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烈火の将は狙撃手がお好き6


機動六課の隊舎の中にある食堂、そこで六課所属の医務官シャマルは遅めのランチを味わっていた。
そんな彼女の隣に機動六課部隊長であり家族でもあるはやてが座る。


「あら、はやてちゃん」
「シャマル、ここええかな?」
「はいどうぞ」
「ところでシャマル、一つ聞いてええ?」
「なんですか?」
「最近シグナムの様子が変やろ? なんちゅうか、上機嫌の時もあればえらい不機嫌な時もあるし、それにしょっちゅう外泊しとるし。なんか知っとったら教えて欲しいんやけど」
「べ、別に私は何も知りませんけど…」


はやての質問に思い当たる節があるのかシャマルは少し焦ったように表情を硬くして眼をはやてから反らす、心なしか冷や汗もかいている。
そんな所に、含みを込めた笑みを宿したリィンが現われた。


「ふふふっ……それは“大人の秘密”なのです」
「ちょっ! リィンちゃん言っちゃダメよ!!」
「しまったです、ついうっかり言っちゃったです!」
「なんや、リィンは知っとるん? 仲間はずれにせんと私にも教えて〜」
「いいえ、これははやてちゃんでも言えないです。リィンお口にチャックです」
「そう言わんと教えて〜な、ええやろ? な?」

いつものように食事時を姦しくも愉快な時間が過ぎる。
だが彼女らは知るまい、家族である烈火の将のその幸せな時に波乱が近づいている事など。





機動六課隊舎内の人員輸送用ヘリの格納庫、人気の無いそんな場所に二人の男女の姿がある。

一人は機動六課所属のヘリパイロット、ヴァイス・グランセニック。そしてもう一人は機動六課スターズ分隊所属のティアナ・ランスター。
二人の身体は満遍なく汗に濡れ、息も激しく上がっている、そして何より纏う衣服が裂かれ脱がされ半ば裸体の様を呈していた。


「はぁ…はぁ……ちきしょう」


ヴァイスは汗に濡れた身体を震わせて、荒い息を吐きながら搾り出すように言葉を漏らす。
その表情はひどく硬いもので、彼の胸中に重い罪悪感が宿る事を易く想像させる。
ヴァイスはふと傍らに横たわっているティアナに眼を向ける。
そこには服を半ば裂かれ、半ば脱がされた状態のティアナが横たわっている。
ティアナの身体は全身を満遍なく精の白濁に染め上げられて汚し尽くされ、下腹部の秘所からは止めど無く膣内射精された精液が泡を立てて零れていた。
それは紛れも無い強姦と激しい蹂躙の痕跡。
逃れようの無い自信の罪にヴァイスの良心は否応無く悲鳴を上げる。


「俺は……なんて事をしちまったんだ」


自身が一服盛られていた事など知らないヴァイスにとって、これは自分自身が巻き起こした罪である。
性衝動に任せて妹のように接してきた少女の純潔を奪ってその身に決して消えぬ傷を作ったという認識がヴァイスの精神を蝕む。


「んぅ…」


ヴァイスが俯いて激しい自己嫌悪と罪悪感に苛まれていると、激しい責めに意識を失っていたティアナが目を覚ました。
朦朧とした意識で焦点の定まらないティアナの視線がヴァイスを捉える。
その瞳に射抜かれてヴァイスは身体を震わせた。


「…ヴァイス……陸曹」
「ティアナ……すまねえ…俺は…俺は取り返しの付かねえ事を…」


涙を瞳に滲ませながらヴァイスは必死に言葉を搾り出して謝罪の言葉を吐く。
その様はいつもの飄々とした風でも、兄貴然とした頼りがいのあるものでもなくひたすら弱弱しかった。
そんなヴァイスの姿を見てティアナの心中に相反する二つの感情が生まれる。
それはヴァイスに一服盛って彼に淫行を半ば強要して彼の良心を深く傷つけた事への罪悪感。
そしてもう一つは、彼を愛おしく想い自分だけが独占したいと思うどす黒い愛欲の感情。
ティアナの心中にグリフィスの言葉が思い起こされる。

“でもこれくらいしないとヴァイス陸曹を取られちゃいますよ?”

