失敗の研究

　

序文・演奏の手引き　3

Invention 1 ハ長調　BWV772
　・作曲理論の実践
　・模倣から楽曲構成へ
Invension 2 ハ短調　BWV773
　・カノンの技法
　・転回カノンの原理
　・対位法技術と形式
　・構成と表現力
Invension 3 ニ長調　BWV774
　・リトルネッロ形式

インヴェンション　ハ長調、ハ短調の2曲で、それぞれ自由模倣と厳格模倣の技法が提示された後、ニ長調では、バッハが創作活動をおこなっていた18世紀前半のバロック音楽の主要ジャンルのひとつ「協奏曲（コンチェルト）」の原理は、独奏、あるいは複数の楽器とオーケストラのための音楽にかぎらず、室内楽や独奏用でも用いられています

　・リトルネッロと形式区分
　・トゥッティとソロ風エピソード
Invension 4 ニ短調　BWV775
　・配列と教育的意図
　・インヴェンション　ニ短調　BWV775
Invention 5 変ホ長調　BWV776
　・音楽的コレクション
　・フーガ的技法について
　・インヴェンション　変ホ長調　BWV776
Invention 6 ホ長調　BWV777
　・読譜と演奏技法の習得
　・新旧様式をめぐって
　・インヴェンション　ホ長調　BWV777
Invention 7 ホ短調　BWV778
　・インヴェンションの教材としての価値
　・インヴェンション　ホ短調　BWV778
　・通奏低音（ゲネラルバス）について
　・初稿の改訂
Invention 8 ヘ長調　BWV779
　・アフェクトの対比
　・再びカノンの技法
　・展開（エラボラツィオ）の技法
　・再び改訂について
Invention　へ短調　BWV780
　・主題法について
　・主題による構成の技法
　・展開と構成の技法
Invention　ト長調　BWV781
　・前奏あるいは即興の技法
　・和声的定形と慣用的音型
　・即興のマニュアル
Invention　ト短調　BWV782
　・修辞学と音楽
　・音楽的フィグーア
　・展開と構成
　・複雑化するプロセス
Invention　イ長調　BWV783
　・再び前奏・即興の技法について
　・主題、動機によるゼクエンツ（反復進行）
　・パッセージワーク
Invention　イ短調　BWV784
　・和声家バッハ
　・エピソードの技法
　・半音階的和声
Invention　変ロ長調　BWV785
　・フランス風序曲
　・学習への再構成
　・形式化のプロセス
Invention　ロ短調　BWV786
　・カプリッチョ
　・着想と構成のねじれ
　・風変わりな和声
　・バロック的原理からインヴェンションを見る

• バッハ シンフォニア 分析と演奏の手引き 分析（小鍛治邦隆、中井正子）