子育ての失敗を広く浅く、ゆるやかに追跡。

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『自壊する帝国』



目次

主な登場人物
ソビエト連邦地図
関係年表

序章 「改革」と「自壊」

第1章 インテリジェンス・マター
見習い外交官
英国陸軍語学学校
亡命チェコ人の古本屋
旅立ち

第2章 サーシャとの出会い
モスクワ、雀が丘
GRUの陰謀
科学的無神論学科との出会い
反体制派の演説
モスクワ大学の二重構造
アルコールへの驚くべき執念
週16回のセックス
対話の意味
召集令状

第3章 情報分析官、佐藤優の誕生
ソ連を内側からぶっ壊す
モスクワ高級レストランでの「正しい作法」
宗主国のない帝国
「異論派」運動の中心人物、サハロフ博士
誰かがやらなくてはならない「汚れ仕事」
ザルイギンの正体
分析専門家としての第1歩
外務省ソ連課長の秘密ファイル

第4章 リガへの旅
ラトビア人民戦線
アルバート通り
ラトビア特急
カラマーゾフの兄弟
モロトフ・リッベントロップ秘密協定
外国を巻き込んだ独立戦略
ソ連の「隠れキリシタン」

第5章 反逆者たち
反体制活動家のアジトへ
最初から狂っていた国
フルシチョフの息子
メドベージェフの”情報操作”
人民戦線の暴走
「自由の戦士」というビジネス
政治の季節の到来
欲望の塊

第6章 怪僧ポローシン
「中国人100人分くらい狡い」男
ポローシンの生い立ち
フロマートカの生涯
神道とロシア正教
モスクワの”都市伝説”
政治取引
黒司祭の巻き返し
天宗

第7章 終わりの始まり
「手紙作戦」の成果
先を見通していた共産党守旧派幹部たち
アントニオ猪木のモスクワ格闘技外交
良心派党官僚の苦悩

第8章 亡国の罠
極限状況の生と性
使者として
梯子を外したゴルバチョフ
逃亡者シュペード
政治的売春婦
ソ連共産党VS.ロシア共産党

第9章 運命の朝
3人への電話
思いがけない小銭の威力
ゴルバチョフは生きているのか?
逃げ出したポローシン
ふやけたクーデター
生存確認
ソ連解体を演出したブルブリス
カミカゼ攻撃
別れの宴
共産党秘密資金の行方
イリインの死
決別
デリート

あとがき

『ロシア―闇と魂の国家』(文春新書 623)



目次

魂のロシア 亀山郁夫 7
ロシアの闇 佐藤優 25

第1章 スターリンの復活 33

 二人の出会い/判断と決断/甘い腐臭/休暇とウォッカ/ロシア的幸福感/インテリ型と実務型/黄金時代、再び/KGBのエリート/メランコリックなスターリン/再登板はありうるか

第2章 ロシアは大審問官を欲する 79

 西欧文明の限界/スターリニズムは「ヒューマニズム」/神と人間との断絶/人間が焼ける臭い/偽キリストの可能性/共犯関係/僭称者/真理の外にあるキリストを信じるということ/ヒューマニスト・米原万理さん/無神論者に神が宿る/「人間が組み立てた神」を啓示で破壊する/ヒトラーのルターに対する共鳴/キリストお兄ちゃん/第一次世界大戦の衝撃/「ケノーシス」/悔い改めが救いを担保するという傲慢/開き直り/ユロージヴイ/愚者の不敵さ/まこと心/特攻精神/ドストエフスキーを恐れるチェコ人/ヴィヴァ、ペテルブルグ!/ヴィヴァ、モスクワ!/ロシアのアジア性/ドストエフスキーと国家/臆病者のドストエフスキー/タルコフスキー/ヨーロッパ化された知性

第3章 霊と魂の回復 179

 「知もてロシアは解し得ず」/千年王国への待望/極端から極端へ/神の中に入る/三つの終末論/「父殺し」/弱い父/「父」の回復/レーニン廟にスターリンがいる/「大きな物語」を取り戻す/言葉だけの空疎な物語/おもねりという「受肉」/ロシア語の言霊/フォルマリズムの破壊性/魂と大地/生命の復活/これで同胞といえるのか/日本の政治家も大審問官を目指せ/ロシアの「空」/現代における文学の教育/グローバリゼーションとロシア精神/「神がなければ・・・」―ロシアの闇/お金の問題

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