悪魔の誘惑にも似た逆らい難い言葉を己が胸中に反芻し、ティアナはこの黒く醜い欲望の炎に身を任せる事にした。


「ヴァイス陸曹……私、初めてだったんです…」


その言葉にヴァイスは身体を震わせる、胸の内を駆け巡る負の感情により彼の顔は苦しげに歪む。
それこそ比喩抜きで死にたい程の後悔を感じているのだから無理もないだろう。


「すまねえ……本当に…すまねえ…」


ヴァイスは掠れた声で呻くような謝罪の言葉を漏らす、ティアナは心に抉られるような痛みを感じるがそれを無理矢理捻じ伏せる。
彼の全てを手に入れる為にはそうしなければ駄目なのだ、心を悪魔に売り渡してでも非情にならなければならない。
そして、ティアナは意を決して口を開いた。


「だから………責任とってください」





「料理を習いたい?」
「……はい」


帰宅したはやてにシグナムが頼んだのは彼女に似つかわしくない家事の師事であった。
そしてシグナムの顔は心なしか朱に染まっており、表情も緊張に硬くなっている。


「別にええけど、どうしてまたそんな唐突に?」
「それは……その…色々ありまして」
「そう言わずに教えて〜な、やっぱ男関係?」
「なっ! シャマルやリィンが何か言ってたんですか!?」
「別に二人は何も言わへんかったよ。でもえらい慌てようやねぇ〜、やっぱ図星なん?」
「えっと…その…」


シグナムは顔を俯かせて真っ赤になった頬を隠して恥らう。
その様はどこから見ても純情な恋を胸に宿す乙女のものであり、ひどく可愛らしい。
この姿に彼女が戦場で鬼神の如く剣を振るうベルカの騎士であると想像できる者がいようか。
シグナムのそんな姿にはやては思わず笑みを零して柔らかく微笑む。


「別に無理して話さんでええよ、そのうち話したくなったら教えてな? 私かて恋愛経験くらいあるんやから何かアドバイスくらいできるから(って言うてもグリフィス君しか知らんけど)」
「…はい」
「それじゃあ、何か簡単なもんでも作ってみよか?」
「はい」


はやてはそういうとエプロンをかけて台所に向かう、シグナムもそんな彼女に付き従って台所に向かった。





「あんっ! ふああぁぁあっ!!」


機動六課部隊員宿舎の一室で色に染まった矯正が響き渡る。
部屋に備えられたベッド上でメガネをかけた少女が四つん這いになって同じくメガネをかけた男と交合し、後ろから激しく男根に突かれている。
その姿は言わずもがな全裸であり、汗に濡れた裸体は艶やかに彩られている。
後ろから少女の蜜壷を穿つ男根は凄まじい律動で内部を抉り容赦なく無常の快楽を与えていく。


「ふあぁあっ! だめぇ…そこだめえぇ」


力強く膣内を擦り上げる肉棒の蹂躙、そして同時に指を差し込まれて刺激された菊座が敏感に反応して否応無く絶頂の高みへと少女を誘った。
身体が一瞬強く痙攣して震え上がり少女の全身を絶頂の波が駆け抜ける。
少女の名はシャーリーことシャリオ・フィニーノ、そして彼女を犯すのはグリフィス・ロウラン。
機動六課に所属するロングアーチのメンバーである二人は、今日もまた背徳的なまでに互いの肉欲を貪りあう。
だが二人の睦み合いは、愛し合っているというよりはむしろグリフィスの手によって一方的に蹂躙されていると表現する方が正しいだろう。
先の激しい絶頂に、シャーリーは息も絶え絶えとなっているがグリフィスは躊躇無く菊座に埋めた指を抉りこんで彼女を覚醒させる。


「ひゃああっ!!」


本来なら強すぎる刺激に痛がるところだろうが、シャーリーが漏らしたのは紛れもない悦びを孕んだ嬌声。
度重なる情交で開発され尽くした少女の菊座は、容赦ない乱暴な刺激にも快楽を感じる淫穴へと変わっているのだ。
グリフィスは闇を含んだほの暗い笑みを浮かべて少女の菊座を弄び、蜜壷に埋まった硬い肉棒をさらに怒張させる。


「シャーリー、なに休んでるんだい? 僕はまだ全然満足してないんだよ」
「まってぇ……わらひ…いまイったばっかりで…ふあぁぁあっ!!」


シャーリーの懇願も虚しくグリフィスの凶器が激しい動きで膣を満遍なく抉る。
怒張した肉根がシャーリーの性感帯を的確に擦りあげ、指が菊座を肛虐し、彼女に再び絶頂の高みを呼び起こす。


