子育ての失敗を広く浅く、ゆるやかに追跡。

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『シャンドール ピアノ教本―身体・音・表現』(春秋社)



目次

序―日本語版に寄せて i

はじめに 3

 ピアノ演奏技術の本質/意識的な練習/疲労と故障/いくつかの動作パターンの重要性/動作と感情

≪第1部≫ピアノ技術における基本要素

第1章:音楽・動作・感情 11

 音の変化と人間の感情/作曲家・演奏家・聴き手/コーディネート・独立・相互作用/重力と筋肉の力/圧力・重量・ストレス/音質

第2章:ピアノ 22

 最も完成された楽器/ピアノの前身/トランスクリプションと装飾音/手がつかめる範囲/音を作る/音量と音質

第3章:演奏する身体のメカニズム 31

 小さな筋肉と大きな筋肉のコーディネート/屈筋と伸筋・二頭筋と三頭筋/指・手・前腕・上腕/肩/胴体/胸と背中の筋肉/座り方/足と椅子

≪第2部≫五つの基本動作

第4章:自由落下 59

 重力と筋肉/重量の役割/持ち上げる―落下する―着地する―鍵盤からのリバウンド/自由落下への指針・練習・例

第5章:五指運動と音階と分散和音 80

 四本の指と親指の構造/水平方向の調整と垂直方向の調整/親指の使い方/前腕と胴体/分散和音のポジション移動/音をまとめる(グルーピング)/レガート奏法/ダンパーの使い方/フレーズの終り/五指運動と音階と分散和音への指針・練習・例

第6章:回転 117

 前腕の重要性/内転運動と外転運動/軸回転/指・前腕・肘/水平動作/回転への指針・練習・例

第7章:スタッカート 135

 「手首スタッカート」/指・手・前腕・上腕の役割/鍵盤からのリバウンド/白鍵と黒鍵/オクターヴのレガート/スタッカートへの指針・練習・例

第8章:突き 154

 突きvs自由落下/いつ使うか/突きへの指針・練習・例

第9章:五つの基本動作のまとめ 162

 五つの動作パターンと楽譜/スラーがつくと技術が変わる/手首とフレージング/スタッカートの用い方の多様性/トリル

≪第3部≫技術は音楽になる

第10章:五つの基本動作の確認と応用 193

 五つの基本動作と手首ポジションおよびタッチを示す記号/技能と芸術性/ベートーヴェン《ワルトシュタイン・ソナタ》第1楽章提示部をどう弾くか/なじみの基本動作の変形

第11章:独立と相互作用 209

 最終目標:筋肉を鍛えるのではなくコーディネートすること/主要な調整動作/能動的および受動的動作の一覧表/指練習/人体の警告システム

第12章:ペダル 218

 ペダルの進化/ペダルの名称/三つのペダルの使い方/ペダルの指示/ハーフ・ペダルとペダル・トレモロ/バロックおよびそれ以前の音楽におけるペダル/ペダルの組み合わせ方/耳が支配者である

第13章:歌う音 242

 ピアノの表現能力/身体の役割/クッション作用と圧力/「愛の対象」としてのピアノ/肩の重量と役割

第14章:練習について 247

 機械的練習vs意識的練習/リズムを変化させる練習/ゆっくりした練習/テンポにムラのある練習/意識的・半無意識的・自動的/創造性/メンタルな練習

第15章:暗譜 259

 なぜ暗譜するのか?/暗譜はいつ行うか/視覚的暗譜・聴覚による暗譜・運動感覚による暗譜・頭脳的ないし分析的な暗譜/暗譜の上滑り

第16章:音楽の句読法 267

 音楽という言語/表拍と裏拍/強調の方法/柔軟さ/クレッシェンド/「負のアクセント」/装飾的なパッセージ/アッポジャトゥーラとグレース・ノート/リタルダンドとアッチェレランド/わかりにくい句読法/和声の緊張と解放/管弦楽としてのピアノ/人間の声/何が何でも「歌う音」でなければならないのか?/ルバート/フェルマータ/スラー/民族および地方の特徴

第17章:公開演奏 297

 究極目標は聴衆の前で演奏することである/教師としての演奏家/ライヴで予測がつくことと予測がつかないこと/身体的・心理的要因/適切なテンポを確立するには/雄弁な間:舞台上とレコーディング・スタジオとの違い/ライヴ演奏および録音における優先順位/映像メディア

第18章:舞台マナー/癖と有り余るエネルギー 308

 大袈裟な舞台マナーは不十分な技術と過剰なエネルギーの証拠/無意識の舞台マナーと意識的に追及される舞台マナー/「ショーマンシップ」/ゆっくりした柔軟な動作の価値/舞台マナーの例/「イエス、イエス」vs「ノー、ノー」/ステージへの登場と退場/有り余ったエネルギーにご注意!

訳者あとがき―「身体の近代/近代の身体」からの決別(岡田暁生) 315
参考資料―シャンドールを知るためのCDリスト 334
事項索引 337
人名索引 349

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