581 名前:7の1[sage] 投稿日:2009/02/22(日) 21:00:05 ID:6X/SpsGE
582 名前:7の1[sage] 投稿日:2009/02/22(日) 21:00:42 ID:6X/SpsGE
583 名前:7の1[sage] 投稿日:2009/02/22(日) 21:01:18 ID:6X/SpsGE
584 名前:7の1[sage] 投稿日:2009/02/22(日) 21:01:50 ID:6X/SpsGE
585 名前:7の1[sage] 投稿日:2009/02/22(日) 21:02:31 ID:6X/SpsGE
586 名前:7の1[sage] 投稿日:2009/02/22(日) 21:03:26 ID:6X/SpsGE
587 名前:7の1[sage] 投稿日:2009/02/22(日) 21:03:58 ID:6X/SpsGE
588 名前:7の1[sage] 投稿日:2009/02/22(日) 21:04:31 ID:6X/SpsGE

忌み子と老人(上)
 
「やぁぁぁ・・・痛い、痛いよぉぉぉ」
「うるせぇぇ 時間がないんだよ。時間が!」
「助けてぇぇママぁぁ 嫌だよ。こんなの ひぎゃぁぁぁ」

 コンクリートむき出しの地下室を照らす裸電球の下で、スキンヘッドの頭に蛇の入れ墨を彫った屈強な男に、
背後から、抱きすくめられた10歳くらいの金髪の少女が悲鳴を上げる。

 その光景を無感動な目で見た亜麻色の髪の同じ年頃の少年は、テーブルの上に置かれた百科事典に目を戻すと、
いつものとおり読み始めた。

「ふん、相変わらず無愛想な餓鬼だぜ。おい、エド、本より実物教育の方が役に立つぜ」
「・・・・・・」
「助けてぇぇぇ お兄ちゃん、助けてよぉぉぉ」
「うるせぇな。少し、黙ってろ」 

 リノリウムの床に置かれた安物のパイプベッドの上に投げ出された少女にのしかかった男は、耳障りな悲鳴を
止めるため、少女の腹を右拳で殴りつけた。

「げぇぇぇぇ げほっ げほっ」
「ああ〜 汚ねぇな、こいつは、もう着れないな。お嬢ちゃん」

 吐き出された胃の内容物で、汚れた少女のドレスをはぎ取った男は、今度は、平手で少女の頬を何度もひっぱ
たき始めた。少女を上げる悲鳴に興奮したのか男の息づかいが荒くなってきた。

「食べ物を粗末にする餓鬼は、お仕置きが必要だな。エド、よく見ておけ。これが躾けってやつだ」

 それなりに整った顔立ちの少女が、醜く膨れあがっていくのに比例するように、股間の肉杭が、急速に膨れあ
がって来るのを感じた男は、少女の細い左手首を掴むと、無造作にひねった。

「い、痛いよぉぉ・・・・・・い、痛いよぉぉ」
 骨の砕ける音と少女の苦鳴が、部屋の中に響きわたったが、エドと呼ばれた少年は、辞典から顔を上げること
なく、ページを繰った。  

「いっ・・・くぅぅぅ ぎゃぁぁぁぁぁ・・・・・・」
「親の教育が悪いな。きちんと謝ることもできねえとはな。おれがちゃんと躾けてやるよ」

 あまりの痛みに、意識が遠のきかけた少女の耳元に口を寄せた男は、下半身のショーツを脱がせ、股を開かせ
ると、膨れあがった逸物を、まだ毛も生えていない幼裂に無造作に突っ込んだ。

「ぎゃぁぁぁぁーーー」

 痛みのせいか、耳障りな悲鳴を上げ、酸素を求める金魚のように口をパクパクさせていた少女は、ふっと目を裏返すと気絶した。

「まだ、これからだぜ。お・嬢・ちゃん」

 小さな身体をのけぞらせ、自分を串刺しにする肉杭から逃れようとして、気を失った少女の肩を押さえ込むと
男は、陵辱を再開した。

「くっそー、小せぇな。半分しか入らねーのかよ」

 数回、腰を打ち付けただけで子宮の奥に届いた肉杭は、少女の処女の証と引き裂かれた幼裂の血が混じり合い、
血まみれになった残り半分が、不満げな姿を外気に曝している。

「なんでぇ、締め付けがきついのは最初のうちだけかよ。なんだこのゆるいのは?」
 容量以上のものを受け入れさせられたせいで無惨にも裂けたそこは、男の肉杭を締め付けることが出来なくなっていた。