「あぁぁあ…わらひぃ……まら…イっひゃうぅう!!!」


与えられる快楽により完全に理性の瓦解したシャーリーは耳の溶けるような甘い嬌声を上げて身体を震わせて喘ぎ狂う。
それに応えるようにグリフィスも突き上げる肉棒の動きを激しくして精の発射に備える。


「それじゃあ僕もそろそろ出してあげるよ」


その言葉と共に一際強い腰の動きでグリフィスの肉棒が蜜壷の一番敏感な性感帯を擦り上げ白濁たる精を発射し、耐え難い強烈な快感を与えた。
瞬間、シャーリーは意識を失うほどの絶頂に飲み込まれて全身を痙攣させる。


「ふあぁぁあああっ!!」





陵辱とも呼べるような情交を終えたグリフィスは気絶したシャーリーをベッドに残して一人シャワーを浴びて身体を洗って自室に戻る。
そこで彼宛の通信が入っている事を伝えるアラームが鳴った。


「ん? 通信? ティアナからか…」


グリフィスは相手を確認してから自身が被っている仮面を即座に変える。
今まで被っていた陵辱し服従させる相手に向けるものから、優しく残酷に相手の心を惑わすものへと。


「はい、ロウランです」
『グリフィスさん……私ですティアナです…』
「こんばんはティアナ。どうしたんですか? こんな時間に」
『はい……じつは…』


ティアナは話した、この日ヴァイスとの間にあった全てを、そして自分がどういう選択肢を選んだか、洗いざらい全て。
話を聞き終えたグリフィスは酷く沈痛とした硬い表情をする。


「そうですか……まさかそんな事が。すいません僕があんな物をあげたばっかりに…」
『いえ…気にしないできださい。私の責任ですから』
「でもこれで晴れてヴァイス陸曹と結ばれた訳ですね」
『はい……でも、良いんでしょうか…こんな形で』
「ティアナ、こうでもしないと永遠にあなたはヴァイス陸曹と結ばれなかったかもしれないんですよ? それともシグナム副長に取られても良かったんですか?」
『そ、それは…』
「それが嫌なら受けれるしかないでしょう?」
『……』
「じゃあティアナに良い情報を教えてあげましょうか?」
『情報?』
「ええ、とても役に立つね。まあ使うかどうかはティアナ次第ですが…」


グリフィスはひどく優し気な笑みを浮かべて囁く、それはともすれば悪魔のような甘言で以って。





六課での勤務を終えたヴァイスは家路に着き、自身の住まうアパートの一室へと帰り着く。
ティアナとの一件もあり、ひどく足取りが重い。
そしてドアノブの手を掛けて鍵を開けようとすると、ドアは何の抵抗も無く開いた。
物取りでも無ければ彼の部屋に入る人間は二人しかいない。
一人は少々兄離れできない妹、そしてもう一人は…


「お帰り、ヴァイス。勝手に上がらせてもらっているぞ」


そこにはヴァイスの恋人である烈火の将が、台所からエプロン姿で現われて彼を出迎えた。
ヴァイスはシグナムの朗らかな笑顔に今日ティアナと交わした淫行を思い出し、顔を反らした。
今シグナムの顔を見るのはあまりにも辛い、だが彼のそんな心情を知らないシグナムは不思議そうな顔をする。


「どうした? 何かあったのか?」
「いえ……何もないっすよ…」


近づいてきたシグナムから漂う髪の甘い香りに、エプロンを押し上げて自己主張する豊満な乳房。
その全てがヴァイスの中に獣欲を滾らせる、彼の体内に満ちるラグナやティアナの盛った諸々の薬の効果は未だに身体に火をつけたままだった。
自身の中の押さえ切れない欲望にヴァイスは思わず胸中にて毒づく。


(どうなってんだ俺は…ティアナにあんだけしたのにまだ収まらねえのか? これじゃ獣じゃねえか…)


そんな事はついぞ知らぬシグナムは身体を寄せて、心配そうにヴァイスの顔を覗き込む。
思わず身体を近づけた為に自身の胸がヴァイスに押し当たっている事など構わず、間近から彼の顔を見つめて。


「大丈夫か? 顔が真っ赤だぞ?」


すぐ近くからシグナムの熱い吐息がかかり、鼻腔を髪の甘い香りが駆け抜ける、そして何よりも身体に押し付けられるたわわな胸の果実の柔らかい感触。
その全てにヴァイスの中に理性という名の楔は破壊された。


