396 名前:雷刃がいる風景 特別編 〜マテリアル達のバレンタイン〜 [sage] 投稿日:2010/02/14(日) 23:36:24 ID:ka3QNC3o

闇統べる王ことヤミは手にしたそれを丁寧に包装していた

「くっくっくっ……ようやく完成したぞ!」

可愛らしいピンク色の包装紙に包まれた四角い箱
それを掲げてヤミは笑う

「あとはあやつにどう食べさせるかだが……」

「ただいま〜ヤミ、帰ったで〜」

「ぬおわぁ!?」

いきなり後ろから抱きつかれ危うく箱を落としそうになるヤミ
抱きついたはやてはそれに気づく

「ん?なんやそれ?」

「っ!返せ!返さぬか!」

「んっ?せやけどヤミ、これ私の名前書いとるやん。」

と、そこではやては気づく

「ははーん♪」

「な、なんだ?」

するとはやてはヤミの頬にキスをする

「!?!!?!?!?」

「バレンタインのチョコ、ありがとな。」

ゆっくり包装を解き中を見るはやて
基本なハートのチョコだが手作りであるためか少し形が歪つである

「ヤミも一緒に食べようか。」

「し、仕方ない。我も伴に食しよう。」

真っ赤になってるヤミを見て思わずはやては笑うのであった



星光の殲滅者ことセイは本局を歩いていた
目指すはとある執務官がいる場所である
目的の人物を見つけたセイは声をかける

「ハラオウン執務官。」

「んっ、セイじゃないか。本局に来るなんて何かあったのか?」

「はい。世間ではバレンタインという日らしいので私もそれに習ってみようかと……」

そう言ってセイは持っていたチョコを口に含む

「セイ?」

クロノがそう呟いた瞬間セイがクロノに抱きつき唇を塞ぐ

「んむっ!?」

くちゅ、ちゅる、ちゅぱと舌を絡ませる音が数分
唇が離れると少し頬を赤くしたセイは唇に指を当てる

「ファーストキス、ですから」

ては、と一礼し去っていくセイ

「〜〜っ!全く……」

そう呟いたクロノはセイの柔らかな唇の感触とチョコの甘さを思い返していた



高町家
士郎達が美沙斗のいる香港にライの戸籍のお礼をしに行ってるのだがなのはとライは学校がある為留守番である

なのはの部屋には泊まりに来たフェイトがライと一緒にいる

「ライ、やるよ。」

「うん、姉さん。」

そう言って二人は服を脱ぎ捨てた



お風呂からあがったなのはは去年のバレンタインを思い出していた

(去年はチョココーティングフェイトちゃんを食べたから今年はライちゃんも……)

にぱぁ〜と頬が綻ぶなのは
端から見てると可愛らしいが……

「あれ?電気消えてる……」

部屋に着いたなのはが電気を点ける

「っ!?」

なのはが見たのはパンツ一枚でベッドに押し倒されたライと押し倒しているフェイト

「なのは。これが私たちのバレンタインチョコ」

二人がパンツをずらす

「ふぇっ!?」

見える二人の股は濡れており二人とも愛液が溢れているのだが何故か色がチョコレートだ

「僕と姉さんの蜜でできたチョコレート。」

「「ご賞味あーれ。」」

ぷるぷると震えていたなのはだが服を脱ぎ捨てる

「実はね二人に言わなきゃいけないの。」

なのはもベッドに横になるとパンツをずらした

「私からのバレンタインチョコも同じなの。だから……みんなで食べよう。」

そう言ってなのははフェイトの、フェイトはライの、ライはなのはの股の間に顔を潜らせその割れ目をなめ始め――




その日の高町家から三人の少女の声が途絶える事はなかった


目次:雷刃がいる風景
著者:イクスピアリ

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