「ふん、つまらねえな。これ以上入らねーのかよ」

 そう愚痴る男だが、少女の下腹部に浮き出る肉塊を見れば、これ以上、突っ込めないのは明らかだった。

「ちっ、これだから餓鬼は嫌なんだよ。まったく、楽しめやしねぇ」

 少女の細い腰におのれの身体を打ちつけながら、男は気を失っている少女の顔を睨みつけた。

 このまま、子宮を突き破りたいが、商品をこれ以上、傷つけると、後が怖い。

「くそぉぉぉ、今日は、これで勘弁してやらぁぁ」

 血まみれの肉杭が引き抜かれると、男の吐き出された欲望の半分以上が、原型を止めぬほど、押し広げられた
幼裂から吐き出されてきた。

 ブチュブチュと音を立てる自分の吐き出した精液を見ていた男は、くすくす笑いに気づき背後を振り返った。

「デニス、もうすぐ客が来るんだから、掃除は、自分でしてくださいよ」

「なっ・・・ヤトゥー、てめぇ何時から見てたんだ」
「2分ほど前からかな」

 部屋のドアにもたれかかっていたヤトゥーと呼ばれた赤毛の青年は、狼狽するスキンヘッドの男をの傍に立つと、
ベッドの上で陵辱の痛みに身体を震わせている少女の顔をのぞき込んだ。

「これは、酷い。エド、ちょっと来てくれるかな」
「・・・・・・」
 赤毛の青年に声を掛けられ、百科事典から顔を上げた少年は、無言で頷くと椅子から立ち上がった。

「いつもどおりに頼む」
「な、なんでぇ? いつも通りってのはよ・・・」

「見ればわかりますよ」

 二人の反対側に回った少年が、ベッドの上の少女に無造作に手をかざすと、少女の傷があっけなく
消えていき穢される前の状態に戻っていくと同時にデニスが悲鳴を上げ始めた。

「やめろ、やめてくれぇぇ」

「ご冗談を、商品を傷つけた責任は取ってもらいます!」

必死にベッドから遠ざかろうとするデニスの肩を背後から押さえたヤトゥーは腕に力を込めた。

「終わったか。エド、ご苦労さん」
 安らかな寝息を立て始めた全裸の少女を抱き上げたヤトゥーは、少年の頭を撫でると部屋を出て行った。
 後には、ひからびた死体と化したデニスと再び辞典を読み始めた少年だけが残された。

「お待たせしました」
 少女を別の部屋に運んだヤトゥーは、何食わぬ顔をして、部屋に戻ると自分を待っていた女に頭を下げた。

「お約束のものは用意しましたわ」

 飲み終えた紅茶のカップをテーブルに置いた女は、札束を三つ取り出すとヤトゥーの前に置いた。

 その女が、示した金額は魅力的だったが、少年を売り払うのは惜しかった。

 誘拐してきた少年少女をチャイルドポルノの業者に売るのを生業にしているとはいえ、このごろのブローカー
の質の低さに頭を痛めていたからだ。

 どうせ、臓器故買業者か児童ポルノ業者に売り飛ばされるなら、その前に味見しても良いだろうという理屈で
商品を壊すブローカーが多すぎる。

 それでも、この仕事が今まで続けてこれたのは、エドと呼ばれた少年の不思議な力のおかげだった。
 魅力的な金額を提示されたと言え、今の時点でエドを手放すのは問題が多すぎた。

