらいの勢いで肉棒を突き上げた。
 その凄まじい衝撃にキャロの小さな身体が面白いくらい上下し、破瓜を迎えたばかりの秘所から鮮血が散る。


「あ、があぁああッッ!!」

「おいおい嬢ちゃん、何言ってんだ? せっかくの初体験なんだから、お友達にも見てもらわなきゃダメだろう? え?」


 ニヤニヤと悪意に満ちた笑みと告げ、外道はさらに陵辱を激しくする。
 抱えた少女の身体を思い切り上下させ、快楽と暴力を存分に楽しんだ。
 処女を喪失したばかりのキャロにとっては気を失いそうな程の激痛。
 幼い召喚師は張り裂けそうな悲鳴を何度も上げ、助けを求めて泣き叫ぶ。
 陵辱を愛する外道はゲラゲラと笑いながら、少女への辱めを心の底から楽しむ。
 良心の呵責など欠片もない悪鬼が、無垢な少女を貪る。
 それは正に地獄絵図だった。
 何度も何度も何度も何度も、狂った野獣は少女の悲鳴と快楽を求め、彼女の身体を己が凶器で突き上げる。
 そして幾度目かの陵辱の果て、ドクドクと音が聞こえそうな程の射精が放たれた。
 少女の体内に、その幼き秘所を根こそぎ焼き尽くしてしまいそうな精がこれでもかと注ぎ込まれる。
 掲げられた少女の股ぐらからは白濁とした青臭い精液と朱色の鮮血、白と赤のコントラストがボトボトと音を立てて零れた。
 激痛と体内に放たれた熱の余韻、そして疲労に、キャロはもはや意識をほとんど失っており、ただ口から荒い息を漏らしている。
 だが、それで休む事を許す外道ではない。


「おいおい! 何寝てんだこらぁッッ!」


 言葉と共に再び呵責な蹂躙が行われる。
 一度の射精などないが如く、猛る肉棒が蜜壷を抉りこむ。
 容赦の欠片もない突き上げに、幼い肢体が上下され、汗と血と精液を散らして揺れた。
 だが、キャロにはもはや苦痛に反応するだけの体力も無く、小さく喘ぎ涙を零す事しか出来ない。
 そんな少女の様が不満なのか、バンディは眉根を怒りに歪めた。
 しばし乱暴に揺さぶり反応を見るが薄く、外道は唸るように声を漏らして不満がる。
 が、そこで悪鬼の脳裏を一つのアイディアが閃く。
 片腕を懐に回すと、彼は一つの注射器を取り出す。
 そして素早く慣れた手つきでキャロの首筋に刺し、中身を注ぎ込んだ。


「よーし、カンフル代わりに上等なヤクをくれてやるぜぇ。だ・か・ら・よ」


 言いながら、金髪美貌の外道鬼は注射器を捨て去り、再び腰を突き上げた。
 瞬間、血中に粗悪な麻薬を流し込まれ、強制的に意識を覚醒させられた少女は、


「たっぷり楽しませろや」

「あああああああぁぁぁああッッ!!!!!」


 あらん限りに泣き叫んだ。





「ああ〜、喰った喰った。久しぶりにとことん犯したぜぇ。もう何も出ねえ」


 心底満足そうに言いながら、バンディはズボンのファスナーを上げた。
 足元には先ほどまでとことん犯し抜いていた少女が、白濁と汗にまみれて倒れている。
 目には生気が無く、ほとんど輝きを失って鈍い色を呈していた。
 その様に満足そうな顔をする金髪の悪鬼に、隻腕の剣鬼は呆れた顔を見せる。


「まったく……本当に悪趣味な方ですねぇ、あなたは」

「てめえには言われたくねえよ」

「はは、まあそうですけどね。さて、では我々はこれで失礼させて頂きますね?」


 と、スパーダは振り向き、言う。
 そこには先ほど彼に敗れ去った少年がいた。
 戦いで負った傷で血まみれになりながら、立ち上がる気力も無い少年騎士、エリオ。
 エリオは草の上を這いずり、少女に寄り添い、泣いていた。


「あ、ああ……キャロッ……キャロぉ……」


 少年の声にキャロが反応する事は無く、彼女はただ鈍い色の眼で宙を仰いでいる。
 陵辱に破壊し尽くされた乙女の成れの果てに、エリオの瞳はまた涙で濡れた。
 そして、少年は顔を挙げ、視線を二人の鬼へと向ける。
 そこには凄絶なまでの気迫があった。
 さながら研ぎ澄まされ、極限まで鋭利となった刀剣のような。
 それでいて灼熱の業火のように熱を有する、憎悪の極み。
 決して子供が浮かべるものでない色を宿し、少年は敵を睨んだ。


「許さない……お前らだけは絶対に……許さないッッ!!」


 あらん限りの、内臓を搾り出すような怨嗟の声を小さな騎士は吐く。
 だが、これに外道共が浮かべたのは愉悦。
 底にある色こそ違えど、二人は口元を歪め、笑みを作った。


「へぇ、そうかい。許さない、ねえ。良い言葉だな。せいぜい俺ら殺せるくらい強くなりな小僧」

「ええ、そうすればまた。素敵な殺し合いを演じましょう」


 そう言い残し、ギラギラとした悪魔のような笑みを見せ付けて二人の鬼はその場を後にした。
 後にはただ、壊れた少女と、彼女のその傍らで少年がただ悲しみと憎悪に暮れていた。


終幕。


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目次:鉄拳の老拳士 拳の系譜
著者:ザ・シガー

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