「ん? どうし…んむぅうっ!」


次の瞬間にはシグナムの唇はヴァイスに塞がれて、即座に舌の侵入を受ける。
いつもならゆっくりと情欲を高めるところだが、今日のヴァイスは本能の赴くままに口内を満遍なく蹂躙して唾液を味わう。
強く重ねた唇はそのままに、ヴァイスはシグナムの身体を壁に押し付けて身動きを封じた。


「ちゅぷっ…んうぅう……ぴちゃっ」


垂れた唾液が互いの服を汚すがそんな事はお構い無しにヴァイスの手がシグナムの乳房に伸びてその豊満な双丘を揉みしだく。
シグナムはいきなりの淫行に驚き、身をよじって逃げようとするがヴァイスの与える暴力的な快楽に徐々に抵抗する力を奪われていった。
手馴れた愛撫で乳房を弄り終えたヴァイスの手が今度はシグナムの股ぐらに伸びる。
秘所への愛撫が始まるかと思ったシグナムだがその予想は裏切られ、ヴァイスの手はシグナムの瑞々しい太股を掴んだ。


「…ヴァイス?」


シグナムの言葉に答える事無く、ヴァイスはシグナムの身体を太股に回した手で持ち上げる。
両足を大きく開かされた状態、ヴァイスはそのまま下着をずらしただけのシグナムの秘所に自身の猛る男根を押し当てる。
そして一瞬の逡巡無く一気に挿し貫き、膣の最奥へと亀頭を叩きつけた。


「ひゃああぁぁあっ!!」


対面立位、いわゆる“駅弁”という体位でシグナムは犯される。
自身の体重がかかり、いつも以上に男根の突き上げが激しく感じる。
さらにヴァイスは持ち上げたシグナムの体を激しく上下に揺さぶり、否応無く蜜壷を強く抉って彼女の性感帯を擦りあげていく。


「待ってぇ……いきなり…ひゃんっ!…はげしぃ」


シグナムは強すぎる快感に瞬く間に絶頂へと達しかけ、涙まで流して懇願するが興奮したヴァイスはまるで止まる様子が無い。
それどころか逆にさらに動きが激しくなってシグナムを責めたてる。
あまりに暴力的な陵辱だが、彼の動きの全てが正確にシグナムの性感帯を捉えているために、彼女は呆気ない程に絶頂の高みに達した。


「ふああぁぁあぁぁ!!」


シグナムは身体を大きく震わせ、全身を痙攣させて激しい快楽刺激に呑まれる。
蜜壷は狂おしい程に埋まる男根へと絡みつき締め上げて射精を促す、それに応えるようにヴァイスも濃厚な精を放った。
愛蜜の果汁を潮と吹くシグナムの秘所からヴァイスの放った精も加わり、床を淫蕩な水気で汚す。


「はぁ…はぁ…」


シグナムは全身を駆け巡る暴力的な荒々しい快楽刺激によって息も絶え絶えとなる。
だが対するヴァイスは未だに硬度の衰えない自身の肉棒で彼女をさらに突き上げた。


「ひゃあぁあっ!! もうだめぇ……ゆるしてぇ」


正気を失いそうな程に与えられる快楽にシグナムは涙混じりに哀願するもヴァイスはそれに猛る男根の突き上げで応えた。





「まったく……せっかくの料理が台無しだ」


シグナムはそう言いながら焦げたフライパンを眺める。


結局、廊下で突然始まった交合はベッドへと戦場を移して延々と続いた。
そして火のかかったままだった鍋を焦がしてシグナムがはやてから教わった料理を焦がし尽くしたのだ。

シグナムは台所の惨状をそのままに寝室のベッドへと向かう。
そこにはベッドの上で安らかに眠るヴァイスの姿があった。
ヴァイスは行為が終わるや否や気絶するように眠りに付き、今は泥のように眠っている。
シグナムはそんなヴァイスの隣に腰を下ろすと彼の顔を愛おしそうに優しく撫でた。


「ヴァイス……今日は一体どうしたんだ?」


眠り続けるヴァイスは無論何も答えない。
そんな時、シグナムの眼に異様なものが映った。
それはヴァイスの首筋にある赤い痕、言うなれば蚊にでも刺されたような痕である。

シグナムは知っている、これは蚊などではなく口付けによりできる痕である。だがシグナムは今日の行為で彼に首筋に口付けた記憶など無かった。


続く。



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目次:烈火の将は狙撃手がお好き
著者:ザ・シガー

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