「この倍を出しても、良いんですのよ」

 紫色のロングヘアを右手で弄りながら、微笑むアリアと名乗る二十歳半ばの美女が、現金の束をさらに三つ、
ハンドバックから取り出した。

「そんなに、エドが欲しいんですか?」

「ええ、喉から手が出るくらいね。あの少年は、依頼者の相続人なんですよ」

「相続人ですか?」

「弁護士から調査を依頼されましてね。ここにたどり着くまで10日も掛かりましたわ」

 ちらっと自分の背後に目をやった女の唇がニヤッと歪んだの見て、思わず振り返ったヤトゥーは、いつもの通
り、無言で百科事典を読み続けるエドの姿以外、部屋になにもないのを確かめ、ホッとため息をついた。

(パイプベッドは、折りたたんでしまっておいたから問題ないな・・・)
 念を入れて、床の埃もきれいに掃除しておいたからベッドがあったことに気づいたとは思えないが、何かしら
不気味さを感じさせる美女だった。

「このままじゃ、貴方、誘拐犯扱いされますわよ? 今なら、孤児を保護していた善意の人に謝礼を払うってことで
済むんですけれど」

「脅しですか?」

「いえ、忠告というか提案ですわ」

「そうですね・・・・・・」

 職業が職業だけに、心の裡に鬼畜の牙を潜めているヤトゥーの声が低くなった。

(この女を始末して金を奪ったら、アジトを移るか・・・しかしエドがいるな)

 ほとんど喋らないエドという少年は、目の前で人を痛めつけたりする人間を絶対許さない。

 傷ついた人間を記憶も含めて完全に癒す、あの不思議な力の代償として自分の命が使われては堪らない。
 ここで女を殺すのは不味い。

 そう判断したヤトゥーは、ニコニコしながら、髪を弄る女に話しかけた。

「謝礼は、先ほどの分で結構です。その代わりに」
「代わりに?」
「貴方のような魅力的な女性を追加報酬としていただけませんかね?」

 一瞬、目をしばたたかせた女の視線が、自分の身体を舐めるように見るのを感じてヤトゥーの背筋が粟だった。

「そうね。あなた健康そうだし、構わないわよ。ここでするの?」 

 先ほどまでの冷静さが嘘のようにそわそわしだした女が潤んだ眼で、自分を見つめているのに気づいたヤトゥ
ーは、椅子から立ち上がった。

「あの子が見ています。それに床の上じゃ、犬や猫などと変わりないでしょう」
「・・・そうですわね。他に場所がありますの?」
「こちらにどうぞ」

 部屋の外に先に出たヤトゥーはポケットの中のスタンガンの出力を最大にすると女が部屋から出てくるのを待
ちかまえた。

 部屋の隅に敷かれているすり切れた絨毯の上に寝かされている少女が、睡眠薬で完全に眠り込んでいるのを確
かめたヤトゥーは、ベッドの枠に鎖で手足を縛り付けた裸のアリアに目を向けた。

(殺してから犯すか・・・馬鹿な、何を考えてるんだ)

「あなた、こんなことしてただで済むと思ってるの?」

 意識を取り戻したアリアは気丈にも叫ぶが、語尾が震えているので迫力にいささか欠けていた。

「ただじゃありませんよ。先ほどの札束がありますからね」

「私が、時間以内に戻らないと仲間が来るわよ。それでも良いの?」

「そんなに掛かりません。さっき飲んだでしょ」

「紅茶ね。な、なにをするの!?」

「楽にしてあげますよ」

 ジャケットの内側から、刃渡り30cmほどの狩猟ナイフと紫色の小瓶を取り出したヤトゥーは、無理矢理、
開かせたアリアの股の間に屈み込むとマチェットを左脇に置くと、成熟しきった秘裂の上部にある小さな淫核をつまみ上げた。

