★研究の目的
→スポーツ(栃木SC)を通して、地域の人々の一体感を育むことが可能か、またスポーツのエネルギーを地域振興の力に変えることができるか、その方策を探る。
★目的が達成された場合に想定される効果(大塚の考え)
・栃木SCが『街のシンボル』となり、住民が潜在的に持っている“郷土愛”を掘り起こすことができる。
・今までに無かった人の往来が生まれ、その往来の中で『お金を落とせる』工夫があれば、経済効果が期待できる。
・県外からも人を呼ぶことができ、またメディアにも露出することができる。これらを『広告塔』と考えれば、観光面からみても効果が期待できる。
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上記の大塚の考えは、その前提として『栃木市でJリーグを開催する』という仮定の上に成り立っている。果たして大塚の考えは正しいのか、また本市でJリーグを開催することは現実的に可能なのか、それを検証していきたい。
★具体的研究事項
(研究1)Jクラブを持つと地域にどのような効果があるのか(大塚の考えている効果があるのか?)Jクラブを持つ他自治体の事例を検証してみる。
(研究2)栃木市がJリーグを開催できるだけの資質を持っているのか?これもJクラブを持つ他自治体と比較検討してみる。
(研究3)自治体として何が支援できるのか研究する(スタジアム建設が可能かどうかを含めて)。
- アルビレックス新潟及びホームタウン (選定理由:観客動員等Jクラブの成功例と言われている『良い見本』)
- ヴァンフォーレ甲府及びホームタウン (街全体でクラブを応援しようという雰囲気を漂わせている。ホームタウン規模も甲府が県庁所在地にしては人口規模が小さい。)
- モンテディオ山形?及びホームタウン (J参入にあたり、かなり行政側が力を入れたと聞いたことがある。ホームスタジアムが県庁所在地とは別にある。)
- 徳島ヴォルティス及びホームタウン (J新規参入。身近なJリーグの先輩として調査価値有り。ホームスタジアムが県庁所在地とは別にある。)
- サガン鳥栖?及びホームタウン (日本屈指のスタジアムを持つ。一時期経営難の報道がされた。)
(クラブ名○○○○○)
調査項目
調査項目
ホームタウンデータ | 人口・立地条件・商業圏等を調査 |
ホームスタジアムデータ | 住所・キャパ・アクセス・建設費用等を調査。 |
ホームスタジアム所在自治体データ | 人口・立地条件・商業圏等を調査。 |
観客動員数 | 過去1年のホームでの観客動員調査、天気・開催スタジアム等も調査対象とする。 |
自治体の支援状況 | クラブに対しての支援・サポーターに対しての支援等、行政はどんな支援をしているのか調査。 |
J加入までの道のり | 必ず紆余曲折があるはず。特にスタジアム問題等お金の面での工面状況について調査。 |
人口に占めるサッカー人口の割合 | 大塚のほうで資料収集予定。 |
Jクラブ誕生で街は変わったか | 良かった点(地域活性化・財政的効果等)。悪かった点(盛り上がり欠如・財政逼迫等)。 |
クラブ運営状況 | 調べられる範囲で。 |
その他特記事項 | 栃木市でのJリーグ開催に有効な手段と思われるもの。 |
総括 | 調査した中での率直な感想等 |
・調査表については、基本的に(研究1)で使用した調査表と同じ。ただしJクラブは無いため、栃木SCの現在(JFL)での数値を調査する。各クラブの調査を進めていく中で、『アマチュア時代』と『Jリーグ参入後』で、その数値の変化に、明らかに規則性があると判断できた場合には、栃木SCがJリーグに昇格した際に予想される数値として、その見込みを記入する。
(研究1)(研究2)の洗い出し後、比較検討をした中で、栃木市がJリーグを開催できるだけの資質を持っている、またJリーグを開催することで栃木市がより豊かな街になると結論付けられた場合
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