「な、ひゃぁぁ〜 あっぁぁぁん〜♪」

 淫声を引き出す突起を指でつねり上げながら、アリアをいたぶるヤトゥーの目が怪しくぬめ光り始めた。

「い、い、いくぅぅぅぅ。ら、らめぇぇぇ」

 あっけなくよがり声をあげはじめた女の股間から流れ出る液体が小便でないのを確かめたヤトゥーはズボンを
脱ぎ捨てた。

「な、なんなの、貴方は?」

 股間にある肉棒の根本に睾丸が無いのことに愕然とする女の声を聞いたヤトゥーの目は暗かった。

「宦官ですよ。知らないんですか東洋の偉大なる伝統を」

 孤児院から前のボスに引き渡され、その夜の裡に睾丸を切り落とされて以来、女を見ても欲情できないが、女
を喜ばせて逝かせる術だけは叩き込まれていた。

「これを塗ります。そうすれば、もっと気持ちよくなりますよ」

 紫色の小瓶の中に入っていた紅いクリームを自分の肉棒に塗りつけると、アリアを一気に貫いたヤトゥーは、
腰をグラインドさせて肉棒を秘裂に抉り込ませる。

「…・・あ、あ、ぁああ!!!」

「ちょっと、きついですか? それでは・・・」

「にゃぁぁぁぁ ら、らめぇぇぇぇーー」

 先端が子宮口に達したのを確かめ、そろそろと肉棒を引き抜くと、アリアの半開きになった口の端から、垂れ
流される涎を見てニヤリとした。

「うみゅぅぅぅ にゃぁ にゃぁぁ にゃぁぁ〜〜〜」

(薬が効いてきたな。これなら始末するのも楽だ)

「行きます!」
「はごぉお……ぉお……!!」

 再び貫通されたアリアが、顎をのけぞらせて絶叫するが、涎のせいでくぐもった声しか出せなかった。

「あごっ!!!!!!」
 肉棒に突き上げられ、ぼごん、と下腹部が盛り上がった瞬間、アリアの目が大きく見開かれた。

「大したことないですか」
またゆっくりと肉棒を引き抜くと、反応を窺い・・・・・・そして

「逝け!!!」
 ずぬりと、子宮口をブチ抜き。子宮の奥を掻き回す。。

「ひゃぁああああ……ああんあああんん!!!!」

「気持ちいいですか!たまらないですか?」

 自分が決して感じ取ることが出来ない快感にもだえ狂うアリアの痴態に、どす黒い嫉妬を覚えたヤトゥーは、
猛然と攻撃を開始した。

「きゃぁぁ!!!ひゃんっっっ!!ぐへっ!!!」

 奥に叩きつけられる度に、内臓が上へ押し出され、下腹部が盛り上がり、子宮が肉棒の槍で貫かれそうになる。

「辛いでしょ。そろそろ終わりにしましょうか?」
「……ふ、ざけ……い…で、むぶぅ!?」

 唇を貪られ、口のなかへ蛇のようにのたうつソレが潜り込み、息ができないアリアに削岩機級のストロークが
ぶちこまれる。

「ぶっっ!!ぐっっっ!!きゃっっっ!かはぁぁぁ!!」

(いい感じですね。そろそろ止めといきますか)

 一際大きく引き、腰を叩き込んだ瞬間、息を吸い込むとヤトゥーは狩猟ナイフを一閃した。

「ぎゃぁぁぁぁぁーーー」 

 心臓に狩猟ナイフ突き立てられ悲鳴をあげたアリアの胸と口から、血の華がほとばしった。

 その血を浴びたヤトゥーは、腰を動かしながら物言わぬアリアに声を掛けた。

「2ラウンド目ですよ」
  
 血にまみれたシーツでアリアの死体と血で汚れた服をくるむと裏庭の焼却炉に放り込んだヤトゥーは、ガスバ
ーナーに火を付け焼却炉の扉を閉めた。

 高い塀に囲まれた裏庭を見下ろす建物がないからできる行為だが、裸で日光浴する習慣のある彼にとっては、
ごく自然な行為だった。

 今、不意に客が裏庭に足を踏み入れても、素っ裸の彼を見て驚く者は希だろう。この家に来る客は、ほとんど
が常連で、一緒に裸で日光浴した者もいるからだ。

 後は、シャワーを浴びて新しい服に着替えれば、アリアを殺した痕跡は完全に消える。

(5時間もすれば、骨まで灰になる。さて食事でもするか)

 シャワー終え、着古したジーンズに茶色のジャケットを羽織ったヤトゥーは、デニスが連れてきた娘が、まだ
寝ているのを確かめると、エドと一緒に食べるための缶詰を取り出そうと冷蔵庫の扉を開けると、殺したはずの
アリアの首が笑顔で出迎えた。

「ずいぶん時間がかかったみたいね」

「わっ!!!」

 冷蔵庫の扉を叩きつけて閉めた瞬間、ヤトゥーは後頭部に衝撃を受け意識を失った。

 目が覚めると人型のシミで汚れた天井が見えた。

「・・・・・・夢か?」
「現実よ。さあ第3ラウンドといきましょうか?」

 声のしたほうへ目を向けると死んだはずのアリアが自分を覗き込んでいる。
「げっ!!!」

 慌てて起きあがろうとしたヤトゥーは、手足が鎖でベッドに拘束されていることに気づいた。

「さっきは、貴方ばかりが楽しんでて、つまらなかったわ。今度は、私の番〜♪」

「お、おまえ、し、死んだはずじゃ・・・」

「死んでるかもね。あなたも死ぬから関係ないんじゃない?」

 嗤いながらアリアは、男の上にまたがると肉棒を濡れそぼった秘裂にあてがい中に導いた。

「ひゃっ ぐわぁぁぁぁーーー」
 薬で逝かせた時とは、段違いの締め付けを肉棒に受け、悲鳴を上げ始めた男を冷然と見下す女の目は、獲物を
貪り食う肉食獣そのもだった。

「ひぃぃっひぃぃっひぃぃっ ひゃぁぁ あぁぁぁぁ」
 数回、女に腰を使われただけで、呆気なく肉棒が出せるはずもない射精感に襲われた男の悲鳴が、薄汚れた部
屋の中を駆けめぐる。

「もう、逝っちゃうんだ? 睾丸無いのに逝っちゃえるの? ふふふ・・・」

 アリアの嘲りで、正気に戻ったヤトゥーは、自分を犯す女が猫耳と尻尾を持っていることに気づき、パニック
に陥った。

「ば、化け猫野郎。放せ、放せ、放せぇぇぇぇ!!」
「失礼ね。私を殺した時、女だって確かめたでしょ。レディに向かって野郎なんて言う野蛮人さんには、お仕置きが
 必要ね」

「な、なにを?」
「硬くしてあげる〜♪」
「ひぃぃぃーーー」
 肛門から侵入した異物に直腸内を蹂躙され、堅さを増したヤトゥーの肉棒が、アリアにさらなる快楽を与える。

「あら、感じるの? 尻尾って便利なものね。段違いに硬くなってきたわよ〜♪」
「はひゃぁぁぁ ひぃぃぃぃ し、死ぬぅぅぅぅ」
「いいわ、あなた、最高よ。もっと硬くしてあげるわ」

 肛門に挿入した尻尾を巧みに動かし、前立腺を刺激し続ける女の行為が、記憶の底に封印していた男の過去の
トラウマを蘇らせる。

 がっちりした筋肉質の男に抱きすくめられ、尻を掘られ、か細い悲鳴を上げる幼い自分・・・

「やめろ、やめてくれーーー いやだぁぁぁ いやだよぉぉぉ」

「ふふふ、初めて男を知った日を思い出したみたいね。痛かったでしょ。でも、癖になって毎日のように、ボス
 に可愛がられたのよね。あ・な・た〜♪」
「いっいぃぃぃぃぃぃーーー!!」

 腹の上に跨った女の嘲りを受けながら、恍惚の表情を浮かべ、口の端から涎を流す男の目が突然裏返り、白目
を剥きだすと急に脱力した。

「心臓を止めて逃げようとしても、無駄よ、無駄!」
 そう宣言した女が、腰を激しく使い出すと息絶えたはずの男の身体が、激しくのけぞり律動を再開した。

 ぴちゃぴちゃと音を立てて、息絶えたヤトゥーの頸動脈から流れ出る血を啜っていたアリアは、ひょろ長い男
に連れられて部屋に入ってきた少年に気づくと顔を上げた。

「ようこそ、エドワード・オースティンくん」

 百科事典を読んでいたはずの少年と目を合わせたアリアは血濡れた唇をペロリと舐めるとニッコリと微笑んだ。


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目次:翼を折る日
著者:7の1

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